風流夢譚
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風流夢譚(ふうりゅうむたん)は、1960年11月10日発売の雑誌『中央公論』12月号に掲載された深沢七郎の小説。発表当初、新聞のコラムや時評では比較的好意的な評価を受けたが、夢のような物語の中ではあるものの、実名をあげて、皇族を貶めるような扱いや、皇族が首を切られる場面があることが注目され、宮内庁が不快感を示すなど、批判を受けた。
翌月号の『中央公論』誌上に雑誌編集長名でお詫びの社告が掲載されたが、翌1961年2月に右翼団体の少年が中央公論社社長・嶋中鵬二宅を襲撃し、2人を殺傷する事件が起きた(嶋中事件)[1]。
付録[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 黒川 (2018) 黒川創『鶴見俊輔伝』新潮社、ISBN 978-4104444090