「勇者王ガオガイガーシリーズの登場メカ」の版間の差分
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(相違点なし)
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2020年1月12日 (日) 18:26時点における版
勇者王ガオガイガーシリーズの登場メカ(ゆうしゃおうガオガイガーシリーズのとうじょうメカ)では、アニメ『勇者王ガオガイガー』及び『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場する架空のロボットやメカについて記述する。
目次
青の星と緑の星による融合テクノロジー
ギャレオンによってもたらされた、ラティオの故郷である緑の星のテクノロジーを解析・分析し実用化した存在。ただし、青の星(地球)のテクノロジーではオリジナルの技術を断片的ないし部分的に再現するのがやっとであり、再現しきれなかった部分は地球のテクノロジーで代用。
(全勇者シリーズ的には)最強の攻防面を保有するが、いかんせん元となる技術が未解析のままな為、開発後の機体の維持に莫大な予算が必要。サイボーク凱にいたっては、少しでも体調のバランスが崩れると昏睡状態に陥り、精神が不安定な状態に陥ると即座にパワーダウンを引き起こしてしまい、紙面などにおいて『最強軟弱の勇者王』という名称で呼ばれる。ルネは凱に比べれば技術が進んだものの、バイオネットによる不完全な改造のため排熱機関が不完全であり、平常時でさえその気になれば手の平で玉子焼きが作れてしまうほどの高熱を発している状態のため、インタークーラーコートを常時着ていなければならない。このように最強と最弱が紙一重に同居している為、日々技術を進歩させねばならない。
GGG機動部隊
緑の星のテクノロジーの中で、戦闘面を主に解析した技術をもって作られたロボットによる防衛型戦闘部隊。保有する攻撃力は地球上どの組織よりも(例外として同テクノロジーを模倣したバイオネット等)強大ではあるが、世界各国の戦闘力の安定化の為、国境の枠を越えた脅威(機械31原種やバイオネット)に対する防衛的戦闘行為もしくは、災害地におけるレスキュー活動にのみ出動が認められている。
リーダーは機動隊長・獅子王凱(詳しくは登場人物の項目を参照)構成員は氷竜、炎竜、風龍、雷龍、ゴルディーマーグ。 ボルフォッグ、マイク・サウンダース、ポルコート、光竜、闇竜は正確にはGGG機動部隊ではなく、GGG諜報部(後述)とGGGから技術提供を受けた外部組織の所属である(風龍、雷龍も当初はそうだった)。
ガオガイガー
ガオガイガー | |
型式番号 | GBR-1 |
所属 | GGG機動部隊 |
製造 | GGGベイタワー基地エリアVI三式空中研究所 |
分類 | スーパーメカノイド |
全高 | 31.5m |
本体重量 | 630.0t |
内蔵タンク最大搭載量 | 264.2t |
ジェネレーター出力 | 75,00,000kW以上 |
最高走行速度 | 172km/h |
最高飛行速度 | マッハ3.0 |
動力 | Connected G-Drive |
武装 | ブロウクンマグナム ドリルニー |
バリアシステム | プロテクトシェード G-Power BarrierSystem |
ハイパーツール | ディバイディングドライバー ガトリングドライバー ディメンジョンプライヤー ゴルディオンハンマー/マーグハンド モレキュルプラーネ ゴルディオンモーター グランドプレッシャー |
搭乗者 | 獅子王凱 |
巨大メカライオンこと「ギャレオン」が獅子王凱とフュージョン(いわゆる合身)することによりメカノイド「ガイガー」へと変形した後、さらに3機の支援メカ「ガオーマシン」と共に「ファイナル・フュージョン」を行うことによって誕生するスーパーメカノイド(それぞれのガオーマシンは、ステルス爆撃機に似た姿を持つ航空機「ステルスガオー」がガオガイガーの主翼と両腕に、新幹線500系電車を模した「ライナーガオー」が両肩に、そして地底戦車「ドリルガオー」が両足となる)。この「ファイナル・フュージョン」(以下、「F. F.」と略す)とは歴代勇者シリーズにおける主役キャラ各位の「○○合体」(例:『勇者エクスカイザー』の「巨大合体」等)に相当するシークエンスである。そういったシリーズ特有の伝統に則ってか、本作の劇中や主題歌でも時おり「超人合体」と称されたことがあった。
- このデザインや合体構造については、それまでの勇者シリーズの集大成ともいえるものであるが、さらにルーツを辿れば『未来ロボ ダルタニアス』や『宇宙大帝ゴッドシグマ』など1980年代前半の合体ロボットアニメにまで遡る事ができる。ことにガオガイガーの合体パーツの構成は、ゴッドシグマのそれに近い。
- また、パーツのデザインといえば、かつての勇者シリーズの主役ロボたちと比較すると、良く言えば戦闘的、悪く言えば凶悪な顔つきをしており、従来作品よりも高年齢層がターゲットであった事が窺い知れるものであった。そして何より異なるのが剣などを使わず、素手やハンマーで戦い刃物などを全く使っていない(これは、放送当時の1997年に社会に大きな衝撃を与えた、刃物を使用した殺傷事件が続発しており、その辺りの製作側の配慮と思われる)。
右腕と左腕にはそれぞれ攻撃用と防御用に特化した装備が設けられており(右腕は、回転させながらGストーンのエネルギーを充填し射出するロケットパンチ的な攻撃技「ブロウクンマグナム」として、そして左腕は敵の攻撃を相殺あるいは増幅し跳ね返す防御フィールド「プロテクトシェード」として機能する)、それを応用した戦術などでさまざまな局面に対応できる。初めてF. F.を行った際の成功率は「限りなく0に近い」だったが、「残りを勇気とガッツで補い」(おおむね劇中の発言に基づく)合体に成功。しかしながら、運用開始当初はF. F.自体がガイガーやガオーマシンへダメージを及ぼすなど機構面での不完全さが、そしてゾンダー撃退のための切り札となっていたガオガイガー最大の必殺技「ヘル・アンド・ヘヴン」もまた搭乗者である凱に著しい肉体的負担を強いるものとして強調されることで、物語により強い緊張感を生み出していた(設定上、ガオガイガーはあくまでも「異星のテクノロジーをベースに開発された純地球産のメカニズム」として描かれており、従来シリーズの勇者ロボたちのように異星のテクノロジー主体による自由自在な変形・合体・分離は行えないという状態にあった)。
このように、不完全な状態で緒戦を迎えたガオガイガーではあったが、戦局が進むに連れ改良が重ねられ、第31話における機界31原種との戦いにおいて大破した際には改修を受けるとともに新技術による「ウルテクエンジン」を搭載し、さらに従来のステルスガオーに代わって宇宙用に改造を施された「ステルスガオーII」と合体する事により、強化型ガオガイガーとも言うべき新形態「スターガオガイガー」となった。スターガオガイガーの武装は基本的にガオガイガーと同じだが、ステルスガオーIIに搭載された強化パーツ「ファントム・リング」を用いることにより「ブロウクンマグナム」と「プロテクトシェード」の威力を高めることが出来る(それぞれ、「ブロウクンファントム」「プロテクトウォール」と呼ばれる)。
- 『ガオガイガー』以前の勇者シリーズにおいては、番組開始当初から登場していた主役級ロボット(俗に言う「1号ロボ」)と、そのあとを継ぐ形で番組中盤から登場する新しい主役級ロボット(「2号ロボ」)とのさらなる合体(いわゆる「グレート化」)が伝統とされてきたが、本作の場合はこれを行わないばかりか、2号ロボ自体が存在しない。ゆえに、シリーズとしては従来の通例を破って1号ロボが最終回まで続投した最初で最後のケースとなっている(グレート化は主に商業的な理由から行われてきたものであり、この点に関しては東映のスーパー戦隊シリーズと事情をほぼ同じくする)。なお、OVA『勇者王ガオガイガーFINAL』では事実上2号ロボにあたる「ガオファイガー」と、さらには3号ロボとも言うべき「ジェネシック・ガオガイガー」が登場したが、いずれも初代ガオガイガーとは共闘していない(例えて言うなれば、それぞれ『ゲッターロボG』のように新しい方の主役ロボが入れ替わるように登場していた)。こうした背景は、『ガオガイガー』がシリーズ内でもことさら異色作とみなされる大きな要因の一つにもなっているようだ。
また、主人公の意志のみでの合体ができない事も異色といえる(ただし、第11話と第13話ではなぜか「承認!」なしでF. F.していた)。ガイからの要請シグナルに対して、F. F.許可の権限を持つGGG長官がF. F.を「承認!」し、オペレーター(大体の場合は卯都木命、数回のみスワン・ホワイト)が「プログラム・ドライブ!」の掛け声と共にガラスを叩き割って合体プログラム起動ボタンを押すことでF. F.が開始される。 テレビシリーズ最終話では、各ガオーマシンに行動不可能に陥った勇者ロボ達のAIとGSライドを搭載している為、エネルギー出力は通常時より遥かに高くなっている。
(カッコ内はスターガオガイガー時)
- 形式番号:GBR-01
- 全高:31.5メートル
- 重量:630.0トン(716.0トン)
- 最高速度:172km/h
- 最高飛行速度:マッハ3
- F. F.所要時間:62.318秒(初回。以降毎回更新)
- 武装:
- ブロウクンマグナム(スターガオガイガー時ブロウクンファントム)
- ドリルニー
- プロテクトシェード(スターガオガイガー時プロテクトウォール)
- プラズマホールド
- 専用装備:
- ディバイディングドライバー
- ガトリングドライバー
- ディメンジョンプライヤー
- ゴルディオンハンマー & マーグハンド
- モレキュルプラーネ
- ゴルディオンモーター
- グランドプレッシャー
- 必殺技:
- ヘル・アンド・ヘブン
- 両腕にエネルギーを込め、その腕を合わせて拳にして、其処から放った電磁嵐で動きを止めた相手に突貫し、両拳を突き立てて破壊する技。
- 当初ではこの技を使うたびにガオガイガー本体や凱自身にもダメージが蓄積するとされ、ゴルディオンハンマーを装備するようになってからは殆ど使われなくなった。
- 発動時に凱が呟く「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」の言葉は「二つの力を一つに」と言う意味が込められているとされる。
- ハンマーヘル・アンド・ヘブン
- ヘル・アンド・ヘブンに代わる必殺技としてゴルディオンハンマー及びゴルディーマーグ完成後に使用するようになった技。
- まずマーグハンドから取り出した楔をゾンダーに打ち付け、てこの要領でコアを摘出してからゴルディオンハンマーを叩きつけて標的を消滅させる。
- ゴルディオンハンマーそのものの詳細は下記のハイパーツール群を参照。
- ギャレオン
- 三重連太陽系「緑の星」で建造された宇宙メカライオン。機界昇華された母星からラティオを連れ落ち延び、1997年に初めて地球に飛来、天海夫妻にその赤子を託す。6年後、2003年にパスダーを追い再び地球に降り立つ。その頭脳回路には緑の星の指導者カインの人格コピーが記憶されていた。又、ボルフォッグのメルティングサイレンの元となったバリア分解機構が搭載されており、その咆哮によりEI-01のバリアを何度か破っている。但しこの機構が使えるのはこの形態のみ。
- 全高:9.8メートル
- 重量:112.5トン
- 最高速度:440km/h
- 最高飛行速度:マッハ2.5
- 武装:
- ギャレオンファング
- ギャレオンクロー
- ガイガー
- ギャレオンがサイボーグ・ガイとフュージョンし、変形したメカノイド。格闘戦を主とする。なお、ギャレオン時に使えたバリア分解機構はサイボーグ・ガイのボディーと共振を起してガイのボディを破壊しかねない為に使用不可能となっている。バリア分解機構がエヴォリュダーとなったガイや護のフュージョン時に使えるかは不明。
- 全高:23.5メートル
- 重量:112.6トン
- 最高速度:350km/h
- 最高飛行速度:マッハ1
- 武装:
- ガイガークロー
- ガイガー・ドリルガオー装着モード
- ガイガーの両腕に、左右分割したドリルガオーを装着した状態。通常より攻撃力が向上する。
- ガイガー・ステルスガオー装着モード
- ガイガーの背部にステルスガオーを装着した状態。ガイガー単体でも多少の飛翔は可能であるが、この状態ならより高機動、長時間、長距離の飛行が可能である。三段飛行甲板空母内でフュージョンして出撃する際は、大抵この状態で第三カタパルトから発進する。
- ガイガー・ステルス & ドリルガオー同時装着モード
- ガイガーの両腕にドリルガオーを装着した状態で、さらにステルスガオーとも合体する。機動力はステルスガオー単体での合体時よりも劣る。その代わり、防御力がガオガイガー並になる。
- ガオガイガー・DDモード
- ガオガイガーの左腕にディバイディングドライバーを装着した状態。ディバイディングドライバーはディバイディングフィールド形成後に分離し、戦闘モードへ移行する。
ガオーマシン
ガイガーと合体し、ガオガイガーとなるサポートマシン。通常は簡易AI搭載の無人機だが、EI-15との戦いではGGG隊員が乗り込み、有人操縦によるファイナルフュージョン(ファイナルフュージョンマニュアル、以下 F. F. M.)を、対機界新種戦では勇者ロボ軍団のAIによって操縦された。各機ともギャレオンに記憶されていたジェネシック・ガオーマシン(ジェネシック・ガオガイガー)のデータを基に作られている。TV版の最終話でギャレオンと護が宇宙へ旅立って以降は各方面で実験機として運用されたが、レプリジンの護によって強奪される。
- ステルスガオー
- B-2ステルス爆撃機に似た形状の航空機。ガオガイガーの背部・翼および下腕部になる。ガイガーの背部に合体し、高機動戦を展開することもあった。F. F. M.時には火麻激が操縦。
- 全幅:34.7メートル
- 重量:164トン
- 最高飛行速度:マッハ0.95
- ステルスガオーII
- ステルスガオーに宇宙用ウルテクエンジンを搭載した航空機型ガオーマシン。左右ポッドにブロウクンマグナム・プロテクトシェードをブロウクンファントム・プロテクトウォールに強化するファントムリング・ウォールリングを搭載する。機界新種戦ではボルフォッグが操縦。TV版最終話とOVAでレプリジンの護が強奪したとき以外、地上で運用される機会はなかった。ガオファイガーとの対決に敗れて破壊され、残骸とパーツはGGGに回収された。
- 全幅:38.5メートル
- 重量:250トン
- 最高飛行速度:マッハ0.95
- ライナーガオー
- 500系新幹線に似た形状の鉄道車両。ガオガイガーの肩および上腕部を形成するガオーマシン。ほとんどの鉄道路線を走破できる軌間可変台車、ほとんどの鉄道車両と連結できる万能連結器を装備。短時間なら飛行も可能である。線路の無い場所へ出動する場合、ステルスガオーのマルチパイロンへ車体を固定して輸送する。また中央に簡易型爆裂射出カタパルトを挟み込む事で、強襲揚陸補給船を運用出来ない内陸部へのツール運搬も可能である。F. F. Mでは獅子王麗雄が、機界新種戦では氷竜、炎竜が操縦した(このときの着地は当然ながら成功している)。ステルスガオーIIと共に、ガオファイガー戦で破壊され、残骸はGGGが回収した。
- 全長:24.6メートル
- 重量:55.4トン
- 最高速度:526km/h
- ドリルガオー
- 二基のドリルを備えた戦車。左右に分離し、ガオガイガーの両足を形成するガオーマシン。ガイガー時に両腕に接続可能。F. F. M.では牛山一男が、機界新種戦は風龍、雷龍(ゲーム『第3次スーパーロボット大戦α』では未登場の為、ゴルディマーグとマイクサウンダース13世が代わりに行った)がパイロットとなった。他のガオーマシン共々、ガオファイガー戦で敗れて破壊され、残骸はGGGが回収している。
- 全長:18.2メートル
- 重量:298トン
- 最高速度:120km/h
ガオファイガー
正式名称「ファイティング・ガオガイガー」。 ガオガイガーに代わる地球防衛の要として建造されたファイティングメカノイド。Gストーン以外は純地球製だが、弾丸Xのシステムを再検討し、生機融合体であるエヴォリュダー・ガイの能力とリンクさせることによって実現されたエヴォリュアル・ウルテク・パワーによってそのパワーはガオガイガーをも凌ぐ。型式番号はGBR-11。攻撃面はブロウクンファントム、防御面はプロテクトウォールによってぬかりはなく、またそれぞれの技はスターガオガイガーのものより大きく進化している。エネルギー状のファントムリングは、腹部に相当するリングジェネレーターによって生成される。全高、重量はガオガイガーと同じ、最大出力2000万馬力以上。
- 見方のよれば、勇者シリーズにおける2号ロボ的存在であるとも言える(ただし、ガオガイガーとは合体しない)。1号ロボと2号ロボが同一人格なのにコアとなるロボが異なるのは、ガオファイガー以外では、太陽の勇者ファイバードのグランバードのみ。
- 形式番号:GBR-11
- 全高:31.5メートル
- 重量:630トン
- 武装:
- ブロウクンファントム
- ドリルニー
- プロテクトウォール
- プラズマホールド
- 専用装備:
- ディバイディングドライバー
- ガトリングドライバー
- ゴルディオンハンマー & マーグハンド
- 必殺技:
- ヘル・アンド・ヘブン
- ハンマーヘル・アンド・ヘブン
- ガオファー
- エヴォリュダー・ガイの搭乗する戦闘機「ファントムガオー」が変形するメカノイドで、ガオファイガーのメインブロックを構成する。その戦闘能力はガイガーを凌ぐ。
- ファントムガオー形態では普段ファントムカモフラージュによって姿を隠している。ガオファー形態でも使用可能と思われるが、凱はこれを戦闘で活用することは無かった。
- リングジェネレーターはこの形態ではファイナルフュージョン用のプログラムリングを生成する為に使用される。この他にもファントム/ウォールリングを生成可能なようだが、劇中でガオファー単体でファイナルフュージョン用プログラムリング以外のリングを生成することは最後まで無かった。
- 設定のみで実際の合体シーンはないが、万一新ガオーマシンが使用不能になる様な緊急時に備え、旧ガオーマシンとの合体も可能になっている。もちろん逆の組み合わせも可能で、新ガオーマシンは旧ガオーマシンと互換性を持ち、ガイガーでも設定上合体が可能らしい(ジェネシックガイガーの場合は不明)。
- 全高:22.3メートル
- 重量:39.5トン
新ガオーマシン
- ドリルガオーII(ツー、IIはローマ数字の2)
- ガオファイガーの両足部になるガオーマシン。ドリルガオーとほぼ同じ形のドリル戦車だが、ドリルが節目ごとに逆回転し、4枚のフィンが付いている。初代ドリルガオー同様、ガオファーの腕部に装備することができるという設定があるが、劇中では披露されなかった。
- 全高:18.2メートル
- 重量:299トン
- ライナーガオーII(ツー、IIはローマ数字の2)
- ガオファイガーの両肩、及び両上腕部を構成するガオーマシン。ライナーガオーとの最大の違いは、ロケット型であること。これにより、ライナーガオーの欠点である「線路の上しか走れない」という最大の特徴兼問題点を解消している。ガオファイガーが破壊された際の脱出装置としての役割も持っているが、劇中でガオファイガーが大破した際には役に立たなかった(レプリガオファイガーの時は一応役に立っている)。
- 全高:13.1メートル
- 重量:133.3トン
- ステルスガオーIII(スリー、IIIはローマ数字の3)
- ガオファイガーの頭部装甲、左右前腕部、背部ウイングを構成するガオーマシン。ステルス爆撃機型だが、ステルスガオーと比べて多少は小さくなった。にも拘らず、ステルスガオーIIと比較して遥かに小型化されたウルテクエンジンを搭載している。また、プロテクトリング/ウォールリングをエネルギー粒子で構成する方式に変更したことで、ステルスガオーIIの両端に装着されていた大型のウルテクエンジンとリングを排除する事に成功。ステルスガオーIIでは失われていたステルス性の回復に成功している。また、ガイガー・ステルスガオー装着モード同様、ガオファーに装備可能という設定があるが、劇中ではドリルガオーII同様に披露されていない。
- 全高:35メートル
- 重量:122.7トン
ガオガイゴー
地球の新たな守護神として、そしてザ・パワー運搬護衛機として誕生した新たな勇者。GGG・アカマツ工業の共同制作で開発された。ガオガイガーの規格にあわせてあるため、殆どのツールの使用が可能。
ニューロメガノイド・凱号(アクティブ・モード)にステルスガオーⅡ、ドリルガオーⅡ、ライナーガオーⅡがファイナルフュージョンすることで誕生する。ステルスガオーⅢではなくⅡが合体するのは、凱号はガオファーと異なりファントムリングを作り出すことができないため、実体リングをもつステルスⅡを採用しているのと、ある事情で新たなガオーマシンを開発できないからではないかといわれているらしい(そうでなければ既存のステルスⅡではなく新たなガオーマシンを開発しているはずである)。そのため武装・装備は基本的にスターガオガイガーに準じている(ドリルニーのみガオファイガーに準じる)。
三重連太陽系で作られし三種の宝石
緑の星
- Gストーン
- 三重連太陽系・緑の星で指導者カインの子ラティオ(護)の能力を基にGクリスタルから作られた無限情報サーキット。緑色のエネルギー(ハイパーモードの光は金)Gパワーを発散し、そのエネルギーはゾンダーたちが発する素粒子Z0と対消滅する関係にある。持つ者の命の力、即ち勇気に反応して莫大なエネルギーを放出する。ギャレオンによって地球人類にもたらされ、サイボーグ凱、ガオガイガー、そして最強勇者ロボ軍団など多くのGGGの装備の動力源となった。作品内においては勇者たちの勇気と並ぶ『勝利の鍵』と言える。GストーンのエネルギーはGSライドによって取り出され、Gリキッド等と呼ばれる勇者ロボの全身を循環する血液の役割をする液体(オイルとは別)によって分配される。なお、Gリキッドは各勇者ロボの変形時出力として必要不可欠という描写があり、喪失すると変形できない。
- 当初は日本(GGG)だけが所有しており、それを狙う諸国の諜報機関やバイオネットとの間に暗闘が繰り広げられたが、やがて各国にそれぞれ数個のGストーンとGSライドを始めとする関連技術が無償供与された(ギャレオン体内装備と獅子王凱・天海護がそれぞれ所有するもの以外のGストーンはすべて地球産の複製品だという説、全てのGストーンはギャレオンが持ってきた物だとする説など諸説ある)。なお、ルネ・カーディフのGストーンは雷牙が提供したもの。
- Gクリスタル
- ラティオ(護)の能力を解析して作られた緑色の結晶状の要塞。Gストーンの原石と言える物で、基本的な性質はGストーンと同じだが、エネルギー量はGストーンをはるかに凌ぎ、ジェネシックオーラを放つ。
- 三重連太陽系に向かった護少年はここでジェネシックマシンと共に遊星主と戦いつつ、ギャレオンの本来の姿への改修を行っていた。カインの妻と思われる人物の魂が宿っており、卯都木命はリミピットチャンネルによりその意識を読み取った。ギャレオンの改修が終わった直後、ジェネシックオーラ波動の停止の隙を狙った遊星主により破壊される。
- ラウドGストーン
- Gストーンの基礎出力を大きく向上させた物で、Gの文字が反転しているのが特徴。
- 使用者の勇気に関係無くGストーン以上の出力を安定して得られる反面、Gストーンの最大の長所である、勇気から生まれる無限のエネルギーを得ることができなくなっている。更に、Gクリスタルやジェネシックの放つジェネシックオーラの影響下ではその力が弱体化してしまう。
赤の星
- Jジュエル
- 三重連太陽系・赤の星で製造された、赤いエネルギー(ハイパーモードの光は銀)を放つ石。赤の星のサイボーグ・ソルダートJ、及びジェイアーク、そしてキングジェイダーの動力源である。緑の星から提供されたGストーンをベースに、赤の星の指導者アベルによる独自の改良が施されている。純粋なエネルギー発生器としての性能はGストーンを格段に凌駕するが、アルマによって凍結コマンドを使用された場合、その全機能が停止する。
紫の星
- ゾンダークリスタル
- 三重連太陽系・紫の星で作られた、紫色の物質であり、31原種の集合体、Zマスターの本体ともいえる物。これの亜種にあたる物がゾンダーメタルである。31にまで分裂する機能を持っており、それぞれが生命体や機械・衛星に取り付く事で、31種の機界31原種となる。
- ゾンダーメタルは、元々は、生命体(人間など)にゾンダーメタルが取り付く事で、マイナスエネルギーを吸い取り心身のリフレッシュを行う事を目的として作られた。
- しかし、何らかの事故により制御プログラム・Zマスターは暴走。三重連太陽系は機界昇華により滅亡し、緑の星へたどりつくまでに本来の目的とは異なる用途に使用される。
- 植物という特質があるため、苗床となる知的生命体から要素となるマイナスエネルギーを吸収、やがて木となり花が咲き、胞子を飛ばしてゾンダーメタルが作られる。ただし、ゾンダーメタルの精製には莫大なエネルギーを必要とする為、大量生産が難しい。また、大量生産可能なプラントの建設も計画されたが失敗に終わっている。
超AI
人間の頭脳を工学的に表現した、最新鋭の情報処理システム。一般で使われるAIと違い、ガオガイガー以降のGBRシリーズに【心】を持たせる為に作られた。ただし、未だ技術は発展途上の為、通常のAIよりもサイズが大きい。移動を考えなければ、AI単独での記憶維持が可能。
AIには0の状態から教育プログラムによって作られたものと、特定の人間の思考パターンをベースに移植したものがある。
前者は竜シリーズと通称される、戦闘特化のGBRシリーズに採用されており、人格の熟成に数ヶ月単位の時間が必要になる(兄組が登場初期の人格年齢に達するまでに半年の教育期間がかかった。逆に妹組は数週間だった為、登場初期は人格年齢が五歳前後)。
後者は諜報部・マルチロボなど、経験による蓄積など複雑な作業を専門に行うGBRシリーズに採用。ただし、この人格移植は提供する人間に多大な負担を与える(例えばマイクシリーズの人格提供者、スタリオン・ホワイトは12キロも体重が減少したという。ゴルディーマーグの人格提供者の火麻参謀はたいした影響も受けなかったが、彼のタフさはあくまで例外である)。人格移植を行う理由は、戦闘行為などの単純作業はともかく、人間的な細やかさと対応がサポートロボには求められており、獅子王麗雄博士曰く・竜シリーズの様に0から育てる時間が無いとの事。
超AIによる人格移植
ガオガイガーの3作前にあたる勇者警察ジェイデッカーでは、人の心についてスポットが当てられており、その段階で『人間の心を超AIに複製する』という行為が全体を通しての重要なキーとなっている。
今作における超AIの定義は前述にて述べている。しかし、一部GBRシリーズはジェイデッカーでは禁句ともされている『人間の心』を機械へと複製=移植した。
人格移植については、超AIに写されるのは人格のみであって記憶ではないという科学者たち一致の解説がある。しかし、ゴルディーマーグ・マイク=サウンダースのような長期間にわたっての人格移植はともかく、ボルフォッグ・ポルコートのような諸事情(人格提供者が暗殺・殉職)による短期間での人格移植の場合、提供者の記憶そのものが色濃く複製されるという事態がある。(『ロボット闇酷冒険記』で登場したジュピロスⅤはロボットの「心」に「存在する記憶」を操る事ができるのだが、その際にボルフォッグが、本来見ることが出来ない筈の犬神霧雄の個人的記憶風景と殺害される直前の記憶を見た事、台詞の端々から推測されるポルコートの提供者エリック=フォーラーの意思や「匂い」という生物が長年をかけて知識と情報(記憶)として蓄積した香りを感じ取れる事など。詳しい前例については勇者警察ジェイデッカーでの、ビクティム・オーランド殺害による超AIロボットビクティムの誕生経歴参照)
しかし、長期間かけての人格移植でも人格提供者の記憶が移植されるのは避けられないようで、マイク=サウンダースが「スワン=ホワイト」という一個人に対して執着を持つ事に『サーティーンスの心に眠るスタリー君(人格提供者スタリオン=ホワイト。スワンの兄)の記憶』という表現をしている事、ゴルディーマーグの頑固な性格は、提供者の人格と記憶双方が混在しないと成り立たない(人格だけならば、提供者と完全同一の性格にはならず、麗雄博士による兄弟のようなという表現は、共に育つ=記憶の共有という意味)など、人間の記憶喪失と同じ理屈で、潜在意識の中に人格提供者の記憶が封印または残留していると思われる。
最強勇者ロボ軍団
最新鋭超AIを搭載し、車両形態(ビークルモード)とロボ形態(場合によってはさらに他の形態にも)に変形(システムチェンジ)する勇者たち(マイクはコスモロボ形態からブームロボ形態へ変形)。
今作に於ける【勇者】の大半を占めており(他は獅子王凱(ガオガイガー)・ソルダートJ(ジェイダー)・ルネ・カーディフ・獅子王)純然たるロボットである。ただし、機体技術には、青の星と緑の星双方の技術が使われており、全シリーズ通しての見方でいけば、地球と異星のハーフ的存在である。
ちなみに、GBRナンバーのついた勇者ロボ達の型式番号のうち、GBR-4(ボルフォッグ)とGBR-6(風龍)の間に存在する番号「GBR-5」は欠番となっている。超竜神を飛行可能にする能力を持った第3の飛行形勇者ロボだったとされるが、ゴルディーマーグ開発にともない開発が頓挫し、そのまま欠番になったという説がある。
竜型ビークルロボ
青の星で初めて『心あるロボット』としての技術が確定した超AIを搭載されたロボット『氷竜・炎竜』を一号機とするナンバー。通称・竜シリーズ。
2体のビークルロボットによる連係プレーとシンメトリカルドッキングと呼ばれる合体機能を持つ。
救助支援型の超竜神、防衛戦闘型の撃龍神、純戦闘型の天竜神にそれぞれなる、計6体の竜シリーズが確認されている。互いに双子の兄弟として認識しており、組み合わせは男・男・女。
エネルギー節約も兼ねた半ビークルモードでもある中間形態へと変形し行動が可能(玩具でも変形機構を利用して再現可能。ただし、弟組と妹組は不明)。胸部のダイヤルによって、固体別に搭載された装備の出力を調整する。基本的に胸のダイアルなどは左右対称となる。
合体はシンパレート(互いの意思が1つになっているかどうかを示す数値)が90%を超えて始めて可能となる。同時にAIもリンクされ、人格が統一される。合体にはそれぞれの精神状況が左右される描写がある。
機械31原種との戦闘の中、6体のうち兄機の4体は正式にGGG配属となったが、妹機2体はGGGではなく外部組織の所属である。
同型機の後者(弟と妹)には謎の着地不能バグがある(種類に拘らなければバグがなかったのは長兄にあたる氷竜のみ)。
日本製竜型ビークルロボ
世界初の汎用AIを搭載した、災害救助を主目的として開発された、人命救助に焦点を置いた救助支援型である。戦闘能力はガオガイガーと比べてやや低かったものの、原種戦に際し本来搭載されていなかったウルテクエンジンを装備する事で強化される。
ZX-06頭脳原種戦で超巨大隕石阻止の為巨大ESウィンドウの彼方へと消えるが、タイムワープにより6500万年前の地層で発掘され戦線復帰する(公式本によれば、発掘された場所はパラドックス効果により変わった歴史によって作られたらしく、本編では『突如』現われた場所と扱われている)。 兄故か、弟や妹には優しく、特に妹達に対してはかなり甘いことから、シスコン疑惑もある。
- 氷竜(ひょうりゅう)
- 声:山田真一
- クレーン車に変形する兄。第5話に初登場。冷却系の武器を装備する。AIプログラムは教育プログラムと命やスワンたちの教育で作成されたもので、性格は冷静沈着、思考は理論を優先し口癖は「私の計算では~」。生まれた時から兄なのか(炎竜よりもAIの起動が0.1秒早かった為であるらしい)、兄弟全体の長兄としての自覚を持つ苦労人。
- 一人称は「私(わたくし)」。メインカラーは明るい青。
- 型式番号:GBR-2
- 全高:20.0メートル
- 重量:220トン
- 武装:
- フリージングガン
- フリージングライフル
- チェストスリラー
- パワークレーン
- クレーントンファー
- 別個装備:
- ペンシルランチャーブルー
- 炎竜(えんりゅう)
- 声:山田真一
- はしご車に変形する弟。氷竜と同じく第5話で初登場。兄の氷竜とは対照的に火炎系の武器を持つ。AI教育も氷竜と同一手順だったのだが、なぜか彼は逆に気性が激しく、着地がいつまでたっても上手くならないという欠点を持つ。ビークルロボ形態で着地に失敗するのは盾であるミラーシールドの重さで上手くバランスが取れない為という説があり、一度だけビークル形態での着地を成功させたが、それ以降は一度もない。生まれた時から弟であるからか、兄弟(特に妹)ができた時は非常に喜んだ。
- 一人称は「僕(ぼく)」。メインカラーは赤。
- 型式番号:GBR-3
- 全高:20.0メートル
- 重量:220トン+25トン(ミラーシールド)
- 武装:
- メルティングガン
- メルティングライフル
- チェストウォーマー
- パワーラダー
- ラダートンファー
- ミラーシールド
- 別個装備:
- ペンシルランチャーレッド
- 超竜神(ちょうりゅうじん)
- 声:山田真一
- 氷竜と炎竜が合体した勇者。第6話に初登場。氷竜と炎竜を足して2で割った性格をしているが、どちらかというと兄である氷竜の意識が強い。「イレイザーヘッド」を射出できる唯一の機体である。宇宙用追加スラスター「SPパック」及び大型ブースター兼簡易エネルギー補給艦「クライマー1」を装備することが可能。頭脳原種との戦いの際、太古の地球へと時間転移し、「ザ・パワー」の力を内包し6500万年間眠り続け現代に帰還。兄弟の中で最も撃墜記録が多い。
- 全高:28.0メートル
- 重量:465トン
- 装備:
- ダブルガン
- ダブルライフル
- ダブルトンファー(ジャッキとしても使用可)
- 強化装備:
- ウルテクライフル
- 専用装備:
- メガトンツール「イレイザーヘッド」
- 秘匿装備:
- スーパーノヴァ
- OVAでは分離状態で使用されたが、本来は超竜神用。TV版では未登場だが、これは計画中で、装備が機界文明殲滅後になったため。チェストウォーマーとチェストスリラーの出力を無限開放し、相手に対し急激な加熱と冷却を与え、疲労分解させる。ただし、有効射程は0距離で、相手に取り付かなければ効果はない。GSライドへの負担は極めて高く、使用後は緊急停止する危険も伴う。その上使用して無事でいられる保証もない、捨て身の武装である。なお、スーパーノヴァとは「超新星」を指す。分離形態で使用されたため、合体形態での使用方法は不明(双頭龍やサンダーブリザード、バーニングハリケーンの要領で氷と炎の竜を放つのだと思われるが、詳細は不明)。『スーパーロボット大戦W』では、使用すると一度分離して相手に取り付く、という演出がされている。
- スーパーノヴァ
中国製竜型ビークルロボ
日本からもたらされたGSライドと氷竜・炎竜のデータに中国の独自改良を加えられ、中国科学院航空星際部で誕生したゾンダーに対する国家防衛を主眼に作られた防衛戦闘型、ウルテクエンジンを当初から装備している。
軍事行動を優先するAI教育がされてきたが、なぜか上がらないシンパレートに対して氷竜、炎竜から人命優先の行動パターンを学ぶ事で合体が可能となる。
当初は中国軍の配属だったが、ZX-05戦後にGGG転属となる。 基本思考は中国語で普段は翻訳ソフトで会話している。そのため、システムチェンジ時のかけ声は中国語である。兄達に対し兄弟意識はあるが先輩と呼ぶ。なお、彼等の名前が【竜】ではなく【龍】なのは、GGG公式記録においての明記はローマ字なので、RYUの漢字読みが複数ある為。 兄達と同じく、妹には甘々なため、彼らもシスコンな可能性がある。
- 風龍(ふうりゅう)
- 声:山田真一
- ミキサー車に変形する兄。風を使った武器を装備する。AIは氷竜をモデルにしており、穏やかかつクールな性格をしているが、翻訳ソフトにバグがある為、汚い場所に長時間居続けているとAIがフリーズする潔癖症でもある。背中のジャオ・ダン・ジィ(攪転槽)から発射される超圧縮空気弾、『フォン・ダオ・ダン(風導弾)』をよく使う。撃龍神の右腕には攪転槽が使われるため、空いたスペースには自爆装置が搭載されている。(なお、他の五体の兄弟機には、それぞれ脚部に格納スペースがあり、シンメトリカルドッキング時の前腕部パーツが格納されている。)生まれた時から兄でもあり弟でもあるせいか、かなりマイペース。趣味は麻雀(Number.37.5「最低勇者ロボ軍団」より)。
- 一人称は「僕(ぼく)」。メインカラーは緑。
- 型式番号:GBR-6
- 全高:20.5メートル
- 重量:235トン
- 装備:
- ジャオダンジィ
- ティガオ1
- ティガオ2(フォン・ダオ・ダン)
- ティガオ3
- ティガオ4
- 雷龍(らいりゅう)
- 声:山田真一
- ダンプカーに変形する。電撃系の武器を装備。AIは炎竜をモデルにしている。それ故に気性は激しく、生まれた時から兄の弟の弟の弟(要するに末っ子)なのでワガママであり、ひねくれたような口調も特徴。また、炎竜と同じく着地は成功しない。バケット部が超電磁作用によりイオンクラフトとしても使用可能な為、主にそれに乗って移動する。特技は太極拳(Number.37.5「最低勇者ロボ軍団」より)。
- 一人称は「俺(おれ)」。メインカラーは黄。
- 型式番号:GBR-7
- 全高:20.5メートル
- 重量:230トン
- 装備:
- エレキガン
- デンジャンホー(電磁荷台)
- ティガオ1
- ティガオ2
- ティガオ3
- ティガオ4(ヴァン・レイ)
- 撃龍神(げきりゅうじん)
- 声:山田真一
- 風龍と雷龍がシンメトリカルドッキングして誕生する勇者。超竜神と違い、合体勇者としては単体でのゾンダー核摘出攻撃が可能。風龍雷龍の性格をミックスした思考をするため、風龍のように冷静だが雷龍並に口は悪い。超竜神、撃龍神ともに宇宙用追加スラスター「SPパック」及び大型ブースター兼簡易エネルギー補給艦「クライマー1(2の可能性もある)」を装備することが可能。
- 全高:28.0メートル
- 重量:465トン
- 最高出力:8,000,000馬力以上
- 装備:
- ジャオダンジィ
- デンジャンホー
- 必殺技:
- 双頭龍(シャントウロン)
- 「唸れ疾風、轟け雷光!」の掛け声と共に、風と雷のエネルギー状の龍を放つ技。ゾンダー核摘出が可能なほか、超竜神クラスのロボットを乗せて移動させたり、一種のバリアとして利用することも可能。
- 双頭龍(シャントウロン)
秘匿装備:
- 最終装置
- 右肩後方、風龍の右脚部分に格納された機密保持用の自爆装置。「自己自自暴奔清一蓮托生」と書かれている。小型ながらペチュルオンを消し飛ばせる凄まじい破壊力を持つ。ただし、使えば自身もただでは済まない。
竜シリーズ特殊合体
「ザ・パワー」の力によって、本来はプログラムにない組み合わせでシンメトリカルドッキングした勇者。このときのシンパレートは理論限界を上回る200%。絶大な能力を発揮できる反面、ビークルロボ達には常に危険が伴う。原則として「ザ・パワー」の直接的影響下(超竜神復活直後、木星圏決戦時)限定の合体であるため、機界昇華終結後の戦闘参加記録は無い。
思考パターンは各組み合わせのミックスとは一概に言い切れない部分もあり、これらの性格の変化も「ザ・パワー」によるものと思われる。
- 幻竜神(げんりゅうじん)
- 声:山田真一
- 氷竜と雷龍がシンメトリカルドッキングした勇者。スピード・撹乱系攻撃に優れる。その最大出力は不明。必殺技は、「吹けよ氷雪、轟け雷光!」の掛け声で放つサンダーブリザード。氷と雷のエネルギーで荷電粒子の渦を発生させ、シャントウロン及びバーニングハリケーン同様ゾンダー/原種核を引きずり出す事が可能。さらに強龍神と連携することで合体技『マキシマムトウロン』を繰り出す。AIは「幻竜神」の字が示すように、氷竜が主導権を握っている。
- 本編での扱いは、どちらかといえば超竜神的な扱いであり、強龍神よりも優遇されている。(Zマスター戦時には、一番長い間ガオガイガーと行動を共にした)
- 全高:28.0メートル
- 重量:470トン
- 最高出力:計測不能
- 装備:
- フリージングガン
- フリージングライフル
- クレーントンファー
- デンジャンホー
- 必殺技:
- オーロライリュージョン
- サンダーブリザード
- マキシマムトウロン(強龍神との合体技)
- 強龍神(ごうりゅうじん)
- 声:山田真一
- 炎竜と風龍がシンパレート200%で合体した勇者。必殺技は「唸れ疾風、燃えろ灼熱!」の掛け声と共に放つ、風と火炎による荷電粒子の渦バーニングハリケーン。撃龍神よりもドスの効いた低音の語り口が特徴。AIは「強龍神」の字が示すように、風龍が優先されるが、喋り方は炎竜に近い。(スーパーロボット大戦Wでは、敵の攻撃を回避した際に「ヤッホ~!!」と、炎竜らしい台詞を叫ぶ)
- どちらかといえば撃龍神的な扱いであり、幻竜神と比べると不遇な扱いとなっている。
- 全高:28.0メートル
- 重量:490トン
- 最高出力:計測不能
- 装備:
- メルティングガン
- メルティングライフル
- ラダートンファー
- ジャオダンジィ
- 必殺技:
- バーニングハリケーン
- マキシマムトウロン(幻竜神との合体技)
マルチロボ
- ゴルディーマーグ
- 声:江川央生
- 戦車形態ゴルディータンクに変形するほか、マーグハンドとゴルディオンハンマーに分離変形し、ガオガイガーの武器になる。ゴルディオンハンマー使用時の衝撃は使用するガオガイガー自身も半壊してしまう程強大であるため、それを吸収する目的で急遽開発された。その結果、開発期間短縮の為にAIモデルとして火麻参謀の思考をほぼそのままコピーした結果、熱血バカの彼同様、大雑把で独断先行が多い性格になってしまった。本人も自分のAIについて、他の勇者ロボ達に比べてあまりにも違うことにコンプレックスを持っている。しかしながら、その性格ゆえの行動により危機に陥ったロボ軍団を救う事もしばしばあった。頑丈さは全勇者ロボの中でも随一で、爆弾を踏んでも気にも留めず、超高度から落下しても殆ど損傷なしと、圧倒的な防御力を見せ付けている。なお、『スーパーロボット大戦』では、名称はゴルディマーグと記述されている。
- なお、彼はGSライド以外に高出力ウルテクエンジンを最初から搭載している。純粋なパワーなら、キングジェイダー以外の勇者ロボ中最高。射撃兵器はマーグキャノン以外搭載しておらず、戦闘は格闘戦を主体としている。
- ビークルロボとツールロボの中間であるため、マルチロボに分類されている。
- レプリガオガイガー戦で大破したが、同じく大破した超竜神とは異なり、修理されていない(破損状況が酷く修理できなかった可能性がある)。AIユニットは無事だったため、クシナダへと組み込まれ、ゴルディオン・クラッシャーのAIユニットとなっている。
(カッコ内はゴルディータンク)
- 型式番号:GMX-GH101
- 全高:25.5メートル(全長:24.5メートル)
- 重量:625.0トン
- 最高速度:125km/h (156km/h)
- 最大出力:1,000,000馬力
- 武装:
- マーグキャノン
GGG諜報部
機動部隊とは別に、事件の基礎捜査や要人の護衛を主に担当する機関。エリアV 多次元諜報潜水艦とディビジョンIII 百式司令部多次元艦スサノオが諜報部専用艦にあたる。
諜報部用ロボットは、機動部隊主戦力である竜シリーズとは異なる合体・変形形式を持つ為、専属のサポートロボが存在する。
現時点で確認される諜報ロボットはボルフォッグ以外に、フランスのポルコート、ロシア・アメリカにもそれぞれ一体ずつ存在する(詳しくは『勇者王ガオガイガーFINAL』の第三巻ジャケットの帯部分に書かれているアナザーストーリー(英文)参照の事)。
ボルフォッグとポルコートのAIモデルがそれぞれ女性関連で殉職している事から、『ボルフォッグタイプのAIモデルは女関係で他界する』というとんでもないジンクスが一時期ネットで囁かれた事がある。
- ボルフォッグ
- 声:小西克幸
- フェラーリ F50に酷似したパトカーに変形する(パトカーとして実在する車種をビークルモードに持つのは勇者としては恐らく彼のみ)。諜報や偵察・撹乱用として開発されたため出力が抑えられており、戦闘能力は一歩劣る。基本任務以外にも護の護衛も勤めている。
- AIモデルは元内閣諜報部員、犬神霧雄。彼はその後GGGへの転属を目前にして、恋人関係であったスパイに暗殺される。ボルフォッグが『ロボット暗黒冒険記』で犬神霧雄が殺害される直前の記憶を見た事から、人格移植は暗殺直後と思われる。
- ガンドーベル、ガングルーと「三身一体(三体合体の意。「三位一体」をもじった造語)」し、ビッグボルフォッグになる。EI-01との決戦後、ウルテクエンジンを搭載する事により、ビークルモード時に水上移動が可能となり、単体で中国大陸へ急行したこともある。
- 良識派ではあるのだが、「最低勇者ロボ軍団」においては、EI-16列車砲ゾンダーの攻撃で重傷を負った氷竜たちの見舞いに来なかったり(大回転大魔弾なら衝撃にも耐えられたかもしれないらしい)、任務に失敗しても腕組みしたまま傲然と謝っていた事が発覚。徹底的に陰口を叩かれ、貶されたことがある。さらに、PSゲーム版の一編『金の牙・銀の爪』では、護や命の写真を盗撮し、さらにスクラップしていたことが発覚したり(凱いわく「これはカメラマンも顔負けだな」「ボルフォッグの奴…」、護いわく、「帰ったらボルフォッグに一言いわなくっちゃ」)、ドラマCD『名探偵リオン』では、諜報部の資金難を解決するためとはいえ、ギムレットに囚われの身となったGGG女性陣や潜入したルネの写真を盗撮して売りさばくなど(その後、お約束のごとく当人であるルネにばれてしまう。 「見つかったら今度こそAIを撃ち抜かれる」と言っていたが、本当にそうなったかは不明)ちょっと良識がずれているような部分もある。
- 型式番号:GBR-4
- 全高:10.7メートル
- 重量:13.5トン
- 最高速度:250km/h
- 最大出力:130,000馬力
- 装備:
- シルバーブーメラン
- ジェットワッパー
- フォッグガス
- メルティングサイレン
- プロジェクションビーム
- 特殊装備:
- 内蔵ミラーコーティング
- ホログラフィックカモフラージュ
- 必殺技:
- シルバームーン
- シルバークロス
- ダブルブーメラン
- ガンドーベル
- 人型から白バイ、ホバーバイクに変形するガンマシン。ビッグボルフォッグの右腕に合体。GGG隊員の移動手段としても使用された。ボルフォッグからの遠隔操作でも活動可能。但しハッキング能力の高さによっては逆に操られてボルフォッグに対して攻撃する事もある。
- また、ボルフォッグと同じく、ミラーコーティングも装備していると思われる。
(カッコ内はビークルモード)
- 全高:8.9メートル(全長:4.05メートル)
- 重量:1.0トン
- 最高速度:120km/h (305km/h)
- 装備:
- ドーベルガン
- アイアンカラー
- ガングルー
- ボーイング/シコルスキー・RAH-66・コマンチに酷似したヘリコプターに変形するガンマシン。ビッグボルフォッグの左腕となる。こちらもGGG隊員によって操縦されることがある。ボルフォッグからの遠隔操作でも活動可能。但しハッキング能力の高さによっては逆に操られてボルフォッグに対して攻撃する事もある。
- ボルフォッグやガンドーベルと同じく、ミラーコーティングを装備していると思われ、姿を消した状態で合体し、合体後に姿を現すといった合体方法も可能。
(カッコ内はビークルモード)
- 全高:9.0メートル(全長:12.3メートル)
- 重量:3.5トン
- 最高速度:100km/h (270km/h)
- 装備:
- イーグルガン
- トライフェザー
- ビッグボルフォッグ
- 声:小西克幸
- ボルフォッグとガンドーベル、ガングルーが「三身一体」した勇者。この形態ではゾンダー達とも十分に渡り合える力を持つ。なお、胸部部分に搭載されたメルティングサイレンはギャレオンのバリア分解機構を解析して搭載された物であり、サイボーグガイがフュージョンする事でバリア分解機構を使えなくなったガオガイガーに代わって彼が発動させるという重要な役目を担う事にもなった。なお、その事でより三次元的な連携攻撃が可能となる等といったメリットも生まれている。
- しかしアニメ後半では、ボルフォッグがリフレクタービーム要員になってしまったせいか出番が少なく、FINALでの勇者ロボ集合シーンで他の全員が合体後の姿なのに対し彼だけ通常のボルフォッグの姿だったりと、不遇な扱いを受けている形態でもある。
- 全高:21.8メートル
- 重量:18.0トン
- 装備:
- 4000マグナム
- ムラサメソード
- ジェットワッパー
- フォッグガス
- メルティングサイレン
- 特殊装備:
- 内蔵ミラーコーティング
- 必殺技:
- 超分身殺法(分離して連携攻撃したのち再合体)
- 大回転魔弾(または大回転魔断)
- 大回転大魔弾(または大回転大魔断)
半無所属形式
- マイク・サウンダース13世
- 声:岩田光央
- コミカルなコスモロボ形態から戦闘用のブームロボ形態に変形するサウンダースシリーズの最新モデル(13号機)。アメリカで開発された。護やそのクラスメートとも対等の友達として仲良くなる。振動波(ソリタリーウェーブ)攻撃を得意としているが、この振動波は理論上(固有振動周波数を解析できれば)この世のあらゆる物質を破壊できることから、平時はコスモロボ形態をとることで封印している。なお、ディスクを交換すればGSライド、及びジュエルジェネレーターを活性化することもできる。AIモデルはスワンの兄スタリオン・ホワイト。サウンダースシリーズは1号機から12号機も存在したが、対Zマスター戦で13世を除く全機が破壊されてしまう。「カモーン! ロックンロール!」などと叫ぶところは、ロック好きのスタリオンの影響を受けていると思われる。FINAL第8話のOPでは、「GGGアメリカ宇宙センター所属」となっている。諜報ロボットとしての側面も併せ持っており、GGGメインコンピュータへのハッキングを可能とする高度な諜報能力を持つ。
(カッコ内はコスモロボ形態)
- 形式番号:XCR-13
- 全高:20.0メートル (10.2メートル)
- 重量:38.6トン
- 最高速度:195km/h (111km/h)
- 最高出力:208,000馬力
- 装備:
- ギラギラーンVV(ダブルブイ)……エレキギターとミュージックキーボードが融合した形状のサウンドツール。
- ドカドカーンV……マイクロフォン型サウンドツール。
- ビカビカーンV……ハーモニカ型サウンドツール。生体に対して催眠効果あり。レプリ護に騙されたマイクが使用。
- ディスクP、M、X、F(サウンドディスク)
- ディスクP:GSライドやジュエルジェネレーターを活性化させることのできるディスク。使用するマイク自身にも効果がある。「スーパーロボット大戦W」では使用すると「Power of Desire」がBGMになるが、劇中でもこの曲と「最強勇者ロボ軍団」がBGMとして演奏された。
- ディスクM:特定の機械の機能を麻痺させるマイクロ波を放射することができるディスク。ゲームでは攻撃力があるが、本来は攻撃力を持たない(相手を破壊する事はできない)。調整次第ではいかなる機械でも麻痺させられるため、ディスクXのような直接的な破壊力こそ持たないものの、非常に危険。
- ディスクX:物質の固有振動周波数さえ解析できれば、破壊できないものは存在しないと言われる危険なディスク。ただし、一度使用すると焼損して使えなくなる。量産にかかるコストが高いため、量産体制は未整備。さらにマイク本人にも大きな負荷がかかるため、連続使用はできない。なお、『FINAL GGG』によれば、このディスクのヒントとなったのは、「ベターマン」に登場したベターマン・ネブラのサイコ・ヴォイスであるとのこと。
- ディスクF:ペルクリオ戦でのみ使用。グラビティショックウェーブとソリタリーウェーブを合わせて照射する。盤面にはガオファイガーが描かれ、「FIGHT」の文字が書かれている。使用すると、金色のガオファイガー(ゴルディオンハンマー装備)の形をしたエネルギー体が敵に向かっていく。簡単に言えば簡易型ディスクX+ゴルディオンハンマー。ディスクXを越える強大な破壊力を持つが、1枚しか存在しない。BGMは「レッツ・ファイナルフュージョン!!」(ゲームでは「勇者王誕生!」)。
ハイパーツール群
- ディバイディングドライバー
- 打ち込んだ地点を中心にした空間そのものを周囲へ押しのける事によって円筒形の戦闘フィールドを作り出し、都市への被害を防ぐためのツール。ガオガイガーの左腕に装着して使用する(ガオガイガーは左右の腕ごとに発生するエネルギーが違うので、空間湾曲エネルギーが必要なディバイディングドライバーは左腕に装備されている)。モチーフはマイナスドライバー。なお、ブレード側とは別に腕側面側にドライバー自体のエネルギー残存量を示すインジケーターが存在するが、何故ガオガイガーからの直視が不可能と思われる位置にあるのかは不明(外部からの動作検証用?)。また、戦闘フィールドを生成する為にはツールに込めた全てのエネルギーを使用せねばならず、戦闘フィールド自体は約30分間しか持たない(ガオガイガーを包む程度の空間湾曲にはエネルギーを使わないので長時間使用可能なものの、攻撃に転じた場合は即エネルギーを放出してしまう)為、それまでの間にフィールドから脱出しないと、最悪の場合空間融合に巻き込まれて大惨事になってしまう(プライヤーズが造られたのもそれを回避する為)。因みに、このツールの設定の背景には、アニメーション制作にかなりの手間がかかる市街戦闘を省略するというスタッフの目的があった。
- 要点だけ訳すと、ギャレオリアロードと赤の星のESミサイルと同じ原理で動いている。ただし能力的には不完全であり、ガオガイガーのいる次元と隣の狭間にある壁(ESウィンドウが開いている時に脇に見える発光体)を地中の断面図が見れるほんの僅かの空間だけ押し広げている状態である。
- なお、主題歌で遠藤正明氏が「空間湾曲ディバイディングドライバー!」と高らかに叫んでいるため必殺武器のように聞こえるが、実際には武器ですらない単なるツールである(戦闘中に武器として使用した例はある)。
- ガトリングドライバー
- 宇宙用ディバイディングドライバー。モチーフはプラスドライバー。使用用途は3枚のブレード状空間湾曲波発生装置による敵の足止めや重力レンズを展開することなど(ゲーム『第2次α』、『第3次スーパーロボット大戦α』、及び『スーパーロボット大戦W』においては、空間湾曲を利用した武器として破壊力を有している)。基本的にはガオガイガーの左腕に装着して使用するがZX-17らのクラインスペースからの脱出時にディバイディングドライバーと同時使用されたとき(ダブルヘッドドライバー)は右手に装着された。
- 要点はESミサイルと同じ原理。ただしディバイディングドライバーが空間を外に広げているのに対し、次元の壁を破れない薄さで内側に回転し密集状態を作っている。
- イレイザーヘッド
- 超振動によって爆発や電磁波などのエネルギーを中和し、また被害が出ない方向へ偏向させるメガトンツール。起動させるごとに弾頭が消費される。弾頭のサイズには、偏向する対象のエネルギー量に合わせてノーマル、L、LL、XLなどが存在する。超竜神の専用ツール。モチーフは消しゴム。
- 要点は対応した距離を使い、エネルギーの消費運動の原理『使えば減る』を短期間で行う。
- プライヤーズ
- 三体の小型ロボ(DP-C1、DP-R2、DP-L3)が一組となったツールロボ。簡易AIが搭載されており、会話は出来ないが、意思疎通を図る事は可能。各々が飛行能力を有しており、ゴルディマーグが開発されるまではゴルディオンハンマーの輸送も行っていた。直列合体によってスパナ形態にもなれる(この形態でも飛行可能)。EI-01戦で大破した後に量産されてカーペンターズに組み込まれる。
- ディメンジョンプライヤー
- プライヤーズが合体して形成される空間修復ツール。ディバイディングドライバーのセーフティツールとして開発された。異常が発生した空間をねじ切り、宇宙空間に排除するための巨大なプライヤー(ペンチ)型に変形。マーグハンドが製作される以前はゴルディオンハンマーの保持にも使われたが中破している。
- 要訳してガトリングドライバーとイレイザーヘッドの原理を複合。空間に開いた次元の穴を掴み超加速によって時間的消滅を早めている。
- ゴルディオンハンマー
- 正式名称は『グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール』。重力波を形成し、それを叩きつけることで目標を光子に昇華して消滅させる。ヘル・アンド・ヘブンによる負荷負担を軽減する目的で開発されたハイパーツールだったが、あまりに強力な為、そのままではガオガイガーの機体そのものにもダメージを与えることが判明。機体へのダメージ軽減、及びゴルディオンハンマーの運搬のためにゴルディオンハンマーのコネクター(マーグハンド)となるゴルディーマーグが開発された。
- 使用時に機体が金色になるのは内蔵されているGSライド・及びウルテクエンジンのエネルギーがガオガイガー(ガオファイガー及びスターガオガイガー)自体を保護するために展開する特殊なエネルギーコーティングである。
- ゴルディーマーグのウルテクエンジンを使って初めて完全なコーティングが形成される(ゴルディオンハンマー自体のGSライドだけではエネルギー不足な為、テレビシリーズ第19話「滅ぶべき右腕」では耐えられずにダメージを受けている)。
- 使用にはGGG長官の承認とセーフティデバイスの解除("内閣総理大臣承認"もしくは"国連事務総長承認"と刻印されたマスターキー ―― 前者はゾンダー編、後者はそれ以降 ―― と、卯都木命隊員所持のキーカード)が必要となる。
- PSゲームのシナリオの進め方によっては、キングジェイダーがジュエルジェネレーターを利用し、銀色に輝く「シルバリオンハンマー」として使用する。
- 原理を要約すると、異なる物質がすりあうことで消耗する磨耗現象を人工的に作りだした超加速状態でもってすり減らしている。
- ちなみに余談だが、PS版ゲームでアメリカGGGの基地内の関係者以外立ち入り禁止エリアに何度も入ろうとすると、セキュリティシステムとしてなぜかゴルディオンハンマーが飛んでくる。
- ゴルディオンモーター
- PSゲームの一遍「金の牙・銀の爪」に登場したエマージェンシーツール。ゴルディオンハンマーの重力衝撃波を中和させる能力を持っていたが、完全にコントロール出来なかったため研究材料になっていた。しかし、ゾンダー化した大河、火麻に取り込まれてしまう。その力は、その気になればキングジェイダーの反中間子砲、5連メーザー砲、ジェイクォースすら弾き返してしまう。
- 反射運動によるエネルギー拡散の原理を応用。
- グランドプレッシャー
- PSゲームの一篇「金の牙・銀の爪」に登場したGツール。対象を内部に閉じ込めて破壊する強力な圧力釜。開発にはマイクのディスクXシステムが参考として用いられたため、特定の物質のみを押し潰すことも可能。敵の大きさによって5種類のサイズがある。ガオガイガーの両腕に装着して使用する。その威力はゴルディオンハンマー以上と言われているが、原種との最終決戦の際には天体と融合した原種達に使用できるサイズが無かったため使用不能(このような状況を想定できなかったことも至極当然ではあるが)、しかも対ゾヌーダ戦においては当のゾヌーダと融合若しくは破壊されてしまっていた為、実戦では使われる機会はなかった。それを含めゴルディオンクラッシャーが生まれたのは皮肉である。
- 今更説明は不要だが、重力又は外部からの圧力による圧縮運動の原理である。
- カーペンターズ
- 戦闘によって被害を受けた都市を速やかに再建する作業用ロボット群。プライヤーズを基に設計されている。6種類(プライヤーズ3種・溶接・接着・千手観音)が数千機量産され、ディビジョンII万能力作驚愕艦カナヤゴに搭載されている。あらゆる物体の損傷を修復する事ができ、機界新種戦やギムレット・アンプルーレ戦後の都市復興に投入された。
- 要点は理論上全ての物質は1から作る事が可能なのでそれに由来する。
- ウツセミ
- 正式名称「キットNo.08・遠隔プロジェクションビーム『空蝉(ウツセミ)』
- ボルフォッグが所持していた光学ツール。空蝉(うつせみ)とはセミの抜け殻のことであり、その名の如く表面上は本物と見分けのつかない偽者を作り出し、本体は別の場所で勝機を待つという戦法を可能にする。ちなみに、ディバイディングドライバーのキットナンバーは03、ガトリングドライバーは05である。
- ゴルディオン・クラッシャー
- 正式名称「グラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ディビジョン・ツール」。原種大戦最終局面にて出現した『Zマスター』クラスの惑星サイズの敵に対抗する為に、ゴルディオン・ハンマーを極限まで発展させた凄絶弩級ツール。ディビジョン艦VII~IXの三隻を合体させハンマーの形を作り出し、ジェネシック・ガオガイガーとクラッシャーコネクトをすることによって超巨大ツールと化す。使用の際はヒルメにあたる部分が分割、展開して本体よりもさらに巨大な直方体状のエネルギーフィールドを作りだし、それをぶつけることで対象を光に変えて消滅させる。本来はガオファイガー専用であり、規格の合っていないジェネシック・ガオガイガーが使用した時にはコネクト部が破損したが、ガッツで補って起動した。ゴルディーマーグのAIユニットを搭載し(本来はガオファイガーとクラッシャーの間にマーグハンド形態のゴルディーマーグを介する形を想定していた)、また合体時に乗組員は皆タケハヤ内にある脱出艇・クシナダに乗船し退避する。
- 大きさは全長1キロ。フィールド展開時の大きさは全長20キロ、全高全幅10キロにも及ぶ。起動には国連事務総長の承認、そしてGGG長官による「フォーメーションG」の発令、さらに、指定された人物2名による音声コードの入力と共に、両者が所持する発動キー「勝利の鍵」をセーフティデバイスに差し込む必要がある。さらに、タケハヤに組み込まれた超AIが多次元コンピュータに記録された現状を超高速解析し、使用に値する状況であるか否かを判断する。
- ここまで厳重なセキュリティが施されているのも、ゴルディオン・クラッシャーの持つ能力があまりに強大であり、このツールが使用される局面がZマスター級の「惑星サイズの敵」を撃退すること、すなわち全地球レベルの危機を打開する人類最後の切り札となる存在であるからにほかならない。
GGG秘密基地~Gutsy Geoid Guard 編
- エリアI 三段飛行甲板空母
- カタパルト移動基地。磁力反発式射出装置・ミラーカタパルト×2とギャレオンルームを装備。
- エリアII 強襲揚陸補給船
- 爆裂射出カタパルト装備の揚陸艦。搭載量は三段飛行甲板空母より多いが、水上しか行動できない。
- エリアIII 弾丸X
- Gストーン活性化ルーム。1度しか使用できない。大変危険なツールのため、あらゆるシステムから独立し、起動スイッチとなる獅子王麗雄のデスク両サイドのディスプレイは、ガムテープにより厳重に封印されている。発射時にはヘキサゴンが回転し、巨大な撃鉄で発射する。
- エリアIV 水陸両用整備装甲車
- 移動整備工場。
- エリアV 多次元諜報潜水艦
- 情報潜水艦。サテライトサーチ機能を搭載。ボルフォッグとの連携により機動部隊への情報支援を行う。
- 小型偵察機・フライ1、小型潜水艇・マリン1を搭載。
- エリアVI 三式空中研究所
- 飛行研究所。
GGG秘密基地~Gutsy Galaxy Guard 編
- オービットベース
- 未完成のスペースコロニー「アイランド2」を改造した宇宙基地。4隻のディビジョン艦(ディビジョンフリート)が接続されている。中枢部にはベイタワー基地から脱出したヘキサゴンを収容している。全隊員の居住用の個室から保養施設まで全て整っている。
- ディビジョンI 高速転槽射出母艦 イザナギ
- 三段飛行甲板空母のコンセプトを受け継いだ艦。大型ミラーカタパルトを装備。Zマスターの攻撃で破壊された。(乗組員は全員間一髪で脱出している)
- ディビジョンII 万能力作驚愕艦 カナヤゴ
- 大量のカーペンターズとプライヤーズが搭載されている。
- ディビジョンIII 百式司令部多次元艦 スサノオ
- FFミラーとリフレクタービームを装備。強襲偵察艇・ムラクモを搭載。イザナギ同様Zマスターの攻撃で完全に破壊された。
- ディビジョンIV 全域双胴補修艦 アマテラス
- 大型移動整備工場。二つの大型クレーンを装備。半分は機界新種(命)を追い出すために投棄され、残りも機界新種の攻撃で破壊された。(中のガオーマシン、ガイガーは間一髪無事だった。)
- ディビジョンV 物質瞬間創世艦 フツヌシ
- 外伝『獅子の女王(リオン・レーヌ)』に登場したディビジョン艦。あらゆる物質を瞬時に創世する創世炉を持つが、その能力を危険視されオービットベースに接続されず。光竜、闇竜などのボディを創世した後にGSライドを撤去、封印されるが、バイオネットに利用される。
- 新造ディビジョンフリート
- ディビジョンVII 超翼射出司令艦 ツクヨミ
- 高速転槽射出母艦イザナギのコンセプトを受け継いだ艦。
- 開放型ミラーカタパルトを装備。
- ディビジョンVIII 最撃多元燃導艦 タケハヤ
- 百式司令部多次元艦スサノオのコンセプトを受け継いだ艦。
- リフレクタービームIIを装備。
- 脱出艇クシナダを搭載。
- ディビジョンIX 極輝覚醒複胴艦 ヒルメ
- 全域双胴補修艦アマテラスのコンセプトを受け継いだ艦。
- 大型移動整備工場機能を持つ。
- ディビジョンVI 無限連結輸槽艦 ミズハ
- 『FINAL GGG』DVD-BOX映像特典ディスク「ディスクZ」に収録されているオフィシャルサイドストーリー・Z計画に登場する新型ディビジョン艦。木星からザ・パワーを採取する目的で建造された。
国連宇宙軍
- コスモロボR33、コスモロボR34
- マイク・サウンダースシリーズをベースに開発された国連宇宙軍所属の有人コスモロボ。PS版では開発中でゾンダーロボの素体とされた。マイクと同じくソリタリーウェーブの放射が可能で、彼の搭乗する「バリバリーン」に似た飛行マシンにディスクリーダーを搭載した姿をしている。何十体もの同型機による編隊行動時に、全機が「ディスクX」を使ったソリタリーウェーブ放射を行えば、オービットベースすら粉砕可能である。
シャッセール
フランス政府が極秘裏に設立した対特殊犯罪組織。全世界的な犯罪組織やマーケットの壊滅を目的とした、超法的外任務を持つ。数多くの隊員が存在するが、その中でも特筆すべきは、獅子王凱の従兄妹であるルネ・カーディフと、GGGの技術提供によって誕生したGBR-8・光竜とGBR-9・闇竜、そしてGBR-10・ポルコートによるチームである。
「シャッセール(chasseur)」とは、フランス語で「猟師」「狩人」を指す。
中国同様、世界平和の為のGGGテクノロジーを受けているが、テレビ内では描かれなかったものの、何らかの衝突があったと見受けられる。現在は国際犯罪組織バイオネットの捜査に全力を注いでいる模様。
存在としては外伝小説『獅子の女王(リオン・レーヌ)』が初登場であり、映像面はOVA『勇者王ガオガイガーFINAL』が初登場である。
フランス生まれの竜姉妹
フランスGGGで建造された初の女性型勇者ロボ。時期的には中国で作られた竜シリーズと同時期に開発がスタートされた。しかし、フランス政府がそのまま技術を取り入れる事に難色を示し、機体を男性型から独自に開発した特殊装備を追加した女性型へと変更。当初は救助作業と兼用していた兄たちのビークル形態と同様の変形をする予定だったが、同理由につき変形前から攻撃機能を持つ車両へと変更。他にも戦闘特化に関する武装が追加され、ガオガイガーに継ぐ純戦闘型となった(マイク・サウンダースについては音波攻撃機能以外の戦闘能力はほぼ皆無)。また、フランス製だけの特殊装備として「内蔵弾丸X」を搭載。
これによる開発の遅れにより、機界31原種戦への参加が遅れ、かつGギガテスク戦により地球残留となる(その為TVシリーズでは未登場という扱いになった)。
先行した竜シリーズと異なり、胸部の武装はオミットされている(ただし、調整機能はある)。両者共起動から間も無い為、ルネ・カーディフと初対面した時期は精神面などが未成熟であった。
基本思考が何語なのか正確には明記されていない。 兄達と異なり、AI以外はオービットベースに採用されなかったディビジョンV・物質瞬間創世艦フツヌシを用いて創生されている。
なお、怒ると姉妹そろってレーザーとミサイルを乱射するので、一度兄達が全滅した。それでも仕方がないなぁと笑ってすまされるなど(今まで男兄弟だったからでもあるが)、兄達から可愛がられ愛されている。
そのキャラクターや、担当声優の田村ゆかりの声などから、一部のファンからはヒロインである命やルネ以上の人気を集めている。
- 光竜(こうりゅう)
- 声:田村ゆかり
- ショベルカーを基にしたメーザー車に変形。未成熟であるが故の精神面のゆらぎをバイオネットに利用され拉致、奪われたディビジョンV 物質瞬間創世艦フツヌシ内部にて取り外された主動力GSライドの代用品として利用される。
- 闇竜と違い、Gギガテクス戦において機体以外の損傷はなかった為、認識年齢はそのままで、いわゆる『萌え』的な妹っ子になった。原因は不明だが、宇宙空間で上手くブレーキングできないというバグがある。
- 一人称は「あたし」。メインカラーは白(パールピンク)。兄達は「にいちゃん」もしくは「おにいちゃん」と呼ぶ。
- なお、ロボ形態はパワーメーザーアームをパラソルに見立て、それを背負った姿をイメージしてあるらしい。
- まったくの余談だが、彼女の武器であるプライムローズの月が、「魔法少女リリカルなのは」の主人公、高町なのはの技である、スターライトブレイカーと少し似ている。(担当声優は、同じく田村ゆかり)
- 型式番号:GBR-8
- 全高:20.0メートル
- 武装:
- メーザーガン
- パワーメーザーアーム
- 必殺技:
- スターライトランス(プライムローズの月)
- 闇竜(あんりゅう)
- 声:田村ゆかり
- タンクローリーを元にしたミサイルコンテナトレーラーにシステムチェンジする。妹であるため、例によって着地は苦手。バイオネットの暗躍によって姉が拉致され、小説でルネに継ぐ純主役的扱いで活躍する。フツヌシでの合体時に精神面に影響を受け治療を受ける。その為、再教育を受けており、姉よりも認識年齢が上がり『ちょっとドジな妹』的性格になる。
- やはり着地できないらしいが、本編で描写される事は無かった。ただし、スーパーロボット大戦Wにおいての光竜との合体技のシーンにおいて、闇竜の着地失敗シーンが描写されている。その際に「バグがまだ直ってなかったの?」という光竜の台詞があることから、バグを直そうと努力していると思われる。
- 一人称は「私(わたし)」。メインカラーはやや紫がかった黒。兄達は「お兄様」もしくは「兄様」と呼ぶ。もみ上げがポイント。
- なお、ロボ形態はミサイルコンテナをボストンバッグに見立てて、それを背負った姿をイメージしてあるらしい。
- CCISの99年物のロボジュースが好みらしい。
- 頭部のバイザーのせいか、一部のファンから眼鏡っ娘扱いをされていたりもする。
- 型式番号:GBR-9
- 全高:20.0メートル
- 武装:
- ミサイルガン
- ミラーシールド
- パワーコンテナアーム
- 必殺技:
- スターナイトカーテン(シェルブールの雨)
- 天竜神(てんりゅうじん)
- 声:田村ゆかり
- 光竜と闇竜が合体するビークルロボ。当初はガオガイガーと同等の戦力となる様に企画された為、ルネが頭部内コックピット部に搭乗する予定であったらしい。バイオネットが生み出したフェイクGSライドロボ「Gギガテスク」との初陣で中破。その後、姉妹の精神にトラウマ的影響が発生し、『勇者王ガオガイガーFINAL』まで合体は不可能であったらしい。その後再フォーマットを経て一部を改修、細身の体になる。両腕のメーザーガン、ミサイルガンは削除される。
- 必殺技はEI-01の用いた無数の反射板による全方位からの反射レーザー攻撃を解析して再現された「光と闇の舞」、両腕の非実体エネルギー剣「ダブル・リム・オングル」。ちなみにリム・オングルとはフランス語で「爪やすり」の意味。
- 長兄機・超竜神が氷竜ベースの冷静で落ち着いた性格、次兄機・撃龍神が2人の性格を2で割った口の悪い性格に対し、天竜神は光竜の素直で無邪気な性格と、闇竜の冷静でややリアリストの性格を全面的に押し出した、非常にクール且つ冷酷、無慈悲に敵を倒す性格になっている。
- これは、長男・次男、三男・四男、長女・次女と機体の製造技術が進むに連れて、シンメトリカルドッキング時の人格統合率が向上された結果だと思われる。なお、先行した竜シリーズとは合体用コネクタの形状が異なる為、彼らとの特殊合体は出来ない。
- 映像面における天竜神のスタイルはOVA終盤ギリギリまで決定しておらず、一巻予告で顔のアップ(二巻内の宇宙空間で兄の風龍・雷龍との戦闘があり、その場所での合体戦でもあった物と推測)が出ているものの、最終話まで登場することは無かった。
- ただし、試作段階のスタイルについて、『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ2』でデフォルメ体が登場。ゲームギャラリーのデータによれば、『(大人の都合で)合体シーンは無い』とのコメントあり。
- ブレイブサーガ内での「光と闇の舞」は本来の全方位攻撃ではなく、両肩のメーザーガンとミサイルガンのエネルギーを一点に集めて発射する、強力なビーム攻撃となっている。その際、撃龍神や幻竜神、強龍神と似た、「輝け閃光、貫け暗黒!」という掛け声を発する。
- 武装
- メーザーガン
- ミサイルガン
- パワーアーム
- 必殺技:
- ダブル・リム・オングル
- スターナイトカーテン
- スターライトメーザー
- 光と闇の舞
シャッセール諜報部
- ポルコート
- ボルフォッグの機体技術を元に、より民間に溶け込んだ諜報活動を主目的として設計された小型諜報ロボット。ローバーミニに変形する。
- AIモデルはシャッセールのエージェント、エリック・フォーラー。ルネ・カーディフ=獅子王(当時ルネ=カーディフ)の同僚で彼女と組める唯一のパートナーだったがルネを庇い殉職。ただし人格移植についてはボルフォッグ同様提供者の記憶が色濃く残されている描写があり、ポルコートとしてではなく、エリック・フォーラー個人がロボットとして転生したかのような描写が見られる。(小説内部の台詞の端々、ルネの台詞、娘への対応など)
- 固定武装は両腕のアームパンチのみ、武装は偽装としても使える各種トランクに内蔵。マシンガンから大陸間弾道ミサイルまである。体格はGBRシリーズでもっとも小さく、機動性は高いものの出力が押さえられ、その結果、原型機体であるボルフォッグが固有する特殊技術(サポートロボによる合体機能など)のいくつかが搭載されていない。
- その変わり、本来ロボットには理解しがたい「匂い」についての特殊機能「イオンセンサー」を装備。現時点で確認される限り、唯一の搭載である。
- バイオネットが生み出したフェイクGSライドロボ「Gギガテスク」を巡る戦いの最中、ポルコートはルネを庇い銃弾に倒れる。再起動は可能だったものの、GSライドは破壊されていたため、機界31原種戦の時期にて割り当てられたGSライドが尽きてしまったという名目で超AIのみが変形機能が無いと思われるローバーミニに搭載されて各諜報部員のサポートにあたる(その後新規のGSライドが支給されたかは不明)。
- 以上の理由からルネとの(最後ではなく、一時的な)別れであるFINAL一話でのGGG出頭に付き合うことが出来ず、結果として存在が確認されるロシア・アメリカのGBR型諜報ロボット共に地球へ残留した数少ない勇者ロボの一人となる。なお、映像面の登場はOVA2巻冒頭のビーグル形態のみだが、ドラマCDでポルコートとボルフォッグが対面していたという描写の台詞が存在する。
- 勇者シリーズ中、台詞付で登場する勇者の中で初めて担当声優の存在しない勇者である。2007年現在今だ決定していないが、今後ブレイブサーガなどのゲームが発売される際、ポルコートがゲーム等に参戦した場合に決定が推測される。
- 型式番号:GBR-10
- ビークルモード時
- 全長:3.0メートル
バイオネット
第二次世界大戦から暗躍し続けている国際犯罪組織。所謂「死の商人」。構成人数は数万人を越しており、世界中の紛争地域に最新鋭の武器などを密売する。Number.38.2『獅子の女王<リオン・レーヌ>』にて強奪したGGGテクノロジーを流用した事で、組織の戦闘能力が向上する。名前の確認されている幹部にプロフェッサー・モズマ、メビウス、ラプラス、そしてギムレットがいる。
- Gギガテスク
- メビウスとラプラスが、ディビジョンV 物質瞬間創世艦 フツヌシを使って生み出した巨大ロボ。フツヌシの創世炉を取り込んでおり、そのエネルギーにより自らを再生させる事が出来る。外伝『獅子の女王』に登場。
- ギムレット・アンプルーレ
- ギムレットが強奪したQパーツを使って作った巨大ロボ。ボディを構成するパーツを組み替えることにより、23種類の特殊能力を使うことが出来るらしい。ちなみに「アンプルーレ」とはフランス語で皇帝の意。
- 特殊能力
赤の星
- アベルの残せし災い
三重連太陽系を構成する惑星の一つ、赤の星にて緑の星の指導者カインの子、ラティオの能力を基に作られた、ゾンダーに対抗し得る生体兵器達の事。【~災い】とは、31原種での視点での意味である。
現在TV・書籍等で判明する限りでは、紫の星が機械と生命体の融合、緑の星が生命体によって操縦される機械技術を中心としたのに対して、赤の星は生命体を遺伝子から改良する事により生命体を兵器として扱う傾向にある(詳しくは『FINAL』参照)。
ギャレオンの本来の役割が別にある事に対し、こちらは純然たる対機界31原種殲滅兵器として造られている。頭脳となるべき【トモロ】、肉体となる【ジェイアーク】、意思となる【ソルダート】。そして、それら三位一体となり誕生する【キングジェイダー】を指揮する浄解能力を持つ【アルマ】。アベルの残せし災いとは、これら四つの要素を合わせた対原種用戦闘システムの総称でもある。
【アルマ】と【ソルダート】は機界原種と対消滅するようプログラミングされているが、これらの戦闘システムが十全に稼動を始める前に赤の星は機械昇華され、アベルの残せし災いは使命を全うする事無く消えていく。
戦後生存が確認された中、1997年にラティオ=護と同時期に緑の星に逃れた【ジェイアーク】と、後に戒道幾巳と呼ばれる【アルマ】、2003年にパスダーと共にゾンダリアンとして地球へ潜伏した【ソルダート No.J-002】と【トモロ-0117】。数奇な運命が重なり、彼らはアベルの戦士として覚醒。長きに渡る自らの使命を果たすべく、志半ばに倒れた自分たちの『兄弟』の仇を討つべく、最後の戦士として戦地に赴く。
なお、以下の点に注意すべし。
- ソルダート兵士は二人の生存が確認されており、認識確認の為この目次にのみ、通常のソルダートJを『No.J-002』、もう一人の方を『No.J-019』と区別、機体についても戦後に現存が確認された二名の分のみの為分割説明する。
- 三重連太陽系戦後、ソルダート師団はほぼ壊滅状態である為、現在のパイロット・艦長・機体・生体コンピューターの組み合わせがオリジナルメンバーである可能性はほぼ皆無である。(最高性能艦であるキングジェイダーと、師団最強の戦士であるNo.J-002の組み合わせは可能性としてまだ高いが、アルマ・トモロを含めた4種での組合せとしてはオリジナルメンバーであると断定は出来ず可能性も低い)
No.J-002用合体
フュージョン機体
- ジェイダー
- No.J-002がジェイバードとフュージョンし、スタンダップした姿。キングジェイダーの頭部、及び両腕となる。扇状のエネルギー翼を展開し、超高速戦闘を可能とする。原種との決戦直前、クラインの壺の概念で成り立つ湾曲空間クラインスペースから脱出する際、50分の1秒=0.02秒間しか開かない次元ゲートを通過するという離れ業を披露した。
- 全高:25.3メートル
- 重量:204トン
- 最高出力:520,000馬力
- 武装:
- プラズマソード
- 反中間子砲
- ジェイライダー
- ジェイダーがジェイアークの上甲板に接続したまま、上半身のみ人型に変形した特殊状態。ジェイアーク及びジェイダー、両方の武装が使用可能。幻竜神、強龍神同様、DXプラモ購入者による遊びからヒントを得た物。
メガフュージョン機体
- キングジェイダー
- ジェイダーとジェイキャリアがメガフュージョンすることで誕生するジャイアントメカノイド。主動力源であるJジュエルのパワーを効率的にエネルギーへと変換するジュエルジェネレーターを備える。全高100mを超える巨躯から繰り出される格闘攻撃は圧巻であり、これだけでも機界原種を圧倒する威力がある。
- 両腕に装備された反中間子砲をはじめとして全身に無数の火器を装備する他、一撃必殺の兵器としてオーバーロードさせたJパワーを錨に充填して射出するジェイクォースなど、多彩にして強大な兵装群を駆使する。ジェイクォースは単純な破壊力の点ではゴルディオンハンマーに一歩譲るものの、速射や連続使用が可能であり、遠隔地の敵に対しても威力を発揮する総合的に優れた兵器と言える。そして最終兵器として、ジェイクォースの代わりにキングジェイダー本体を拠り代とし、機体の全エネルギーを開放した状態で突撃するジェイフェニックス(こちらは『FINAL』に登場)を持つ。ただし、この技を使用した直後は一時的に行動不能となる。
- また単一結晶装甲や自己修復機能、そして機体全体をJパワーで覆うフィールドジェネレーティングアーマーによる鉄壁の防御能力を備え、ウルテクエンジン搭載後のガオガイガーによるブロウクンマグナムを軽々と弾き飛ばす程である。陸、海、空、宇宙、そしてマントル内など、あらゆる極限空間において戦闘能力を発揮し、ES兵器による空間跳躍も可能である。赤の星の科学技術の粋が凝らされた白亜の巨体は、ガオガイガーを遥かに上回るポテンシャルを有する。
- 余談ながら、PS版ゲームの一編『金の牙、銀の爪』では、GGGアメリカの関係者以外立ち入り禁止エリアに何度も入ろうとすると、最後にはキングジェイダーの必殺技であるジェイクォースが飛んでくる(他にはブロウクンマグナムやゴルディオンハンマーが飛んでくる)。もちろん、キングジェイダーはGGG所属のメカではないが、GGGアメリカのセキュリティシステムがキングジェイダーの技になっているのかは謎。
- 全高:101メートル
- 重量:32,720トン
- 最高速度:195km/h
- 最大出力:302,500,000馬力
- 武装:
- ジェイクォース
- 反中間子砲
- 10連メーザー砲
- ESミサイル
- ES爆雷
- 空対空ミサイル
- 地対空レーザー
合体使用機体
- ジェイアーク
- 三重連太陽系・赤の星で作られた対原種用超弩級戦艦・ジェイアーク級戦艦の総称及びジェイアーク級1番艦の艦名。合計31隻生産されたが、現存するのはアルマ=戒道幾巳を乗せて地球に飛来した1番艦のみ。(No.J-019が発見した一隻(艦番不明)については次項参照) 戒道少年が覚醒し、ピッツァ(No.J-002)とペンチノン(トモロ-0117)が浄解されるまでは阿蘇山の中に隠されていた。ジェイダー(ジェイバード)と分離した後、人型に合体(メガフュージョン)することでジャイアントメカノイド・キングジェイダーとなる。また、この形態でも「ジェイクォース」を放つことが可能。
- 艦のメインコンピューターである生態AI・トモロ0117が組み込まれている中央制御室はボルフォッグが入り込んで広いと感じる程のスペースがある。内部の通路は逆三角形型と独特な雰囲気を持つ。これは光の翼を持つ赤の星の民故の移動用なので徒歩は不要の解釈と思われる。また、生物が住まう巨大な水槽らしき空間も存在する。
- 熱に非常に強く、中国にて原種戦の際に溶岩内で戦闘を行った。
- 阿蘇山の溶岩内で自己修復を行っていたことや、No.J-019の発見した個体が惑星の溶岩内にて自己修復を行っていたこと、No.J-019との戦闘中に太陽辺縁に出現した際にJが「修理に最適な場所だ」とつぶやいていた事から、熱を効率よくエネルギー変換することが可能と推測される。
- 全長:107メートル
- 最高出力:6,800,000馬力
- ジェイバード
- ジェイアークの艦橋部分と主砲が分離した小型戦闘艦。この形態から戦闘メカノイド・ジェイダーに変形する。
- 全長:41.5メートル
- 最高出力:260,000馬力
- ジェイキャリア
- ジェイバードが分離した状態のジェイアーク。トモロ-0117が全体の指揮を執る。
No.J-019用合体
- 『電撃大王』にて連載されたNumber.43.5「光と闇の翼」にて登場。カラーイラストがない為、黒系統である事以外正確な色彩は不明。
フュージョン機体
- 黒いジェイダー
- 正式名称は不明。No.J-019がジェイバトラーのジェイバードとフュージョンした姿。通常のジェイダーとは異なり、胸部のジェイジュエルがゾンダーメタルに置き換わっている為、ゾンダリアン化したJ-019と融合が可能。結果、漆黒の姿となった。
- 重量:公式記録不明
- 最高出力:公式記録不明
- 武装
- プラズマソード
- 反中間子砲
- ジェイライダーモードについてはキングジェイダーと同型機である為変形可能であろうと推測はされるが、青の星で確認はされていない。
メガフュージョン機体
- 黒いキングジェイダー
- 正式名称は不明。黒いジェイダーとジェイキャリアがメガフュージョンすることで誕生するジャイアントメカノイド。額など本来Jジュエルが置かれている場所に、かわりにゾンダーメタルが搭載されている。ES兵器など基本的性能はキングジェイダーと同様。ゾンダーメタルの力を上乗せしている為、性能は上だが、コンビネーションプレイが出来なかったため敗れる。
- 最後には失われしアルマの人形、J-019の亡骸と共に太陽へと消えていった。
- 全高:公式記録不明
- 重量:公式記録不明
- 最高速度:公式記録不明
- 最大出力:公式記録不明
- 武装
- ジェイクォース
- 反中間子砲
- 10連メーザー砲
- ESミサイル
- ES爆雷
- 空対空ミサイル
- 地対空レーザー
合体使用機体
- ジェイバトラー
- 三重連太陽系防衛戦後に現存したジェイアーク級超弩級戦艦。青の星に逃れたジェイアーク同様、とある惑星の火山帯の中で眠りについていた。J-019に発見された後は彼の手足となり、ブリッジの船長席に失われし女性型アルマを模したアンドロイドが置かれている。植え付けられたゾンダーメタルによって変質しているため、驚異的な再生能力を持つ。本来艦の頭脳となるべき【トモロ】は存在しない為、J-019が直接制御しているものだと思われる。
カラーイラストがない為、正確な色彩は不明。
- 全長:公式記録不明
- 最高出力:公式記録不明
- 黒いジェイキャリア
- 正式名称は不明。ジェイバードが分離した状態のジェイバトラー。本来ならばトモロ型の生体コンピューターが機体の指揮権を持つが、ゾンダーメタルは意思を持たない為停止状態となる。
- ジェイバードモードについてはキングジェイダーと同型機である為変形可能と推測されるが、劇中では確認はされていない。
緑の星
破壊神
- ジェネシック・ガオガイガー
- 最強の破壊神にして勇気の究極なる姿。人類がたどり着いた大いなる遺産。ジェネシック・ガイガーと5体のジェネシック・マシンがファイナル・フュージョンして誕生するジェネシックメカノイド。ガオガイガー、ガオファイガーの原型であり、ガオガイガー本来の姿であり、歴代勇者シリーズにおけるグレート系勇者に当たる存在。
- 三重連太陽系の滅亡を前にして緑の星、赤の星の主張は対立、赤の星の指導者アベルの複製をリーダーとするソール11遊星主の暴走を危惧した緑の星の指導者カインが、そのセーフティ・アンチプログラムとして開発した機体。ロケットパンチ ブロウクンマグナム、バリアシステム プロテクトシェード、髪の毛状の エネルギーアキュメーター、無限波動であるジェネシックオーラの鎧 ジェネシックアーマー、グラビティ・ショックウェーブを放つゴルディオンネイル、可変翼 ガジェットフェザーを装備し、攻防共に絶大な力を持つ。
- 機界文明の侵攻に対抗するため、Gクリスタルにて対機械昇華用に改装されるがギャレオンの改装が終わった時点で緑の星は機界昇華されてしまい、緑の星の指導者カインはギャレオン以外のジェネシックマシンをGクリスタル内に封印し、ギャレオンをラティオ(護)とGストーンと共にギャレオリア彗星の彼方の青の星・地球へと送った。
- ギャレオンがGストーンとともにもたらした三重連太陽系のテクノロジーはGGGによって解析され、勇者サイボーグ凱及び地球製ガオーマシン誕生の鍵となった。
- 全高:約31.45メートル
- 重量:約684.7トン
- ジェネシック・ギャレオン / ジェネシック・ガイガー
- Gクリスタルにおいて本来の力を発揮することができるよう改修を施されたジェネシック・ギャレオンと、凱がフュージョンすることにより誕生するメカノイド。
- 姿は改修前とほとんど変わらないが、大きく出力が向上しており、ジェネシックオーラと合わせた攻撃により遊星主に対して絶大な破壊力を誇る。また、ジェネシックガオガイガー時には口からジェネシックボルトを発射する。
(ジェネシック・ガイガーのみ)
- 全高:約23.5メートル
- 重量:約118.2トン
- ジェネシック・マシン
- ジェネシック・ガオガイガーの各部を構成するブロウクンガオー、プロテクトガオー、ストレイトガオー、スパイラルガオー、ガジェットガオーの総称。ジェネシック・ドライブで解除されることによりジェネシック・ガイガーとファイナルフュージョンし、ジェネシック・ガオガイガーとなる。
- 緑の星が機界昇華されたことにより、Gストーンの原石であるGクリスタルの中で眠っていた。なお、GGGの開発したガオーマシンはGストーンと共にギャレオンに記録されていたこれらのデータを基にしている。
- ブロウクンガオー
- ジェネシックガオガイガーの右肩、及び右上腕部を構成するジェネシックマシン。鮫を連想させる姿をしているが、その頭部の形状は500系新幹線と酷似している。口内からブロウクンボルト(劇中未使用)を発射する。プロテクトとの外見的差異は尾びれの向き(ブロウクンは縦)、目にあたる部位の形状と色(ブロウクンが紫)、体のラインもブロウクンの方がシャープである。
- プロテクトガオー
- ジェネシックガオガイガーの左肩、及び左上腕部を構成するジェネシックマシン。イルカを連想させる姿をしているが、その頭部の形状は700系新幹線と酷似している。口内からプロテクトボルト(劇中未使用)を発射する。ブロウクンとの外見的差異は尾びれの向き(プロテクトは横)、目にあたる部位の形状と色(プロテクトは水色)
- スパイラルガオー
- ジェネシックガオガイガーの右脚を構成するジェネシックマシン。モグラを連想させる姿をしている。雌型。ストレイトとの外見的差異は先端部のドリル刃の形状(ストレイトはドリルの頂点から放射線状)、人間の目にあたる部位の形状と色(ストレイトが紫)である。
- ストレイトガオー
- ジェネシックガオガイガーの左脚を構成するジェネシックマシン。モグラを連想させる姿をしている。雄型。スパイラルとの外見的差異は先端部のドリル刃の形状(スパイラルはドリルの頂点から螺旋状)、人間の目にあたる部位の形状と色(スパイラルは水色)である。
- ガジェットガオー
- ジェネシックガオガイガーの頭部装甲、左右前腕部、背部ウイング及び尾部を構成するジェネシックマシン。首の長い鳥類、或いは翼竜を連想させる姿をしている。「ガジェット」="Gadjet"=『(便利な)小道具』の名に相応しく、ファイナル・フュージョン時には頸部を分割・合体させ、ガジェットツールを形成する。
※スパイラル、ストレイトガオーはドリルガオー、ブロウクンとプロテクトはライナーガオー、ガジェットガオーはステルスガオー系統の原型である。
ガジェットツール
ガジェットガオーの頸部の分割・合体により形成されるジェネシックガオガイガーの補助ツール。GGGの特殊ツールの多くはこれらを参考に開発されたが、小型化できなかったためオプションの形になった。
- ウィルナイフ
- ガジェットガオーの頸部の第1節(頭部)が変形したツール。ジェネシックの右手に装着され、主に局部破壊に使用される。搭乗者の意思によって切断力を変えることができる。
- ボルティングドライバー
- ガジェットガオーの頸部の第2節3節が合体変形したツール。ジェネシックの左手に装着され、主に広域破壊に使用される。各ジェネシックマシンから発射される3種のボルトを使用することによりその効果を変えることができる。
- 劇中使用されたジェネシックボルトはジェネシックオーラの無限波動を湾曲空間を通して直接目標にぶつけることにより対象物を半永久的に内部分解へと導き続ける広範囲攻撃となる。また、劇中未使用のブロウクンボルトとプロテクトボルトの効果はそれぞれ内部爆発とドライバー系ツールと同じ空間湾曲の効果を持つ。
- ヘル・アンド・へヴン
- ガジェットガオーの頸部の第5節6節7節が合体変形したツール。ヘル・アンド・へヴン使用時に両手に装着され、ヘル・アンド・へヴンの衝撃から両手を保護するナックルガードである。
- 余談であるが、ジェネシックガオガイガーのヘル・アンド・ヘブンには『ヘル・アンド・ヘブン・アンリミテッド』という正式な名称が設定されている。対パルパレーパ戦の最終局面で出したヘル・アンド・ヘブンは、真のヘル・アンド・ヘブンというべき『ヘル・アンド・ヘブン・ウィータ』という名称である(ヘル・アンド・ヘブン・ウィータはラティオ(護)がTV版でマスタープログラムを浄解する時やラティオ(護)のレプリジンがスターガオガイガーで使用したものと同じである)。
- ギャレオリアロード(劇中未使用)
- ガジェットガオーの頸部の第5節8節9節が合体変形したツール。両手に装着して使用される。劇中未使用のため効果は不明だが、名称から推測すると次元ゲートを開くツールだと思われる。
覇界王
『FINAL GGG』DVD-BOX特典ディスク「ディスクZ」に登場。高密度のザ・パワーを帯び、巨大化した木星の中から姿を現した謎の存在。正式名称不明。その名称はラストのテロップによる。外観はジェネシック・ガオガイガーに酷似している。誰が何のために生み出したのか、ジェネシックとの関係など、詳しい設定は明かされていない。ソムニウム曰く「次元の変革者」。次元空間を破壊(覇界)する革命を起こし、命あるもの全てを光に変えるという。
緑の星と赤の星の合同テクノロジー
ソール11遊星主
- 赤の星の指導者たるアベルが、寿命で滅びさる運命となった三重連太陽系を再生および守護するためのプログラムに基づいて生み出した人造戦士達。
- 緑の星から提供されたGストーンをJジュエルとは別に改良したラウドGストーンを動力源とする事で、常に強大かつ安定した能力と出力を得ているのが特徴。
- 各々は普段は等身大だが、黒いキューブ状の巨大物体とフュージョンする事で戦闘形態に変形し、目的の障害もしくは邪魔と見なした者を徹底的に攻撃する。
- (ただしパルス・アベル、ピルナス、ペイ・ラ・カインはフュージョンせず、パルパレーパとピア・デケムには専用のフュージョンシステムがある)
- 黒いパーツキューブから放たれるソール・ウェーブと呼ばれる破壊波動を共通武器とする。
- パルパレーパ・プラス / パルパレーパ・プラジュナー
- パルパレーパの戦闘形態。彼が分子配列に似た専用の物体とケミカル・フュージョンすることで巨大メカノイド『パルパレーパ・プラス』へ、更に背部のドーピングシリンダーを自分に突き刺しケミカルナノマシンを注入する事で自らを強化、ラウドGストーンの出力限界を飛躍的に高めた『パルパレーパ・プラジュナー』へと変化する。
- 戦闘能力はジェネシックガオガイガーとほぼ互角を誇り、単体での再生復元能力、胸から放つポイズンソリッド、相手を内部から破壊するケミカルナノマシン、両腕を変換してのドリルやナイフ、そしてディメンジョンプライヤーとヘル・アンド・ヘヴンを組み合わせたかのような必殺技”ゴッド・アンド・デビル”など多彩な戦力を秘めている。
- ちなみにドーピングシリンダーは着脱式で、上記のように自己強化のために自身に使うだけでなく、自分の腕に連結装着して再変換する事でゴッド・アンド・デビル用のツールとし、さらにチューブ状に変化して相手に絡み付き、そこからナノマシンを流し込んだり、そしてブースターや遠隔攻撃器としても利用が可能な万能武器でもある。
- 事実上、遊星主最強の戦士ともいえる存在だが、プラジュナー形態は限界を超えた諸刃の剣的姿で、自身の永遠の機能停止を招く危険性も孕んでいるらしい。
- 緒戦ではプラス形態でガオファイガーを破壊。その後、復活したジェネシックガオガイガーを前に、自身もプラジュナー形態となってレプリ新宿にて対決する。
- ピサ・ソールと同様、物質操作能力に長けるが、そのずば抜けて突出した戦闘能力からゾンダーのような外敵やジェネシックガオガイガーのような任務の邪魔となる者と闘う事を前提とした戦士として生み出された可能性もある。
- ピア・デケム・ピット
- 空母ピア・デケムとも呼ばれる遊星主達の移動艦。艦首に衝角を有する。内部に創生炉に近いシステムを備えており、三層式のカタパルトからほぼ無限に近い数の機雷艦載機を射出する。衝角部分は分離行動が可能であり、キングジェイダーにおけるジェイダーに相当するメカノイドに変形する。
- ピア・デケム・ピーク
- 120メートル級のジャイアントメカノイド。突出した火力は持たないが、キングジェイダーをも上回る絶大なパワーと機雷艦載機、ES艦載機を駆使した多角攻撃を得意とする。必殺兵器としては、標的と対消滅する反中間子艦載機を射出可能である。フィールドジェネレーティングアーマーなどの武装やその他システム面でキングジェイダーと共通する部分が数多く、事実上の後継機と言える。レプリロス・グラシアレスにてキングジェイダーとの死闘を展開する。
- ピーヴァータ
- フレキシブルアーム状のチェーンソーとショックウェーブ・ポッドを武器とするメカノイドへとフュージョンする遊星主。レプリタージマハルにて超竜神と死闘を繰り広げる。右腕のショックウェーブ・ポッドからは重力衝撃波を放ち、チェーンソーは防御に使えばウルテクライフルでも防御する盾となり、攻撃に使えば柔軟かつ精密に動き機動力に劣るピーヴァータの攻撃力をカバーする。切断力もかなりのもので、超竜神を真っ二つにするほどの切断能力を誇る。パイルバンカーやチェーンソー、脚部のキャタピラといった装備から、本来は建築作業用メカノイドではないかという説がある。
- ペチュルオン
- フュージョンすることで巨大なスクリューと磁石を使い強烈な電磁竜巻を発生させる遊星主。レプリ三峡にて撃龍神と激突する。電磁竜巻以外に竜巻や電撃を操り、電磁竜巻の発する電磁波は、EMP防御が為されていない機械に対しては重大な機能障害を及ぼす(ペチュルオンは影響を受けない)。身体を覆う半透明な殻のような物を閉じて防御形態を取れる。ピア・デケム以外の遊星主では、もっとも全高が高い。本来の運用目的はよくわかっていないが、その装備や風貌から、気象や地磁気の調整が主目的だったという説がある。
- プラヌス
- フュージョンした姿は女騎士風な風貌になる遊星主。武装は大型のランスと、ビームを反射する半透明の盾。レプリアテネにて天竜神と激突する。ランスはメーザー発振器の役目も果たし、基部にはミサイルが内蔵されている。天竜神と互角の能力を持つが、「光と闇の舞」による撹乱攻撃には対応できなかった。ピーヴァータ、ペチュルオンのような別目的で開発されたものが戦闘に転用されたものと異なり、当初から戦闘用メカノイドとして開発されたとみられる。
- ペルクリオ
- 音波を武器にする遊星主。フュージョン後は金管楽器の頭を持つ指揮者のような姿となり、クジラのようなサポートメカ・ブルブルーンとキューブ状のスピーカーボッシュボッシュを操る(他にメトロノームの様な物も操る)。
- 本体に比べ、ブルブルーンが非常に巨大であるため、劇中においてもアップのシーンでなければ本体をはっきりと確認することはできなかった。レプリロンドンでマイクと音楽合戦を繰り広げる。マイク13世のサウンド攻撃がロックであることに対して、ペルクリオが攻撃時に使う音楽のジャンルはジャズである。ボシュボッシュを利用し、全方位からの立体的なソリタリーウェーブ放射が可能。また、メトロノーム状の物体は実体弾(ミサイル)としての使用も可能。
- 建造目的は不明。ただし、マイクの「ディスクX」がゾンダーメタルプラントを一掃したように、ペルクリオもゾンダーに対応すべく建造されたという説がある。
- ポルタン
- 隠密能力に長けた遊星主。フュージョン後は胸部に狼の意匠を有し、二振りの小刀と機敏かつテクニカルな戦法で戦う。レプリウラジオストクにてボルフォッグと対戦。強力な強制リンクシステムを持ち、あらゆるコンピュータを制御下に置くことが可能である。劇中でも外部からガンマシンのコントロールを奪い、ボルフォッグを窮地に陥れた。その風貌や装備などから、諜報工作用に開発されたと推定される。
- ペイ・ラ・カイン
- 三重連太陽系「緑の星」の指導者カインを基に作られたプログラム。オリジナル同様ギャレオンとフュージョンすることが可能らしい。ヘルアンドヘヴン・ウィータも使える。衛星軌道上で護と交戦。本来は人形の様な姿。『スーパーロボット大戦W』では、レプリ護と同じカラーリングのスターガオガイガーに搭乗した(イベントで凱が使用したゴルディオンクラッシャーにより、一瞬で消滅させられたが)。ノベライズ版『FINAL』によれば元はオリジナルのカインの意により、Gガオガイガーと同じく暴走した遊星主達への抑止力として組み込まれたと言われている。
- ピサ・ソール
- 遊星主の本体。ベターマンに登場するルーメに極めて近い姿をしたプログラム。フュージョンすることで本来の姿である恒星サイズの再生マシンへと変貌する。ピサ・ソールが存在する限り、遊星主達は何度傷つき破壊されようとも完全修復、再生、増殖することが可能だが、大量再生した後はエネルギーチャージのため、しばらく再生不能になる。機界昇華時、ピサ・ソールだけが唯一生き残り他の主を再生させ、本来の使命を実行した。再生マシンは強力なレプリションフィールドで覆われ、外部からの侵入を妨げる。これも大量再生時にはエネルギーチャージのため一時的ながら消滅する。
パスキューマシン
ピサ・ソールのコアとなるパーツ。ラティオ(護)によって地球に持ち込まれた際は4つに分かれ、GGGには「Qパーツ」と呼ばれていた。4つ集まると星形になる。凄まじい複製力を持っており、ラティオ(護)、パピヨン、勇者ロボやオービットベース、果てには地球までも複製した。 ただし、生命(魂)を複製することは不可能であり、複製してもすぐに自己崩壊を起こして消滅してしまう。パピヨンについては特殊な能力(センシングマインド)を保有していたがために非常に特殊な成功例としてレプリジンが作成されたが、複製地球にはパピヨン以外の生命体は存在していなかった。 能力なども完璧にコピーするが、本物との唯一の違いは、複製は色素が少なくなって色が薄くなること。これにより、褐色だったパピヨンの肌は白に近くなり、ギャレオンにいたっては全身が真っ白になった。
レプリジン
複製勇者王
- レプリギャレオン / レプリガイガー
- 天海護のレプリジンと共に地球に現れたギャレオン。本物の護がピサソールの中枢「パスキューマシン」を外した際に偶発的に生まれた存在。機体色が全身純白であること以外、ベースであるギャレオンとの差異は無い。囮として遊星主に挑んだが囚われ、忠実な下僕として改造される。レプリ護がフュージョンすることでレプリガイガーとなる。
- レプリガオガイガー
- レプリガイガーを中心に、強奪したガオーマシン(ドリルガオー、ライナーガオー、ステルスガオーII)とF・Fした姿。スターガオガイガーからの変化は、ギャレオンの体色が白色以外差異は無いが、パスキューマシンを持ったレプリ護が操縦している為、その力で真のヘルアンドヘヴン「ヘルアンドヘヴン・ウィータ」を発動することが可能。嵐吹き荒れる京都においてガオファイガーと激戦を繰り広げ、ゴルディマーグ、超竜神を大破させるまでに至ったものの、ガオファイガーのヘルアンドヘヴンによって破壊された。ちなみに『スーパーロボット大戦W』では前述の通りペイ・ラ・カインも搭乗したが、イベントで他の遊星主ごと光にされる。ゲーム中では名前の違いはないものの、よく見るときちんとレプリガオガイガーのカラーリングになっている(ギャレオンが真っ白になっている)。
- レプリガオファイガー
- パルパレーパによって破壊されたはずのガオファイガーの複製。遊星主に操られた凱がF・Fしており、複製勇者ロボ軍団と共にキングジェイダーと対決。外観、能力はオリジナルのガオファイガーと同等だが、パワーはオリジナルを凌ぐ。ジェイクォースを光に変えるなどして破壊の限りを尽くしたが、複製勇者ロボ軍団が正気に戻り、ゴルディオンハンマーと右腕を喪失する。その状態でジェイアークの甲板上に倒れていたが、ピア・デケム・ピットの攻撃により破壊された。
複製勇者ロボ軍団
- レプリ地球と共に生成された勇者ロボ達の複製。一度は宇宙の深淵へと消えたが、遊星主達に操られ、キングジェイダーと対峙した。その中には、ケミカルボルトを打ち込まれ、複製されたガオーマシンとファイナルフュージョンした凱の姿もあった。しかし、彼と異なり勇者ロボ達に施されたコントロールコマンドは不完全であったため、最期は自力で解除。キングジェイダーの盾となり光に還った。オリジナルより少し色素が薄いのが特徴。
紫の星
素体とされた知的生命体(人間など)にゾンダーメタルが寄生するとゾンダーになる。ゾンダーは周囲の機械と融合しゾンダーロボと化し、破壊活動を行う。また完全体に成長したゾンダーは無数のゾンダー胞子を放出し、数時間で一つの星の全生物をゾンダー化(機界昇華)してしまうという。ゾンダーメタルの精製には莫大なエネルギーを必要とする為、大量生産が難しく、一度に複数のゾンダーが出現する事は極めて少ない。 ゾンダーは出現した順に「EI(=Extra-Intelligence)ナンバー」が付けられている(原種の場合は「ZX(=Zonder-Exception)」)。
ゾンダーメタルを含む制御プログラムZマスターは本来、人のマイナス思念(いわゆる怒りや悲しみといったストレスなど)を昇華する事を目的として三重連太陽系紫の星で開発されたシステムであった。しかし、マイナス思念を無くすためには発生源である有機生命体自体をマイナス思念を持たない機械生命体に昇華させればよいという判断を下したZマスターは、紫の星を手始めに全宇宙の機界昇華を開始する。
Zマスターは自らを31個の原種に分割し、それぞれが独立して行動が可能。また原種の一部を更に分離し、パリアッチョやパスダーのような端末として攻撃対象の星へ送り込む事もできる。この端末にはゾンダリアンと呼ばれる幹部数体が従っている。彼らは機界昇華された星の生き残りがゾンダーメタルに寄生されたものだが、通常のゾンダーと違って知性と自意識を保っている。ゾンダリアンが機械と融合した形態も登場するが、カテゴリー上はゾンダーロボとは言えない。
ゾンダー/ゾンダリアン
- EI-01(パスダー)
- EI-02
- EI-03
- EI-04
- EI-05
- EI-06(プリティーホイール)
- プリマーダによってトレーラーと融合。潰した自動車を取り込み巨大化。氷竜、炎竜の初陣の相手。素体は長距離運転手。
- EI-07
- EI-08
- 300系新幹線と融合。疾走の際に多大な電磁波を撒き散らし、周辺に被害を齎した。素体は鉄道建設絡みの汚職事件を起こした政治家「御手盛金之輔」。
- EI-09
- 飛行船と融合。素体は都会の空を嫌う会社員。
- EI-10
- EI-11
- 深海潜水艇りゅうぐう9000と融合。素体はりゅうぐう9000の艦長に選ばれなかった男・兵藤。内部に華と護を乗せており、途中で外国の原潜をも取り込んでさらに巨大化した。
- EI-12
- EI-13
- EI-14
- ゾンダーヴァルナー
- EI-15
- GGG基地メインコンピュータに取り付いた後ガオーマシン、氷竜、炎竜のスペアパーツと融合。偽ガオガイガーとも言えるがギャレオンのような核となる部分が無いため頭部以外は大して似ていない。素体は元GGG職員、犬吠埼 実。後に新生GGGに復職。
- EI-16
- EI-17
- 大量の古タイヤと融合。弾力のある身体で物理攻撃を弾き返す。凱は自分の嫌いな蒟蒻(のようなゾンダー)と形容した。素体は巨漢の関西人。浄解後、スマートな体型に。
- EI-18
- EI-19
- EI-20
- 重力制御システムと融合。ハンマーヘル・アンド・ヘブン初使用相手でもある。素体は御殿山科学センター所属の物理学者、平田昭子。後に新生GGGに参加。
- EI-21
- B-52爆撃機と融合。武装は大量に奪った武器、弾薬。素体は軍事マニア。
- EI-22
- EI-23
- EI-24
- 駅の拡声器と融合。素体は駅員。EI-23と合体した。
- EI-25
- 水上戦闘機シーダートと融合。素体はトオル少年。武装は並列空間ミサイル。浄解は行われず自然に元に戻った。
- EI-26(ピッツァ)
- 機界四天王ピッツァが超音速旅客機と融合。
- EI-27(ペンチノン)
- 機界四天王ペンチノンが護衛艦はるなと融合。
- EI-28(ポロネズ)
- 機界四天王ポロネズが山手線と融合。
- EI-29(プリマーダ)
- 機界四天王プリマーダが首都高速環状線と融合。
- EI-30~EI-71
- 脊椎原種が活動を開始した際、周囲にいた観光客をゾンダー化したもの。その中にはルネが追っていたバイオネットのエージェントも含まれていた。
- EI-72
- PSゲーム「BLOCKADEAD NUMBERS」に登場。新型CR R-33、ゴルディオンモーターと融合した。その体は虎。素体は大河幸太郎。
- EI-73
- PSゲーム「BLOCKADEAD NUMBERS」に登場。新型CR R-34、ゴルディオンモーターと融合した。その体は豹。素体は火麻激。
- 黒いソルダートJ
- ゾンダリアン。ジェイアーク級17番艦ジェイバトラーと融合する。素体は赤の星のもう一人の生き残り、ソルダートJ-019。諸事情によりEIナンバーは認定されず。
- EI-74
機界31原種
正体はZマスターの分裂体であり、各々が31個の人体パーツや臓器をモチーフにした形態を持ち、個々単位でも相当な知性も備えていると思われる。
心臓原種を核として、さらに腕、眼、耳、爪、肋骨、肝臓、腸の七体が機界最強七原種として君臨している。
- Zマスター
- パリアッチョ
- ZX-01 巨腕原種
- ZX-02 鉄髪原種
- ZX-03 顎門原種
- 3体同時に来襲。ベイタワー基地を破壊し、ガオガイガーを大破させるが突如現れたキングジェイダーにより倒される。
- 特に何かと融合してはおらず(少なくとも劇中では判別不能)何故か3体ともローブを纏っていた。
- ZX-04 巨脚原種
- 海上プラント・エクスプローラー7と融合。電磁波を発生させオゾン層を破壊し、人類を弱体化させようとした。
- ZX-05 脊椎原種
- ZX-06 頭脳原種
- ZX-07 腕原種
- ZX-08 爪原種
- ZX-09 耳原種
- ZX-10 目原種
- ZX-11 腸原種
- ZX-12 肋骨原種
- ZX-13 肝臓原種
- 合体原種
- 声:茶風林
- 肝臓原種以外の機界最強七原種6体が合体した姿。元となった原種の能力すべてを駆使し、GGGを苦しめるが、ガトリングドライバーとソリタリーウェーブの合わせ技重力レンズ攻撃によって敗れた。
- ZX-14 胃原種
- スフィンクスと融合。ZX-07と共闘。強龍神に敗れる。
- ZX-15 鼻原種
- モアイと融合。ZX-11と共闘。幻竜神に敗れる。
- ZX-16 翼原種
- 木星の衛星イオと融合。鳥の羽型のミサイルを間断なく発射する「無限攻撃」を繰り出す。
- ZX-17 肺原種
- ZX-18 肘原種
- カリストと融合した。
- ZX-19 膝原種
- アマルテアと融合。
- ZX-20 足原種
- ヒマリアと融合。
- ZX-21 首原種
- エラーラと融合。
- ZX-22 胸原種
- パシファエと融合。
- ZX-23 臍原種
- シノーペと融合。
- ZX-24 尻原種
- リシテアと融合した。
- ZX-25 生殖器原種
- カルメと融合した。
- ZX-26 腎臓原種
- アナンケと融合した。
- ZX-27 肩原種
- レダと融合した。
- ZX-28 膀胱原種
- テーベと融合した。
- ZX-29 神経原種
- アドラステアと融合した。
- ZX-30 筋肉原種
- メティスと融合した。
- ZX-31 心臓原種
- 声:石井康嗣
- 31原種の指令塔的存在。Zマスターの中核。
機界新種(ゾヌーダ)
EI-01(パスダー)が地球に落下した直後に卯都木命の体内に植えつけたゾンダーとは異なる機界生命体の種子が、命の体を素体に覚醒し誕生したもの。
ありとあらゆる物質を絶縁体に変え、全てのエネルギーを発散させる能力物質昇華を持ち、機界昇華のマスタープログラム、Zマスター消滅後に誕生したことや、カインにより全ての力を解放された護にも感知できなかったことから、ゾンダーや原種などの紫の星の機界生命体とはまったく別物だと考えられる。
ゾヌーダは誕生後、その能力によりオービットベースと勇者ロボたちのエネルギーを奪って無力化し、やすやすとアマテラス左胴を占拠、地球に降下する。都庁前に降下後、奪ったアマテラスとその中のツールと融合して金色のゾヌーダロボとなり地球の物質昇華を目指す。
強固なバリアシステムと物質昇華の能力によって勇者ロボの超AIを搭載したスターガオガイガーを圧倒、まったくダメージを受けずに右のファントムリングと左のウォールリングとウルテクエンジン、そしてゴルディオンハンマーをも物質昇華する。ガオガイガーの決死のヘルアンドへブンをも防ぎ、加勢に入った護を簡単に吹き飛ばすが、護を攻撃したことによって素体の命の感情が覚醒しバリアが弱体化、激しい格闘戦の末、核を抜き取られる。その後も核から人間体に戻り物質昇華により抵抗を試みるが、凱の唱えた浄解の呪文と護の胸のGストーンにより浄解される。そして凱はエヴォリュダーに、命はセミエヴォリュダーに生まれ変わった。
関連項目
TVシリーズ | エクスカイザー - ファイバード - ダ・ガーン - マイトガイン - ジェイデッカー - ゴルドラン - ダグオン - ガオガイガー(キャラクター・メカニック) | ||
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OVA | 水晶の瞳の少年 - FINAL | ||
ゲームオリジナル | バーンガーン - レイゼルバー | ||
ゲーム作品 | ブレイブサーガ - ブレイブサーガ2 - アスタリア - 勇者大戦 | ||
関連 | トランスフォーマー(カテゴリ) - エルドラン - ベターマン- マシンロボ | ||
人物 | 開発勇者ハヤバーン - 宣伝勇者ヒロリオン | ||