とんでぶーりん
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『とんでぶーりん』は「ちゃお」(小学館)に連載されていた池田多恵子原作の漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ。
概要
「ちゃお」の増刊である「ちゃおDX」1993年秋号に池田が発表した、パイロット版的読みきり『ビビデ・バビデ・ぶーりん!!』をベースに、「ちゃお」1994年10月号から1995年9月号にかけて連載されたもの。一般的な変身もののヒロイン・ヒーローは、変身後の方が美しく(格好よく)なるのだが、この作品はその逆をついた設定であった。「ちゃおDX」や小学館の学習雑誌に発表した話も共に収録の上で、フラワーコミックスより全3巻が刊行された。
- 1巻 ISBN 4091364519 (1995年04月)
- 2巻 ISBN 4091364527 (1995年08月)
- 3巻 ISBN 4091364535 (1995年10月)
なお、連載版はアニメ版制作サイドと共同で作話したものを同時進行で発表する形であり、実質的には(仮面ライダーシリーズやデビルマンなど、古くからアニメ番組や特撮番組によくみられる)「原作権を持つコミカライズ版」であった。
ストーリー
国分果林は聖林檎学院中等部に通う中学生。ある朝、学校に遅刻しそうになって急いでいると、道端で偶然子豚を見つける。しかしその子豚はブーリンゴ星という星の王子様、トンラリアーノ3世(トンちゃん)で、修行のため地球に来ているという。そして、いきなり果林に変身してスーパーヒロイン『ぶーりん』として活躍してほしいと頼む。しょうがないと、果林が変身してみると、なんとピンクの『ブタ』になってしまった。
当然果林は断るのだが、『ぶーりん』としていいことをすると真珠が1つずつ与えられ、真珠が108個溜まったら果林の望む姿に変身できるようにするということで、なし崩し的に妥協するのだった。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
テレビアニメ
毎日放送、TBS系列(ただしテレビ山口除く)で1994年9月3日から1995年8月26日まで毎週土曜日夕方6:00-6:30に放映された。頭に愛と勇気のピッグガールというキャッチコピーがついていた。全51話。 製作発表当初は、まだ題名が正式決定されておらず、仮題名の「ぶーりんごキッス」と表記されている場合もある。
声の出演
- 国分果林/ぶーりん - 白鳥由里
- トンラリアーノ三世/ナレーション - 渕崎ゆり子
- 水野光一 - 石田彰
- 黒羽競子/ぶたセッション/ぶたセッションG - 松本梨香
- 山川真実/ぶたセッション/ぶたセッションB - 佐藤智恵
- 立石菜々子/キューティチャオ - 川村万梨阿
- 日高薫 - 麻見順子
- 柏木広海 - 山田義晴
- 嵐山誠 - 荒川太郎
- 近藤正義 - 園部啓一
- 武者小路琢磨 - 柏倉つとむ
- 国分信一郎 - 小野健一
- 国分リカコ - 引田有美、水谷優子
- 国分周平/ぶたセッション/ぶたセッションR - こおろぎさとみ
- トンラリアーノ二世 - 大山高男
- ジミー松本 - 高木渉
- 竜巻五郎 - 西村智博
- 竜巻ひとみ - 丹下桜
- ブリティー小泉 - 冬馬由美
- ブータン - 丸尾知子
- みどり - 林玉緒
- 北川民生 - 金丸淳一
- ムッチ - 緒方恵美
- マッチョ/アナウンス - 石井康嗣
- 武者小路琴子 - 天野由梨
- 武者小路夢麿 - 菊池正美
スタッフ
- 制作 - 本橋浩一
- 原案 - 森真理
- 原作 - 池田多恵子
- 製作管理 - 本橋寿一
- 企画 - 井口慎一(MBS)、片岡義朗(ASATSU)、佐藤昭司(日本アニメーション)
- 音楽 - 淡海悟郎
- キャラクターデザイン - 加藤裕美
- 美術設定 - 高野正道
- 美術監督 - 鈴木聡
- プロデューサー - 菅野俊秀、坂井佳史(MBS)、亀山泰夫(ASATSU)、小林正彦(日本アニメーション)
- 監督 - 鈴木孝義
- 脚本 - 池田眞美子、池野みのり、秘田涼、石塚智子、祖父江誠司
- コンテ - 鈴木孝義、平川達也、鈴木輪流郎、杉島邦久、松浦錠平、錦織博、細田雅弘、北川正人、加賀剛、古川達也
- 演出 - 平川達也、細田雅弘、北川正人、杉島邦久、松浦錠平、錦織博、古川達也
- 作画監督 - 三浦辰夫、石之博和、今泉堅一、山崎隆生、平岡正幸、加藤裕美、長森佳容、梶原淳平、藤田宗克
- 音響監督 - 早瀬博雪
- 撮影監督 - 鳥越一志→田村正人
- 原画 - ダイゾウプロ、じゃんぐるじむ、J.C.F、サムタック企画、ういん堂
- 動画 - トランス・アーツ、Kプロダクション、じゃんぐるじむ、JADEANIMETION、SCC札幌スタジオ
- 動画チェック - 佐藤耕、渡部邦子、波多野恵子、砂原昭一、渡辺義弘、日向正樹、前田英美、清水依子、大庭伸、伊藤信枝、坂道一茂、小田原彰弘
- 仕上 - 宮崎アニメーションスタジオ、Kプロダクション、SCC札幌スタジオ、スタジオキリー、スズキ動画企画、スタジオステップ、Production I.G、JADEANIMETION、スタジオエル
- 色指定、検査 - 石井智恵子、羽田野愛弓、赤間美佐子、五木田幸子、関原美千代、長田節
- 色指定 - 澤田久美、佐藤初
- 検査 - 福井薫、田中久子、沼田貴子
- 特殊効果 - 千葉豊
- 背景 - アトリエローク、スタジオユニ
- 撮影 - トランス・アーツ
- 編集 - 小野寺桂子、名取信一、目黒広志、寺野剛
- ネガ編集 - 上遠野英俊
- 音響制作 - 音響映像システム
- 整音 - 大石幸平
- 効果 - 蔭山満(フィズサウンドクリエイション)
- 録音スタジオ - アクトスタジオ
- タイトル - 道川昭
- 現像 - 東京現像所
- 広報 - 山崎朋子(毎日放送)
- 制作デスク - 小林克規、渡辺秀信
- 制作進行 - 山下賢治、当房哲也、宮田亮、萩野浩示、轟大輔、山田昌秀、松下周史、金田貞徳、小林克規、中井信貴、金本佳大、大崎正美
- 制作協力 - トランス・アーツ、アートランド、SSC東京スタジオ、株式会社SSC
- ファッションコーディネーター - 鈴木子猫
- 制作 - 毎日放送、ASATSU、日本アニメーション
なお、同じ小学館の増刊少年サンデーに連載されていた「ブーリン」という名の子豚が登場する漫画『なーんとなくブーリン』(森真理)との類似性が放送開始後に指摘されたため、途中からオープニングで森が「原案」としてクレジットされるようになった。
主題歌
- OP - 『愛はカッコわるい』 作詞 - 藤野まなみ 作曲・編曲 - 片岡嗣実 歌 - パーキッツ
- ED - 『ぶーりん あ・ら・もーど』 作詞 - 藤野まなみ 作曲・編曲 - 片岡嗣実 歌 - パーキッツ
放映リスト
- 超少女ぶーりん誕生
- 愛と青春のシュート
- 涙と友情のスマッシュ
- リングに賭けた青春
- 綱引きが結んだ友情
- 発見!ぶーりんの土偶
- 傷だらけのヒロイン
- ダイエット大作戦!
- サーキットの戦士たち
- 炎のジャーナリスト魂
- ベストカップルを狙え!
- 超少年カシワギ誕生!
- 銀河に誓うミッション
- 拍手と喝采のテアトル
- 若きもんぺ少女の嘆き
- 本命のいないXマス!?
- 運命にゆれる少女
- 新春ホームシック物語
- 白銀に舞う恋の嵐
- 巨大植物ケイコ出現!
- 愛と苦悩の回転木馬
- トンちゃんの恋の行方
- 義理と勇気の2・14
- 愛は御神渡りを越えて
- 果林が受け継ぐひな祭り
- 好敵手はただ一人!
- 衝撃!ぶーりん消滅!?
- 小さな恋の狂詩曲
- 常夏の島へ進路をとれ
- 密林に消えた友
- 嵐を呼ぶ生徒会選挙
- 純情少年遅咲きの恋桜
- 白日に漂う花粉のワナ
- 泳げ友情のこいのぼり
- 琢磨・出生の秘密
- 田園に舞う女神の伝説
- 恋文は初恋の片道切符
- 禁断の扉を開く男
- 秘められた家紋の謎
- 主役になりそこねた女
- 執念の男ジミー松本
- ぶーりんVSぶーりん
- 怪談・真夏の夜の過ち
- 失われたトンパクト
- 約束の晴れ姿
- 忍び寄る別れの足音
- 気高き女の館
- 悪の花園が笑うとき
- 危機!狙われた学園
- 涙のメタモルフォーゼ
- 超少女の未来
MBS・TBS系 土曜18:00~18:30枠 | ||
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外部リンク
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