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2020年1月8日 (水) 04:30時点における版

'''沼津市'''(ぬまづし)は、[[静岡県]]の東部、[[伊豆半島]]の付け根に位置する[[市]]。[[特例市]]。 == 概要 == [[駿河湾]]に臨む[[伊豆半島]]の付け根、[[愛鷹山]]の麓に位置する[[港町]]である。 東駿河湾地域の中心都市であり[[沼津都市圏]]を形成する。 古来、東海道の陸路と海路を繋ぐ交通拠点であり、江戸時代には[[沼津城]]が築かれ東海道の[[宿場町]]として栄えるなど人・物・情報の交流拠点として、この地域の政治経済や商業、文化の中心的役割を担ってきた。 気候が温暖である他、[[箱根町|箱根]]や[[伊豆半島]]や[[富士山]]への観光拠点としても便利な立地条件でもあるため、保養地としても発達した。 [[明治]]時代から[[1969年]]に亘っては、政財界の著名人が[[別荘]]を建てて、[[皇室]]も[[沼津御用邸]]を構えたために、「海の有る[[軽井沢町|軽井沢]]」とも称された。<!--沼津を訪れたある[[国連]]職員は、「沼津の景観は[[ジュネーブ]]に勝るとも劣らない」と言ったという。※だれが言ったか明確に!--> [[井上靖]]を初めとする文人墨客所縁の地でもある。 [[水産業]]が盛んであり、[[干物]]の「[[アジ|鯵]]の開き」、「雑節」の生産は市ごとの統計が廃止される[[2005年]](平成17年)まで日本一の規模であった他、近年では新鮮な魚介類を求め沼津港を訪れる観光客が増加している。 だがここ十数年間では経済状況が悪化し、人口の減少が続いている。 == 地理 == [[ファイル:Hiroshige13 numazu.jpg|thumb|right|200px|[[東海道五十三次]] '''沼津''' [[歌川広重]]]] 市街地から程近い[[香貫山]]は市民の憩いの場となっており、[[駿河湾]]に面した[[千本松原 (静岡県)|千本松原]]には沼津ゆかりの作家、[[芹沢光治良]]や[[若山牧水]]らの文学碑が点在する。なお、市街地を流れる[[狩野川]]は静岡県を流れる[[一級河川]]の中で唯一北上する川である。 [[富士市]]との間には浮島沼が広がっている。静岡県下最長の60kmの海岸線は[[砂浜]]から[[リアス式海岸]]まで変化に富み、それを生かした[[レジャー]][[スポーツ]]も盛んであり、[[大瀬崎]]は全国的に有名なダイビングスポットである。 [[駿河トラフ]]([[南海トラフ]]の北端の[[海溝]])の東端が市の沖にあるため、深海魚の[[ラブカ]]や[[タカアシガニ]]等の水揚げがある一方、プレート境界型の[[地震|大地震]]([[東海地震]])の危険性が指摘されており、国・静岡県・周辺自治体とともに地震対策、特に[[津波]]対策に力が入れられている。[[自主防災組織]]の活動も活発であるほか、自治体による防災設備の拡充にも力が注がれている。 === 自然地理 === {| ; 山岳丘陵 * [[愛鷹山]](1188m) * [[静浦山地]] - [[香貫山]](193m)、[[横山 (静岡県)|横山]](183m)、[[徳倉山]](256m)、[[鷲頭山]](392m)、[[大平山]](356m) * [[発端丈山]](410m) * [[金冠山]](816m) * [[達磨山]](982m) |- |style="width:12em;"| ; 河川水路 * [[狩野川]] * [[狩野川放水路]] * [[黄瀬川]] * [[戸田大川]] || ; 湖水池沼 * 浮島沼 * [[門池]] * [[大瀬明神の神池|神池]] * [[明神池 (沼津市)|明神池]] |} {{Wide image|Mount Kanuki, Panorama, 20110918.jpg|1700px|香貫山の芝住展望台から沼津市を望む。左端が南で富士山のある方向が北。<br />左から達磨山、駿河湾、[[牛臥山 (静岡県)|牛臥山]]、[[大瀬崎]]、[[沼津港]]、狩野川、[[千本浜]]、沼津市中心街、愛鷹山、富士山、長泉町、 [[箱根山]]、三島市街。}} {| ; 地質 [[File:Numazu city center area Aerial photograph.1988.jpg|thumb|270px|沼津市中心部の空中写真。<br/>1988年撮影の14枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]] {| *北部地域(愛鷹山とその裾野) [[愛鷹山]]は、[[富士山]]と同じ成層火山だったと言われる。噴火口は[[須津川]]、[[大沢川]]の源流部、[[赤渕川]]の谷頭部と考えられており、いずれもすり鉢状の地形である。[[愛鷹山]]は[[火山活動]]で噴出し[[玄武岩]]、[[安山岩]]であり、その上は、厚さ10〜15mの[[火山灰]]で形成された愛鷹ローム層が東部から南東部まで覆っている。 {| *中部地域(千本浜と平野部) [[箱根山|箱根火山]]の噴火での[[火山灰]]による堆積や[[駿河湾]]、[[狩野川]]、[[黄瀬川]]などの土砂の運搬、堆積作用により、沼津の平野部や[[千本浜]]が作られたと言われる。[[縄文時代]]に[[黄瀬川]]が運んできた土砂が堆積して、平町、三枚橋、市場町、吉田町などの低地ができた。千本浜は海岸に[[富士川]]上流から運ばれてくる土砂が東に向かう潮流に乗り、原、片浜、[[千本浜]]地区に堆積し砂丘になった。この砂丘で、[[愛鷹山]]から流れて来る川がせき止められて、浮島沼が出来た。 {| *東部地域(香貫山とその周辺) [[徳倉山]]の南側から[[鷲頭山]]を経て[[大平山]]に至る山麓は[[凝灰岩]]で構成されている。[[凝灰岩]]は柔らかく、耐熱性が高く、「江浦石」として認知されていた。また、[[凝灰岩]]は[[火山灰]]が海中に堆積して出来た岩なので、鮫の化石も確認されている。要するに、数千年前まで海底にあったのが隆起したを物語っている。 海岸は我入道、島郷、静浦の大久保ノ鼻まで緩やかであるが、そこから急に出入りが多く[[リアス式海岸]]のようになっており、口野は最も湾入が深い所である。 {| *南部地域(三浦地区) 大瀬崎は、西浦の西端に突き出た1㎞の岬があり、戸田地区の[[井田山|井田火山]]、[[達磨山|達磨火山]]によって出来た岬である。岬の先端には湧き水が出ている。静浦から西浦に続く海岸は[[発端丈山|発端丈火山]]、[[達磨山]]の裾野が陥没して出来たものである。[[淡島]]も[[火山活動]]によって出来た。 == 気候 == [[静岡県]]は[[太平洋]]岸式の[[東海]]気候区に属している。特に沼津市は温暖な[[伊豆半島]]に接している事から、温暖で滅多に雪が降らない。[[房総半島]]や[[三浦半島]]の気候と近いと言われる。 ; 気温 沼津市の平均気温は、16.5℃で三島市の平均気温15.3℃と比較しても高い。これは[[富士山]]の[[裾野]]や箱根山に接する地域に比較して、気温が穏やかな傾向だからである。そのため、冬は寒さが厳しい日があまりなく、夏は海洋の影響で涼しい海風が吹き、温暖な恵まれ地域である。尚、全国的に[[冷夏]]だった時期でも、比較的温かく農産物に被害は殆どなかった。 ; 降水量 沼津市の年間[[降水量]]は、約2000mm程度で[[駿河湾]]に面した他の地域と同等。[[降水量]]が多い時期は、5〜9月までの数ヶ月間で、12月〜2月は非常に少ない。年平均[[日照時間]]数が県内でも多く、1年の54%が晴れの日である。 ; 湿度 沼津市の年間平均[[湿度]]は、65〜70%程度で、[[降水]]との関係で6〜9月が高く、11月〜3月まで低い。特に極端な傾向はない。 [[霜]]は11月末頃からおり始め、3月ぐらいに終わる。時折、4月に[[晩霜]]が発生し、農産物に被害を出す事もある。 == 都市情報 == [[市章]]は、 カタカナの「ヌ」に[[千本松原 (静岡県)|千本松原]]の松葉を組み合わせ図案化した物である。1927年制定。現存する静岡県の市町村の市章としては、最古のものである。 === 沼津市民憲章 === 私たち沼津市民は #<li value="1"> 緑と水と空、このかけがえのない自然を守り育て、清潔な環境をつくります。 #<li value="1"> すすんで心身をきたえ、健康と文化の向上につとめます。 #<li value="1"> 仕事に生きがいを見いだし、意欲をもって働きます。 #<li value="1"> 人権を尊重し、時間と規則を守ります。 #<li value="1"> 善意と思いやりをもって、温かい家庭と社会を育てます。 === 都市名の由来 === 沼津の名は、現存する中では[[1208年]]の[[吾妻鏡]]が初出である<ref> * [http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/rekishini/nrekishi/ 沼津市公式サイト: 沼津の歴史] * [http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/rekishini/nrekishi/menu_1/azuma.htm 沼津市公式サイト: 同資料]</ref>。 当時は狩野川河口が[[タデ|蓼]]の群生地であったため、蓼原という名もあった(この名前は居住区住所として狩野川河口地域に現存する)。 名の由来は富士山からの[[地下水]]のため、'''[[沼]]'''が多かったことに関係し、同市の[[浮島沼]]界隈は今日でも水田の広がる農業地帯だが、[[弥生時代]]([[3世紀]])には既にこの沼地周辺で原始的な[[稲作]]が行われるようになった<ref>[http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/rekishini/nrekishi/menu_1/yayoi.htm 沼津市公式サイト: 弥生時代]</ref> ほどの、水の豊富な地域である。ただ同地域は地盤が緩く、このため[[東海道新幹線]]は[[東海道本線]]よりも北側の愛鷹山麓を迂回する形となった。 この地下水は季節によって水量の変化はあるものの、地下数メートルという浅いところに[[帯水層]]が存在する。現在は[[下水道]]などの発達により、目に見えて冠水することはないが、かつては水捌けが余り良くないことから、沼津駅西側の[[静岡県道162号沼津停車場東沢田線#中央ガード(あまねガード)|あまねガード]](半地下式の駅の南北を結ぶ主要道路)が[[1974年]]の[[昭和49年台風第8号|七夕豪雨]]の際に水没したほか、[[1960年代]]頃までの当市内では地下道や窪地がしばしば冠水するなどの被害もあったという<ref>[http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/rekishini/nrekishi/menu_1/kanogawa.htm 沼津市公式サイト: 狩野川台風]</ref>。 なお沼津の'''津'''は[[港]]に適したなだらかな海岸線を指しており、現在の[[沼津港]]界隈をあらわしている。このなだらかな海岸線と狩野川河口近辺の比較的水深のある海という地形は、漁港や交通のための港として利用された。こうして沼津は人の集まるところとなり、[[沼津宿]]から駿東郡[[沼津町]](当時の郡役所所在地)を経て、周辺地域との合併により現在の当市の姿になっていった。 <!--それは幾らなんでも:アイヌ語が語源だとする説など、諸説あります--> == 人口 == {{人口統計|code=22203|name=沼津市}} == 行政 == === 沼津市の行政 === * 市長:[[栗原裕康]](くりはらひろやす、2008年11月10日就任 2期目) {| class="wikitable" style="text-align:center;font-size:smaller" |+ 歴代市長<ref>歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第2巻、歴代知事編纂会、1984年。『[[朝日新聞]]』。</ref> ! 代 !! 氏名 !! 就任日 !! 退任日 !! 備考 |- ! colspan="5" | 官選沼津市長 |- | 1 || 和田伝太郎 || 1923年(大正12年)11月16日 || 1925年(大正14年)12月11日 || |- | 2|| 大場藤五郎 || 1926年(大正15年)2月25日|| 1927年(昭和2年)3月4日|| |- | 3 ||森田泰次郎|| 1927年(昭和2年)3月10日|| 1930年(昭和5年)11月22日|| |- | 4 || 和田伝太郎 || 1930年(昭和5年)12月20日 || 1933年(昭和8年)7月7日 || |- | 5|| 小山田正直 || 1933年(昭和8年)10月18日|| 1935年(昭和10年)7月27日|| |- | 6 ||森田泰次郎|| 1936年(昭和11年)1月30日|| 1940年(昭和15年)1月29日|| |- | 7 || 名取栄一 || 1940年(昭和15年)2月9日 || 1941年(昭和16年)11月25日 || |- | 8|| 小川三郎 || 1941年(昭和16年)12月24日|| 1942年(昭和17年)12月16日|| |- | 9 ||[[芝辻一郎]]|| 1943年(昭和18年)1月16日|| 1945年(昭和20年)10月11日|| |- | 10 ||勝亦千城|| 1945年(昭和20年)11月23日|| 1946年(昭和21年)11月22日|| |- ! colspan="5" | 公選沼津市長 |- |11|| 山本立太郎 || 1947年(昭和22年)4月5日|| 1947年(昭和22年)6月20日|| |- |12|| 長倉宜一 || 1947年(昭和22年)7月11日 || 1949年(昭和24年)7月5日|| |- | 13 || 塩谷六太郎 || 1949年(昭和24年)7月21日|| 1953年(昭和28年)7月20日|| |- | 14|| 高木恵太郎 || 1953年(昭和28年)7月21日|| 1957年(昭和32年)7月20日|| |- | 15 - 17||塩谷六太郎|| 1957年(昭和32年)7月21日|| 1969年(昭和44年)7月20日|| |- | 18|| [[原精一 (沼津市長)|原精一]] || 1969年(昭和44年)7月21日|| 1973年(昭和48年)7月20日|| |- | 19 - 20|| [[井手敏彦]] || 1973年(昭和48年)7月21日|| 1978年(昭和53年)8月31日|| |- | 21 - 22|| 庄司辰雄 || 1978年(昭和53年)9月23日|| 1986年(昭和61年)9月22日|| |- | 23 || [[渡辺朗]] || 1986年(昭和61年)9月23日|| 1990年(平成2年)9月22日|| |- | 24 - 25 || 桜田光雄 || 1990年(平成2年)9月23日|| 1996年(平成8年)9月30日|| |- | 26 - 28|| [[斎藤衛 (沼津市長)|斎藤衛]] || 1996年(平成8年)11月10日|| 2008年(平成20年)11月9日|| |- |29 - 30 || [[栗原裕康]] || 2008年(平成20年)11月10日||現職|| |} * 市議会:定数28人(2011年5月に任用された議員の任期は2015年5月1日まで) === 国や静岡県の主な機関 === * 裁判所 ** [[静岡地方裁判所]] 沼津支部 * 法務省 ** [[静岡地方検察庁]] 沼津支部 ** 静岡地方法務局 沼津支部 ** 静岡[[保護観察所]] 沼津駐在官事務所 * 財務省 ** 沼津税務署 * 国土交通省 ** 沼津河川国道事務所 * 防衛省 ** 沼津海浜訓練場([[在日米軍]]が使用)<ref>[http://www.mod.go.jp/j/approach/zaibeigun/us_sisetsu/sennyousisetuitirann.html 在日米軍施設・区域別一覧] - 防衛省(2013年3月現在、同年11月25日閲覧)</ref> * 静岡県 ** 静岡県東部総合庁舎 ** 東部県民生活センター ** [[静岡県警察]] [[沼津警察署]] === 政令指定都市構想 === 当市、[[三島市]]、[[御殿場市]]、[[裾野市]]、[[伊豆の国市]]、[[田方郡]][[函南町]]、[[駿東郡]][[清水町 (静岡県)|清水町]]、[[長泉町]]、[[小山町]]の5市4町で組織する「東部広域都市づくり研究会」が、大規模[[日本の市町村の廃置分合|合併]]による[[政令指定都市]]への移行を目指していたが、意見がまとまらず[[2008年]][[2月]]に解散した。構想の経緯や解散後については[[静岡県東部 政令指定都市構想]]を参照。 == 姉妹都市・提携都市 == ; [[姉妹都市]] * {{Flagicon|USA}} [[カラマズー (ミシガン州)|カラマズー市]]([[アメリカ合衆国]][[ミシガン州]])- [[1963年]]([[昭和]]38年)[[7月1日]]提携 ; [[友好都市]] * {{Flagicon|CHN}} [[岳陽市]]([[中華人民共和国]][[湖南省]])- [[1985年]](昭和60年)[[4月5日]]提携 == 歴史 == [[駿河国#古代|古代珠流河国]]発祥の地。近世には[[沼津藩]]の[[沼津城]]の城下町として、また[[東海道]]の[[宿場町]]、[[港町]]として栄えた。 7世紀以前の当市周辺は、珠流河国(するがのくに)と呼ばれており、領域は近世駿河国から廬原国(現在の県央)を除き、伊豆国を加えた範囲となる。 ; 古代から中世まで * [[7世紀]]:古代珠流河国と廬原国の領域と併せて駿河国が成立。<br />駿河国駿河郡となり、その[[郡衙]]が置かれる。この頃は駿河国の[[国衙]]も駿河郷にあった。 * [[680年]]([[天武天皇]]9年):駿河国東部の二郡を分離して[[伊豆国]]を設置。国衙が[[安倍郡]]に移る。 * [[1487年]]([[長享]]元年)頃:伊勢新九郎盛時([[北条早雲]])により[[興国寺城]]が築かれる。 ; [[戦国時代 (日本)|戦国時代]]から[[江戸時代]]まで * [[1579年]]([[天正]]7年):[[武田勝頼]]により[[三枚橋城]]が築かれる。 * [[1706年]](宝永3年):[[大久保教寛]]が[[松長藩]]([[相模国]][[小田原藩]]の[[支藩]])を起こし、松長村に松永陣屋が置かれた。 * [[1707年]](宝永4年):富士山の[[宝永噴火]]。原村でも降灰が記録される。 * [[1777年]]([[安永 (元号)|安永]]6年):[[水野忠友]]により[[沼津城]]が築かれる。 * [[1854年]]([[安政]]元年):[[安政東海地震]]。ロシア軍艦[[ディアナ号]]が津波被害に遭う、君沢郡戸田村にて代船[[ヘダ号]]が建造される。 ; 明治から第二次世界大戦まで * [[1869年]]([[明治]]2年)旧1月:[[沼津兵学校]]が開校する。 * [[1889年]](明治22年)[[2月1日]]:[[東海道本線]][[沼津駅]]開業。 * [[1893年]](明治26年):[[皇太子]]嘉仁親王(のちの[[大正天皇]])の静養のために[[沼津御用邸]]が造営される。 * [[1906年]](明治39年):[[田方郡]][[三島町 (静岡県)|三島町]](現・[[三島市]])との間に駿豆電気鉄道(後の[[伊豆箱根鉄道]][[伊豆箱根鉄道軌道線|軌道線]]・[[路面電車]])が開通。 * [[1913年]]([[大正]]2年):出口地区の浅間神社近くの天狗湯から出火し、5時間半ほどで鎮火した。町域の大半が焼失したものの、沼津駅は保線庫が焼失した他は無事だった。<ref>[http://www.geocities.jp/showahistory/history08/topics02a.html 誰か昭和を思わざる 大正ラプソディー (大正2年1〜6月)]</ref> * [[1923年]](大正12年)[[7月1日]]:駿東郡[[楊原村]]と合併し、市制施行。 * 1923年(大正12年)[[9月1日]]:[[関東大震災]]により被災。 * [[1926年]](大正15年):沼津大火により市の中心部を焼失。 * [[1944年]]([[昭和]]19年):駿東郡[[片浜村]]・[[金岡村 (静岡県)|金岡村]]・[[大岡村 (静岡県)|大岡村]]・[[静浦村]]の4村と合併。 * [[1945年]](昭和20年)[[7月17日]]:未明、アメリカ軍機の空襲で市の中心部を焼失。([[沼津大空襲|沼津空襲]]) ; 第二次大戦後 * [[1955年]](昭和30年):[[愛鷹村]]・[[大平村 (静岡県)|大平村]]・[[内浦村 (静岡県)|内浦村]]・[[西浦村 (静岡県)|西浦村]]の4村と合併。 * [[1963年]](昭和38年):伊豆箱根鉄道軌道線廃止。 * [[1968年]](昭和43年):駿東郡[[原町 (静岡県)|原町]]と合併。 * [[1969年]](昭和44年)[[3月31日]]:[[東名高速道路]][[沼津インターチェンジ|沼津IC]]開通。 * [[1994年]]([[平成]]6年):[[明仁|今上天皇]]が行幸。 * [[2000年]](平成12年):[[特例市]]に移行。 * [[2005年]](平成17年)[[4月1日]]:田方郡[[戸田村 (静岡県)|戸田村]]と合併。 * [[2007年]](平成19年):第39回[[国際技能競技大会]]が[[門池]]地区で開催された。 === 災害史(主に地震、津波)=== 沼津市は、平野部の軟弱地域であり、[[地震]]時における[[地盤振動]]が激しく、増幅しやすい。沿岸部は液状化による噴砂や地盤の軟弱化が起こり易い。[[津波]]による施設の破壊、[[台風]]による[[氾濫]]水の長期湛水の可能性がある。 * [[1498年]]([[明応]]7年)[[9月20日]]:[[明応地震]] M=8.2~8.4 江梨で震度5程度と推定されている。[[津波]]も発生し、[[津波]]の高さは江梨で4~5mと推定。 * [[1589年]]([[天正]]17年)[[3月21日]]:[[天正地震]] M=6.7 興国寺城・沼津城の塀など破壊し、民家も多く破損した。 * [[1707年]]([[宝永]]4年)[[10月28日]]:[[宝永地震]] M=8.4 沼津・原は過半数潰家となり、道路・橋など所々大破した。沼津より東は被害はほとんどなかった。震度は原で6~7程度と推定されている。[[津波]]の高さは内浦で5.5~6m、原4mと推定されている。三津浜では、家々の床上浸水。 * [[1782年]]([[天明]]4年)[[10月28日]]:[[天明地震]] M=7.0 小田原から箱根を中心として被害を生じた地震。沼津付近では2日後の25日の余震で潰家が出ている。 * [[1854年]]([[安政]]元年)[[12月23日]]:[[安政東海地震]] M=8.4 震度は久料6~7、沼津6、原・香貫・三津・木負は5~6、沢田・三津は5と推定。沼津では死者11人。大岡では所々より水湧出4~5尺噴上げた。原では石鳥居・石灯・篭は悉く倒れた。 * [[1854年]]([[安政]]元年)[[12月23日]]:[[安政東海地震]][[津波]] 北岸の[[狩野川]]河口や原、内浦湾南岸の津波の高さは江梨・久料・足保で2~3m、湾奥の重須・長浜・三津・多比・江ノ浦では5~7m。江梨から我入道までの集落の4割が流失。死者は最低5人以上。 * [[1923年]]([[大正]]12年)[[9月1日]]:[[関東地震]] M=7.9 沼津市で1人の死者が出た。 * [[1930年]]([[昭和]]5年)[[11月26日]]:[[北伊豆地震]] M=7.3 沼津市で死者1人、負傷者7人、大平で死者1人、静浦で死者1人、負傷者10人、鷹根で死者1人、負傷者21人。震度は5であった。 * [[1944年]]([[昭和]]19年)[[12月6日]]:[[東南海地震]] M=7.9 被害僅少で震度4程度。[[津波]]の高さは沼津で1m、狩野川河口で1.5m、立保では海がざわざわした程度。 * [[1996年]]([[平成]]8年)[[3月7日]]:[[山梨県]]東部の[[地震]] M=5.8 沼津市は[[黄瀬川]]橋付設の水道管が破裂、アパートの高架水槽の漏水があった。 * [[1946年]]([[昭和]]21年)[[12月21日]]:[[昭和南海地震|南海地震]][[津波]] 内浦で津波の高さ0.2m。 * [[2009年]]([[平成]]21年)[[8月11日]]:[[駿河湾地震 (2009年)|駿河湾地震]] M=6.5 沼津は震度5弱 国の[[重要文化財]]である松城家住宅が揺れにより海鼠壁が剥がれ落ちた * [[2011年]]([[平成]]23年)[[3月11日]]:[[東日本大震災]] M=9.0 沼津は震度5弱〜4程度とされる。 * [[2011年]]([[平成]]23年)[[3月15日]]:[[静岡県東部地震]] M=6.4 沼津は震度4。 === 石油コンビナート反対運動 === 沼津市・[[三島市]]の[[石油コンビナート]][[反対運動]]は、公害予防運動の最初の成功例として、後の公害予防行政や公害反対運動にも影響を与える。さらに[[公害対策基本法]]を制定するきっかけにもなった<ref>宮本憲一『公害対策基本法』佐々木・鶴見・富永・中村・正村・村上編集委員 2005年 259頁-260頁</ref>。 '''第一次石油コンビナート計画''' 沼津、三島の石油コンビナート計画は、[[1961年]]([[昭和]]36年)2月に[[静岡県]]が「第六次静岡県総合開発計画」で、沼津、三島を含めた東駿河湾地域を[[重化学工業]]の最重点地域と位置付けた。 沼津市は、[[火力発電所]]、江浦湾の巨大[[タンカー]]接岸施設の設置が予定されていた。当初は[[公害問題]]が顕著ではなかった事もあり、漁業補償以外に特に異議はなかった。1961年(昭和36年)3月に[[アラビア石油]]を中核に、[[昭和電工]]、[[住友化学]]、[[東京電力]]が計画に参加。前後して、漁民らによる反対運動が活発化したが、同年末に補償問題に目処がついた事から沈静化。 計画では沼津市の大平、徳倉一帯をコンビナート候補として上げていたが、地盤の問題で三島市梅名、[[函南町]]仁田になってしまった事から、沼津市として水産資源が豊富な江浦湾を犠牲にしてまでコンビナート計画をする理由を失ってしまった。その後、沼津市独自に牛臥に誘致しようとしたが立ち消えとなる。昭和37年7月に昭和電工がコンビナート計画が離脱した事で、計画全体が事実上頓挫した。 '''第二次石油コンビナート計画''' 第一次で頓挫した石油コンビナート計画だったが、関係者は東駿河湾地域でのコンビナート計画の復活を模索していた。但し、[[1962年]](昭和37年)5月に発表された[[全国総合開発計画]]内に東駿河湾地域は含まれていなかった。もっとくも、同年7月には[[閣議決定]]で[[工業整備特別地域]]として指定された。 静岡県は、第一次の頓挫した原因が地域間の利害関係の対立であった事から、沼津市、[[清水町 (静岡県)|清水町]]、三島市の二市一町合併を推進。三島市がこの動きを警戒して、石油コンビナート計画復活への[[伏線]]を含んだ合併協議を牽制した。 ちょうどその頃から、三島市が全国初の「環境衛生都市宣言」をしたこと、全国各地で公害問題が顕著になり始めた事から、環境意識が高まり始めた。 [[1963年]](昭和38年)12月の合併協議会の終了間際、静岡県が石油コンビナート計画の復活を電撃発表する。この電撃発表に三島市が反発する。 第二次石油コンビナート計画は、住友化学が中核に、[[富士石油]]、東京電力が参加し、沼津市は静浦の大久保の鼻に巨大タンカー接岸施設、[[牛臥山 (静岡県)|牛臥山]]付近に火力発電所、三島のコンビナートまでのパイプラインが予定されていた。 当時、既に公害問題が顕著になり始めていた事もあって、最新の公害対策を施すとの静岡県の説明に対して地域住民が不信感を持つようになった。沼津市としては、1963年(昭和38年)10月に片浜愛鷹地区の[[工業団地]]計画を提案して計画を推進する立場であった。 先の三島市での環境意識の高まりもあり、電撃発表の翌日には三島市で住民による反対運動が起き始めた。沼津市としての反対運動は、牛臥山での[[火力発電所]]予定地の下香貫での[[大気汚染]]に懸念する声が高まり反対運動が始まる。[[1964年]](昭和39年)2月には連合自治会会長が兼任する形で反対同盟が結成される<ref>沼津市の[[反対運動]]は、住民向けの学習会が市内各地で模様され、反対運動の原動力となった。反対運動は、革新派だけでなく保守派との連携が沼津市の[[反対運動]]の特徴と言われる。そのため、同じ保守派でも市長派と反市長派と対立するようになった。</ref>。特に、御用邸を擁するほどの「天下に誇るべき住環境」を守る意識が強かったと言われる。 1964年(昭和39年)5月には、三島市の反対運動により富士石油が計画離脱。沼津市の方も火力発電所計画が白紙。ところが、先の片浜愛鷹の工業団地計画に住友化学、富士石油が石油コンビナートを設置するとの動きを見せ、片浜地区でも反対運動が活発化する。 同年9月16日に沼津市は計画撤回を表明し、更に市議会で反対決議が可決された。これにより、第二次[[石油コンビナート]]問題は完全決着した。 === 千本松原 === {{main|千本松原 (静岡県)}} 千本松原は、沼津市中心部の南から[[狩野川]]河口まで10㎞程度の海岸線にある白砂青松の松原を指す。千本松原の由来は、戦国時代に武田と小田原北条との合戦で、浜の松が全部伐採されてしまった事から、農民は[[潮風]]被害に悩まされた。そこで、[[江戸時代]]に増誉長円が、お経を唱えながら松の苗を植えていき、最終的に千本程度植えた。これを知った[[江戸幕府]]は、「枝一本を折れば腕一本と引き替えにする」と厳命し、長円の松を保護した。この松が千本松原そのものであると言われている。 千本松原の東間門付近に「六代松の碑」がある。平家滅亡時に、[[平六代]]が[[北条時政]]に捕らえれ、千本松原で処刑されそうなった場所。結局、その時、助けた[[文覚]]が後に文覚の謀反により、[[連座]]で処刑されてしまう。その時の首を千本松原に葬った場所が、「六代松」と呼ばれる。 === ディアナ号沈没 === 1853年、[[江戸幕府]]に開国を求めて日本に来航したロシア提督[[プチャーチン]]は、[[下田]]において[[日露和親条約]]を締結。ところが、[[安政大地震]]に遭遇し、[[ディアナ号]]が損傷。結局、戸田沖に来た際に、損傷が原因で沈没してまった。そこで、彼らが帰国するために、戸田で地元の[[船大工]]と乗組員と協力して西洋式[[帆船]]を建造、[[君沢形]]1番船「ヘダ号」を完全させて、彼らを無事帰国させる。このヘダ号の技術が、後に日本の近代造船技術の発展に大きく寄与した。 == 地域 == === 静岡県東部での地位 === [[ファイル:Numazu arcadeMeitengai street.jpg|thumb|right|200px|アーケード名店街<br />撮影時間が午前8時45分であるため開いている店はまだないが、昼頃に行っても2〜3割程度はシャッターが下りたままである。]] 当市には静岡県東部総合庁舎が置かれるなど、静岡県は県東部の拠点都市として位置付けている。このため、[[全国紙]]の支局、[[郵便事業]]の[[沼津郵便局|統括支店]]、[[東京電力]]の支店(静岡県の富士川以東を統括)も置かれている。金融機関も[[スルガ銀行]]と[[静岡中央銀行]]の2行が本店を設置している。[[三島市]]や[[裾野市]]、[[駿東郡]][[清水町 (静岡県)|清水町]]、[[長泉町]]と市街地が連続し、[[都市圏]]を形成している。 鉄道では[[東海道本線]]と[[御殿場線]]の分岐点であり、道路網では[[東名高速道路]][[沼津インターチェンジ|沼津IC]]が[[伊豆半島]]への玄関口となるなど、交通の要衝となっている。しかし、[[西湘バイパス]]が[[小田原箱根道路]]と直結するなど、競合する[[相模湾]]岸の道路の整備の結果、首都圏から当市を経由しない伊豆半島へのアクセスが増えている。また、新幹線駅は上記に述べた通り、緩い地盤を避けるために当市内には設置されておらず、隣接する三島市と[[富士市]]に置かれている。 百貨店や大規模な商店街などがあり、{{要出典範囲|date=2014年3月|商業の売上高も静岡や浜松に次ぐ規模である。}}物流の上でも浮島沼辺りの[[国道1号]]沿いに倉庫街があり、地域の商業を支えている。しかし、旧来の[[商店街]]は個人経営の店が多いことや後述する人口減少にも伴い活気が往年ほどには見られず、沼津駅の南に少し離れて位置する「アーケード名店街」と呼ばれるかつての高級商店の並ぶ通りにおいては、[[シャッター通り]]化といった現象も見られる。 [[1876年]][[8月21日]]の静岡県成立以降、[[静岡市]]や[[浜松市]]と並ぶ拠点都市として発展してきたが、近年は人口減少が続き、人口規模では富士市が上回るなど、拠点性は縮小傾向にある。現状を打開するために周辺市町と[[静岡県東部 政令指定都市構想|政令指定都市構想]]を検討しているが、当市や周辺市町の財政が健全で合併の必要性が薄いことなどから進展していない。 == 産業 == 当市の産業はバランスがよく不況に強い構造となっている。<ref>[http://www.city.numazu.shizuoka.jp/sisei/jyoho/jiman/jiman.htm 沼津市公式サイト: ぬまづ自慢 これが一番・これが唯一・産業]</ref> * 産業大分類別就業者比率:第一次産業3.1%、第二次産業31.5%、第三次産業65.0% === 農業 === 温暖な気候と変化に富んだ地形を生かして、多彩な農産物が生産されている。 当市の農地は三つに大別することができる。 * 北部 - 愛鷹山の裾野に広がる丘陵地帯で、茶畑や畑作が中心である。 * 中央部 - 中央部に広がる平地部で、浮島地区の[[泥炭]]地及び狩野川による[[沖積]]地を利用した稲作が盛んである。 * 南部 - 静浦・内浦・西浦地区が該当し、丘陵地帯を利用した[[ウンシュウミカン|温州みかん]]の生産が盛んである。 ; 主な農産物 * 温州みかん - 当市の主力農産物。高級みかん「[[ウンシュウミカン#普通温州|寿太郎温州]]」は当市で開発されたものである。 * [[茶]] - 皇室献上茶に二度選ばれ、品評会で好成績を収めるなど「ぬまづ茶」ブランドを確立している<ref>[http://www.ja-shizuoka.or.jp/nansun/syokunou/tokusan/tearoom/tearekishi.html JAなんすん ぬまづ茶の歴史]</ref>。 * [[メキャベツ|プチヴェール]] - 静岡県[[磐田市]]で開発された品種で、当市への定着が目指されている。 * あしたか牛 - 愛鷹山山麓で一定の条件の下で育てられた高級食肉牛。ブランド化が目指されている。 * [[米]]、[[ホウレンソウ]]、[[生乳]]など。 === 水産業 === 水産業が盛んで、[[焼津市]]を抜き静岡県下最大の規模を誇る。変化に富む長い海岸線を持ち複数の漁港を有するなど、予てから当市では漁業が盛んに行われていたが、[[2005年]]に[[漁村]]であった[[田方郡]][[戸田村 (静岡県)|戸田村]]を編入したため、静岡県内でも有数の漁獲高を誇る港町となった。また、沼津港周辺には水産加工業者が集積している。 ==== 漁業 ==== [[イワシ]]、[[サバ]]を中心とする漁船漁業や[[マダイ]]、[[マアジ]]、[[ハマチ]]等の養殖・栽培漁業など沿岸漁業を主体とする多様な漁業が営まれている。特に、サバ類の漁獲量は静岡県全体のおよそ80%、マダイ、ハマチの海面養殖漁業に至ってはほぼ100%のシェアを占めている<ref>[http://www.numazu-plaza.net/sangyo/data/databank.php 沼津市役所 産業立地総合支援サイト 産業振興資料]</ref>。また、戸田港は遠洋漁業の基地になっている他、戸田沖には駿河湾海溝があるため、[[タカアシガニ]]や[[アオメエソ]]など高値で取引される珍しい深海魚等の水産物が漁獲される。 ; 主な水産物 * [[サバ]] * [[アジ]] * [[タチウオ]] * マダイ * ハマチ * [[タカアシガニ]] 当市南部の戸田は、タカアシガニと関係が深いことで有名である。 : 戸田港には多くのタカアシガニが水揚げされる。戸田沖にはタカアシガニが生息しやすいといわれる駿河湾海溝があり、大正時代にはすでに戸田港に大量に水揚げされていたとされる。かつて、どの市場でも見向きもされていなかったタカアシガニを、初めて食用として出したのが戸田の旅館であると言われている<ref>[http://www.shizuoka.info.maff.go.jp/12jirei/04santi/numazu/08_guide_01.html 静岡農政事務所 - 西伊豆戸田のタカアシガニ] 産地のあゆみ</ref>。また、タカアシガニの甲羅が人面に似ているため、戸田ではこの甲羅に色を塗り「タカアシガニの魔除けの面」として軒先に吊るす風習がある。この風習の起源は江戸時代とも言われているが、現在でも戸田の民家の軒先で見ることができる他、観光客が戸田の商店等で買うこともできる。 * [[トウジン]](地元ではゲホウとも) * アオメエソ(地元では「めひかり」、「とろぼっち」とも)など ; 主な漁港 [[沼津港]]、[[戸田港]]、[[井田港]]、[[西浦港]]、[[内浦港]]、[[静浦港]] ==== 水産加工業 ==== :沼津市は、[[干物]]の町と言ってもいいほど、とても干物の生産が盛んである。 沼津港周辺では「[[干物]]」や「雑節」を中心とした多様な水産加工業が形成されており、全国でも有数の水産加工品の産地としての「沼津産」ブランドを築いている。 * 沼津のひもの : 当市の[[アジ]]の干物生産量は、市ごとの統計調査が廃止される平成17年度まで全国の約半分を占め、日本一であった。 : 沼津のひものの歴史は江戸時代まで遡り、当時は駿河湾で取れる新鮮な魚介類を家庭で保存するための手段として発達したと言われている。明治時代には売買される水産加工品となり、大正時代には他地域に出荷され産業に変化していった。現在では「沼津産ひもの」として全国に出荷されている。 : 富士山の良質で豊富な湧水や強い浜風、沼津の温暖な気候などの環境と、巨大マーケットである首都圏に近いという地理的条件が産業としての「沼津のひもの」を成功に導いたと言われている。 * 雑節の生産量は市ごとの統計調査が廃止される平成17年度まで全国の約1/3を占め、日本一であった。 === 工業 === 戦後まもなく大手電気機械メーカーが多数進出し、当市の産業の核になると共に地域の中小企業との調和の取れた集積により、当市の発展に少なくない影響を与えた。首都圏の100km圏内である事や、[[沼津インターチェンジ|沼津IC]]や[[国道1号]]などの有利な条件の下で順調な発展を遂げてきたが、近年では[[フジクラ]]沼津事業所の縮小、[[ジヤトコ]]沼津工場の撤退や新規事業所進出の減少など停滞がみられる。 静岡県の進めるファルマバレープロジャクトや、[[技能五輪国際大会]]の当市開催を契機にした[[ものづくり]]の振興など、地域の工業の活性化と当市の工業の更なる発展が目指されている。 === 金融業 === 当市内に営業拠点を置く金融機関・証券会社等。なお、スルガ銀行、静岡中央銀行は沼津市を本店としている。 {| '''金融機関''' |style="vertical-align:top"| * [[三菱東京UFJ銀行]] * [[三井住友銀行]](法人営業部のみ) * [[スルガ銀行]] * [[静岡銀行]] * [[清水銀行]] * [[静岡中央銀行]] |style="vertical-align:top"| * [[三井住友信託銀行]] * [[ゆうちょ銀行]] * [[日本政策金融公庫]] * [[商工組合中央金庫]] * [[沼津信用金庫]] * [[三島信用金庫]] |style="vertical-align:top"| * [[静岡県労働金庫]] * [[静岡県信用漁業協同組合連合会]] * [[静岡県信用農業協同組合連合会]] * [[伊豆の国農業協同組合]] * [[南駿農業協同組合]] |} {| '''証券会社''' |style="vertical-align:top"| * [[野村証券]] * [[みずほ証券]] * [[SMBC日興証券]] |style="vertical-align:top"| * [[岡三証券]] * [[静銀ティーエム証券]] * [[証券ジャパン]] |style="vertical-align:top"| * [[大和証券]] * [[日本アジアグループ|日本アジア証券]] * [[藍澤證券]] |style="vertical-align:top"| * [[静岡東海証券]] |} === 商業 === 当市は[[商圏]]人口100万人の沼津商圏を擁しており、静岡県東部地域の商業の中心地となっている。特に沼津駅前には商店街、百貨店やアミューズメント施設が集積しており、静岡県東部随一の繁華街となっている。しかしながら、[[長崎屋]]、[[丸井]]、[[西武百貨店|沼津西武]]などの大型店の相次ぐ撤退、近年の[[郊外化]]の影響などにより当市においても[[中心市街地]]の空洞化が進行して往年の活気が無い状態が続いている。 中心市街地の店舗は撤退、閉店が相次ぐ一方で郊外店は増加するという悪循環に陥っている。この状況を打開するために、市は沼津駅の高架化を中心とする沼津駅周辺総合整備事業を掲げているが、駅の高架化に先駆けて完成した再開発ビル[[イーラde]]は集客や周辺への波及効果などの点において、目的を完全には達成できていないのが現状である。 ==== 市内の主な商業施設 ==== '''主な商店街''' * 沼津仲見世商店街 * 新仲見世商店街 * 駅前名店街 * マイロード 大手町商店街 * 沼津あげつち商店街 * 沼津上本通り商店街 * アーケード名店街 * 本町商店街 * [[リコー]]通り商店街 * [[沼津港|沼津港商店街]] * [[沼津ぐるめ街道]] '''大規模商業施設''' {| |style="vertical-align:top"| '''沼津駅周辺''' * [[産業振興プラザ]] * [[アントレ (駅ビル)|沼津ステーションビルアントレ]] * [[富士急百貨店]] * [[イーラde]] * [[BiVi沼津]] * [[イシバシプラザ]]([[イトーヨーカドー]]沼津店を核としたSC) |style="vertical-align:top"| '''沼津市街''' * [[ピアゴ]]香貫店 * [[西友]]沼津店(2004年4月7日開店<ref name="nissyoku-2004-4-12-1I">“西友「沼津店」、WM主力業態に注力 SuCいまだ発展途上”. [[日本食糧新聞]](日本食糧新聞社). (2004年4月12日)</ref> ) * フェスタノジマショッピングセンター([[ノジマ]]を核としたミニSC) * 沼津カタクラパーク([[キミサワ]]を核としたミニSC) * [[エンチョー|ジャンボエンチョー]]沼津店 * [[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]] * [[エスポット]]沼津店 * [[アルペン (企業)|スポーツデポ・GOLF5]] * [[マックスバリュ]]沼津南店 |style="vertical-align:top"| '''郊外店''' * [[カインズホーム]]沼津店 * 西友楽市沼津松長店(2000年8月25日開店<ref name="nissyoku-2000-8-30-3F">“「西友楽市沼津松長」がオープン”. [[日本食糧新聞]](日本食糧新聞社). (2000年8月30日)</ref>) * [[フィットハウス]]沼津店 * [[マックスバリュ]]沼津沼北店 |} === 本社や拠点を置く主な企業 === [[ファイル:RICOH Street20070813.jpg|thumb|right|200px|沼津駅北口の「[[静岡県道162号沼津停車場東沢田線|リコー通り]]」]] ; 本社 * [[スルガ銀行]]本店 * [[静岡中央銀行]]本店 * [[沼津信用金庫]]本店 * [[ゴトー]]本社 - メガフランチャイジー * [[エヌビーエス]] - [[のっぽパン]]など、パンの製造。 * [[フーディアム・インターナショナル]]本社 * [[メディアクリエイト (静岡県沼津市)|メディアクリエイト]]本社 - 漫画喫茶「ゆう遊空間」を運営。 * [[ZOA]]本社 * [[富士急シティバス]]本社 * [[沼津登山東海バス]]本社 * [[国産電機]]本社 * [[東芝機械]]本社(登記上の本店は[[東京都]][[千代田区]]) * [[平成建設 (静岡県沼津市)|平成建設]]本社 * [[マキタ沼津|マキタ沼津(旧富士ロビン)]]本社 * [[桃中軒]]本社 - 駅弁等の製造・販売 * [[米久]]本社 * [[アルファ]]本社 - [[ヒートシンク]]製造。 * [[静岡沖電気工業]]本社 * [[アンゼンフーズ]]本社 - 華点心類・肉加工品の冷凍食品製造。 * [[北越東洋ファイバー]]本社 - [[バルカナイズドファイバー]]製造。 * [[凸版印刷#関連会社|トッパン・エレクトロニクス富士]]本社 * [[三幸興業]]本社 - 人材派遣。 * トーヨーアサノ本社 - 太平洋セメントグループ。コンクリートパイル製造等。本社機能は東京。 * オートベル本社 - 中古車買取・販売店を静岡県内に展開。 * イカイ本社 - 構内請負、人材派遣、ソフトウェア設計、広告代理、製造、運送事業等。 * [[エイテック]]本社 - 釣具の開発・製造・輸入。アルファタックル、オクマなどのブランドを展開。 ; 拠点 * [[リコー]]沼津事業所 - 北および南プラントの計2ヶ所がある。主に複写機用トナーを扱う拠点。 * [[明電舎]]沼津事業所 - 同社の主力工場。制御装置・電子装置の生産拠点。 * [[富士通]]沼津工場 * [[沖電気工業]]社会システム工場 - 同社の基幹工場の一つ。情報通信システムの研究・開発の拠点。 * [[東芝ライテック]]沼津事業所 * [[エヌ・イー ケムキャット]]沼津事業所 - 化学製品製造。 * [[東レ|東レエンジニアリング]]沼津工場 * [[東レ|東レメディカル]]静岡工場 * [[日本AEパワーシステムズ]]沼津事業所 - 送変電・受変電などの開発、設計など。 * [[図書印刷]]沼津工場 * [[IHI運搬機械]]沼津工場 * [[フジクラ]]沼津事業所 * [[関電工]]静岡支店 * [[矢崎総業|矢崎電線]]沼津工場 * [[東京電力]]沼津支店 == マスメディア == * [[沼津新聞]] * [[沼津朝日新聞]] * [[エフエムぬまづ|COAST-FM(エフエムぬまづ)]](76.7MHz) * [[TOKAIコミュニケーションズ|TOKAIコミュニケーションズ(旧ビック東海)]](CATV放送事業本部、CATV放送・通信センター) == 教育 == === 大学・短期大学 === * [[東海大学]]開発工学部 : 東海大学の学部再編により開発工学部の廃止が決定され、開発工学部が置かれる沼津キャンパスは[[2010年]]度からの新入生募集を停止する。沼津キャンパスは在学生が卒業する[[2012年]]度以降も大学として利用する方針が発表されている。 * [[静岡県立大学]]経営情報学部 [[静岡県立大学#沼津エクステンションセンター|沼津エクステンションセンター]] === 高等専門学校 === * [[沼津工業高等専門学校]] === 高等学校 === <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> '''県立''' * [[静岡県立沼津東高等学校]] * [[静岡県立沼津西高等学校]] * [[静岡県立沼津城北高等学校]] * [[静岡県立沼津工業高等学校]] </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> '''市立''' * [[沼津市立沼津高等学校・中等部|沼津市立沼津高等学校]]※中高併設 </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> '''私立''' * [[飛龍高等学校]] * [[桐陽高等学校]] * [[加藤学園高等学校]] * [[加藤学園暁秀中学校・高等学校|加藤学園暁秀高等学校]]※中高併設 * [[誠恵高等学校]] * [[沼津中央高等学校]] * [[日本航空高等学校]]沼津校(通信制・単位制) </div><br style="clear: left;" /> なお、[[静岡県立沼津商業高等学校]]という高校がある。この学校は昭和30年代まで当市内の所在であったが、校地等の関係で昭和40年代に隣の[[駿東郡]][[清水町 (静岡県)|清水町]]に移転し、現在は当市内には所在しない。 === 中学校 === '''市立''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 沼津市立第一中学校 * 沼津市立第二中学校 * [[沼津市立第三中学校]] * [[沼津市立第四中学校]] * [[沼津市立第五中学校]] * 沼津市立片浜中学校 </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 沼津市立大岡中学校 * 沼津市立金岡中学校 * [[沼津市立原中学校]] * [[沼津市立愛鷹中学校]] * 沼津市立浮島中学校 * 沼津市立静浦中学校 </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 沼津市立大平中学校 * 沼津市立今沢中学校 * [[沼津市立門池中学校]] * 沼津市立長井崎中学校 * 沼津市立戸田中学校 * [[沼津市立沼津高等学校・中等部|沼津市立沼津高等学校中等部]]※中高併設 </div><br style="clear: left;" /> '''私立''' * [[加藤学園暁秀中学校・高等学校|加藤学園暁秀中学校]]※中高併設 === 小学校 === '''市立''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 沼津市立第一小学校(代戯館→[[沼津兵学校]]附属小学校) * 沼津市立第二小学校 * 沼津市立原小学校 * 沼津市立片浜小学校 * 沼津市立大岡小学校 * 沼津市立金岡小学校 * 沼津市立愛鷹小学校 * 沼津市立西浦小学校 * 沼津市立浮島小学校 </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 沼津市立大平小学校 * 沼津市立第三小学校 * [[沼津市立第四小学校]] * 沼津市立第五小学校 * 沼津市立千本小学校 * 沼津市立内浦小学校 * 沼津市立静浦小学校 * 沼津市立静浦東小学校(平成22年静浦小学校と統合) * 沼津市立静浦西小学校(平成22年静浦小学校と統合) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 沼津市立開北小学校 * 沼津市立香貫小学校 * 沼津市立今沢小学校 * [[沼津市立門池小学校]] * 沼津市立沢田小学校 * 沼津市立大岡南小学校 * 沼津市立原東小学校 * 沼津市立戸田小学校 </div><br style="clear: left;" /> '''私立''' * [[加藤学園暁秀初等学校]] === 特別支援学校 === * [[静岡県立沼津視覚特別支援学校]](幼、小、中、高) * [[静岡県立沼津聴覚特別支援学校]](幼、小、中、高、専攻科) * [[静岡県立沼津特別支援学校]](小、中、高) === 専修学校 === * [[沼津市立看護専門学校]] * [[沼津情報専門学校]] * [[東部福祉情報専門学校]] * [[専門学校きうちファッションカレッジ]] * [[栄光ビジネスパソコン専門学校]] === 学校法人の施設 === * [[学校法人学習院|学習院]] 沼津遊泳場 === 学校教育以外の施設 === ; 自動車教習所 <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[静岡県自動車学校沼津校]] </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 東部自動車学校 </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 黄瀬川自動車学校 </div><br style="clear: left;" /> ;公共職業能力開発施設 * 静岡県立沼津技術専門校(愛称:沼津テクノカレッジ) * 静岡県立あしたか職業訓練校 == 交通 == 当市は財界の保養地としても発展したために、[[鉄道]]や[[道路]]などの交通網の整備が明治の早い段階から推し進められて来た。 東海道本線は当初、箱根を貫通するトンネルの開削技術がなかったことから北の[[御殿場駅|御殿場]]を通る現在の御殿場線ルートを採用したが、これに伴い25[[パーミル]](1000分の25)の急勾配が発生した。そのため、沼津には勾配を超えるための[[補助機関車]]を解結するための機関区が置かれ、結果として同線における重要な駅と位置づけられることになった。 [[1934年]]、[[丹那トンネル]]の開通により東海道本線のルートが現行のものになった後も、[[1949年]]までは同線の電化区間が東京から沼津までであったため、ここで[[電気機関車]]と[[蒸気機関車]]との付け替えを行った。 === 鉄道 === 東海道本線は、[[沼津駅|沼津]] - [[東京駅|東京]]間に直通乗入れが複数ある。また、特急「[[あさぎり (列車)|あさぎり]]」も、[[御殿場線]]と[[小田急小田原線|小田急線]]を経由し、沼津と[[新宿駅|新宿]]を結んでいた。 [[東海道新幹線]]を利用する場合は、沼津から三島まで東海道本線で1駅<!--(所要時間約5分プラス乗換時間で)-->連絡することになる。 なお、市内を通る鉄道は、すべて[[東海旅客鉄道]](JR東海)管轄である。 中心駅:'''[[沼津駅]]''' ; JR[[東海道本線]] : 沼津駅、[[片浜駅]]、[[原駅 (静岡県)|原駅]] ; JR[[御殿場線]] : 沼津駅、[[大岡駅 (静岡県)|大岡駅]] === 道路 === ==== [[日本の高速道路|高速道路]] ==== * [[東名高速道路]] ** (駿東郡長泉町) - (8)[[沼津インターチェンジ|沼津IC]] - [[愛鷹パーキングエリア|愛鷹PA]] - (富士市) * [[新東名高速道路]] ** (駿東郡長泉町) - [[駿河湾沼津サービスエリア|駿河湾沼津SA]] - (富士市) ※新東名は沼津市を通ってはいるが市内に[[インターチェンジ]]や[[ジャンクション (道路)|ジャンクション]]はない([[長泉沼津インターチェンジ|長泉沼津IC]]は沼津市でなく長泉町に位置する)。 ==== [[国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)|自動車専用道路]] ==== * [[伊豆縦貫自動車道]]([[東駿河湾環状道路]]) ** (8)沼津IC - [[沼津岡宮インターチェンジ|沼津岡宮IC]] - (駿東郡長泉町) ==== [[一般国道|国道]] ==== * [[国道1号]] * [[国道246号]] * [[国道414号]] ==== [[都道府県道|県道]] ==== {{Col-begin}} {{Col-break}} * [[静岡県道17号沼津土肥線]] * [[静岡県道18号修善寺戸田線]] * [[静岡県道22号三島富士線]] * [[静岡県道52号沼津停車場線]] * [[静岡県道83号沼津インター線]] * [[静岡県道87号大岡元長窪線]] * [[静岡県道127号船原西浦高原線]] * [[静岡県道130号伊豆長岡三津線]] * [[静岡県道139号原木沼津線]] * [[静岡県道140号三島静浦港線]] * [[静岡県道144号下土狩徳倉沼津港線]] {{Col-break}} * [[静岡県道145号沼津三島線]] * [[静岡県道159号沼津港線]] * [[静岡県道160号千本城内線]] * [[静岡県道162号沼津停車場東沢田線]] * [[静岡県道163号東柏原沼津線]] * [[静岡県道164号西椎路松長線]] * [[静岡県道165号原停車場線]] * [[静岡県道166号石川一本松線]] * [[静岡県道380号富士清水線]] * [[静岡県道405号足高三枚橋線]] {{Col-end}} ==== 道の駅 ==== * [[道の駅くるら戸田|くるら戸田]](沼津市戸田) <!--==== 主要地までの距離 ==== (※国道1号の[[距離標]]を基準にして表示する。) <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> ; 東 * [[小田原市|小田原]]・・・41km * [[横浜市|横浜]]・・・93km * [[東京都|東京]]・・・125km </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> ; 西 * [[静岡市|静岡]]・・・56km * [[浜松市|浜松]]・・・132km * [[名古屋市|名古屋]]・・・238km </div><br style="clear: left;" /> <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> ; 南 * [[伊豆市|修善寺]]・・・25km * [[下田市|下田]]・・・75km([[天城峠]]経由) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> ; 北 * [[御殿場市|御殿場]]・・・27km * [[大月市|大月]]・・・91km * [[甲府市|甲府]]・・・100km(御殿場経由) </div><br style="clear: left;" />--> === バス === ; [[コミュニティバス]] * ビーバス南北循環(伊豆箱根バス) * ミューバス片浜循環・原循環(富士急シティバス) ; 路線バス * [[沼津登山東海バス]] * [[伊豆箱根バス]] * [[富士急シティバス]] *[[新東海バス]] ; [[東名ハイウェイバス]]([[沼津インターチェンジ|東名沼津]]・[[愛鷹パーキングエリア|東名愛鷹]]) * [[ジェイアール東海バス|JR東海バス]] * [[ジェイアールバス関東|JRバス関東]] ; [[高速バス]] (沼津駅北口バスターミナル) * [[東京 - 沼津線|東京駅線]](富士急シティバス) * [[東京 - 沼津線|新宿・渋谷線]](富士急シティバス・京王バス東) * 成田空港行き(富士急静岡バス・京成バス) * 大阪あべの橋線 「金太郎号」(夜行)(富士急湘南バス・近鉄バス) === 船舶 === * [[戸田運送船]] ** [[高速船ホワイトマリン]]:[[沼津港]] - [[戸田港]] - [[土肥港]](カーフェリーの運航はない) === 軌道 === [[1963年]]([[昭和]]38年)に廃止された[[路面電車]]を、同様に廃止された[[蛇松線]]のルートを通って[[ライトレール|LRT]]として復活しようとする動きがある。 === 索道 === * [[淡島ロープウェイ]] - 日本で唯一の海上ロープウェイである。 === 空港 === 市内に空港は無いが以下の2つが主に使用される。 * [[東京国際空港|羽田空港]] * [[静岡空港]] - 静岡県内の[[牧之原市]]・[[島田市]]に[[2009年]][[6月4日]]に開港。 == 観光 == === 主な史跡・旧跡等 === <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[興国寺城]]跡(国の[[史跡]]。[[北条早雲]]の旗揚げの城) * [[長浜城 (伊豆国)|長浜城]]跡(国の史跡) * 休場遺跡(国の史跡) * 江浦横穴群(えのうらおうけつぐん、静岡県指定史跡) * 清水柳北遺跡([[縄文時代]]の遺跡) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 井田松江古墳群(県指定史跡) * 松蔭寺([[白隠]]ゆかりの寺) * 日枝神社(国の重要文化財『紙本著色山王霊験記』を所蔵) * [[沼津御用邸]]記念公園 * [[引手力命神社]](大瀬神社) </div><br style="clear: left;" /> === 観光地 === <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[伊豆三津シーパラダイス]] * [[淡島マリンパーク]] * [[沼津港深海水族館]] * [[沼津ぐるめ街道]] * [[沼津港]]大型展望水門「びゅうお」 </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[大瀬崎]] - [[大瀬崎のビャクシン樹林]] - [[引手力命神社]] - [[大瀬明神の神池]] * [[戸田温泉]] - [[沼津市立造船郷土資料博物館]](併設:駿河湾深海生物館) * [[明神池 (沼津市)|井田の明神池]] * [[我入道の渡し]] </div><br style="clear: left;" /> === 祭り === <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * 大瀬祭り(4月4日) * 海人祭 * [[沼津夏祭り]](7月最終土日) * サンセットページェント(8月下旬) * [[酒塚]]祭り(11月23日勤労感謝の日) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * よさこい東海道 * [[水祝儀]] * 戸田盆踊り大会・海上花火大会 </div><br style="clear: left;" /> === スポーツ === * [[アスルクラロ沼津]] - 静岡県東部のサッカークラブ * [[大瀬崎]]- [[スキューバーダイビング]]のスポット * イカイ・EPS[[セパタクロー]] - 静岡県唯一の[[セパタクロー]]TEAM日本代表選手所属・[[山田昌寛]]・本橋淳・林雅典 * イカイ・EPS[[テニス]] - [[テニス日本リーグ]] == 当市を舞台とした作品 == {{external media| video1 = [https://www.youtube.com/watch?v=3snLiEL3Pzw 『幕が上がる』映画予告編] - YouTube<br />[[踊る大捜査線]]シリーズでも知られる[[本広克行]]が監督を務めた青春映画。沼津市の田んぼ道などで撮影が行われた<ref name="barks" />。}} ;小説 * [[夏草冬涛]]([[井上靖]]) * [[花のいのち (立原正秋)|花のいのち]]([[立原正秋]]) ;映画 * [[刑事物語]](1982年) * [[日本沈没]](1973年) * [[シベリア超特急]](1996年) - [[伊豆箱根鉄道]]が所有する[[スカンジナビア (客船)]]と[[沼津御用邸記念公園]]裏の海岸がシベリア超特急3のロケ地となった。 * [[幕が上がる]](2015年) ;雑誌企画 * [[ラブライブ!|ラブライブ! サンシャイン!!]](2015年) == 沼津に関連する有名人 == <!--五十音順でお願いします。沼津出身者と、沼津以外の出身者に分けた方が宜しいのでは?--> === 沼津出身者・沼津市民 === '''政治''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[井口省吾]](陸軍大将) * [[井手敏彦]](「[[沼津方式]]」実施時の沼津市長) * [[江原素六]](政治家) * [[大久保忠佐]](沼津藩藩主) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[大築尚志]](陸軍中将) * [[渋沢敬三]](民俗学者、日銀総裁、蔵相) * [[渡辺朗]](元衆議院議員、元沼津市長) </div><br style="clear: left;" /> '''経済''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[大賀典雄]](指揮者、[[ソニー]]社長・[[最高経営責任者]]、[[経済団体連合会|経団連]]副会長などを歴任) * [[宮本洋一]]([[清水建設]]代表取締役社長) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> </div><br style="clear: left;" /> '''文学''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[勝田香月]](詩人) * [[佐々木邦]](作家、英文学者) * [[竹島将]](作家) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[田中英光]](作家) * [[若山牧水]](歌人) </div><br style="clear: left;" /> '''芸術''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[杉井ギサブロー]](アニメーション監督) * [[茶畑るり]](漫画家) * [[西風 (漫画家)|西風]](漫画家) * [[多家和壽]](映画監督・ノンフィクション作家) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[原田眞人]](映画監督) * [[村山知義]](グラフィックデザイナー) * [[山口源]](版画家) * [[:en:Nicola Formichetti|ニコラ・フォルミケッティ]] (ファッションエディター) </div><br style="clear: left;" /> '''学術''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[小堀桂一郎]](文学者、東京大学名誉教授) * [[杉山正明]](歴史学者) * [[芹沢光治良]](文学者、沼津市名誉市民) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[田嶋陽子]](社会学者) * [[長倉三郎]](科学者、文化勲章受章者、沼津市名誉市民) </div><br style="clear: left;" /> '''スポーツ''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[岩崎恭子]]([[水泳]]選手) * [[小野伸二]](サッカー選手、[[コンサドーレ札幌]]所属、元[[サッカー日本代表]]) * [[杉山賢人]](元[[プロ野球選手]]) * [[杉山直樹 (野球)|杉山直樹]](元[[プロ野球]]選手)  * [[庄司隼人]]([[広島東洋カープ]]選手) * [[土屋ジョー]]([[プロキックボクサー]]) * [[小池禮三]]([[水泳]]選手) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[富田常次郎]](柔道家) * [[長沢二郎]](水泳選手、[[ヘルシンキオリンピック|ヘルシンキ五輪]]代表) * [[藤田幸希]]([[ゴルファー]]) * [[室伏広治]]([[陸上競技|陸上]]選手) * [[山田光]](旧姓 佐々木) ([[ソウルオリンピック]][[柔道]]金メダリスト) * [[山本昌邦]](サッカー解説者・指導者、元サッカー日本代表) </div><br style="clear: left;" /> '''芸能''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[小夜福子]]([[宝塚歌劇団卒業生]]、女優) * [[三遊亭橘也]](落語家) * [[高木りな]](女優) * [[芹沢博文]](将棋 棋士) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[羽田実加]](タレント) * [[森川之雄]] (ミュージシャン) </div><br style="clear: left;" /> '''マスメディア''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[飯村真一]]([[テレビ朝日]]アナウンサー) * [[池谷亨]]([[テレビ東京]]キャスター) * [[佐藤雅彦 (メディアクリエーター)|佐藤雅彦]](メディアプランナー) </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[千野志麻]] (元[[フジテレビジョン|フジテレビ]]アナウンサー) * [[平野啓子]](フリーアナウンサー) *[[平松奈々]]([[長野放送]]アナウンサー) * [[水野涼子]]([[静岡放送]]アナウンサー) </div><br style="clear: left;" /> '''架空の人物''' <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[磯野フネ]](「[[サザエさん]]」) </div><br style="clear: left;" /> === 当市に縁の有る人物 === ; 文学 * [[井上靖]]([[小説家]]、文化勲章受章者、沼津市名誉市民) * [[大岡信]](詩人、文化勲章受章者、沼津市名誉市民) : 井上靖と大岡信の両名は、出身地がそれぞれ外の都市である。井上は[[天城湯ヶ島町|天城湯ヶ島]](現・[[伊豆市]]湯ヶ島)出身、大岡は[[三島市|三島]]出身。共に出身校が[[静岡県立沼津東高等学校|旧制沼津中学校]](戦後の静岡県立沼津東高等学校)であるため、その理由で井上は生前に、大岡は[[2003年]]の文化勲章受章時に、名誉市民が授与されている。大岡は、同時期に出身地である三島市からも名誉市民が授与され、異例の2市同時名誉市民授与となった。 * [[太宰治]](小説家) : 1932年に[[静浦]]の[[志下]]に滞在して「[[思ひ出]]」を、1947年には[[三津]]で「[[斜陽]]」の第一章から第二章を執筆した。 ; 芸能 * [[三國連太郎]](俳優) : 養父が当市出身。家庭の事情で中学2年まで[[土肥町]]に住んでいた関係で、晩年は沼津に住んでいた。沼津の観光大使にも就任した事がある。 * [[タモリ]](タレント) : 沼津マリーナにヨットを所有し、週末にはクルージングに訪れていた。当市の内浦湾では「タモリ茶碗(カップ)」を冠するヨットレースが行われている。 * [[山田邦子]](タレント) : 父が当市出身。観光大使に就任したこともある。 ; 芸術 * [[ニコラ・フォルミケッティ]] (ファッションエディター) : 母親が当市出身。沼津第五小学校を卒業。自分にとってのファッションの原点は沼津にあると言っており、「いつになっても僕のホームタウンは沼津」と述べている。来日の際には、必ず沼津まで出向く。 ; 政治 * [[西郷従道]]([[政治家]]、海軍大将) : 当市(当時は[[駿東郡]][[楊原村]])に別荘を持っていた。また、[[馬込港]]にある'''[[瓜島]]'''が、地元で'''西郷島'''と呼ばれているのは、これに由来すると言われている。 * [[西周 (啓蒙家)|西周]]([[哲学者]]、政治家) : [[沼津兵学校]]の教頭であった。 * [[町村信孝]](元外務大臣、政治家) : 出生地が沼津。 * [[宮澤喜一]](官僚、政治家) : [[大蔵省]]に入省後、最初に配属された任地であり沼津税務署署長として着任し、在職していた。 == その他 == * 「ねんねんころりよ おころりよ」の歌詞の子守歌は「沼津地方の子守歌」といわれている<ref>[http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kids/shakaika/kyotu/utaf.htm 沼津市公式サイト: この子のかわいさ 沼津地方の子守唄]</ref>。 * [[通話表#和文通話表|和文通話表]]で「[[ヌ]]」を送る際、'''沼津のヌ'''という。 * [[エキセントリック少年ボウイオールスターズ]]に登場する[[主人公]]の少年ボウイが操る高速マシーン・エキセントリック号は沼津ナンバーという設定となっている。 *Jアラート([[全国瞬時警報システム]])を導入している。 == 脚注 == {{Reflist}} == 関連項目 == <div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[沼津方式]] * [[沼津垣]] * [[沼津アルプス]] * [[のっぽパン]] * [[沼津西郵便局]] </div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;"> * [[富士箱根伊豆国立公園]] * [[沼津駅高架化]] * [[足柄県]] * [[伊豆半島]] </div><br style="clear: left;" /> == 外部リンク == {{Commons|Category:Numazu, Shizuoka}} * [http://www.city.numazu.shizuoka.jp/ 静岡県沼津市](公式サイト) * [http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/ 沼津市観光WEB] * [http://www.heda-kanko.com/ 沼津市 戸田観光協会] {{静岡県の自治体}} {{日本の特例市}} {{デフォルトソート:ぬまつし}} [[Category:静岡県の市町村]] [[Category:沼津市|*]] [[Category:港町|ぬまつ]] [[Category:特例市]] {{Wikipedia/Ja}}