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'''秋本・カトリーヌ・麗子'''('''あきもと カトリーヌ れいこ、 Reiko Catherine Akimoto'''、女性 1959<ref>13巻収録エピソード(1979年元旦)で今年成人式の19歳とある</ref>年(初期設定。連載長期化により随時スライド) - )は[[秋本治]]原作の漫画『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』に登場する架空の女性[[警察官]]であり、本作品の[[ヒロイン]]でもある。 | '''秋本・カトリーヌ・麗子'''('''あきもと カトリーヌ れいこ、 Reiko Catherine Akimoto'''、女性 1959<ref>13巻収録エピソード(1979年元旦)で今年成人式の19歳とある</ref>年(初期設定。連載長期化により随時スライド) - )は[[秋本治]]原作の漫画『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』に登場する架空の女性[[警察官]]であり、本作品の[[ヒロイン]]でもある。 | ||
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なお当記事では、麗子の家族についても解説する。 | なお当記事では、麗子の家族についても解説する。 | ||
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: 麗子の妹で、[[オックスフォード大学]]の学生。フランス語はもちろん、オックスフォード大学の学生であるため、英語も話せる。日本に来た時、週刊誌のカメラマンに写真を撮られたのがきっかけで本人も知らないうちに芸能界デビューした。本人の何気ない発言で、両津との恋人関係疑惑が報じられた。その後、そっくりさんと入れ替わって元の生活に戻っている。 | : 麗子の妹で、[[オックスフォード大学]]の学生。フランス語はもちろん、オックスフォード大学の学生であるため、英語も話せる。日本に来た時、週刊誌のカメラマンに写真を撮られたのがきっかけで本人も知らないうちに芸能界デビューした。本人の何気ない発言で、両津との恋人関係疑惑が報じられた。その後、そっくりさんと入れ替わって元の生活に戻っている。 | ||
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− | + | * ストーリー上は11巻が初登場であるが、ジャンプ本誌に登場後まもない単行本7巻表紙において早くも登場している(のちに[[麻里愛]]も単行本表紙にフライング登場している)。また、{{CURRENTYEAR}}年現在発行されている版では4巻10話「野球狂の男の巻」に登場しているが、問題のある作品(「派出所自慢の巻」)が単行本において差し替えが行われたためである(「野球狂の男の巻」の初出は[[1988年]]発行の「こちら葛飾区亀有公園前派出所 -下町奮戦記-」に描き下ろし)。 | |
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* 連載100回目はペンネームの[[秋本治]](本名)への改名が行われたため、新しいペンネームを覚えてもらうため作者と同じ苗字になった。 | * 連載100回目はペンネームの[[秋本治]](本名)への改名が行われたため、新しいペンネームを覚えてもらうため作者と同じ苗字になった。 | ||
* 水着姿・下着姿の描写は今では珍しくなくなったが、53巻1話の「麗子の秘密の巻」では冒頭でシャワーを浴びている描写があり、[[乳首]]は湯気で隠されていた。これが掲載当時から話題となっていた。作者いわく「最初は湯気がなかったが、少年誌ではダメであるという理由で修正した」とのことである。このように、作者は女性キャラのヌードを一切描かない(ただし、「[[Mr.Clice]]」では、1巻のみ乳首付きのヌードを描いている)。なお、作風の違いはあれど、当時同誌で連載していた『[[電影少女]]』ではしっかりと描写されているため、当時の同誌の基準ではギリギリセーフの範囲であると思われる。 | * 水着姿・下着姿の描写は今では珍しくなくなったが、53巻1話の「麗子の秘密の巻」では冒頭でシャワーを浴びている描写があり、[[乳首]]は湯気で隠されていた。これが掲載当時から話題となっていた。作者いわく「最初は湯気がなかったが、少年誌ではダメであるという理由で修正した」とのことである。このように、作者は女性キャラのヌードを一切描かない(ただし、「[[Mr.Clice]]」では、1巻のみ乳首付きのヌードを描いている)。なお、作風の違いはあれど、当時同誌で連載していた『[[電影少女]]』ではしっかりと描写されているため、当時の同誌の基準ではギリギリセーフの範囲であると思われる。 | ||
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* 作者がWebサイトを開設し、ネット進出をした記念に、作品の公式ページ上にごく僅かな期間だけ「20年後のこち亀」という話で両津と夫婦になっている話が掲載されていた<ref>2006年1月現在、この話が掲載されていたページはサイト上からなくなっているため、読むことができない。</ref>。 | * 作者がWebサイトを開設し、ネット進出をした記念に、作品の公式ページ上にごく僅かな期間だけ「20年後のこち亀」という話で両津と夫婦になっている話が掲載されていた<ref>2006年1月現在、この話が掲載されていたページはサイト上からなくなっているため、読むことができない。</ref>。 | ||
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2020年5月4日 (月) 20:25時点における最新版
秋本・カトリーヌ・麗子(あきもと カトリーヌ れいこ、 Reiko Catherine Akimoto、女性 1959[1]年(初期設定。連載長期化により随時スライド) - )は秋本治原作の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の女性警察官であり、本作品のヒロインでもある。
日本人とフランス人のハーフ。原作・アニメともにミドルネームが省略されて秋本麗子と表示されることが多かったが、現在は統一されてこちらの名前が使われている。
出身地は兵庫県神戸市。海外生活が長いせいか神戸弁を使わない。新葛飾警察署交通課所属で亀有公園前派出所に勤務している。階級は巡査。
なお当記事では、麗子の家族についても解説する。
目次
人物[編集]
最新の設定では、身長170cm 体重46kg スリーサイズ(B/W/H) = 95.3cm / 59.0cm / 90.0cm。血液型はO型。年齢は不詳(初登場時は19歳で、しばらくはリアルタイムで加齢、23歳を最後に年齢への言及がなくなり、2005年現在は他のキャラ同様に現年齢不詳となっている)。一人称は「私」。
神戸の貿易会社「秋本貿易」の社長である父の秋本飛飛丸(ぴゅんぴゅんまる)とフランス人でファッションデザイナーである母フランソワーズ(デザイナーネーム:マリィ・ローラン)の長女としてフランス・パリで生まれる。小さい頃は男の子が好むようなおもちゃで遊び、モデルにもスカウトされていた。5歳の時に有名菓子店のマスコットガールに選ばれフランス中に注目を集めるが、あまりにも有名になりすぎてしまい誘拐事件まで起こってしまった。しかし逆に自分で犯人をとらえ手柄を立ててしまう。6歳の頃には別荘から抜け出して、一人で列車に乗ってパリから西ドイツにまで行ってしまうほどで、男勝りの行動力は幼少時代から発揮されていた。両親は落ち着く暇もなかったといわれている。
15歳でスイスの名門女子学校に入学する。この女子学校は寄宿舎制度で、世界中からお金持ちが集まってきていて、礼儀作法・しつけ・教養などをはじめとして、実にきびしくハードな授業内容であったようである。この頃は幼少から得意だったピアノでコンクールで優勝したり、ヨーロッパケーキコンテストで入賞したり輝かしい成績をおさめた。また、寄宿舎に入った泥棒を、友人の女学生が動揺している中、追いかけて捕まえてしまったこともあった。
17歳で卒業してフランスの両親のもとに戻るが、その後父親の貿易業の地盤を築くために日本へと渡り、日本の大学(港区上品大学)へと入学する。卒業後、父が決めた就職先をけり警察学校へと入学、翌年に公園前派出所に配属され、現在に至る。
以上が単行本第69巻5話「麗子メモリアル」による設定である。
ストーリー上の初登場は原作では第100話[2]、アニメでは第1話から登場(よって、アニメでは中川よりも前から派出所勤務となっている)。初登場は病気の寺井の補欠員として登場し、ミニパトにのって派出所のドアを突き破るという派手な登場であった。当時のこち亀はまだまだ劇画調で女性キャラもあまりいない時期(麗子以外の主な女性キャラは大原大次郎の娘・角田ひろみ や 佐々木洋子くらい)であったため、また、お嬢様らしくワガママで、両津勘吉と対抗できるほど気の強いキャラクターにしたところ、作者曰く「意外と普通に動いてくれた」こともあり、その後レギュラーとなり、今日まで続くヒロインの座をつかむ。また、『こち亀』に登場する全ての女性キャラの原型にもなっている。
その他、登場当時は犬嫌い(しかし、回想場面では幼い頃に犬と一緒にいた事がある)・水泳が苦手など、いくつか弱点があったり、また射撃の腕前はピカイチ(オリンピックで金メダルをとった事がある。)で、両津顔負けのハチャメチャぶりを発揮していたりしていたが、年数が経つ(巻数を重ねる)につれて、犬嫌いも苦手な水泳をも克服してしまい、常識人となり、ドライビング(ただし、高速道路を200km/hで運転するスピード狂)、ファッション関係、料理、スポーツなど幅広い知識と才能を発揮し、母性も併せ持つスーパーレディとなっている(気の強さと射撃の腕前のすばらしさは残っている)。それだけに男性からの交際の申し込みも多いが、全て最終的に破談になっている。父親は早く麗子には結婚して欲しい(秋本財閥の跡取りが欲しい)のだが、本人はあまりその気はないようである。
貸与される制服は着ておらず、初登場時から自分で用意したと思われるピンク色(緑系統や青系統に着色されることがあったが、現在では統一されている)の制服を着ているが、警視庁制服課の許可証があるため、一部の話を除き、周囲の警察官は誰も文句をいわない。登場当時は現在より胸元が開いていた。また、アニメ版と原作では色は同じであるもののデザインが異なっている。また、スカートが短いのは「動きやすいから」という理由であり、一時両津に注意され標準のスカートを穿いた事があったが、痴漢を追跡する際走りにくいとして破り裂いている。
愛車は表紙などでMini等とされたこともあったが、中川がフェラーリ F40に乗るようになった時期から、その対比としてポルシェを愛用するようになった。
金銭感覚については、社長令嬢とはいえ初期は普通で、月1500万円の小遣いを貰う見合い相手が「それでも足りない」と言うのを「使いすぎ」だと指摘して「一円を笑う者は一円に泣く」ということわざを用いたり、「親からは仕送りを貰ったことがなく、給料だけで十分」と言っていた[3]。
最近では、派出所勤務の傍らで会社を何社も経営するようになり、時給は1億。
スリーサイズの変化[編集]
- バスト:90cm (20巻2話「鋼鉄の人! の巻」)
- B/W/H = 95cm / 58cm / 90cm (103巻3話他)
- B/W/H = 95.87cm / 58.10cm / 90.61cm (105巻5話「㊙麗子フィギュア発売中!?の巻」)
- B/W/H = 95.3cm / 59cm / 90cm (154巻6話「超セレブ警官麗子の巻」)
麗子と両津の関係[編集]
麗子は両津勘吉とは基本的には上司と部下の関係である。両津には過去何度も散々な目にあわされているが、両津に対しては憧れをもっていて非常に好意をもっている。これは以下に挙げたようなことからも伺える。また、長年両津を見てきただけあって、行動パターンはほぼ熟知している。よく小遣い程度のお金を貸すことがあるが、ほとんど返してもらえない(その金額は86巻8話で85万2315円、108巻1話で200万円。少なくとも中川よりは少ない)。
- ケンカもすることがあり、両津とは互角に渡り合う。時には手を出してしまうことがある。
- 両津のことを「両ちゃん」と呼ぶ(登場時より)。
- たまに両津を戒めることもある。
- たまに両津と2人で出かけることがある。
- 最新型の手錠でつながってしまい、スペアキーが手に入るまでそのままで寝食を共にしたことがある(45巻7話「固い絆!?の巻」)。
- お見合いを破談にするために、両津を連れて行くことがあった。[4]
- 両津の事を「自分の思う通りに生きていていつも明るく人生を楽しめる人」と語ったことがある(25巻7話「わたしの両さんの巻」)
- 何度も結婚の話やお見合いの話をけってきた麗子も、(秋本家の財産目当てに婿取りコンテストに参加し優勝した)両津に告白されたときにはさすがに戸惑っていた。しかし、両津の目的が判明したとたんに逆上してしまう。[5]
- 両津と意味深なやり取りをしたことがあり、これは名シーンとして語り継がれている。「いきそびれたら両ちゃんのところにでもいこうかしら」と言う台詞をはじめ、この話のやり取りが根拠となって、麗子は両津のことを好きではないかと認識している読者もいる。[6]
- 両津が麗子に入れ替わった振りをした為、麗子も仕返しにその振りをした[7]。ちなみに、それ以前に中川が両津に同様の行為を受けた事があり、その時も中川が両津の振りをしている。
- 両津が擬宝珠纏と結婚すると聞いたとき、とても切ない顔をしていた。(126巻1話「MATOIアンドRYOSAN?の巻」)
- 父の飛飛丸は容姿や突飛な言動など両津とかなり似通った所がある。
- 番外編の時代劇[8]では、「勘吉・お麗」という夫婦として描かれている。
- かつてジャンプで行われた読者投票の結果、両さんとのベストカップルに麗子が選ばれた事がある。ただしこの時点では纏や早矢といったキャラクターはまだ登場していなかった。なお、のちに発売された「Kamedas2」の両津の理想の結婚相手アンケートでも纏や早矢を抑えて1位をとっている。
- 基本的に男の裸は苦手なため、裸体を見ると度々恥ずかしがって目を隠すが、一度だけ両津の裸(下半身)を軽い表情で眺めることがあり、「可愛い」と呟いた。
家族[編集]
秋本 飛飛丸(あきもと ぴゅんぴゅんまる)[編集]
(声: 西村知道(1話~2001年末スペシャル放送前)→石井康嗣(2001年年末スペシャル~))
- 麗子の父で、神戸の年商2000億円の貿易会社・秋本貿易の社長。妻はフランス人だが、一切フランス語が話せないので日常会話に通訳を使っている。コスプレ姿で出てくることが多い。自分の家族の人数については、話の展開でどうなるかわからないので把握していない。娘の婚約者を選ぶ大会では財産目当てに出場した両津を落とそうと無茶苦茶なルールを作る。娘を溺愛しており、麗子に見合いを勧めるが断られ続けている。
秋本 フランソワーズ(あきもと フランソワーズ)[編集]
- 麗子の母で、フランス人。日本語は一切喋れず、娘たち(麗子・優)とはフランス語で会話するが、フランス語の話せない夫・飛飛丸とは通訳を用いて会話する。世界的なファッションデザイナーであり、「マリィ・ローラン」というデザイナーネームを名乗っている。そのグループの年商は約7兆円。秋本貿易はこのグループの末端会社の1つである。初登場時と2回目に登場した時では、大分印象が違う。
秋本 優(あきもと ゆう)[編集]
- 麗子の妹で、オックスフォード大学の学生。フランス語はもちろん、オックスフォード大学の学生であるため、英語も話せる。日本に来た時、週刊誌のカメラマンに写真を撮られたのがきっかけで本人も知らないうちに芸能界デビューした。本人の何気ない発言で、両津との恋人関係疑惑が報じられた。その後、そっくりさんと入れ替わって元の生活に戻っている。
補足[編集]
- ストーリー上は11巻が初登場であるが、ジャンプ本誌に登場後まもない単行本7巻表紙において早くも登場している(のちに麻里愛も単行本表紙にフライング登場している)。また、2024年現在発行されている版では4巻10話「野球狂の男の巻」に登場しているが、問題のある作品(「派出所自慢の巻」)が単行本において差し替えが行われたためである(「野球狂の男の巻」の初出は1988年発行の「こちら葛飾区亀有公園前派出所 -下町奮戦記-」に描き下ろし)。
- 連載100回目はペンネームの秋本治(本名)への改名が行われたため、新しいペンネームを覚えてもらうため作者と同じ苗字になった。
- 水着姿・下着姿の描写は今では珍しくなくなったが、53巻1話の「麗子の秘密の巻」では冒頭でシャワーを浴びている描写があり、乳首は湯気で隠されていた。これが掲載当時から話題となっていた。作者いわく「最初は湯気がなかったが、少年誌ではダメであるという理由で修正した」とのことである。このように、作者は女性キャラのヌードを一切描かない(ただし、「Mr.Clice」では、1巻のみ乳首付きのヌードを描いている)。なお、作風の違いはあれど、当時同誌で連載していた『電影少女』ではしっかりと描写されているため、当時の同誌の基準ではギリギリセーフの範囲であると思われる。
- 中川のことは圭ちゃんと呼ぶ。基本的に親しい同年代以下の女性には下の名前でちゃん付け。
- 家紋は撫子枝丸(112巻5話「家紋ベイビー!! の巻」)。
- 作者がWebサイトを開設し、ネット進出をした記念に、作品の公式ページ上にごく僅かな期間だけ「20年後のこち亀」という話で両津と夫婦になっている話が掲載されていた[9]。
演者[編集]
アニメ版での声優は森尾由美。舞台版での俳優は細川直美(第1作)→大河内奈々子(第2作・第3作)→森下千里(第4作)。テレビドラマ版での俳優は香里奈。
脚注[編集]
このページは Wikipedia日本語版由来のコンテンツを利用しています。もとの記事は秋本・カトリーヌ・麗子にあります。執筆者のリストは履歴をご覧ください。 Yourpediaと同じく、WikipediaはGFDLのライセンスで提供されています。 コンテンツを再利用する際には同じくGFDLのライセンスを採用してください。