青木いづみ

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青木いづみ(あおき いづみ、1959年 - 1983年11月21日)は、茨城県稲敷郡阿見町のスーパー「カスミストアー阿見中央店」に勤めていた美人女店員。シンナー中毒の男に刺殺され、24歳の若さで命を落とした。

茨城県阿見町美人女店員殺人事件[編集]

1983年11月21日午後8時ごろ、茨城県稲敷郡阿見町のスーパー「カスミストアー阿見中央店」駐車場からクラクション音が何度も響き、続いて「キャー!」という若い女性悲鳴が聞こえた。店員2人が駆けつけたところ、赤いスポーツカーの陰から若い男が逃げ出し、ドアの開いた助手席で同店員青木いづみさん24歳)が背中を21か所刺されて血まみれでうつ伏せに倒れていた。ただちに救急車が呼ばれたものの、はなく、瞳孔は散大、病院に到着したときにはすでに死亡していた。ほぼ即死だった。

美しい青木いづみさんの死体[編集]

22日午後、青木いづみさんの死体は筑波大学病院の解剖室に運ばれた。

死んでもなお、青木いづみさんは美しかった。

  • 二重のはっきりとした大きな
  • 小さいながら筋の通った
  • そして透き通るような白い

死体に現れる赤紫色の死斑の発生もわずかで、ことさら肌の白さを浮き立たせていた。青木いづみさんの肉体には胸部前面3個、腹部前面4個、背面右側8個、右上肢3個・左下肢1個、右下肢2個。合計21個の刺創、あるいは切刺創があり、胸の中に600ccもの血液がたまっていた。また、左手に刃物を防御したときにできる防御創が見られた。激しく抵抗したものの、男の執拗な襲撃に勝てず、一気に刺されたことがうかがえる。クラクションが鳴ったのは、青木いづみさんが抵抗したときに身体の一部がハンドルに触れたためとみられる。

犯人逮捕[編集]

5日後の26日午後、犯人として殺人容疑で指名手配していた同町生まれ、住所不定、無職、村山たか志(20歳)が土浦市内のやぶの中に潜んでいるのを見つけ逮捕した。調べによると、村山はシンナー中毒者で、21日昼、同町のスーパーで切り出しナイフ(刃渡り7.5cm)を購入。同日午後8時ごろ、帰宅のため同店駐車場に止めた乗用車に乗り込んだ青木いづみさんをめった刺しにして殺害、逃走した。村山と青木いづみさんとの間に面識はなく、犯行動機については車を奪うためと供述した。

関連項目[編集]