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自由が丘駅(じゆうがおかえき)は、東京都目黒区自由が丘一丁目にある、東京急行電鉄の駅である。
目次
概要[編集]
当駅は駅長所在駅である。『自由が丘管内』として当駅および東横線都立大学駅、大井町線緑が丘駅、九品仏駅、尾山台駅、等々力駅、上野毛駅の6駅を管理している。管理が当駅以外は大井町線の駅であるため、東横線の駅としては単独管理である。
2012年3月現在、駅の照明がLED照明などの消費電力の少ない照明器具となっている。これは「〜スマートモデル自由が丘駅あかりプロジェクト〜」における事業で実施したもので、鉄道施設では設置例の少ない照明制御・調光システムを持つLED照明器具が設置されているほか、一般照明としては日本初の実用的設置となる次世代照明「有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)照明」や薄型のLEDサインも採用されている[1]。
歴史[編集]
駅構造[編集]
大井町線(1番線・2番線)は相対式ホーム2面2線を有する地上駅、東横線(3番線 - 6番線)は島式ホーム2面4線を有する高架駅である。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■大井町線 | 下り | 二子玉川・溝の口方面 |
2 | ■大井町線 | 上り | 大岡山・旗の台・大井町方面 |
3・4 | ■東横線 | 下り | 武蔵小杉・横浜・■みなとみらい線 元町・中華街方面 |
5・6 | ■東横線 | 上り | 渋谷・副都心線 池袋・小竹向原・和光市 ■西武線 所沢 ■東武東上線 川越市方面 |
東横線は2001年3月28日に特急を運行開始して以来、菊名駅と同様に終日緩急接続を実施するようになった。緩急接続時は外側の副本線3・6番線に各駅停車、内側の本線4・5番線に特急・通勤特急・急行が入線する。緩急接続駅であることから、平日朝ラッシュ時の渋谷方面ホームは乗車を待つ行列が伸び、急行・通勤特急は当駅から混雑が激しくなる。
かつて大井町線には九品仏寄りに自由が丘検車区があった。その後、留置線1本を残しトレインチ自由が丘となっていたが、2007年11月15日に検車区自体も廃止された。
駅名標は、2012年3月に実施した「〜スマートモデル自由が丘駅あかりプロジェクト〜」におけるLED化により、薄型のLEDサインに変更された。それまでは、東横線用ホームは現行の標準タイプであるが、大井町線用ホームは旧タイプと現行の標準タイプであった。
平日の夜には元町・中華街駅始発当駅終着が1本設定されている。
駅構内[編集]
- 正面口
- 南口
- コインロッカー、公衆電話
- 北口
- インターホン、公衆電話、コインロッカー、ランキンランキン自由が丘店
- 大井町線上りホーム、
- トイレ、toks、テコプラザ自由が丘駅店[1]、公衆電話、スープストックトーキョー自由が丘店
- 大井町線下りホーム
- トイレ、toks、ランキンランキン自由が丘南口店
駅改良工事[編集]
2005年度からエレベーター、エスカレータの設置を中心に耐震補強、バリアフリー化を目的とする改良工事を開始した。正面口のエレベーター設置に伴い、正面口が狭くなることから、北口改札が完成した。ランキンランキンの出店、テコプラザ、定期券売り場の移転、トイレ、改札外の交番の改装も行われた。2007年10月にコンコース部の改良工事が完成した。
- 2005年(平成17年)10月31日 - 北口改札完成。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)3月下旬 - 正面口前と東横線ホームを結ぶエスカレータ4基が竣工。新コンコース開通。
- 2008年(平成20年)3月 - 同月28日からの大井町線における急行運転開始に向け、6両編成対応ホーム延伸工事完了。
- 2012年(平成24年)3月30日 - 「〜スマートモデル自由が丘駅あかりプロジェクト〜」:駅構内すべてを調光・調色LED照明及びLEDサインとし、さらにシースルー改札と定期券うりばには、一般照明としては日本初の実用的設置となる次世代照明「有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)照明器具」を導入[1]。
- 2012年度(平成24年度) - 東京地下鉄副都心線との相互直通運転開始に向け、特急・通勤特急・急行における10両編成の列車が停車できるようにするため、東横線の渋谷方でホーム延伸工事ならびに高架橋拡幅が行われる。
- 2013年度(平成25年度)3月31日 - 「〜スマートモデル自由が丘駅あかりプロジェクト〜」:シースルー改札口と定期券うりばに設置してある、一般照明としては日本初の実用的設置となる次世代照明「有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)照明器具」を更新した。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は以下の通りである。
東横線の乗降人員は、特急通過駅の日吉駅・綱島駅より少ない。近年の1日平均乗車人員は下記の通り。
年度 | 東 横 線 | 大井町線 | 出典 |
---|---|---|---|
1990年 | 96,556 | 75,863 | [4] |
1991年 | 96,451 | 77,109 | [5] |
1992年 | 94,482 | 74,068 | [6] |
1993年 | 92,521 | 71,671 | [7] |
1994年 | 35,937 | 15,471 | [8] |
1995年 | 34,973 | 16,025 | [9] |
1996年 | 35,252 | 15,600 | [10] |
1997年 | 35,515 | 15,658 | [11] |
1998年 | 37,236 | 16,200 | [12] |
1999年 | 38,366 | 16,486 | [13] |
2000年 | 38,726 | 16,570 | [14] |
2001年 | 39,337 | 16,874 | [15] |
2002年 | 40,041 | 17,068 | [16] |
2003年 | 41,268 | 18,257 | [17] |
2004年 | 41,274 | 18,756 | [18] |
2005年 | 41,613 | 19,435 | [19] |
2006年 | 43,033 | 20,419 | [20] |
2007年 | 43,298 | 24,445 | [21] |
2008年 | 45,800 | 23,721 | [22] |
2009年 | 45,855 | 24,427 | [23] |
駅周辺[編集]
自由が丘を参照。
- スーパーマーケット
- フレル・ウィズ自由が丘東急ストア
- ピーコックストア自由が丘店
- あおば食品館 自由が丘店
- ザ・ガーデン自由が丘自由が丘店
- 紀ノ国屋等々力店
- その他
- 奥沢駅(徒歩10分程度)
- 目黒自由が丘郵便局
- 東急プラザ
- メルサ自由が丘店
- 白樺広小路スクエア
- 自由ヶ丘学園高等学校
- 自由が丘スイーツフォレスト
- 山野楽器自由が丘店
- 魚菜学園
- ヤマダ電機LABI自由が丘店
- マリークレール通
- Luz自由が丘
- 自由が丘産能短期大学
バス路線[編集]
- 自由が丘駅
- 自由が丘駅入口 - 自01系統と自12系統のバス停表記は自由が丘駅。
駅名の由来[編集]
近隣の古刹である九品仏浄真寺は9体の阿弥陀如来像を安置していることから「九品仏」(くほんぶつ)と呼ばれていたため、駅設置当時はこの最寄り駅として「九品仏前駅」とした。大井町線の開業に伴いより寺に近い場所に「九品仏駅」が設置されることになったため、駅所在地が荏原郡碑衾村大字衾(ふすま)にあることから「衾駅」に改めるはずであったが、ちょうどその頃に大字が自由ヶ丘に改められたため、これに合わせて「自由ヶ丘駅」に改称したものである。
「自由が丘」の由来については、自由が丘の項を参照のこと。
隣の駅[編集]
- 東京急行電鉄
- ■東横線
- ■大井町線
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 東京急行電鉄 「自由が丘駅」に、有機EL照明器具29台、LED照明器具1,174台などを納入 - パナソニック 2012年3月30日(2013年6月23日 閲覧)
- ↑ 東急電鉄「各駅乗降人員」
- ↑ 東急電鉄「各駅乗降人員」
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)226ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)232ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)