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あおば通駅(あおばどおりえき)は、宮城県仙台市青葉区中央三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線の駅。
仙台トンネルの西端に位置する、同線の起点駅であり、仙石線で唯一青葉区[注 1]にある駅である。
歴史[編集]
駅が位置する道路の名称は「青葉通り」であるが、駅名決定時に親しみやすさから平仮名とした。
仙台駅 - 苦竹駅間の踏切による交通渋滞問題を解消するために、1985年(昭和60年)に着工した連続立体交差事業(仙台トンネル参照)として、仙石線仙台駅の地下駅として建設された。
当時は仙台市地下鉄東西線との直通運転案が存在したこともあり、仙台市地下鉄との直通運転も視野に入れて建設されたが、直通運転案では国鉄仙台駅と仙台市地下鉄南北線の仙台駅が多少離れていることもあって仙台駅を二分して作ることになり、連続立体交差事業の補助金が下りる区間を長くするために、当駅までを国鉄区間として建設された。
そのため、正式に駅名が決まる以前は現在のあおば通駅が「仙台駅」とされていて、現在の仙石線仙台駅は「仙台東口駅」と仮称が与えられていた。しかしこの名称では、東北本線の仙台駅と仙石線の「仙台駅」がそれぞれ離れて存在する事になり、正式名称はそれぞれ現在のものになった。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 仙石線の地下化および延伸と同時に開業。
- 2002年(平成14年)12月15日 - 自動改札機導入。
- 2003年(平成15年)10月26日 - ICカード「Suica」サービスが開始。
- 2007年(平成19年)4月1日 - びゅうプラザでの海外旅行取扱を廃止。
- 2010年(平成22年)
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。仙台駅の管理下にある。JR仙台駅とは約400mの距離があり、両駅および地下鉄仙台駅は仙台駅東西地下自由通路で連絡している。
直営駅であるが、仙台駅が当駅を管理する。
2つの改札口があり、うち1つは仙台市地下鉄南北線仙台駅と連絡する乗換改札口である。地下1Fの直接改札口は直営で、みどりの窓口(営業時間 7時 - 21時)、びゅうプラザ仙台 あおば通店、自動改札機、自動精算機、自動券売機、多機能券売機、指定席券売機1台設置。駅社員は仙台駅所属となっており、出改札業務は仙台駅の出札・改札の各部署に所属する社員が、びゅうプラザ業務はびゅうプラザ仙台所属の社員がローテーションで担当する。
地下2Fの乗換改札口は、一箇所で一方の出場と他方の入場を同時に処理する形式ではなく、JR・地下鉄各社局の自動改札機がそれぞれ単独で向かい合わせに配置され、両社局の改札の間に各社局の自動券売機が設置されている。また、各社局ごとに自動精算機も設置されている。窓口は改札業務のみで、東北総合サービスに業務委託されている。
改札内コンコースにKIOSKがある。
のりば[編集]
1・2 | ■仙石線 | 本塩釜・松島海岸・高城町方面 |
---|
- 15時台以降に発車する快速列車は、仙台駅方面から当駅まで乗車し、そのまま列車から降りずに目的地へ折り返し乗車するという座席確保目的の区間外乗車を防ぐため、降車終了後に一旦ドアを閉める措置が取られている。
- 当駅の発車メロディは仙台駅の1 - 8番線で使われている曲(さとう宗幸の『青葉城恋唄』をアレンジしたとされる曲・榊原光裕作曲)と同じだが、仙台駅のものとは少々編曲が異なる。
- 東日本大震災の影響で石巻方面(高城町 - 陸前小野間)が不通となっており、松島海岸駅で代行バスに乗り換え、矢本駅で再度列車に乗り換え石巻へ向かうことになる。
利用状況[編集]
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
1999 | 13,546 |
2000 | 19,198 |
2001 | 19,884 |
2002 | 19,566 |
2003 | 19,890 |
2004 | 20,449 |
2005 | 21,200 |
2006 | 21,298 |
2007 | 21,535 |
2008 | 21,587 |
2009 | 21,155 |
2010 | 20,180 |
2011 | 非公表 |
2012 | 19,441 |
2013 | 20,461 |
- 2013年度(平成25年度)
- 1日平均乗車人数:20,461人
備考[編集]
- JR東日本・東北地区の駅では仙台駅に次ぐ第2位。
- 1999年度は、開業日である2000年3月11日から同年3月31日までの計21日間を集計したデータ。
駅周辺[編集]
駅周辺には都市銀行の支店などが多く立ち並ぶ。
電力ビルおよび青葉通一番町方面からの仙台駅を終点とする仙台市営バスは、当駅前の仙台駅前降車場に到着する。この降車場は当駅開業前から存在するが、駅の入口が降車場前にできたため、当駅開業に伴ってバスと仙石線との乗り継ぎがスムーズとなった。
- 三菱東京UFJ銀行仙台中央支店
- 秋田銀行仙台支店
- 三井住友信託銀行仙台支店・仙台あおば支店[注 2]
- 七十七銀行本店
- 仙台銀行本店
- 読売仙台ビル(読売新聞東北総局、ダイエー仙台店)
- 日本郵政グループ仙台ビル
- 仙台中央三郵便局