「相原駅」の版間の差分
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2014年7月24日 (木) 22:42時点における版
相原駅(あいはらえき)は、東京都町田市相原町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線の駅である。
歴史
「相原」は、境川を挟んで東京都町田市側と神奈川県相模原市側とに跨る地名である。「相原」という駅名は、開設当時にこの駅周辺が東京府南多摩郡堺村相原に属していたことによる。
橋本のある神奈川県側の高座郡相原村も相原駅の駅勢圏に含まれると想定されたため、橋本駅の設置は当初計画にはなかった。しかし橋本地区の人々が駅の設置運動を起こし、用地を寄付したため駅が設けられた。橋本駅はこの相原駅とわずか1.9kmしか離れておらず、当時としては近接した駅間距離となったのはそのような経緯があるためである。
開業当時は、車両の留置線や乗務員の宿泊設備があったことから、深夜と早朝に当駅を終着、始発とする列車が運転されていた。留置線の跡地は西口広場や駐輪場等になっているものの、一部の箇所に空き地が残り、当時の様子を垣間見ることができる。
隣の橋本駅が横浜線と相模線、そして京王相模原線との接続駅として賑わいを見せているのに対し、当駅はひっそりとしている。
- 1908年(明治41年)9月23日 - 横浜鉄道東神奈川駅 - 八王子駅の開通時に開業。同時開業は東神奈川、小机、中山、長津田、原町田(現 町田)、淵野辺、橋本、相原の8駅であった。
- 1910年(明治43年)4月1日 - 鉄道院が借り上げ。
- 1917年(大正6年)10月1日 - 横浜鉄道の国有化により、国有鉄道横浜線の駅となる。
- 1958年(昭和33年)11月1日 - 貨物取扱が廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2003年(平成15年)6月1日 - 現在の橋上駅舎を使用開始。
- 2010年(平成22年)2月28日 - みどりの窓口閉鎖。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。
業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。駅舎には自動券売機や自動改札機、指定席券売機などが設置されている。みどりの窓口は2010年2月28日に営業を終了した。
現在の駅舎は2003年(平成15年)に竣工したもので、自由通路の使用開始は同年の5月31日、駅舎部分は6月1日に使用を開始した。以前は1934年(昭和9年)に建設された木造平屋の駅舎があり、2003年時点では横浜線内で最も古い駅舎だった。当時は1番線に東口が直結し、1番線は階段を利用せずに乗降が可能だった。2番線には西口が直結していたが、数段の階段があり営業時間は朝夕の一部時間帯に限られていた。両ホームの間は駅舎の八王子寄りにある跨線橋(上下の移動は階段のみ)で連絡していた。
横浜線の列車編成が全線7両に増強される際にこの(前)跨線橋が建設されたが、それ以前は上下ホーム間は構内踏切で連絡していた。この上に有効長7両編成分の増設ホームが造られたため、ホームの基礎構造が異なる部分が見られる。
早朝等(始発から午前6時まで)、駅係員が不在時のために乗車駅証明書発行機が設置されている(自動券売機は午前6時から稼働)。この時間帯は客からの問い合わせに応じられなかったが、2014年(平成26年)2月2日より駅遠隔操作システムが導入され、インターホンを通じて案内をすることが可能となる[1]。
のりば
のりばは東口側を1番線として、下表のように割り当てられている。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■横浜線 | 上り | 東神奈川・大船方面 | 昼間は桜木町まで |
■相模線 | - | 厚木・茅ヶ崎方面 | 朝夕のみ運転 | |
2 | ■横浜線 | 下り | 八王子方面 |
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は10,196人である。横浜線内では、20駅中18位。近年、複数の大学が当駅の付近に移転し、大学生の利用も多くなっている。 近年の推移は下記の通り。
年度 | JR東日本 |
---|---|
1992年 | 9,088[2] |
1993年 | 10,266[3] |
1994年 | 10,764[4] |
1995年 | 11,049[5] |
1996年 | 11,189[6] |
1997年 | 11,060[7] |
1998年 | 11,088[8] |
1999年 | 11,033[9] |
2000年 | 10,711[10] |
2001年 | 10,730[11] |
2002年 | 10,716[12] |
2003年 | 10,667[13] |
2004年 | 10,527[14] |
2005年 | 10,412[15] |
2006年 | 10,277[16] |
2007年 | 10,304[17] |
2008年 | 10,165[18] |
2009年 | 10,097[19] |
2010年 | 10,211[20] |
2011年 | 10,099[21] |
2012年 | 10,196[22] |
駅周辺
町田駅付近からの横浜線は、東京都および神奈川県の都県境附近を縫うように走っており、また東京都町田市の市域は南東から北西に細長く延びているため、駅の所在地でいうと東京都町田市の町田駅を出ると古淵駅、淵野辺駅、矢部駅、相模原駅、橋本駅と神奈川県相模原市内の駅が続いてから当駅で再び町田市の駅となる。神奈川県との都県境は直線距離でこの駅から南に300m未満である。
当駅の周辺には大学の進出があり、また駅周辺の宅地化も進んでいる。駅から東へ600mほど行くと八王子バイパスの相原インターチェンジがある。
駅近くの都道(町田街道)には相原バス停留所があり、神奈川中央交通の路線バスが発着する。
駅前にバス停を移転する計画があり、西口側は町田市が相原駅西口広場整備工事を進めている。
- いなげやina21町田相原駅前店
- 町田相原郵便局
- 町田市立堺中学校
- 町田市堺市民センター
- 町田市立堺図書館
- 町田市立相原小学校
- 相模原市立当麻田小学校
- 南大沢警察署相原駅前交番
- 東京家政学院大学
- 法政大学多摩キャンパス
- 東京造形大学(スクールバスあり)
- 多摩美術大学
- 町田市立大地沢青少年センター(バス 大戸・青少年センター入口行きに乗車し、青少年センター入口で下車、徒歩)(送迎バスもあり)
- 神奈川県立橋本高等学校
- 相模原市立相原中学校
- 青木家屋敷
バス路線
停留所名は「相原」となっており、以下の路線が神奈川中央交通により運行されている。
- 町28系統:(町田市民バス・まちっこ)町田ターミナル 行、大地沢青少年センター入口行(休日を除く平日のみ運行)
- 橋16系統:(直通)大戸行、橋本駅北口行
- 原17系統:根岸経由東京家政学院行
- 原19系統:法政大学行、(急行)法政大学行、法政大学体育館行
- 橋20系統:法政大学行、橋本駅北口行
- 原21系統:(直通)大戸行
- 原23系統:真米経由東京家政学院行
- 原25系統:法政大学経由大戸行
- 橋25系統:法政大学経由大戸行、橋本駅北口行
隣の駅
脚注
- ↑ () 首都圏の一部の駅に駅遠隔操作システムを導入します PDF 東日本旅客鉄道株式会社 [ arch. ] 2013-12-22
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員
- ↑ JR東日本:各駅の乗車人員