「練馬劇団員強姦未遂事件」の版間の差分
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2007年6月5日 (火) 03:56時点における版
練馬劇団員強姦未遂事件(ねりまげきだんいんごうかんみすいじけん)とは、平成12年(2000年)7月20日に東京都練馬区で発生した性犯罪である。
事件の概要
2000年7月20日午前1時頃、東京都練馬区旭丘の雑居ビル内において、韓国の檀国大学校助教授が突如、日本の劇団員の女子大生を襲い、衣服を剥ぎ取り乱暴した。
犯行後、被害女性が他の劇団員に号泣しながら被害を訴えたために犯行が発覚、練馬警察署は助教授を宿泊先のホテルで逮捕した。
逮捕後、助教授は取り調べのために拘置された。ところが1週間後に釈放され、帰国してしまった。被害女性が告訴を取り下げ、示談に応じたからであった。
被害者の泣き寝入り
当初、被害女性は告訴取り下げの意向は全く無く、被害者側の弁護士も、「彼女が告訴を取り下げない以上、『犯人』は間違いなく起訴され、刑の確定は免れない」と周囲に語っていた。
しかし、加害者側弁護士に在日コリアンの人権派弁護士・金敬得が就いたことで事態が急変した。
結局、被害女性は示談に応じ、告訴を取り下げることになった。そして被害女性は失意のまま劇団を去り、事件は闇に葬られようとしていた。
大学学生会の糾弾と突然の辞職
ところが、複数の韓国紙がこの事件を報道したことで韓国国内で再燃することになった。特に犯人が勤務していた檀国大学校では問い合わせが相次ぎ、学生会の調査によって同大助教授が犯人であることが明らかになった。
学生会は、助教授を大学の恥晒しとして糾弾したが「あの事件は、日本側がでっちあげた陰謀だ」と開き直った。そこで学生会は大学当局に「事件・調査委員会」を設置させ、2000年9月9日までに報告書を出すことになった。
9月7日、助教授は突如辞職届を提出し、受理された。これにより報告書は無効となり、有耶無耶の内に調査が打ち切られた。
犯人の経歴
犯人が勤務する檀国大学校は、演劇の分野で有名な韓国の私立大学である。犯人は、事件発生3日前に被害女性が所属する劇団の公演に招待されて来日した。事件前夜、打ち上げパーティーが開かれ、犯人は被害女性に対して「劇場施設を案内してほしい」と声をかけて連れ出し、事に及んだ。
また、犯人の父親は韓国演劇学会会長や国立劇場理事を歴任しており、犯人が檀国大学校助教授になれたのは父親のコネといわれている。
その後の顛末
犯人の父親は、この事件について「むしろ僕は、この問題をもっと大きな視点でとらえたいと思いますね。今は、日本と韓国が活発に文化交流をしようとする時期です。そもそも彼の訪日は日韓の文化交流のために始まったのですよ。それがちょっとした事故になった。こんな個人的なちっちゃな問題で、文化交流が被害を受けてはならない。」と流暢な日本語で嘯いたという。当の本人も取材拒否を続けている。
謎の2ちゃんねる投稿
日本のマスメディアにおいて、この事件を精力的に取り上げたのは週刊誌のサンデー毎日であった。しかし、サンデー毎日にも圧力がかかり始めた。
2000年10月25日16時45分、2ちゃんねるハングル板にサンデー毎日編集部の内部告発と思われる謎の投稿(サンデー毎日脅迫事件を参照)が行われた。
その投稿によると、某団体の圧力により、犯人の弁護人となった金敬得を「高潔な民主主義の闘士」であるかのごとく賛美する提灯記事を書かされることになった。そういう事情があったという編集部の苦衷を察してほしい、というものであった。そして投稿2日後に発売されたサンデー毎日に、投稿通りの提灯記事が掲載された。
参考資料
- 「サンデー毎日」平成12年10月15日号
- 「サンデー毎日」平成12年10月29日号