駿台学力テスト
駿台学力テスト(すんだいがくりょくてすと)とは、駿台予備学校の系列に当たる駿台フロンティアJr.(駿台教育文化センター)が実施する、中学1年・中学2年の生徒を対象とした全国規模の模擬試験である。中学3年になると、高校受験公開模試と改称される。
駿台学力テストは1年度につき第1回~第4回まで実施され、その都度、偏差値が出る。平均点は各教科100点満点中30~60点程度である。そのため、満点であればその教科の偏差値が100以上になる場合もある。成績上位の生徒は「進学参考資料」の「成績優秀者氏名」に名前が記載されるが、これに名前を載せないよう申請することも出来る。その場合、名簿の自分が入るであろうところは空欄になる。
中学3年になると、高校受験公開模試となり、1年度につき第1回~第6回まで実施される。第1回は6月に行われるが、4月に「高校受験公開プレテスト」がある。この高校受験公開プレテストと駿台学力テストは3科目(英・数・国)であるが、第1回高校受験公開模試からは5科目(英・数・国・理・社)になる。3科目のみの受験も可能である。偏差値71で日本最難関と謳われる灘高校受験者のレベルで、2012年度では合格ラインが偏差値70以上の高校は前述の灘高校と筑波大学附属駒場高等学校の2校のみであった。また慶應義塾高等学校・早稲田大学高等学院などの合格ラインでも、偏差値65程度となることなどからも、全国の模擬試験では最難関と言っても過言ではない。東京大学に複数の合格者を送り込むような進学校でも、この模試における合格ライン偏差値が50以下とされる学校は珍しくない。
また、成績が返却される際には、得点・偏差値だけでなく、過去の自分の成績や通算での平均偏差値、各教科の領域別の得点・偏差値、全国での自分の順位や、県内の順位、自分の性別内での順位など、様々なデータが掲載されている。また、中学3年になると志望校判定も出来るようになり、その結果も返却される。そして、大学受験向けの駿台模試では受験者のレベルに応じて合格ラインの偏差値が変わる場合があるが、駿台学力テストでは一年間合格ラインの偏差値は変わらないため、受験者のレベルによって合格判定が大きく変わる場合がある。
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