「向河原駅」の版間の差分
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2014年7月25日 (金) 23:44時点における版
向河原駅(むかいがわらえき)は、神奈川県川崎市中原区下沼部字玉川向にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。 業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅である。2つのホームはエレベーターを併設した跨線橋で接続されている。
かつては、2番線の外側に引き上げ線があったが、現在は撤去され、線路跡が残るのみとなっている。また、跡地の一部はエレベーター乗り場とNEC玉川ルネッサンスシティの敷地(駐輪場)となっている。
改札口は、1番線の立川方の端と、2番線の立川方の計2つある。そのうち後者は、利用可能時間は平日の7:40 - 8:30・17:15 - 19:00のみで、自動券売機や自動精算機は無く簡易Suica改札機のみ設置されており、Suicaおよびそれと相互利用できるICカードを所持している乗客だけが入・出場できる。「NEC専用改札口」の記載があるが、現在はNEC専用ではなく一般客も利用可能である。かつては実際にNEC専用で、玉川事業場の守衛が改札を行うSuica利用不可の有人改札だった。NEC玉川ルネッサンスシティ建設の際に専用改札口周辺が公開空地化されたため、一般客も利用可能になった。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■南武線 | 上り | 矢向・川崎方面 |
2 | ■南武線 | 下り | 武蔵小杉・武蔵溝ノ口・登戸・立川方面 |
駅構内設備
- 売店
- 自動改札機(1番線ホームに設置)
- 簡易Suica改札機(2番線ホームに設置)
- 自動精算機(1番線ホームに設置)
- 指定席券売機(同上) - 2007年6月22日まではこの付近にみどりの窓口が設置されていた。
- トイレは1番線ホームに設置され、多機能トイレも設置されている。
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は14,475人である[1]。近年の推移は下記の通り[2]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 9,968 |
1996年 | 9,613 |
1997年 | 9,176 |
1998年 | 9,142 |
1999年 | 9,269 |
2000年 | 9,807 |
2001年 | 9,906 |
2002年 | 9,717 |
2003年 | 9,597 |
2004年 | 10,513 |
2005年 | 13,897 |
2006年 | 14,560 |
2007年 | 14,747 |
2008年 | 14,628 |
2009年 | 13,600 |
2010年 | 15,077 [3] |
2011年 | 15,048 [1] |
2012年 | 14,475 |
駅周辺
- 日本電気 玉川事業場(NEC玉川ルネッサンスシティ)
- 川崎信用金庫 向河原支店
- 横浜銀行ATMコーナー(キヨスク跡)
- スーパー五光 向河原店
- ファミリーマート サンズ向河原駅東店
- セブンイレブン 川崎下沼部店
- ビジネスホテル妙摩
- 川崎下沼部郵便局
- 川崎市立橘高等学校
2010年(平成22年)3月13日には、西へ約300メートルのところに横須賀線・湘南新宿ラインの武蔵小杉駅が開業した。ただし、同駅との連絡運輸は行われない。
路線バス
向河原駅入口(徒歩5分)
- 川崎市交通局
- 北方向
- 南方向
歴史
- 1927年(昭和2年)3月9日 - 南武鉄道線川崎 - 登戸間の開通時に向河原駅として開業。
- 1940年(昭和15年)8月5日 - 日本電気前駅に改称。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 南武鉄道が国有化。再び向河原駅に改称し、国鉄南武線の駅となる。
- 1973年(昭和48年)2月1日 - 貨物取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
駅名の由来
駅周辺の通称から採ったもの。元々は武蔵国荏原郡下沼部村の一部で、多摩川の流路変更に伴い飛び地となり、川の向こう側なので「向河原」の通称が付いた。1889年に町村合併で調布村大字下沼部となり、1912年に多摩川を境に東京府と神奈川県の間で境界変更を行い、多摩川以南は神奈川県橘樹郡御幸村に編入され、1924年に川崎市に合併した。