ゴリ押し
ゴリ(鮴)は、一般的には典型的なハゼ類の形をした淡水魚を指す一般名、地方名である。ただし、一部にメダカ類やシマドジョウ類を指す地方も存在する[1]。
概要
ゴリは標準和名ではなく、ゴリの名で呼ばれる魚は地方によって異なる。スズキ目・ハゼ科に属するヨシノボリ類、チチブ類、ウキゴリ類など小型のハゼ類や、カサゴ目・カジカ科に属するカジカ類、あるいはその両方を合わせて呼ぶ場合などがある。「ゴリ」という語が標準和名に組みこまれているのは、ハゼ科・ウキゴリ属のウキゴリ類だけである。
これらはいずれも川底に生息する淡水魚で、ハゼ類に典型的な大きな頭部、飛び出した目、大きな口などが特徴である。体色は褐色から暗褐色。大抵の種類が全長数 cm 程度の小型魚である。一般に種類ごとの特徴がわかりにくく、よく似ている。ハゼ科の「ゴリ」では、2枚の腹鰭が合わさって1つの吸盤になっており、これで水底の岩などに吸い付くことで流れの比較的速い川にも生息できる。また、宮城県、島根県、高知県、大分県などの沿岸地域ではハゼ類の幼魚をゴリとよぶ場合がある。一方、カジカ類の腹鰭は吸盤にはなっていない。
また、青森県の南部地方、石川県の一部などでメダカを指す例があり、岐阜県郡上郡ではシマドジョウを指す例がある。
各地のゴリとゴリ料理
各地でその地方で獲れる「ゴリ」が、唐揚げ、佃煮などの料理や出汁を取るのに用いられる。
北陸から丹後にかけての地方では、カサゴ目・カジカ科のカジカ、ウツセミカジカ、アユカケ(カマキリ)などの淡水産カジカ類をゴリと呼ぶ。特に石川県金沢市周辺ではこれらの魚を用いた佃煮、唐揚げ、照り焼き、白味噌仕立てのゴリ汁などの「ゴリ料理」が名物となっている。地方によってはゴリカジカ、ゴリンベトなどの呼び名を使う例もある。
一方、全国的には、淡水に生息するハゼ類がゴリと呼ばれる場合が比較的多い。琵琶湖近郊やその重要市場である京都市や徳島県などではハゼ科のヨシノボリのことをゴリと呼ぶ。また、ゴリンチョ、ゴリンジョ、ゴリンドーなどの派生形で呼ぶ地域もある。
高知県、特に四万十川、それに和歌山県の東部ではハゼ科のチチブの幼魚をゴリと呼ぶ。
慣用句
- ごり押し
- ハゼ科の「ゴリ」は、吸盤状の腹ビレで川底にへばりつくように生息するため、漁の際には網が川底を削るように、力を込めて引く必要がある。この漁法が、抵抗があるところを強引に推し進めるという意味の「ごり押し」の語源となっているという説がある。
話題の剛力彩芽がモテモテ!出演CMは10本以上(2012年7月)
「ジョアのうた」が話題の剛力彩芽(19)がモテモテだ。
放送中のドラマ「ビギナーズ!」(TBS)ではヒロインを熱演。出演CMは「ヤクルト」「山崎製パン」「au」など10本以上。同じプロダクション「オスカープロモーション」に所属する武井咲(18)をしのぐ活躍ぶりを見せている。現場の評判も上々だ。
「とにかく仕事熱心で絶対に弱音を吐かない。これくらいの売れっコになると、休みがほしいだの、彼氏をつくりたいだのと愚痴をこぼすものですが、それがない。ミニインタビューでも手を抜かず、真摯に受け答えする。久しぶりにプロ根性のあるタレントを見た気がします」(芸能ライター)
こうした下地が出来上がった背景には、挫折経験が大きいという。小学生の頃からモデル志望だったが、2002年の「第8回全日本国民的美少女コンテスト」は2次選考で落選。同世代の武井が2006年の第11回コンテストでモデル部門賞・マルチメディア賞をダブル受賞したのとは大違いだ。
その後、事務所に誘われて所属。ファッション誌の専属モデルをしていたが、2011年1月のドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」(フジ)の役づくりで泣く泣くショートに。仕事のためなら腰まであったロングヘアもバッサリ。このイメチェンをきっかけに道が大きく開けた。
家族仲がよく、現在も実家から“通勤”。来年は大河「八重の桜」にも出演する。同じ事務所には武井をはじめ、忽那汐里(19)、宮崎香蓮(18)と同世代のライバルがいるが、頭ひとつ抜けた印象だ。
関連項目
- メバル(眼張、鮴)
脚注
- ↑ 『日本方言大辞典』p948、小学館、1989年