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2021年12月29日 (水) 07:45時点における最新版
霊能者(れいのうしゃ)とは、霊的存在や霊的世界と接触・交流する能力(霊能力)を持つとされる人物のこと。
概略[編集]
霊的な存在を自身の身体を使って語らせたりするいわゆる“霊媒”(ミーディアム)も多くは霊感体質であるとされる。
また、「神の言葉を人々に伝えるとされる預言者も多くの場合、霊感体質(霊媒体質)である」と言われることがある。しかしながら、ユダヤ教は旧約聖書中において、死者の霊魂に伺いを立てる者や口寄せ、また霊媒的行為は原則的に禁止する趣旨の文章が明記されており(申命記18章10〜11節)、実際のところ詳しいことはわかっていない。
「日本では僧侶・神官・巫女・占い師・祈祷師などの職業をしている人の中に若干そういう人たちが存在する」とされる。
青森県むつ市の恐山大祭の時に集まることでも知られる東北地方のイタコは多くが霊的な才能を持っているとされる。視力に障害を持つ人が多い要出典が、一般にテンプレート:誰範囲2。
新興宗教の教祖には霊感体質とされる者やそう自称する者も多い。そうした教祖の中には、霊能が無いにもかかわらず霊能者を装って詐欺的な霊感商法を行い信者から金品をまきあげ、それが発覚した事例もあり、発覚した事例では事件として報道されることがある。[1]
占いの分野について言えば、逆にあまり霊感を使う者の少ない手相占いでも主に霊感によって占う者もいる。」と言われることもある。
心霊協会などでの研究[編集]
一般に霊能者や霊能のことを熱心に扱っているのは、各国に存在する心霊現象研究協会(SPR)や日本の心霊協会などである。
科学の領域での研究や懐疑派の見解[編集]
霊能力を扱っている学問的な領域を挙げるとすれば、超心理学がある。超心理学では、霊能力も含めて、様々な不可思議な現象を科学的に解明しようとしている。
現時点の自然科学では、そのメカニズム[2]については、はっきりしたことは分かっていない。
弁護士の紀藤正樹などは、いわゆる霊能力の中でも病気の治療やヒーリングの能力に関しては「二重盲検法という方法を使えば、本当にその人に能力があるのか無いのかは調べることができる、能力の無い人が行っても、暗示効果により病気が治ったり、手が暖かくなったり・・・といったことは起きる。二重盲検法で霊能的な病気治癒能力が証明されたことはない」といったことを述べた(2007年の紀頭弁護士のブログ[3])。
懐疑派の人の中には(霊能の種類によっては)「要出典コールド・リーディングやホット・リーディングといった手法を行使してそれらしく思わせている」といって否定する人[誰?]もいる。
霊能者・霊感体質とされたり、そう自称する人の一覧[編集]
- ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)
- アッシジのフランチェスコ(1182-1226)
- 聖ルトガルディス(1182-1246)
- アッシジのキアラ(1194-1253)
- マクデブルクのメヒティルト(1210-1279)
- ハッケボルンのメヒティルト(1240/1241-1298/1299)
- ヘルフタのゲルトルード(1256-1301/1302)
- スウェーデンのビルギッタ(1303-1373)
- アビラの聖テレサ(1515-1582)
- エマヌエル・スヴェーデンボリ(1688-1772)
- ジャン=マリー・ヴィアンネ(1786–1859)
- ヘレナ・P・ブラヴァツキー(1831–1891)
- ベルナデット・スビルー(1844–1879)
- ウィリアム・トーマス・ステッド(1849-1912)(ジュリアという霊と交信していた、とされる)
- ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)(霊視により霊的な事象を語り、霊的五感を啓発する方法を本に著した)
- 出口王仁三郎(1871 - 1948)
- 長南年恵(1863- 1907、おさなみとしえ:明治時代の女性。「飲めば病気を治す水」を無から作り出したと言われる[4])
- 井出国子(1863 - 1947、播州朝日神社教祖、霊視・千里眼・病気治し・予言・震動)
- 御船千鶴子(1886 - 1911)
- ピオ神父(1887 - 1968)
- 岡本天明(1897-1963、岡本天明自身は霊能力者であるとは自称していない。むしろ、本人はこうした霊能力があることを嫌がっていた)
- 野口晴哉(1911-1976)
- ドリス・コリンズ (1918-2003[5]イギリスの女性ミーディアム(霊媒)[6]
- 文鮮明(ぶん・せんめい、1920- 2012、統一教会(世界基督教統一神霊協会)の教祖):自身の霊感で合同結婚式で結婚する信者のカップルを組み合わせているとされる[7]
- 本山博(1925 - )
- サティヤ・サイ・ババ(1926 - 2011)
- 宜保愛子(ぎぼ・あいこ、1932-2003)
- 福山ていしん(1962- )
- 美輪明宏(1935- 、霊能力はあるが、本職ではないので浄霊や御祓いはしないとしている[6])
- 横尾忠則(1936- 、両親の霊と通信できるという)
- 福永法源(1945- 、「天行力」と称し霊的相談、霊的治療などを行っていた[8])
- 田中佐和(たなかさわ、1947- )
- 木村藤子(1947 - )
- 織田無道(1952 - )
- 下ヨシ子(しも・よしこ)(1952- )
- 麻原彰晃(1955-2018)(霊能者を自称し、信者を勧誘していた[9])
- 大川隆法(1956- )
- 森公美子(1959- オペラ歌手、タレント)
- 新宿タケル(1961- 、「an・an」「Hanako」「CanCam」で紹介され 女性に人気の前世占い師だったが 1991年引退)
- 松井光穂(1962 - 、明治神宮の「清正井」はブームになる以前から信者に勧めていた。光穂祈祷のお守りは高校球児やプロ野球選手が身に付けている。霊能者を見下す社会が変わらない限りメディアに出ない主義を通している。真言密教のお寺の娘。高僧が何年修行しても得られない能力を生まれながら持ち、その霊能力は『ほんとにあった怖い話』で漫画化された。)
- 池田貴族(1963 - 1999)
- 江原啓之(1964- 、自身は霊能力者ではなく“スピリチュアリスト”と名乗っている[10])
- アリソン・デュボア (1972- )(『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』参照)[11]
- 中村豪(やるせなす)(1975- )
- オービー・トライス(1977 - )
- 由良瑞希(1987 - グラビアアイドル、モデル (職業)、英語翻訳家、声優、ナレーター)[12])
- デヴィ(元「あいのり」出演者)(占いサイト「MIYAのスピリチュアルヒーリングルーム」[1]を運営)
- バラート・クラーラ(ハンガリーの未解決・失踪事件番組『痕跡なし』(2002年9月 - )にレギュラー出演し注目された[2]。)
- ミミ萩原(1956 - 元・女子プロレスラー。現在はアーティスト活動とともに“ヒーラー”としても活動している。)
関連書籍[編集]
- 大石隆一(編・著) 『全国超常現象家名鑑』 1998年2月、ISBN 4-8034-0435-6
- 『日本「霊能者」列伝』 宝島社 2005年9月2日 ISBN-13 978-4796648066
- 小池靖 『テレビ霊能者を斬る メディアとスピリチュアルの蜜月』 ソフトバンククリエイティブ 2007年12月15日
脚注[編集]
- ↑ 例えば、オウム真理教で行われていたことは大きく報道された。また神世界という名の組織の行為が事件化したことがある。
- ↑ そのような現象自体の存在確認されていないから
- ↑ 弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版: 2007-12 神世界=びびっととうきょう=えんとらんすアカサカ(-霊感商法事件)
- ↑ 江原啓之 『江原啓之 本音発言』(講談社 2007年10月19日)
- ↑ DORIS COLLINS (1918-2003), A Woman of Spirit.
- ↑ 6.0 6.1 江原啓之 『もっと深くスピリチュアルを知るために』 新潮社 2007年12月1日
- ↑ 光言社出版企画部(編) 『誰も書かなかった国際合同結婚式』 光言社 1993年3月1日
- ↑ 『朝日新聞』2000年11月14日付ほか
- ↑ 『毎日新聞』1995年3月21日付ほか
- ↑ 江原啓之「スピリチュアリスト」宣言
- ↑ 全米のカリスマ霊能者、アリソン・デュボア独占インタビュー!(シネマトゥデイ)
- ↑ 由良瑞希公式サイト