「タマシロオニタケ」の版間の差分
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[[毒]]成分は[[アミノ酸]]の2-アミノ-5-クロロ-6-ヒドロキシ-4-ヘキセン酸 (2-amino-5-chloro-6-hydroxy-4-hexenic acid) <ref name="日本の毒きのこ">[[長沢栄史]] 監修 『フィールドベスト図鑑 14 日本の毒きのこ』 [[2003年]][[10月4日]]初版発行、[[学研ホールディングス|学習研究社]]、ISBN 4-05-401882-3、24頁</ref>、2-アミノ-4,5-ヘキサジエン酸<ref name="日本の毒きのこ"/>、[[アリルグリシン]]<ref name="日本の毒きのこ"/>、[[プロパルギルグリシン]]([[リアーゼ|シスタチオニンγリアーゼ]]阻害作用を持つ)と考えられている。[[アマトキシン類]]によるものではないが(環状ペプチドについては未調査)、激しい下痢などの典型的な[[コレラ]]様症状で、アマトキシン類の中毒の症状と非常に類似する。[[1978年]]に[[長野県]]ではこのキノコによると思しき二名の死亡例も報告されている。 | [[毒]]成分は[[アミノ酸]]の2-アミノ-5-クロロ-6-ヒドロキシ-4-ヘキセン酸 (2-amino-5-chloro-6-hydroxy-4-hexenic acid) <ref name="日本の毒きのこ">[[長沢栄史]] 監修 『フィールドベスト図鑑 14 日本の毒きのこ』 [[2003年]][[10月4日]]初版発行、[[学研ホールディングス|学習研究社]]、ISBN 4-05-401882-3、24頁</ref>、2-アミノ-4,5-ヘキサジエン酸<ref name="日本の毒きのこ"/>、[[アリルグリシン]]<ref name="日本の毒きのこ"/>、[[プロパルギルグリシン]]([[リアーゼ|シスタチオニンγリアーゼ]]阻害作用を持つ)と考えられている。[[アマトキシン類]]によるものではないが(環状ペプチドについては未調査)、激しい下痢などの典型的な[[コレラ]]様症状で、アマトキシン類の中毒の症状と非常に類似する。[[1978年]]に[[長野県]]ではこのキノコによると思しき二名の死亡例も報告されている。 | ||
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2012年3月12日 (月) 01:53時点における版
タマシロオニタケ(球白鬼茸、学名:Amanita abrupta Peck、シノニム:A. sphaerobulbosa Hongo)は、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属マツカサモドキ亜属マツカサモドキ節のきのこ。猛毒菌として有名。
概要
夏から秋にかけてブナ、ミズナラ林やアカマツ、コナラ林、シイ、カシ林などの林内地上に発生する。シロオニタケに似るが、根元がカブラ状に膨らむ特徴を持つ。現在のところ分布は日本と北アメリカ東部という離れた2つの地域のみで確認されている。傘は径3~7cmで半球形~丸山形~まんじゅう形~平形、表面粘性無く全面に小さなイボを散在し、脱落しやすい。柄は8~14×0.6~0.8cmで上下同径で基部は扁球状に膨大、表面綿屑~繊維状の小鱗片に覆われ、ツバは永続性、ツボは粒状で不明瞭。全体的に白色で無味無臭。
毒成分はアミノ酸の2-アミノ-5-クロロ-6-ヒドロキシ-4-ヘキセン酸 (2-amino-5-chloro-6-hydroxy-4-hexenic acid) [1]、2-アミノ-4,5-ヘキサジエン酸[1]、アリルグリシン[1]、プロパルギルグリシン(シスタチオニンγリアーゼ阻害作用を持つ)と考えられている。アマトキシン類によるものではないが(環状ペプチドについては未調査)、激しい下痢などの典型的なコレラ様症状で、アマトキシン類の中毒の症状と非常に類似する。1978年に長野県ではこのキノコによると思しき二名の死亡例も報告されている。
タマシロオニタケの画像
近似種
脚注
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