SDカード飲み込み教師・脇田学

奈良市人権・同和教育研究会2004年度ニュース「展望」より

脇田　学(わきた　まなぶ)とは、2012年5月、盗撮したSDカードを飲み込んだ、大阪府岬町立岬中学校の54歳教師である。

メモリーかみ砕き、飲み込んだ盗撮容疑の人権屋教諭[編集]

女性のスカートの中を盗撮しようとしたとして、大阪府警浪速署は5月13日、同府岬町立岬中学教諭・脇田学(54)（大阪府羽曳野市）を府迷惑防止条例違反で逮捕した。

脇田容疑者は5月12日午後5時5分頃、大阪市浪速区の書店で、20歳代の女性のスカート内に小型カメラを差し入れた疑い。「身に覚えがない」と否認している。

同署によると、店で不審な動きをしている脇田容疑者に店員が気付き110番。脇田は店員に声をかけられた直後、カメラの記録媒体とみられるものを口の中でかみ砕き、のみ込んだ。同署は証拠隠滅を図ったとみている。

大阪・浪速区日本橋4丁目のアニメショップで、20代の女性のスカート内に小型カメラを差し入れた。

脇田は、手提げかばんを持ちロリータファッションの女性の後ろに立ち続けるなど、数分間にわたって不審な行動を続けていた。そこで店員が声を掛けたところ、慌てた様子で小型カメラに入っていたＳＤカードを口に入れた。

店員は「ガリッという音がした」と説明。カードをかみ砕いてのみ込み、証拠隠滅を図ったとみられる。同署は手提げカバンにカメラを仕込んでいたとみて、盗撮した疑いもあるとみて調べている。

同署によると、脇田容疑者は「きれいな女性だったので付いていったが、絶対に盗撮なんかしていない」と容疑を否認。防犯カメラにもカードをのみ込む様子は映っていなかったが、不審な動きと店員の目撃情報が逮捕の決め手となった。被害女性は「（店員に）言われるまで全く気付かなかった」と話しているという。

脇田は2009年にも同様の容疑で現行犯逮捕されているが、この時は被害者女性が被害届を取り下げたため教諭をクビにならずに済んだという。最近はこの店を頻繁に訪れており、店員からはアニメグッズではなく、女性客目的の“常連”として目を付けられていた。

著者: 栗林澄夫・近藤泰子・木下繁彌・中野陸夫・脇田学・中村理恵・部落問題概論受講生有志

刊行年月: 1997年10月24日

出版者: 大阪教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター