向陽台 (稲城市)
向陽台(こうようだい/Kouyoudai)は、東京都稲城市の地名。現行行政地名は向陽台一丁目から六丁目。郵便番号は206-0803。
目次
地理
稲城市の北部に位置する。全域が多摩ニュータウンの第1住区に属し、戸建住宅と集合住宅の両方が配置されたニュータウン内でも新しい街となっている。三丁目に市立向陽台小学校、市立第五中学校、八千代銀行稲城向陽台支店、四丁目に稲城中央公園、城山公園、稲城市立中央図書館がある。
地価
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、向陽台1丁目6番6の地点で19万8000円/m2となっている。[1]
歴史
以前は百村の一部であった。多摩ニュータウンの開発によって向陽台が分離し、現在は尾根幹線道路の北側が向陽台、南側が百村となっている。かつては現在の尾根幹線道路の部分に竪谷戸川(たてやとがわ)という川が流れており、この川を谷底として「竪谷戸」と呼ばれる巨大な谷戸が南西から北東方向にかけてあったが、現在はその大部分が埋められ、盛土によって造成されており、武蔵野南線のトンネル付近にのみ、その名残を見ることが出来る。 当初は、当地域は多摩ニュータウン計画には含まれていなかったが、稲城村(当時)がこの構想に反発し、稲城村域にも新住宅市街地開発事業区域を拡張するよう要請し、多摩ニュータウン計画に組み込まれた。しかし、宅地造成後の雨水の処理方法に苦慮し、工事着手までに16年を要することとなった[2]。 街開きは1988年(平成元年)で、1995年(平成7年)には国土交通省選定の「都市景観100選」に選ばれている。また2006年(平成18年)には地域内にある城山公園に稲城市立中央図書館が開館した。2007年(平成19年)には向陽台六丁目に天然温泉施設が開業している。
沿革
- 1987年(昭和62年)7月 多摩ニュータウン稲城第1住区の地区名を「向陽台」に決定。
- 1988年(昭和63年)3月 向陽台地区の入居が始まる(ビューパレー向陽台)。
- 1988年(昭和63年)4月1日 稲城市立向陽台小学校、稲城市立第五中学校が開校。
- 1992年(平成4年) 稲城市立城山小学校が開校。城山文化センターが開館。
- 1995年(平成7年) 都市景観大賞建設大臣賞を受賞し、都市景観百選に選定される。
- 2006年(平成18年)7月1日 稲城市立中央図書館が開館。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
一丁目 | 全域 | 城山小学校 | 第五中学校 |
二丁目 | 全域 | ||
三丁目 | 全域 | 向陽台小学校 | |
四丁目 | 全域 | ||
五丁目 | 全域 | ||
六丁目 | 全域 | 城山小学校 |
世帯数と人口
2009年11月現在の世帯数は3,328で、人口は9,263人[3]。
施設
学校等
- 城山保育園
- 向陽台保育園
- 駒沢幼稚園
- 稲城市立向陽台小学校
- 稲城市立城山小学校
- 稲城市立稲城第五中学校
文化施設
- 稲城市立中央図書館
- 城山文化センター
公園
- 稲城中央公園(地区公園)
- 城山公園(近隣公園)
- かめさん公園(街区公園)
- うしさん公園(街区公園)
- うまさん公園(街区公園)
- ひつじさん公園(街区公園)
- うさぎさん公園(街区公園)
- もぐらさん公園(街区公園)
集合住宅
公団
- ビュープラザ向陽台
- ビューパレー向陽台
- リベレ向陽台
- ビュータワーズ向陽台
- ビューステージ向陽台
- ビスタノーレ向陽台
- ビスタリエ向陽台
- ビスタセーレ向陽台
都営
- 都営多摩ニュータウン向陽台団地
- 都営多摩ニュータウン向陽台6丁目団地
民間
- アルボの丘
- シンフォニアみはらしの家
商業施設・その他
脚注
- ↑ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ↑ 宇野健一 「1周遅れのトップランナー? 多摩ニュータウン稲城地区」『多摩ニュータウン研究』No.8、2006年。
- ↑ 最新の人口及び世帯数 (稲城市ウェブサイト)2009/11/17閲覧