黒部ルート
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黒部ルート(くろべルート)は、黒部峡谷鉄道本線欅平駅から関西電力黒部川第四発電所を経て黒部ダムに至る、関西電力の物資輸送ルートの総称。
黒部峡谷鉄道欅平駅から竪坑エレベーター前の「欅平下部駅(竪坑下部駅)」までの下部軌道専用軌道部分(約500m)・竪坑エレベーター(高低差約200m)、関西電力黒部専用鉄道(上部軌道・「欅平上部駅(竪坑上部駅)」(約6.5km)~「黒部川第四発電所前駅(黒四発電所前駅)」、インクライン「黒部川第四発電所前駅(黒四発電所前駅)」~「インクライン上部駅」(高低差約450m)、黒部トンネル「インクライン上部駅」~黒部ダム駅(関電トンネルトロリーバスの駅の構内)(約10.3km)により構成される。原則として関西電力関係者以外は通行できないが、関西電力が主催し富山県が協賛する「黒部ルート見学会」に応募し当選すれば通行することが可能である。
なお、黒部ルートのうち上部軌道の仙人谷から黒部トンネルを経て黒部ダムまでの区間は、大町ルート(旧大町有料道路及び関電トンネル(大町トンネル))とともに黒四関連施設の建設工事のために開通したもの。大町ルートは立山黒部アルペンルートの一部として一般開放されている。