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画像:Zalophus californianus02 1920.jpg|カリフォルニアアシカ(神戸市立王子動物園)
 
画像:Zalophus californianus01 1920.jpg|カリフォルニアアシカ(神戸市立王子動物園)
 
画像:カリフォルニアアシカ.jpg|カリフォルニアアシカの子 (恩賜上野動物園)
 
画像:カリフォルニアアシカ1.jpg|カリフォルニアアシカ (品川エプソン水族館)
 
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== その他 ==
 
== その他 ==

2022年10月4日 (火) 20:56時点における版

アシカ亜科
ファイル:Sealion052006.JPG
カリフォルニアアシカ
分類
界:動物界 Animalia
門:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
綱:哺乳綱 Mammalia
目:ネコ目(食肉目) Carnivora
亜目:アシカ亜目(鰭脚亜目) Pinnipedia
科:アシカ科 Otariidae
亜科:アシカ亜科 Otariinae

アシカ海驢)は、アシカ亜目(鰭脚類) アシカ科 アシカ亜科に含まれる海生哺乳類の総称である。トド、オタリアもアシカの一種である。 オーストラリアニュージーランド、南北アメリカ沿岸に生息している。

また、狭義の「アシカ」は、アシカ亜科の1種である Zalophus californianus の標準和名である。 日本でも、20世紀初頭まで、(狭義の)アシカの1亜種であるニホンアシカ Z. c. japonicus が、伊豆諸島を中心に生息していたが、近年絶滅したと見られる。

アシカ種の亜種としては、ニホンアシカのほかに、カリフォルニアアシカ Z. c. californianus とガラパゴスアシカ Z. c. wollebaeki の2亜種がある。

「あしか」の語源

「あしか」の語源は「葦鹿」で「葦(アシ)の生えているところにいるシカ」の意味であるという。古くは「海(あま)鹿」説もあったが、アクセント面から否定されている。北海道を除く日本本土近海に生息するアシカ類は、絶滅したと見られるニホンアシカのみであり、この語も本来はニホンアシカを指したものである。奈良時代には「みち」と呼ばれていた。他に異名として「うみおそ(うみうそ)」「うみかぶろ」があるが、前者は海にいるカワウソの意、後者は海にいる禿の意である。佐渡島でもこの「うみかぶろ」(海禿)の名で妖怪視されており、両津港近辺の海でよく人を騙したという伝承がある。(村上健司編著 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、59頁。ISBN 978-4-620-31428-0)(妖怪愛好会隠れ里村上健司主催) 2008年6月18日閲覧)

アシカ類の生態

アシカ科のどの種も、繁殖期にはハレムを形成する。ハレムでは、ハレム・マスターあるいはビーチ・マスターとよばれる1頭のオスが、複数のメスを縄張りに囲い込んでいる。ハレム・マスターになれなかった「あぶれオス」はハレム周辺に群れをつくり、ときにはハレムのメスを誘拐することもある。魚を主食としているが、ときに地域的には学習によりペンギンなどを襲って食すこともある。

知能は高く、飼い慣らすと人間に非常に懐き簡単な芸を覚える事が出来る。後述の様に動物園や水族館で行われる『アシカのショー』は来園者に非常に人気がある。
ただし野生の場合、不意に近づくと驚いて人間を襲う恐れがあるので危険である。

アシカ類とアザラシ類との違い

現生のアシカ亜目(鰭脚類)は、アシカ科・アザラシ科セイウチ科の3つに分かれるが、アシカ科から小ぶりなオットセイ類をオットセイ亜科として分離した残りがアシカ亜科となる。

アシカやオットセイなどのアシカ科の動物(以下、合わせてアシカ類とする)は、一見アザラシと似ているが、いくつか明確な相違点が見られる。

まず、水中での遊泳方法が大きく異なる。アシカ類は前脚が発達しており、左右の前脚を同調させてが羽ばたくような動作で推進力を得る。この遊泳法では前脚が一種の翼として機能しており、前脚を振り下ろすときに翼面に揚力が発生して前方に引っ張る力が生じ、これによってアシカの体は水中を前進する。このアシカ類の遊泳方法は、ペンギンウミガメなどと基本的に同じである。一方、アザラシは後脚が発達しており、左右の後脚を交互に左右に煽って、あたかも魚類の尾びれのように用いて推進力を得る。

この遊泳方法に見られる形態の相違は、陸上での移動方法および歩行能力の違いにも現れている。アシカ類は強靭で長い前脚と前方に曲げることが可能な後脚とを用いて、身体を地面から持ち上げた状態で、比較的上手に陸上移動を行うことが可能である。 一方、アザラシの前脚は身体を支えて持ち上げる程には長くはなく、後ろ鰭(後脚)を前方に曲げることもできず、陸上では前脚で這いずるようにして移動することしかできない。

また、アシカ類には耳たぶがあるが、アザラシの耳は穴が開いているだけである。

かつてはアザラシはイタチとの共通祖先から分岐し、アシカ類はクマとの共通祖先から分岐し、収斂進化によって両者が類似した形態を獲得したとする2系統説が主流であった。しかし、分子系統学的研究などにより、現在では両者は共通の祖先をもつという単系統説が主流になっている。

アシカ亜科の分類

アシカ亜科 Otariinaeネコ目(食肉目)アシカ亜目アシカ科亜科の一つ。5属5種。

アシカ属の分類

アシカ属 Zalophusネコ目(食肉目) アシカ亜目 アシカ科アシカ亜科のの一つ。アシカ属に属する種はアシカ1種である。棲息域の異なる3亜種が存在する。

カリフォルニアアシカが見られる日本の施設

他多数

その他