「ロード・ウォリアーズ」の版間の差分
Peacementhol2号 (トーク | 投稿記録) 細 (ページの置換、白紙化、荒らし行為) |
細 (「ロード・ウォリアーズ」を保護しました: 暫く先編集権を保護 ([edit=sysop] (2014年11月16日 (日) 11:52(UTC)で自動的に解除) [move=sysop] (無期限))) |
(相違点なし)
|
2014年10月16日 (木) 20:52時点における最新版
ザ・ロード・ウォリアーズ(The Road Warriors)は、アメリカ合衆国のプロレスのユニット。同様のタッグチームでリージョン・オブ・ドゥーム(Legion Of Doomまたは、LOD2000)のユニット名としても活躍した。何度かメンバーの追加や変遷がなされており、正式のメンバー以外では、ドロズ、パワー・ウォリアー、ハイデンライクの3名がいる。
略歴[編集]
それぞれ「クラッシャー・フォン・ヘイグ」「ザ・ロード・ウォリアー」のリングネームでデビューしていたマイケル・ヘグストランドとジョセフ・ロウリネイティスが、1983年NWAジョージア地区(ジム・バーネット主宰のジョージア・チャンピオンシップ・レスリング)のレスラー兼ブッカーだったオレイ・アンダーソンのブッキングでタッグを結成。マネージャーを務めたのは、レスラーを引退したポール・エラリング。当初エラリングが率いたヒール軍団「リージョン・オブ・ドゥーム」の一員としてデビューした。
マイケルとジョセフはリングネームをそれぞれロード・ウォリアー・ホーク、ロード・ウォリアー・アニマルとし、タッグのチーム名は1981年公開の映画「マッド・マックス2」の世界観からザ・ロード・ウォリアーズと名付けられ、外見のイメージも同映画に登場する荒くれ者をモチーフにしている。初来日時には、「シカゴで用心棒をしていた」「貧困の時代には鼠を食べていた」等と宣伝されていた。
両者とも顔にペインティングを施し、頭髪をアニマルは「モヒカン刈り」、ホークは「逆モヒカン刈り」をしており、入場時は刺の付いたアメフトのプロテクターをコスチュームに、サードロープの下から滑りこむようにリングインし、コールを受けずにそのまま暴れまわる試合が多かった。しかし試合内容は凶器を使わない正統派であり、ヒールのポジションでありながらファンの支持を得る。今迄にないヒールとベビーフェイスを融合させた新しいスタイルの確立に成功する。試合は常に秒殺勝利であり、そのインパクトと存在感から圧倒的な人気を得た。
デビュー後、NWAナショナル・タッグ王座を獲得するなどの活躍をし、AWAやWCWのリングにも上がり、日本には、新日本プロレス、全日本プロレス、SWSに来日。WWFのリングに上がった際は、リージョン・オブ・ドゥームを名乗った(当時WWFの大スターだったアルティメット・ウォリアーがおり、名前が被るのを避けるためビンス・マクマホンがチーム名の変更を要請したため)。NWA、AWA、WWEの三大メジャータッグタイトル全てを制覇した唯一のタッグチームとなった。
アニマルの途中欠場や、解散・再結成を経て、いずれのリングにも上がったが、2003年にホークが死去したため、事実上の解散となった。その後アニマルは、2005年にハイデンライクをパートナーに「リージョン・オブ・ドゥーム2005」を結成。WWE・タッグチーム王座を獲得した。
2011年、ホークとアニマルのオリジナル・ロード・ウォリアーズで初代マネージャーのポール・エラリングと共にWWE殿堂入りに迎えられた。
メンバー[編集]
- ロード・ウォリアー・アニマル(Road Warrior Animal、1960年1月26日-)
- 本名ジョセフ・ロウリネイティス。ペンシルバニア州フィラデルフィア出身。ギミック上の出身地はイリノイ州シカゴ。
- トレーナーのエディ・シャーキーにJCWのブッカーだったオレイ・アンダーソンを紹介され、アンダーソンの斡旋により、1982年にNWAジョージア地区にてデビュー。
- デビュー当初はバイカー・ギミックのヒールとして活動していた。
- 2002年に全日本プロレスの2002世界最強タッグ決定リーグ戦に武藤敬司とのコンビで出場した。結果は10点と優勝はならなかったが、流石の成績だった。
- 2005年にWWEと契約してスマックダウンに所属、ハイデンライクと新生リージョン・オブ・ドゥーム2005を結成。タッグ王座を獲得した。
- ハイデンライク解雇後はシングルプレイヤーとして活動。ヒールのポジションでマット・ハーディーと抗争するもWWEを離脱、フリーランサーとなった。
- 2007年に久々の来日を果たす。9月1日に健介office自主興行に参加。かつてホークとタッグを組んでいたパワー・ウォリアーこと佐々木健介と「ヘル・ウォリアーズ」を結成し、ラリアットで勝利を収めた。
- 2011年WWE殿堂入りを果たした。
- かつて全日本プロレスで活躍していた、ジョニー・エースとタッグチーム「レッキング・クルー」のマーク・ロウリネイティスは実弟である。
- 息子のジェームズ・ロウリネイティスは、オハイオ州立大学でアメリカンフットボール選手として活躍。
- ロード・ウォリアー・ホーク(Road Warrior Hawk1957年9月12日-2003年10月19日)
- 本名マイケル・ヘグストランド。ミネソタ州ミネアポリス出身。ギミック上ではイリノイ州シカゴ。
- ヘンリー高校出身。プロレスラースコット・ノートンとは同高校の同窓生。
- 1983年、カナダ・バンクーバのNWAオールスター・レスリングにて、ナチス・ギミックのクラッシャー・フォン・ヘイグとしてデビュー。
- アニマルの負傷欠場中だった1992年に新日本プロレスで、佐々木健介扮するパワー・ウォリアーをパートナーに「ヘルレイザーズ」を結成。IWGPタッグ王座を獲得し長期政権を築いた。
- 同時期、オットー・ワンツ主宰のCWAにも単身で遠征。12月リュック・ポワリエからCWA世界ヘビー級王座を奪取している。
- 2003年フロリダ州の自宅で心臓発作に見舞われ、死去。46歳没。
- 2011年WWE殿堂入りを果たす。
日本での活躍[編集]
1985年に初来日。全日本プロレス主催「激闘!エキサイティング・ウォーズ」でアニマル浜口&キラー・カーンを秒殺するという衝撃的デビューを果たした。以降、「暴走戦士」「超怪力暴走族」の異名でジャンボ鶴田、天龍源一郎、谷津嘉章らを相手に激闘を展開。短時間で勝負を決めたり、追い込まれると勝敗を度外視した暴走をし、やりたい放題でリング上を後にする破天荒さで会場を大いにわかした。全日の来日は1989年まで続いた。
1996年4月新日本プロレスに参戦。アニマルの欠場中にホークが「ヘルレイザーズ」としてタッグを組んでいたパワー・ウォリアーと合体して「トリプル・ウォリアーズ」を名乗った。
ジャイアント馬場の追悼大会となった1995年5月の全日本東京ドーム大会で全日復帰、アニマルの弟ジョニー・エースと組んで6人タッグマッチに出場し、小橋健太・秋山準・ハクシー組を破った。
影響下のタッグチーム[編集]
アックス(ビル・イーディー)とスマッシュ(バリー・ダーソウ)のコンビ。ウォリアーズの契約に難航した1987年にWWFが独自にプロデュースした、WWFオリジナルのユニットである。後にアックスに変わりクラッシュ(ブライアン・アダムス)が加入。当初はヒールだったが、マネージャーのミスター・フジと仲間割れをしベビーとなり、パワーズ・オブ・ペインと抗争した。しかしウォリアーズがWWFに来ると再びヒールになり、ライバルとなる。元々実力者同士で結成された為ただのコピー版では無い実績を残している。
ザ・バーバリアン(大相撲出身のコンガ・ザ・バーバリアン)とザ・ウォーロードのコンビ。元々はNWAでウォリアーズのフェイク版として本家と抗争をしていた。上記のデモリッションズのライバルとしてWWFに引き抜かれたが、ウォリアーズが登場するとコンビを解散し、それぞれシングル路線となる。バーバリアンはボビー・ヒーナンをマネージャーに毛皮のコスチュームをまとった野人ギミックに、ウォーロードはスリックをマネージャーに鎧を身に付けた剣闘士ギミックに変身したが徐々にフェードアウト。
- アメリカン・スターシップ
コヨーテ(スコット・ホール)とイーグル(ダニー・スパイビー)のコンビ。1985年にNWAミッドアトランティック地区で結成され、カンザス等にも遠征した。ビジュアル面としては顔面ペイントを施さず、髪型もロングの為従来のタッグチームと変わらなかった。しかしチームのコンセプトとしては影響下にあった。その後は大きな結果を残さず解散。コヨーテはAWA、イーグルはWWFに移籍。
- ブレード・ランナーズ
ロック(ジム・ヘルウィッグ)とスティング(スティング・ボーデン)のコンビ。1986年に南部地区で結成されたが、キャリア不足のため短命に終わった。解散後、ヘルウィッグはWCCWに、ボーデンはNWAに移籍。それぞれシングルの世界王座を獲得することになる。
入場テーマ[編集]
- Iron Man(アイアン・マン)-Black Sabbath
- What A Rush
得意技[編集]
フィニッシャー[編集]
タッグ用の合体技で、パートナーが肩車で抱えあげた相手を、ホークが最上段からフライング・クローズラインで撃墜する。ウォリアーズの代名詞である。
ホーク
- ダイビング・クローズライン
- ハングマン・ネックブリーカー
アニマル
- パワースラム
シグネチュアー[編集]
獲得タイトル[編集]
アニマル&ホーク
- NWAナショナル・タッグ王座:3回
- AWA世界タッグ王座:1回
- インターナショナル・タッグ王座:1回
- NWA世界タッグ王座:1回
- NWA世界6人タッグ王座:3回(w/ダスティ・ローデスx2、天龍源一郎x1)
- WWF・世界タッグ王座:2回
- i-ジェネレーション・タッグ王座:2回
- IPWハードコア・タッグ王座:1回
- PCW世界タッグ王座:1回
ヘルレイザーズ
- IWGPタッグ王座:2回
LOD2005(アニマル&ハイデンライク)
- WWEタッグ王座:1回