都営バス門19系統

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軒先貸して母屋を取られる   門19(昔の東19)はもともと東京駅・門前仲町から豊洲・東雲方面への路線の総称であり、戦後すぐに開通した東雲~東京駅南口の路線が母体となっている。ここで面白いのは、南口を発着としているくせに北向きの日本橋・永代通りに向けて走っていく点で、ターミナルの容量不足と思われる(北口発着のくせに南に向かうという逆の例も[東91]品川車庫~東京駅北口で存在した)。東雲地区が発展していくにつれ、本数も系統も増え、一時期は甲乙丙丁と4系統を持つ大所帯にまでなった。

 しかし門19丁が海01と吸収合併されて朝夕のみ運転されていた乙が廃止されたのがケチの付け始め。超ドル箱だった深川車庫発着路線も有楽町線の新木場開通でその地位を失い、平成7年にはついに本線の甲系統が海01に吸収されて、単なる[海01]有明テニスの森折り返しに化けてしまった。残った深川車庫発着を細々と運行しているが、平成12年の大江戸線改編で本数を減らされてしまい、昔日の面影はほとんどない。ただ一つ挙げるとすれば、終バスの時刻が門前仲町発23:00と非常に遅いことだろうか。

豊洲一丁目経由  上でも挙げたように、もともと海01が門19を吸収しながら大きくなっただけあって、この2路線は門前仲町~東雲橋交差点間で完全に並行していた。これでは没個性ということなのだろうか、平成12年の大江戸線開通改編で越中島~豊洲駅間を豊洲一丁目・石川島播磨経由に変更された(甲)。ただし早朝深夜は海01の代替機能もあるため、従来通りの枝川経由で運転されている(乙)。