「マツカサモドキ亜属」の版間の差分
提供: Yourpedia
ウーソキカスラ絵はガチ (トーク | 投稿記録) (→主な種類) |
|||
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示) | |||
9行目: | 9行目: | ||
== 主な種類 == | == 主な種類 == | ||
− | R. | + | R.Singerの分類体系によれば、日本産の種類は以下のように整理される。 |
=== タマゴテングタケ節 === | === タマゴテングタケ節 === | ||
+ | ==== Destroying angel(死の天使) ==== | ||
+ | タマゴテングタケ節のうち、傘・ひだ・柄・つば・つぼの全てが白色でアマニタトキシン類を多く含む猛毒のキノコの一群を特に'''Destroying angel(死の天使)'''と呼ぶ。 | ||
* [[ドクツルタケ]]-猛毒。[[シロツルタケ]]<ref name="日本の毒きのこ 58頁"/>・[[シロマツタケモドキ]]<ref name="日本の毒きのこ 23頁">『日本の毒きのこ』、23頁。</ref>・[[シロオオハラタケ]]<ref name="日本の毒きのこ 23頁"/>・[[ハラタケ]]<ref name="日本の毒きのこ 23頁"/>との誤食に注意。 | * [[ドクツルタケ]]-猛毒。[[シロツルタケ]]<ref name="日本の毒きのこ 58頁"/>・[[シロマツタケモドキ]]<ref name="日本の毒きのこ 23頁">『日本の毒きのこ』、23頁。</ref>・[[シロオオハラタケ]]<ref name="日本の毒きのこ 23頁"/>・[[ハラタケ]]<ref name="日本の毒きのこ 23頁"/>との誤食に注意。 | ||
* [[シロタマゴテングタケ]]-猛毒。ドクツルタケとは茎にささくれがない点が異なる<ref>『日本の毒きのこ』、21頁。</ref>。[[シロツルタケ]]との誤食に注意<ref name="日本の毒きのこ 58頁">『日本の毒きのこ』、58頁。</ref>。 | * [[シロタマゴテングタケ]]-猛毒。ドクツルタケとは茎にささくれがない点が異なる<ref>『日本の毒きのこ』、21頁。</ref>。[[シロツルタケ]]との誤食に注意<ref name="日本の毒きのこ 58頁">『日本の毒きのこ』、58頁。</ref>。 | ||
− | * [[アマニタ・オクリアータ]]- | + | * [[アマニタ・オクリアータ]]-猛毒。 |
− | * [[アマニタ・ビスポリジェラ]]- | + | * [[アマニタ・ビスポリジェラ]]-猛毒。 |
+ | * [[アマニタ・マグニヴェラリス]]-猛毒。 | ||
+ | |||
+ | ==== その他のタマゴテングタケ節 ==== | ||
* [[コテングタケモドキ]]-毒。 | * [[コテングタケモドキ]]-毒。 | ||
* [[タマゴテングタケ]]-猛毒。 | * [[タマゴテングタケ]]-猛毒。 |
2019年10月16日 (水) 20:22時点における最新版
マツカサモドキ亜属(-あぞく)とはテングタケ科テングタケ属の亜属の一つ。
目次
概要[編集]
この亜属に属するキノコ全体の特徴としては、傘に条線がないことがあげられる。
- タマゴテングタケ節はつぼは袋状でつばがある。テングタケ亜属のタマゴタケ節に似た形であるが、傘に条線がないことが異なる。猛毒の種が多い。
- フクロツルタケ節はツボが袋状で傘にツボの破片を残す。
- キリンタケ節は傘にツボの破片があり、茎につばがある。外見はテングタケ亜属のテングタケ節に非常に似ているが、やはり傘に条線がない点が違う。
- マツカサモドキ節は傘にイボが付着し、ツボがあまりはっきりしない形である。
主な種類[編集]
R.Singerの分類体系によれば、日本産の種類は以下のように整理される。
タマゴテングタケ節[編集]
Destroying angel(死の天使)[編集]
タマゴテングタケ節のうち、傘・ひだ・柄・つば・つぼの全てが白色でアマニタトキシン類を多く含む猛毒のキノコの一群を特にDestroying angel(死の天使)と呼ぶ。
- ドクツルタケ-猛毒。シロツルタケ[1]・シロマツタケモドキ[2]・シロオオハラタケ[2]・ハラタケ[2]との誤食に注意。
- シロタマゴテングタケ-猛毒。ドクツルタケとは茎にささくれがない点が異なる[3]。シロツルタケとの誤食に注意[1]。
- アマニタ・オクリアータ-猛毒。
- アマニタ・ビスポリジェラ-猛毒。
- アマニタ・マグニヴェラリス-猛毒。
その他のタマゴテングタケ節[編集]
フクロツルタケ節[編集]
キリンタケ節[編集]
- キリンタケ-毒。
- ヘビキノコモドキ-毒。
- コガネテングタケ-食毒不明。
- ガンタケ-食。但し生食は毒。
- コタマゴテングタケ-毒。微量だがアマトキシン類を含むため注意が必要[5]。日本の菌類学者の間ではタマゴテングタケ節に分類されることもある。
- クロコタマゴテングタケ-毒。コタマゴテングタケと同じ毒性を持つ。コタマゴテングタケ同様日本の菌類学者の間ではタマゴテングタケ節に分類されることもある。
- コテングタケ-毒。コタマゴテングタケやクロコタマゴテングタケ同様日本の菌類学者の間ではタマゴテングタケ節に分類されることもある。
マツカサモドキ節[編集]
- シロオニタケ
- ササクレシロオニタケ
- シロオニタケモドキ
- コシロオニタケ
- タマシロオニタケ-猛毒。
- オニテングタケ
- チャオニテングタケ
- ハイカグラテングタケ-食毒不明。食?
参考文献[編集]
- 今関六也・本郷次雄 『原色日本新菌類図鑑 I』 保育社、1987年
- 長沢栄史 監修 『フィールドベスト図鑑 14 日本の毒きのこ』 学習研究社、2003年10月4日初版発行、ISBN 4-05-401882-3
脚注・出典[編集]
[ヘルプ]