「荒らし」の版間の差分
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− | '''荒らし''' | + | '''荒らし'''(Troll)とは、物事の順列を無作為に乱す事、または無作為に奪う事を指す[[接尾辞]]であるが、単独で[[名詞]]的に用いられる場合専ら、[[チャット]]や[[電子掲示板]]、[[ブログ]]その他の、[[人間]]が参加する形態の[[コンピュータネットワーク]]上の[[リソース]]に対して、その目的に適合しない[[メッセージ]]の送出やその他の妨害行為を継続的に行っている者、あるいはその行為を指す。 |
== 解説 == | == 解説 == |
2016年9月20日 (火) 10:58時点における版
はインターネットスラングとして使われるので、荒らしと見なされることが少ない。ジバニャンもこれ2ちゃんねるでやった為切断された
- (スレッドフロート型掲示板において)意味もなくスレッドを上げ続ける、age(上げ)荒らし。
- またはスレッドを人の目に付きにくくしながら、そのまま使用不能に陥れようとする、sage(下げ)荒らし。
- 新しく立ったスレッドに行われる、一番乗りまたは、特定の番号取得だけを目的とした無意味な投稿。スラッシュドットでは「First post」、Yahoo!掲示板では「キリ番ゲット」、「2ちゃんねる」等では「2ゲット」と呼ばれる行為。(2ちゃんねるでは、スレッドを立てた利用者の連続投稿を妨害する場合を除いて、荒らしと見なされないことが多い)
- 「書けるかな?」、「テスト」など、テスト行為の不適切な書き込み。
- 無意味、または見た人を不快にさせるアスキーアートやコピー・アンド・ペーストの貼り付け。
- これら行為を、レス数やデータ量上限が決められているスレッドで繰り返しスレッドを潰す、埋め荒らし。
- 荒らし行為を排除するため自主的に活動した際に結果として自分が荒らしになる行為。
- 活動理念そのものに違法性は無いが、経過によっては管理者よりも発言権が増し、電子自警団的に他のユーザーの書き込みを管理・削除等をするため、自由な投稿ができず結果として場を荒らしてしまう。
- 煽りや釣り行為を含む、その場の参加者・運営者への誹謗中傷。
- 上記の行為に反応して行われる、過剰な叩き(非難・指弾)行為、及びそれに便乗する行為。
- 自作自演行為。主に第三者のふりをして自分を擁護する発言をし、自らの行為を正当化しようとする場合に行われる。
- そのコミュニティの中核を成している人物のハンドルやそのサイトの管理人を騙り、意図的に他の参加者を錯乱させようとする、成りすまし行為。
- 意図的に、かつ過度に繰り返されるマルチポスト行為。
- ある特定の者や人物に執拗にまとわりつき、嫌がらせなどを繰り返す粘着行為。
- 荒らしプログラム(PerlDUKE・ドールリカ等)を使用した長時間に及ぶ迷惑投稿、またはDoS攻撃を行い、サーバをダウンさせ、ネットワークを使用不能に陥れようとする行為。
- 無修正ポルノ画像、児童ポルノ画像等、わいせつな画像を投稿する行為。管理者が掲載を放置しているとスポンサーサイト、サーバーユーザー側のほうで強制的に閉鎖させられる場合がある。ただしこれらは荒しを逸脱した完全な犯罪である。
- 浅はかな人による批判など
- 管理者による横暴な編集保護
対処法
一般的な荒らしに対しては、「警察に通報します」「やめてください。こんな事をして何が楽しいんですか?」などと反応するのは逆効果である。場の空気を乱す事が荒らしの目的だからである。また、対策を取った後で「荒らしさん、もう終わりですか?」と煽るのも良くない。掲示板の管理者はログを保全したうえで、無言で荒らしの投稿を消去すべきである。そして一時的に掲示板を停止し、荒らしが去るのを待つ。再開時にURLを変更するのも効果がある。スクリプトキディが繰り返し荒らしているのであれば、よりセキュリティの高い掲示板システムを使用することでも被害を防げる[1]。
- 荒らしは他人の反応を楽しみにしているもの、或いは逆恨みによるもの、特定の団体への信仰心等が殆どの為、相手にするとかえって喜ぶか逆上し、余計エスカレートする可能性がある。その為、全く相手にせず、ひたすら無視するのが最善と思われる。
- 無視し続けてもなお旺盛な活動を継続する荒らしも居るが、そのような場合でも、いずれにせよ相手にしてもしなくても、無視してもしなくても荒らし行為を続けるので、その場では相手にせず、別の管理的な対処が必要である。
- 比較的軽微なものについては、「その手の話題はメールへどうぞ」と軽く水を差すのも一手(各参加者のメールアドレスが分かる場合)。
- 運営者・管理者等に、荒らしメッセージの排除(削除、スレッド等の停止、書き込み規制など)を依頼する。
- 但し、荒らし行為の直後に排除行為を行うと、面白がって同じ行動を繰り返す事もあるので、緊急性が無ければ冷却期間をおいてから対処した方が良い場合もある。
- より悪質な荒らしに対しては、掲示板やチャットプログラム、及び関係機関を利用し、これ以上荒らし行為を行えなくする為の措置を講じる。例えば
関連項目
脚注
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- ↑ ばるぼら『教科書が教えないニッポンのインターネットの歴史教科書』「第2章 インターネットブームの光と影」153頁 これは、アンダーグラウンドでない一般的なサイトの掲示板が荒らされた場合の対策方法について述べられたものである。
参考文献
- ばるぼら『教科書が教えないニッポンのインターネットの歴史教科書』、翔泳社、2008年。ISBN 4798106577。