「ファイナルファンタジー (映画)」の版間の差分
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『'''ファイナルファンタジー'''』('''FINAL FANTASY'''、英名:'''''Final Fantasy:The Spirits Within''''')は、[[2001年]]に公開された[[CG]][[アニメ映画]]。[[テレビゲーム]]『[[ファイナルファンタジーシリーズ|ファイナルファンタジー]]』を元にしているが、ストーリーは映画オリジナルであり、テレビゲームを映画化したものではない。 | 『'''ファイナルファンタジー'''』('''FINAL FANTASY'''、英名:'''''Final Fantasy:The Spirits Within''''')は、[[2001年]]に公開された[[CG]][[アニメ映画]]。[[テレビゲーム]]『[[ファイナルファンタジーシリーズ|ファイナルファンタジー]]』を元にしているが、ストーリーは映画オリジナルであり、テレビゲームを映画化したものではない。 | ||
2011年9月15日 (木) 13:58時点における最新版
『ファイナルファンタジー』(FINAL FANTASY、英名:Final Fantasy:The Spirits Within)は、2001年に公開されたCGアニメ映画。テレビゲーム『ファイナルファンタジー』を元にしているが、ストーリーは映画オリジナルであり、テレビゲームを映画化したものではない。
概要[編集]
スクウェア(現スクウェア・エニックス)のスタッフがハリウッドと手を組んで、制作費167億円をかけて制作した3DCGアニメ。人物の細かい部分まで再現した映像になっている。原作・監督は坂口博信。
映画『ファイナルファンタジー』は当時は字幕スーパー版のみの公開であった。のちに発売されたDVD版には吹き替えが存在する。
主題歌はL'Arc~en~Cielの「Spirit dreams inside」。
ストーリー[編集]
舞台は2065年の地球。「ファントム」という、隕石とともに襲来してきた謎の生命体が都市を破壊していった。 主人公の科学者アキは戦いでなくファントムの力を無力化する融和波動をもつ8つの生物を探し、人類を救おうとしていた。しかしアキの意思とは裏腹にハイン将軍のいる政府軍はファントムとの戦いで地球を守ろうとしていた。果たしてアキとハイン、そして地球の運命は……。
登場人物[編集]
- アキ・ロス(声優:ミン・ナ / 戸田恵子)
- シド博士(声優:ドナルド・サザーランド / 小林清志)
- ハイン将軍(声優:ジェームズ・ウッズ / 磯部勉)
- グレイ・エドワーズ(声優:アレック・ボールドウィン / 小山力也)
- ライアン・ウィタカー(声優:ヴィング・レイムス / 大塚明夫)
- ニール・フレミング(声優:スティーヴ・ブシェミ / 後藤敦)
- ジェーン・プラウドフット(声優:ペリー・ギルピン / 唐沢潤)
批判的論評[編集]
以下の内容は見方が偏っているのではないかと言っていた人がいたようです。 |
映画全体への批判としては、以下のような意見が主である。
- ファイナルファンタジーらしさがない
- 従来の映画の持ち味や定石を無視した作り
- たいてい登場人物の会話などで説明される舞台背景の説明やあらすじが、テロップで長々と出てくる
- ストーリーに問題がある
- ファイナルファンタジーを感じさせる曲が1曲もない(音楽担当が植松伸夫でない)
特にCGはさまざまな否定的意見が存在する。実写に迫るリアルさなのだが、それらに対して以下のような批判がなされる。
- 生物の質感があまり感じられない
- 表情の変化に乏しい
- 実写ではないCG作品独自の魅力が見られず、実写に近いというだけで、CGと実写、双方の魅力を喪失してしまった
ただし、CGに批判的意見を持つ人からも、「メカなどの無機物の表現は実写以上」と評価されることは少なくない。
2003年に発表された『アニマトリックス』のエピソードの一つ「ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス」は制作にスクウェアUSAのスタッフが関わり、本作で培われたCG技術が投入された。
2005年に発売された映像作品、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』には「CGとしての美しさ」があるため、この作品を教訓とした作品だったともいえる。
興行的な失敗 [編集]
2001年6月に公開された米国では、不入りの為に公開は数日〜数週間で打ち切られた[1]。制作費1億3700万ドル(157億円)に対して全米での興行収入は3200万ドルであり、これは興行として見た場合、完全な失敗である。この記録的大不振は、ギネスブックにも載ってしまう程であった。
米国から3か月遅れで公開された日本においても、
- 米国での不振が伝わり、失敗作であるという風評が広まっていた。
- 米国公開の翌月に、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』が公開され、後に上映期間が大幅に延長されるほどの空前のヒットとなっていた。
- テレビによる広報活動のメイン媒体が日本テレビ(恐らく、民放視聴率競争でトップだったため)だった。しかし当然ながら『ファイナルファンタジー』よりも、(スタジオジブリには日本テレビの資本も入っている)同じグループである『千と千尋の神隠し』をプッシュしていた。
など、事前の広報活動が完全に失敗しており、米国同様に早々と打ち切られた。
これにより、スクウェアは130億円もの特別損失を計上し、経理面で窮地に陥った。そのために、映画事業からは撤退、他にもテレビアニメ『FF:U ~ファイナルファンタジー:アンリミテッド~』の打ち切りを余儀なくされた。さらにはソニー・コンピュータエンタテインメント等からの資本参加を余儀なくされる事態になった(なお一般には、スクウェア・エニックス発足時に、エニックスがスクウェアを救済合併したという見方が強いが、エニックスと合併した時点では、既に財務状況は回復している)。
ノベライズ版[編集]
映画公開と同時期に、この映画をノベライズしたものが角川書店より出版された。著者はディーン・ウエスレー・スミス (Dean Wesley Smith) 、訳者は大森望。
- 『ファイナルファンタジー Full length』 ISBN 4-04-791390-1 / 角川書店(四六判)、2001年9月
- 『ファイナルファンタジー Full length』 ISBN 4-04-288801-1 / 角川文庫、2001年9月
- 『ファイナルファンタジー evolution』 ISBN 4-04-288802-X / 角川スニーカー文庫、2001年10月
- 『Full length』には用語集が付いている。
ストーリーの流れは基本的に映画と同一だが、小説版は世界設定やアキの内面描写などを細かく描いており、実際の映画本編よりもストーリー内容が掴みやすくなっている。
注釈[編集]
関連項目[編集]
ファイナルファンタジーシリーズ |
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関連項目 |
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