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「自然史に関する科学その他の自然科学及びその応用に関する調査及び研究並びにこれらに関する資料の収集、保管(育成を含む)及び公衆への供覧等を行うことにより、自然科学及び社会教育の振興を図る」ことを目的とする。(独立行政法人国立科学博物館法第3条) | 「自然史に関する科学その他の自然科学及びその応用に関する調査及び研究並びにこれらに関する資料の収集、保管(育成を含む)及び公衆への供覧等を行うことにより、自然科学及び社会教育の振興を図る」ことを目的とする。(独立行政法人国立科学博物館法第3条) | ||
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*[[1889年]]7月 - 高等師範学校の附属となり、高等師範学校に隣接する湯島聖堂構内に移転 | *[[1889年]]7月 - 高等師範学校の附属となり、高等師範学校に隣接する湯島聖堂構内に移転 | ||
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2018年9月30日 (日) 00:41時点における版
テンプレート:博物館 国立科学博物館(こくりつかがくはくぶつかん、略称:かはく)は、独立行政法人国立科学博物館が運営する博物館施設。独立行政法人国立科学博物館法による施設。英文名称:National Museum of Nature and Science
概要
本館所在地は東京都台東区上野公園。園内にあるため、遠方からの動物園見学のついでに立ち寄るものも多い。博物館法で規定される博物館は、地方公共団体及び社団法人、財団法人、宗教法人などの法人(独立行政法人を除く)によって設置し、都道府県の教育委員会に申請の上登録を受けたものと定義されているため、博物館法においては第29条雑則に定められた相当施設に当たる。1877年1月創立。新宿分館の研究施設は、平成24年4月より、研究・収蔵施設等の筑波地区(茨城県つくば市)へ移転した。
「自然史に関する科学その他の自然科学及びその応用に関する調査及び研究並びにこれらに関する資料の収集、保管(育成を含む)及び公衆への供覧等を行うことにより、自然科学及び社会教育の振興を図る」ことを目的とする。(独立行政法人国立科学博物館法第3条)
沿革
- 1871年10月 - 文部省科学博物局の観覧施設として湯島聖堂内に博物館を設置
- 1875年4月 - 「東京博物館」と改称
- 1877年1月 - 上野山内、西四軒寺跡(現東京芸大の位置)に新館が一部竣工、「教育博物館」と改称(この年をもって創立としている)
- 1889年7月 - 高等師範学校の附属となり、高等師範学校に隣接する湯島聖堂構内に移転
- 1914年6月 - 東京高等師範学校から独立し「東京教育博物館」となる
- 1930年12月 - 上野新館(現本館)落成
- 1931年2月 - 「東京科学博物館」と改称
- 1949年6月 - 文部省設置法により「国立科学博物館」設置
- 1962年4月 - 白金にある国立自然教育園を統合し「附属自然教育園」を設置
- 1972年3月 - 新宿地区に分館庁舎が完成
- 1983年12月 - 筑波実験植物園開園
- 1994年6月 - 筑波研究資料センター設置
- 1998年2月 - 新館(I期)常設展示公開
- 2001年4月 - 独立行政法人国立科学博物館となる
- 2002年6月 - 産業技術史資料情報センター設置
- 2004年11月 - 新館グランドオープン、併せて本館の改修工事始まる
- 2007年4月 - 日本館改修工事完了、公開開始
施設
- 上野本館 東京都台東区上野公園 7-20
- 筑波実験植物園 茨城県つくば市天久保 4-1-1
- 国立科学博物館附属自然教育園 東京都港区白金台 5-21-5
- 産業技術史資料情報センター 東京都中央区日本橋室町 2-13-6 三井6号館3F
- 分子多様性研究センター 茨城県つくば市天久保4-1-1
- 標本資料センター 茨城県つくば市天久保4-1-1
指定文化財
所蔵品のうち、以下のものが国の重要文化財に指定されている。
- 天球儀・地球儀 渋川春海作
- 天体望遠鏡(8インチ屈析赤道儀)英国製
- ミルン水平振子地震計
- 蘇言機(錫箔蓄音機)英国製
上野本館の屋外展示
- シロナガスクジラのオブジェ
- D51形蒸気機関車231号もともとは国鉄工場最終出場車として603号が保存される予定であったが、保管してあった追分機関区の火災により消失、急遽代替で保存された。なお余談ではあるが、消失した603号は前頭部のみが焼け残り、京都府の19世紀ホールに保存されている。
上野本館構内の埋蔵文化財
上野公園内に位置する国立科学博物館本館は、縄文・弥生時代から古墳時代の遺跡、あるいは幕末維新期の動乱で焼失した、江戸時代の寛永寺子院群の遺構を地下に包含する上野忍岡遺跡(うえのしのぶがおかいせき)の一角を占めている。1994年より、博物館の新館整備など再開発に伴う考古学上の発掘調査が行なわれ、当時上野本館正面に設置されていたザトウクジラの模型(現在はシロナガスクジラのものが展示されている)基礎部分(屋外展示模型地点)と、本館裏手にあった「たんけん館」跡地部分が発掘調査された。
発掘の結果、江戸時代の寛永寺の子院であった青龍院(しょうりゅういん)の礎石、地下室(ちかむろ)や井戸などの遺構の他、江戸時代(17世紀末から18世紀初頭頃)の陶磁器、土器、火災で焼けた大量の瓦などが出土した。変わった出土物では、当時のベトナムである「安南」から舶来した染付「安南染付」の破片が挙げられる。さらに古い時代の遺構・遺物には、弥生時代の竪穴住居跡、古墳時代の埴輪片が出土した。隣接する西洋美術館構内では、古墳時代の竪穴住居跡が多数確認されている。
上野本館構内での発掘調査はこれまでに2回行なわれ、調査成果は報告書にまとめられ、台東区内はもちろん東京都内の公共図書館等に配布され、自由に閲覧できる。
館長
- 林良博(2013年 - 現在)
- 近藤信司(2009年 - 2013年)
- 佐々木正峰(2002年 - 2009年)
- 林田英樹(2000年 - 2001年)
- 坂元弘直(1995年 -2000年) 2001年死去
- 川村恒明(1992年 - 1994年)
- 諸澤正道(1982年 - 1992年)
- 福田繁(1970年 - 1982年)
- 杉江清(1966年 - 1970年)
関連文献
- 国立科学博物館上野地区埋蔵文化財発掘調査委員会編 1995 『上野忍岡遺跡:国立科学博物館(たんけん館・屋外展示模型地点)』
- 台東区文化財調査会 2001 『国立科学博物館:おれんじ館地点』埋蔵文化財発掘調査報告書10集。
- 小俣悟 1996 「台東区の遺跡」『武蔵野』74巻2号。
- ※発掘調査報告書の他に、台東区教育委員会により、上野公園内を始めとする区内の考古学上の遺跡を紹介した少冊子『台東区の遺跡』が年度毎に作成され、無償配布されている。
野外活動
毎年のごとく調査捕鯨を行い、メディアでもしばしば登場する。
脚注
外部リンク
テンプレート:文部科学省es:Museo_Nacional_de_Ciencia_de_Japón pt:Museu_Nacional_de_Ciência_do_Japão zh:国立科学博物馆