「三井住友フィナンシャルグループ」の版間の差分
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2008年8月29日 (金) 23:22時点における最新版
株式会社三井住友フィナンシャルグループ Sumitomo Mitsui Financial Group, Inc.
| |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 東証1部 8316 ~上場中大証1部 8316 ~上場中名証1部 8316 ~上場中 |
略称 | 三井住友FG、SMFG |
本社所在地 | 100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 |
電話番号 | |
設立 | 2002年12月2日 |
業種 | 銀行業 |
事業内容 | 銀行等傘下子会社の経営管理 |
代表者 | 奥正之(取締役会長) 北山禎介(取締役社長) |
資本金 | 1兆4,209億円 |
売上高 | 3兆9,012億円 |
総資産 | 100兆8,583億円 |
従業員数 | 41,428人 |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | |
主要子会社 | |
関係する人物 | 西川善文(前社長) |
外部リンク | http://www.smfg.co.jp/ |
特記事項:経営指標はいずれも2007年3月期決算・連結 |
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(みついすみとも—、英称:Sumitomo Mitsui Financial Group, Inc. )は、三井住友銀行(SMBC、都市銀行)、三井住友カード(クレジットカード会社)、三井住友ファイナンス&リース、日本総合研究所、SMBCフレンド証券を傘下に置く金融持株会社。東京証券取引所一部、大阪証券取引所一部、名古屋証券取引所一部に上場している。略称はSMFG。
概要[編集]
その名のとおり、三井グループと住友グループの両方に属する。ただし、中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行は独立したグループとして扱われる。
他のグループ企業と経営統合をしたのでもないのに、既存の子会社との間で持株会社を設立した背景には、三井住友銀行の財務状況の改善がある(わかしお銀行との逆さ合併前)。2005年から、FG社長(SMBC会長)はさくら(三井)出身の北山禎介、SMBC頭取(FG会長)は西川の後継者(SMBC・SMFGともに)とかねてから目されていた奥正之がそれぞれ就任し、旧行同士できちんと役割分担しあう形となっている。
2007年は中期経営計画Lead the Valueの初年度にあたるが、規模では同グループを凌駕する三菱UFJフィナンシャル・グループに通期純利益で肉薄する勢いであり、サブプライム問題で大きく後退を余儀なくされるみずほフィナンシャルグループを大きく上回る結果を残す見通。
提携関係[編集]
証券部門では、旧住友銀行時代より大和証券と提携関係にあり、ホールセール証券を行う大和証券エスビーキャピタル・マーケッツ(現大和証券SMBC)、大和住銀投信投資顧問を共同出資で運営している。2005年2月10日の日本経済新聞朝刊において、大和証券グループ本社と経営統合を視野に入れての提携計画を進めているという報道がなされたが、特に具体化していない。
消費者金融部門においてはプロミスに出資(SMBCを通じ株式の20%を保有)し、提携として合弁事業アットローンを展開している。2006年5月には、事業者金融ニッシン(現NISグループ)の第三者割当増資80億円超を引き受けており、中小企業向け無担保ローン市場でも提携する予定。
外資金融機関としては、旧住友銀行時代よりゴールドマン・サックス(GS)との関係が深い。邦銀が海外進出に積極的だった1980年代後半には、住銀はGSに出資。その後の金融不安を経てこの関係は逆転し、SMFGの自己資本増強のための優先株発行1,503億円をGSが引き受けた。これは年率4.5%の配当を25年間保証したのみならず、さらに普通株式への転換条項(三分の一まで転換価格を下方修正可能なMSCBの一種)、加えてSMFGがGSの投資業務損失を21億ドルまで信用補完、GSの債券13億ドルをSMFGが購入するという条件付き。GSに極めて有利なものであった。
この一連の交渉は、金融当局を巻き込んで水面下で進められたもので、取引企業を引受先とする1兆円増資を行ったみずほフィナンシャルグループとともに数多くの批判が上がった。
沿革[編集]
- 2002年12月2日 - 三井住友銀行が株式移転により株式会社三井住友フィナンシャルグループを設立。
- 2003年1月 - 三井住友銀行より株式購入によりわかしお銀行を100%子会社とする
- 2003年2月 - 三井住友カード、三井住友銀リース、日本総合研究所を100%子会社とする
- 2003年3月17日 - 子会社である三井住友銀行とわかしお銀行が合併(わかしお銀行を存続会社とする)。
- 2005年4月 - 三井住友カードがNTTドコモと資本提携し、同社への出資比率が66.7%に低下。
- 2006年9月1日 - 株式交換によりSMBCフレンド証券を100%子会社化。
- 2006年10月17日 - グループの抱えてきた公的資金を、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループに次いで完済。
- 2007年10月1日 - 三井住友銀リースが住商リースに合併され、三井住友ファイナンス&リースとなる。出資比率も55%に低下。
株式の状況(2006年3月31日現在)[編集]
- 発行済株式総数 - 8,374,273
- 株主数 - 187,571
- 大株主
株主名 | 持株数 | 持株比率(%) |
---|---|---|
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) | 462,242 | 6.22 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 457,238 | 6.15 |
日本生命保険相互会社 | 154,388 | 2.07 |
ザチェースマンハッタンバンクエヌエイロンドン | 154,035 | 2.07 |
ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505103 | 145,702 | 1.96 |
ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー | 98,904 | 1.33 |
住友生命保険相互会社 | 97,400 | 1.31 |
資産管理サービス信託銀行株式会社(信託B口) | 90,431 | 1.21 |
ザチェースマンハッタンバンクエヌエイロンドン エスエルオムニバスアカウント |
79,992 | 1.07 |
ジェーピーエムシービーユーエスエーレジデンツ ペンションジャスデックレンド385051 |
73,866 | 0.99 |
子会社・関連会社(2006年3月31日現在)[編集]
株主名 | 資本金(百万円) | 議決権比率 | 主要な事業内容 |
---|---|---|---|
株式会社三井住友銀行 | 664,986 | 100.00 | 銀行業務 |
三井住友カード株式会社 | 34,000 | 65.99 | クレジットカード業務 |
三井住友銀リース株式会社 | 82,600 | 100.00 | リース業務 |
株式会社日本総合研究所 | 10,000 | 100.00 | 三井住友グループ内情報システム開発 コンサルティング業務,シンクタンク業務 |
SMFG企業再生債権回収株式会社 | 500 | 52.00 | 企業再生コンサルティング業務 債権管理回収業務 |
SMBC信用保証株式会社 | 187,720 | 100.00 | 信用保証業務 |
SMBCファイナンスサービス株式会社 | 71,705 | 100.00 | 融資業務、ファクタリング業務、集金代行業務 |
SMBCフレンド証券株式会社 | 27,270 | 100.00 | 証券業務 |
株式会社みなと銀行 | 24,908 | 49.74 | 銀行業務 |
株式会社関西アーバン銀行 | 37,040 | 51.76 | 銀行業務 |
株式会社ジャパンネット銀行 | 20,000 | 57.00 | 銀行業務 |
欧州三井住友銀行 | 17億米ドル | 100.00 | 銀行業務 |
SMBCキャピタルマーケット会社 | 100米ドル | 100.00 | スワップ関連業務、投融資業務 |
大和証券エスエムビーシー株式会社 | 205,600 | 40.00 | 証券業務、金融派生商品業務 |
大和住銀投信投資顧問株式会社 | 2,000 | 43.96 | 投資顧問業務、投資信託委託業務 |
プロミス株式会社 | 80,737 | 21.50 | 消費者金融業務 |
従業員数(2006年3月31日現在)[編集]
時期 | 2006年3月31日現在 | 2005年3月31日現在 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
業種 | 銀行業 | リース業 | その他事業 | 嘱託及び 臨時従業員 |
銀行員 | リース業 | その他事業 | 嘱託及び 臨時従業員 |
従業員数 | 20,733 | 1,722 | 18,226 | 15,049 | 21,110 | 1,740 | 17,833 | 14,591 |
外部リンク[編集]