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南署幹部は「管内は大阪府内でも有数のガールズバー密集地帯。今後も、違法な客引きや営業を行っているガールズバーに対しては、厳しい取り締まりの実施を徹底していく」と話している。 | 南署幹部は「管内は大阪府内でも有数のガールズバー密集地帯。今後も、違法な客引きや営業を行っているガールズバーに対しては、厳しい取り締まりの実施を徹底していく」と話している。 | ||
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+ | == 13歳少女ら中高生11人が接待。大阪のガールズバー摘発(2013年7月) == | ||
+ | 無許可でガールズバーを営み、18歳未満の少女を働かせたとして、大阪府警少年課は31日、風営法違反容疑で、大阪市都島区東野田町のガールズバー「乱」を摘発し、経営者で[[指定暴力団]][[山口組]]系組員、梶原達矢(25)=同市旭区清水=ら4人を逮捕したと発表した。 | ||
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+ | 梶原らは市内でガールズバーやスナックなど計4店を経営。中学2年の女子生徒(13)ら中高生11人をホステスとして雇い、客引きもさせていた。 | ||
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+ | 遅刻や無断欠勤には最大5万円の罰金を徴収。店を辞めた少女(16)にも従業員が罰金の取り立てを行ってトラブルになり、少女が5月に110番したことから発覚した。 | ||
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+ | 逮捕容疑は1~5月、都島区で無許可でガールズバーを経営し、18歳未満の少女に男性客(23)の接待をさせたとしている。梶原は容疑を認めている。 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |
2013年8月4日 (日) 19:18時点における版
ガールズバーとはバーテンダーが女性中心のショットバーである。2006年半ば頃に京都で発祥したとされるが、発祥時期については諸説ある。当初は大阪をはじめ東京や名古屋などの大都市圏の繁華街に多く出店していたが、2011年現在は地方都市にも広範囲にみられる。
目次
概要
通常はカウンター席に客が着席し、相対する女性バーテンダーが立ったまま接客をする。 カウンター越しに女性バーテンダーにお酒をつくってもらったり、会話を楽しむことができる。 業態的にも料金的にもショットバーに近く、ショットバーとキャバクラの中間的な存在といえる。 女性の入店も可能であることが多い。店員は20代前半が多く、若い店員が多い。
料金体系
- チャージ
- テーブルチャージは時間単位で決まっていることが多い(1,000〜3,000円/h程度)。タイムチャージのないところもある。女性客に対しては男性より割安または無料という店もある。
- ドリンク、つまみ
- 800〜1,000円程度から。シャンパンやワイン(ボトル)になると5,000〜20,000円程度。
- サービス料
- 10〜20%程度。
- 消費税
- 通常は内税方式だが、価格表示を内税方式とせずに別途消費税を徴収する店舗もある。
- 支払い
- クレジットカードの場合は、手数料を10〜15%程度徴収する店舗もある。
- その他
- 一般的にコスプレなど店員の衣装が凝っていたり、露出度が高かったりする店舗ほど価格は高めである。
- ウィスキーや焼酎など特定のお酒飲み放題、カラオケ無料などスナックのような業態の店舗もある。
店舗毎の特色
法令関係
ガールズバーが2006年夏から急速に普及した背景には、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)と各自治体条例によるキャバクラ等への規制強化の動きがある。風俗営業許可店である高級クラブやキャバクラ(いずれも2号営業)は、深夜・午前0時以降日の出までのあいだ合法的に営業を行うことはできない。実態としては終夜営業が行われる事もあったが、2005年前後の規制強化以降はそれも難しくなってきていた。一方「深夜酒類提供飲食店営業」として届け出た場合は終夜営業が可能であるためガールズバーの多くは深夜酒類提供飲食店として営業しており、キャバクラからの鞍替えも起きている。
このようにガールズバーは風俗営業許可店ではないことから、高級クラブやキャバクラのように「歓楽的雰囲気をかもし出す方法により客をもてなすこと」すなわち法令上の「接待」行為は認められていない。ただし地域や店舗によってはテーブル席の客の傍に着席して接客したり、客とカラオケでデュエットするなど法令上グレーな店舗もある。これをうけ2008年10月には風俗営業の許可をとらずに接待行為を行ったとして、警視庁は歌舞伎町のガールズバーを摘発した。その後も、東京都新宿区歌舞伎町や大阪市中央区宗右衛門町の店舗などが、接待行為を理由に摘発されている。また、神戸市において、18歳未満の少女を、年齢を知りつつガールズバーで22時以降に勤務に就かせたとして、公用車の運転手をしていた同市職員が逮捕された事例がある。
接客の過程で客に下着を見せたり、体を触らせたりするようなセクシーパブ寄りのサービスを目玉にしている店舗もガールズバーと称して営業していることがある。
18歳・女子高生はなぜガールズバーで死んだのか
大阪・ミナミの繁華街にあるガールズバーでアルバイトをしていた現役女子高校生(18)が死亡した。ガールズバーは、カウンター越しに若い女性バーテンが酒などを提供してくれる店として人気を集めており、「安い価格で、クラブやキャバクラと同じような若い女性と一緒に飲める」とのうたい文句で、店舗数はここ数年で全国的に急増している。一方で、一部のガールズバーでは、警察当局の規制が必ずしも十分に行き届いておらず、不当に高額料金を請求する「ぼったくり」など“犯罪の温床”になっているとの指摘もある。女子高校生はなぜガールズバーで働き、そして亡くなったのか。
女子高生店員の死
「同僚女性の意識がなくなった」
12日午後0時35分ごろ、大阪市中央区東心斎橋のガールズバー「SORA」の経営者の男(27)から119番があった。消防隊員などが駆けつけると、若い女性が店内の床にあお向けで寝た状態で死亡していたという。
大阪府警南署によると、女性は同店アルバイトで、大阪府内の公立高校に通う女子生徒(18)。目立った外傷などはなかったが、司法解剖の結果、女子生徒の死亡推定時刻は同日午前7時ごろと判明。死因は不明で、同署は急性アルコール中毒の可能性もあるとみて詳しい死因を調べている。
南署や関係者によると、女子生徒は11日午後11時ごろから勤務。12日早朝から、酒に酔った様子で店内で寝ていたという。店内で寝泊まりしていた男が12日正午すぎ、女性生徒の意識がないのに気づいた。
「12日午前5時ごろ、床で寝ていた女子生徒に声をかけたが返事があったので、そのままにして自分も店内で寝ていた」
男は調べに対し、こう説明しているという。南署は保護責任者遺棄致死容疑なども視野に、女子生徒の死亡の経緯についても慎重に調べている。
店員6人が18歳未満
同店は飲食店としての営業許可を取得しておらず、南署は14日、食品衛生法違反(無許可営業)容疑で、同店経営者の阪田淳容疑者(27)=24日に処分保留=を逮捕。24日には、労働基準法違反(年少者の深夜業使用)容疑で再逮捕した。
調べに対し、阪田容疑者は「18歳未満だと知りながら接客させていた」などと容疑を認めている。再逮捕容疑は今月11日午後10時から12日午前5時にかけ、同店で、府立高校の女子生徒(16)と17歳の少女3人の計4人に客引きや接客をさせたとしている。
また、阪田容疑者は調べに対し、「店で未成年者の女性店員を7人雇っていて、そのうち6人が18歳未満だった」などと供述しているという。
南署によると、同店では、男性客は3千円で飲み放題。女性店員は、客引きに成功すると250円、客から酒をおごってもらうと1杯あたり200~800円が支給されるシステムだったという。
なぜ現役高校生が…
女子高生は未成年のため、飲酒は法律で認められていない。女子生徒が通っていた高校の男性教頭は「学校としてはアルバイトは許可していなかった。詳しいことは女子生徒のプライベートでもあり答えることはできない」と言葉少なに語った。
同店のホームページには当初、店員の女性たちの名前や年齢、趣味などといったプロフィルが顔写真とともに掲載されていたが、女子生徒に該当する「18歳」と表示された店員はいなかった。だが、捜査関係者によると、同店には女子生徒の他にも複数の未成年の女性店員が勤務していたという。
同店付近のガールズバーで働く女性(22)も「このあたりのガールズバーでは20歳未満の店員がけっこう普通にいるし、それ目当てで店に通っている客もいると思います」と打ち明ける。
発祥の地・大阪
業界関係者らによると、ガールズバーは7、8年前に大阪で誕生。クラブやラウンジと比べると低価格で女性バーテンダーとの会話を楽しめることから人気に火が付き、全国各地の歓楽街で急増するようになった。
だが、店舗が増え、他店との競争が激しくなると、男性客に「おさわり」を許すなどの違法な接客に手を染める店や「ぼったくり」まがいの高額請求をしたりする店も出現するようになったという。
本来のガールズバーは、一般的なバーやすし店などと同じ「飲食店」の扱いとなるため、食品衛生法上の飲食店営業許可で営業することが可能だ。クラブやキャバクラのように女性店員が客の隣に座って接待するには、風俗営業法の届け出が必要となってくる。
ミナミ周辺では、警察が平成16、17年ごろに性風俗店への規制を強化。廃業に追い込まれ、ガールズバーに「転職」する性風俗業者も少なくなかったという。
「3千円だけ」の呼びかけにつられる男たち
「若い子たくさんいるんで、3千円だけなんで、ガールズバーどうですかー」
ネオン輝くミナミの繁華街を歩くと、たちまち多くのガールズバーの女性店員に呼び止められた。大阪・ミナミの雑居ビル4階にある店に入った。店内には3人の女性店員がカウンター内で男性客の相手をしていた。女性店員は3人とも21歳で、服装はジーンズに赤色のシャツを着た店員と長いスカートの店員2人で、思ったよりも露出は少ない。
「お仕事帰りですかー」「このあたりでよく飲むんですか」
たわいもない会話が少し盛り上がり出すと、「私、ウイスキー好きなんですけど、少しだけ飲んでもいいですか」とやってきた。
男として、満面の笑みをみせる女性の「お願い」をむげに断るのは、至難の業だ。女性店員は自分のグラスにウイスキーの水割りを注ぎ、そのまま飲み始める。女性店員は、その後も「もう1杯同じやついただきますね」などと、約1時間半で計4杯飲んだ。
結局、こちらはビールを2杯(計3千円)飲んだが、女性のドリンク料金は1杯あたり2500円で、店を出るときに支払ったのは1万3千円だった。
取り締まり強化
大阪府警は、違法なガールズバーに対する取り締まりを強化している。南署は昨年、客引き行為や無許可営業など、ガールズバーに関する違法行為を計33件摘発した。これは、昨年のガールズバーに関する大阪府内全体の摘発数(44件)の4分の3を占める多さだ。
南署幹部は「管内は大阪府内でも有数のガールズバー密集地帯。今後も、違法な客引きや営業を行っているガールズバーに対しては、厳しい取り締まりの実施を徹底していく」と話している。
13歳少女ら中高生11人が接待。大阪のガールズバー摘発(2013年7月)
無許可でガールズバーを営み、18歳未満の少女を働かせたとして、大阪府警少年課は31日、風営法違反容疑で、大阪市都島区東野田町のガールズバー「乱」を摘発し、経営者で指定暴力団山口組系組員、梶原達矢(25)=同市旭区清水=ら4人を逮捕したと発表した。
梶原らは市内でガールズバーやスナックなど計4店を経営。中学2年の女子生徒(13)ら中高生11人をホステスとして雇い、客引きもさせていた。
遅刻や無断欠勤には最大5万円の罰金を徴収。店を辞めた少女(16)にも従業員が罰金の取り立てを行ってトラブルになり、少女が5月に110番したことから発覚した。
逮捕容疑は1~5月、都島区で無許可でガールズバーを経営し、18歳未満の少女に男性客(23)の接待をさせたとしている。梶原は容疑を認めている。