「豊中市2人殺害事件」の版間の差分
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− | + | 裁判で中山は「殺意は無かった」として減刑を求め、弁護人も殺人ではなく[[傷害罪|傷害致死罪]]と[[過失致死傷罪|過失致死罪]]の適用を求めたが、被害者を待ち伏せしていた計画性、被害者を何度も刺している残忍性、過去に殺人の前科がある反社会性などから受け入れられることはなく、[[2001年]][[11月20日]]、[[大阪地方裁判所|大阪地裁]]([[氷室真]]裁判長)は[[死刑]]を宣告した。中山は控訴したが、[[2003年]][[10月27日]]、[[大阪高等裁判所|大阪高裁]]([[浜井一夫]]裁判長)は控訴を棄却。[[2006年]][[6月13日]]、[[最高裁判所 (日本)|最高裁]]([[堀籠幸男]]裁判長)は[[上告]]を棄却し、死刑が確定した。 | |
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2011年12月1日 (木) 10:34時点における最新版
豊中市2人殺害事件(とよなかしふたりさつがいじけん)とは、1998年2月19日未明に大阪府豊中市で起こった殺人事件である。
事件[編集]
犯人の中山進(当時50歳)は犯行当日、豊中市の路上で建設業の男性(当時37歳)を待ち伏せ、手製の槍及び包丁で刺殺した。このとき、一緒にいた女性(当時40歳)も巻き添えを食う形で殺された。中山は、被害者男性の妻と交際していたが、男性が離婚に応じないために凶行に及んだのである。だが、巻き添えで殺した女性の悲鳴がたまたま近くにいた非番中の警察官3名に気づかれて逃走したものの、追跡されて逮捕された。
裁判[編集]
中山は1970年に高知県で銀行警備員をライフルで射殺するという事件を起こしていた。強盗殺人で起訴され、1審の高知地裁で死刑判決を受けて控訴し、1973年の高松高裁で無期懲役判決を受けて岡山刑務所で服役、1991年に仮出所していた。
裁判で中山は「殺意は無かった」として減刑を求め、弁護人も殺人ではなく傷害致死罪と過失致死罪の適用を求めたが、被害者を待ち伏せしていた計画性、被害者を何度も刺している残忍性、過去に殺人の前科がある反社会性などから受け入れられることはなく、2001年11月20日、大阪地裁(氷室真裁判長)は死刑を宣告した。中山は控訴したが、2003年10月27日、大阪高裁(浜井一夫裁判長)は控訴を棄却。2006年6月13日、最高裁(堀籠幸男裁判長)は上告を棄却し、死刑が確定した。