超昂天使エスカレイヤー
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超昂天使エスカレイヤー | |
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対応機種 | Windows98/98SE/Me/2000/XP |
開発 | |
発売元 | アリスソフト |
発売日 | 2002年8月2日 2006年5月26日(廉価版) |
価格 | |
ジャンル | ヒロイン育成・調教シミュレーションゲーム |
レイティング | 18禁 |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 9 |
セーブファイル数 | 20 |
セーブファイル容量 | |
メディア | |
ゲームエンジン | System4 |
画面サイズ | 640×480 16bit-COLOR |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | 主人公以外 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | 全文/既読 |
オートモード | あり |
備考 | CD-ROM版は2002年8月26日付で生産終了 |
『超昂天使エスカレイヤー』(ちょうこうてんし - 、Beat Angel Escalayer)は、2002年8月2日(廉価版は2006年5月26日)にアリスソフトより発売されたアダルトゲーム(以後、『PCゲーム版』と表記)。及びそれを原作として制作され、2002年9月27日に発売されたアダルトアニメ(以後、『OVA版』と表記)である。
目次
概要[編集]
ストーリーを初め、設定の骨子は『セーラームーン』シリーズや『プリキュア』シリーズ、『東京ミュウミュウ』などのいわゆる変身ヒロインもの、及び『スーパー戦隊シリーズ』などの特撮ヒーローもののパロディで、正義のヒロインが世界征服を企む悪の組織が繰り出す怪人達と戦うという、定番中の定番である。
まず本作品は、このジャンルのアダルトゲームではお約束である、「怪人に負けるとヒロインがHな目に遭う」という点を満たしている。それに加えて、アリスソフトは「普通の女の子から正義のヒロインに変身する為には、昂奮(作中では“興奮”をこう表記する)してドキドキさせる、すなわちセックスする必要がある」という設定を付け足すことで、非変身時のヒロインが主人公(普通の人間・男)とラブラブな関係でセックスすることへの動機付けを行っている。さらに主人公とのセックスだけではなく、怪人に敗北して凌辱された場合でも変身のためのエネルギーを得る事ができるというシステムにより、CG回収のため以外にも敗北するメリットを与えている。「勝つためにH、負けてもH」というキャッチフレーズ通り、どう転んでも簡単にHシーンを見ることが可能であり、抜きゲーとしての地位も得ている(この点は後に同様のコンセプトで製作された『魔界天使ジブリール』等にも共通している)。なお、アリスソフト公式HPではこのゲームソフトについて、「エロ度」を全自社製作ソフト中1位と評価している[1]。
ファンの間では『ダークロウズ』の後継という位置付けをされることもある。その理由としては、製作の際の企画案では当初ダークロウズの続編だったということ、メイン原画を同じおにぎりくんが担当していること、サイコロを振って運任せでゲームを進めるパートが存在すること、多種多様なシチュエーションでのHシーンを豊富に揃えていることが挙げられる。ただし、この2作品の間にシナリオ上の繋がりは一切無い。
当時、(アリスソフトに限らず)アダルトゲームは大容量化が進んでおり、CD2枚組や3枚組の作品はさして珍しいものでもなかった。CD-ROMからDVD-ROMへの過渡期であったが、DVDドライブを未所有のユーザーも少なくなかったことから、本作はCD版とDVD版の両方を発売するという形式が採られた。
ストーリー[編集]
夏休みを目前に控えたある日、主人公・柳瀬恭平のクラスに幼い頃海外へ引っ越した幼馴染の少女・高円寺沙由香が転入してきた。恭平は沙由香に話しかけるが、沙由香は恭平の事を「知らない」と言い、素っ気ない態度を取る。その夜、沙由香の家に足を運んだ恭平の前には、彼女の妹と名乗る少女・高円寺マドカが現れる。しかし、彼女もやはり恭平の事を「知らない」と言い、追求する間も与えず彼を追い返す。
翌日の下校途中、再び沙由香に話しかけようとする恭平。そこに突如爆音が響き、爆風の中から「侵略軍団ダイラスト」を名乗る怪人の群れが現れる。一人路地裏に駆け出した沙由香の後を恭平は追うが、その先には何故かオナニーに耽る彼女の姿があった。彼女の淫らな姿に動揺した恭平は思わず物音を立て、恭平が沙由香の痴態を見ていたことを彼女に気付かれてしまう。と、その瞬間、沙由香は絶頂の嬌声と共に光に包まれ、煌びやかな戦士の姿へと変身する。
「エスカレイヤー」と名乗りを上げた沙由香の活躍によりダイラストは撃退されるが、あまりの出来事に訳の判らぬまま帰宅する恭平。と、そこに沙由香とマドカが現れた。マドカは自分がアンドロイドである事、沙由香がエスカレイヤーに変身してダイラストと戦っている事、エスカレイヤーのエネルギーは性的昂奮によってのみ得られる事、沙由香が恭平にオナニーを見られた際に大量のエネルギーが発生し、二人の性的相性が極めて良好である事を語る。
エスカレイヤーは昼間の戦闘でエネルギーを使い果たしており、マドカと沙由香はその補給のため、恭平に協力を求める。二人の訴えに返事を渋る恭平だったが、マドカがある物を示して脅迫してきたため、やむなく協力することに…。
かくして、恭平と沙由香のHと戦いの日々が始まるのであった。
登場人物[編集]
声優はPCゲーム版・OVA版共に非公表。
仲間[編集]
- 柳瀬恭平(やなせ きょうへい)
- 主人公の男子学生で、ゲーム中ではプレイヤーの分身。元々少々ひねくれていて悪乗りしやすい女好きの優男であったが、マドカに弱みを握られたことから、地球を救う手伝いと称して幼馴染の沙由香とセックスを重ねることになる。
- 高円寺沙由香(こうえんじ さゆか)
- 父の源太郎が作ったドキドキダイナモ(略称「DDD」)で、エスカレイヤーに変身する正義のヒロイン。恭平とは幼馴染だが、バイオボディに記憶を転送した際にその記憶の一部は消失している。
- 性格はおっとりしており、押しに弱い。またかなりの天然で時々突拍子もない発言をすることもある。
- 男女交際の経験はなく、ゲーム開始時点でのセックス経験も、バイオボディになった後にマドカとのエネルギー充填で行ったものを除外すれば無し。その為、性に関して最初の内は非常に初心で奥手。
- スリーサイズはバスト85、ウエスト60、ヒップ88でかなりの巨乳かつ巨尻(その点について本人はコンプレックスを抱いている)。視力が弱い為、日常生活では眼鏡をかけている。
- 高円寺マドカ(こうえんじ まどか)
- エスカレイヤーをサポートするアンドロイドの少女。周囲には沙由香の妹と説明されている。メイド服を着用しており、頭部に砂時計または糸巻きに似た形状の髪飾りをしている。何もない場所からガトリングガン等の兵器を出す(実際は空気中の元素を置換して武器を製造している)ことができ、単体での戦闘能力も非常に高い。恭平は「ロボ子」と呼ぶが、本人はこの呼称を気に入っていない。
- アンドロイドであるが、本人曰く「高性能」であるが故、食事など人間同様の行動を行える。その上、セックスが可能な女性器まで備え、行為の際には人間の少女と同様の反応を示す。なお、体格はいわゆる幼児体型であり、胸も貧乳。スリーサイズはバスト68、ウエスト52、ヒップ72。
- 性格は冷静で無機的。沙由香と地球平和以外に対しては全く興味を示さず、恭平に対して時に辛辣な発言をする。だがゲームの進め方によっては、恭平に対して恋愛感情らしきものを抱くようになるが…。
- 高円寺源太郎(こうえんじ げんたろう)
- 沙由香の父。エスカレイヤーに変身する為のDDD、エスカレイヤーと沙由香の器となるバイオボディ、アンドロイドであるマドカを作り上げた。ゲーム開始時点ではダイラストの捕虜になっている。基本的に良い人として描かれているものの、自分の娘である沙由香をバイオボディにして戦わせていたり、パワーの源をセックスに求めるシステムを自分の娘に施すなど非人道的とも取れる行動も見られるが、前者については「ダイラストの侵略を誰も信じず、見かねた娘が自ら志願したため」、後者は「いかなる精神の昂奮状態でもエネルギーに換えることが出来る予定だったが、技術が未完成であった為、性的昂奮のみでしかエネルギーに変換できなくなったから」と一応理由付けされている。
- 霧谷遼子(きりたに りょうこ)
- 高円寺家の隣家に住み、身長170、バスト92、ウエスト65、ヒップ88の抜群の容姿と色気を持つ、若く美しい未亡人。亡夫と一緒の職場に勤めており、責任ある地位にいたらしいが、現在は職場での人間関係や仕事が上手く行かず落ち込むことも。ルートによっては、落ち込んでいた自分を慰めてくれた恭平のことを気に入り、やがては肉体関係を持つまでの仲になる。しかし、その正体は…。
- ななか
- 特定のルートで仲間になる少女。沙由香を「お姉さま」と呼んで慕う。名前の由来は「沙由香」と「77」から。彼女が仲間になるルートでは後に沙由香の妹として高円寺家に引き取られる事になる。
ダイラスト[編集]
- プレスバーン
- ダイラストの総帥。失敗続きの部下には容赦しない、典型的な悪の首領。
- ミストレーヌ
- ダイラストの女幹部でストーリー開始時点での指揮官。正々堂々とした戦いを好む為部下からは慕われているが、ガレイズやDr.アルクとの仲はあまり良くない。
- Dr.アルク
- ダイラストの科学者。性格は性酷薄で地球征服より実験に血道を注ぐ典型的なマッドサイエンティスト。
- ゲッツェン
- ダイラストの幹部。エスカレイヤーに敗北した責で流罪になる。ゲームでは、特定の条件を満たすことでラスボスすら凌駕する戦闘能力を得た彼と戦う事もできる。
- ガレイズ
- ダイラストの幹部。征服が進まないため増援としてイガロと共に地球にやってきた。荒っぽい性格で、任務成功率は非常に高いが、征服先の住民を鏖殺するなど問題が多い。
- イガロ
- ガレイズと共に地球にやってきた戦士。獣のような外見をしており、左腕にも獰猛な顔をした頭部が付いている。力こそ全てという持論を持っており、強い相手を求めている。
- FM77
- 手強いエスカレイヤーを倒すべく、ダイラストで新たに作られた戦士。容姿はゴスロリ風の衣装に身を包んだ美少女そのものだが、戦闘能力は極めて高い。その上、股間にはある秘密が…。
- カルナ
- ダイラストに侵略された星の住人で、ミストレーヌの秘書をしている眼鏡の少女。ミストレーヌに忠誠心以上の特別な感情を抱いており、彼女のためならその身を捧げる事も厭わない。
- ルーイ
- ダイラストに侵略された星の住人でダイラストの食事係をしている、犬のような耳と尻尾を持った純粋無垢な少年。エスカレイヤーに一目惚れし、彼女に出逢い想いを遂げるべく街に現れる。彼の場合はフラストモンスターとは逆に、戦闘でエスカレイヤーが勝利した場合に彼とのHイベントを発生させることができる。
- フラストモンスター
- ダイラストが蒔いた「イデアの種」が人間の欲望を吸収して発生する、特撮ヒーロー物で言う「怪人」に相当する存在。作中でも「怪人」と呼称される事がある。名前の由来は「フラストレーション」から。個体によってドリンクフラスト、ドクターフラスト等と区別されて呼ばれる。「イデアの壁」と呼ばれる異空間を発生させることが可能であり、その中に敗北したエスカレイヤーを閉じ込め、それぞれの個体の特性を生かした方法で彼女を凌辱する。
- フーマン
- ダイラストの下級戦闘員。「ブー」としか喋れず、戦闘能力も低い。命名の由来は「不満」から。亜種として、赤のカラーリングで通常のフーマンより若干強い「レッドフーマン」と、特定の条件を満たすと出現する、フラストモンスターと同様にイデアの壁を作り出して、敗北したエスカレイヤーを凌辱することができる「フーナイト」が存在する。
用語[編集]
- エスカレイヤー
- 沙由香が変身した、正義のヒロイン。変身のプロセスは、「フラックスプロージョン・ビートチェンジ!」との叫び声と共にドキドキダイナモが高速回転を始め、着衣が破れて光に包まれ、その光が体を覆い、胸の部分が大きく開いてボディーラインにぴったりフィットした、ピンクと白を基調とするレオタードのようなエスカレイヤーのコスチュームへと変化、髪(及びその他の体毛)の色が赤に変化して終了。変身後は身体能力上昇に伴い視力が高くなっているため、眼鏡はかけていない。武器は新体操のリボン状のビーム剣「パルシオン」。必殺技はパルシオンを相手に絡めて放つ「サブリミット・エスカレーション」及び「ビート・エンド・エスカレーション」。決め台詞は「青い地球を守るため、胸の鼓動が天を衝(つ)く! エスカレイヤー、悪の現場に只今参上!」
- バイオボディ
- 沙由香の精神が移植された、一種の生体アンドロイド。外見は元の沙由香の体と全くの同一。生理現象など身体の機能は、ドキドキダイナモが装着されてエスカレイヤーへの変身能力がある以外、ほぼ普通の人間と同じであり、妊娠、出産等も可能。
- ドキドキダイナモ
- エスカレイヤーの中枢パーツ。バイオボディの心臓付近に装着されており、沙由香がどきどきすることによってダイナモが回転、エスカレイヤーのエネルギー「D2エナジー」が発生する。エスカレイヤーへの変身エネルギーは性的昂奮によってのみ得られるという設定の為、沙由香は平時から恭平とのセックスを重ねて、ドキドキを蓄積しておかなければならない。
- 惑星侵略軍ダイラスト(わくせいしんりゃくぐん -)
- 本作における悪の組織。地球を22番目の植民地にすべく、将軍を派遣してきた。
- イデアの壁
- 主にフラストモンスターが、敗北したエスカレイヤーを凌辱するために作り出す一種の異空間(作中では「異相空間」と表記)。元ネタは宇宙刑事シリーズに登場する、怪人の能力を強化する亜空間(例:『宇宙刑事ギャバン』の「魔空空間」)。
- 縦横約5m×5mの光の壁を4枚作り出して自分とエスカレイヤーの四方を箱状に囲んだ後、壁の内部を元の世界から隔絶された異空間へと変化させる。一連の現象は、外部からは四方を囲んだ壁が光を失って外側に倒れた後、中にいた筈の者が消滅したように観測される。異空間が存在する正確な座標が分かれば、外部から物理的な衝撃を与える事により壁を破壊、空間内部に進入する事ができる。
- 空間内部の構造や物理法則などは全て作り出した者の欲望に基いてコントロールされており、戦闘で力尽きたエスカレイヤーはその空間に閉じ込められている間、なす術もなく犯され続ける事になる。また、内部には媚薬のような作用がある瘴気が満ちており、何度もこの空間に閉じ込められると、瘴気に当てられて発情が治まらない状態になってしまう。
ゲームの進行[編集]
セックスを行って溜めたD2エナジーを使って戦闘やエスカレイヤーの強化を行い、ゲーム開始の7月29日からゲーム終了となる9月1日まで街の平和を守る事がゲームの目的となる。一日の流れは、午前中の行動→会話イベント(発生しない場合もあり)→出撃→午後の行動→1日の被害報告となる。
一日の流れ[編集]
午前・午後の行動[編集]
Hをしたりエスカレイヤーを強化したりできる。また、各種パラメータを確認できる。
選択できる行動[編集]
- どきどきH
- 沙由香に性行為を行わせ、D2エナジーを溜める。恭平と沙由香が恋人同士のように振る舞うセックスを行う「純愛H」、沙由香を恭平以外の男とセックスさせる、沙由香が精神的苦痛を受ける非情なプレイを行うなどの「鬼畜H」、どちらのカテゴリーにも当てはまらない「通常H」の3種類に分けられており、それぞれに6~10種類のどきどきHが存在する。一つのどきどきHには行った回数によりレベル1~3まで存在(一部にレベル2までのものもある)し、それぞれD2エナジーを60、40、80得られる。全レベルを終了したどきどきHは、種類を問わず難易度1、消費リビドー5×ダイスの個数、充填D2エナジー40、Hイベントが一枚絵を表示するだけのものになる。
- リビドーを消費してダイスを1~3個振り、出た目の数が選択したHの難易度(純愛度、鬼畜度で修正される)より高くなれば成功、Hイベントに移行する。失敗した場合は、次に成功するまでそのどきどきHの難易度が失敗の回数×2ずつ低下する。なお、それぞれのHごとのダイスの出目は1日の開始時点で決定されているため、良い目が出るまでセーブデータのロードを繰り返す行為は無意味である。
- 強化
- D2エナジーを消費して、以下に示すエスカレイヤーの戦闘パラメータを上昇させる。また必殺技が未修得状態の場合に限り、新たに必殺技を習得できる。
- シールド
- 戦闘におけるエスカレイヤーの体力の最大値。戦闘時にはD2エナジーがこの数値に充填され、0になると敗北になる。なお、戦闘終了後にはシールドの残りの半分しか還元されない(ゲームモードがハードの場合は還元なし。ベリーイージーの場合は全部還元)為、あまり高くすると出撃のたびにD2エナジーを浪費してしまう事になる(製作スタッフによれば31まで上げれば充分の模様)。
- 攻撃力
- エスカレイヤーの通常攻撃の威力。敵の防御力より高ければ通常攻撃で敵に与えるダメージが跳ね上がり、低ければ数ポイントしかダメージを与えられなくなる。
- 防御力
- エスカレイヤーの防御能力。敵の攻撃力より高ければ敵の通常攻撃によって受けるダメージが激減し、低ければ大ダメージを受ける。
- 反応力
- エスカレイヤーの敏捷性。この数値が敵の反応力に満たない場合、通常攻撃が命中しない。なお、この数値をいくら上げても逆にエスカレイヤーが敵の通常攻撃を回避するのは不可能である為、上げすぎはD2エナジーの無駄遣いになる。
- 必殺技
- 戦闘中「特殊攻撃」を選択した場合に使用する必殺技を習得できる。必殺技には相手の防御力や反応力を無視して固定ダメージを与える「Dカッター」、一定時間反応力を上昇させる「スピードゲイン」、必ず相手に1のダメージを与える、わざと敗北したい場合に役立つ「エスカレイヤーパンチ」など、様々な種類が存在する。一度に習得、所持できる必殺技は1つのみで、習得した必殺技が使用できるのは1回限り。また、一度使用した必殺技はエスカレイヤーパンチを除き、二度と習得できない。必殺技の中には効果が低い下位必殺技を習得、使用した後でないと習得できない効果が高い上位必殺技など、習得に特殊な条件が必要なものもある。
- 情報
- 休憩
- 恭平が休憩し、リビドーを最大値まで回復させる。
各種パラメータ[編集]
- ピースポイント
- 街がどの程度平和なのかを示すパラメータ。主に戦闘に勝利したり奉仕活動を行う事で上昇し、一日の終了時点で敵が街中に生存していると減少する。0になるとゲームオーバーになる。60を上回れば平和状態に、40を下回れば危険状態になる。
- D2エナジー
- エスカレイヤーのエネルギー「ドキドキエナジー」の残量を示すパラメータ。最大値は300。最大値を超える量が充填された場合、最大値を超えた部分は切り捨てとなる。主にどきどきHが成功したり怪人(フラストモンスター)と敗北Hを行った場合に充填される。
- リビドー
- 恭平の性的欲望の強さを示すパラメータ。これを消費してどきどきHを行う。休憩を行うと回復。エロゲーを選択すると最大値が上昇する。
- 純愛度
- 恭平の沙由香に対する愛情の度合いを示すパラメータ。通常及び純愛Hの難易度が減少する。主に会話イベントでハートのアイコンが付いた選択肢を選ぶ、怪人との戦闘に初戦で勝利する(=その怪人との敗北Hイベントを一度も発生させない)ことで上昇する。
- 鬼畜度
- 恭平の沙由香に対する非情さを示すパラメータ。通常及び鬼畜Hの難易度が減少する。主に会話イベントで波線のアイコンがついた選択肢を選ぶ、怪人との戦闘で敗北する(=怪人に犯される)ことで上昇する。
会話イベント[編集]
恭平と沙由香が会話し、その選択肢によって純愛度や鬼畜度などが上昇する。特殊イベントがある時には発生しないこともある。なお、街が平和状態の時には必ず純愛度が2上昇する選択肢が存在する会話、危険状態の時には必ず鬼畜度が2上昇する選択肢が存在する会話になる。
出撃[編集]
索敵済みの敵に対してエスカレイヤーを出撃させ、戦闘を発生させる。強制出撃イベントがある場合以外は必ず出撃しなければならないわけではなく、キャンセルする事も可能。
戦闘開始前にD2エナジーがシールドに充填される。D2エナジーの残量がシールドの最大値に満たない場合、D2エナジーの数値分までしか充填されない。なお、D2エナジーが0の時に出撃を選ぶとイベントが発生し、ごく微量のD2エナジーが充填される。
戦闘はオートで行われ、基本的に「エスカレイヤーの攻撃」→「敵の攻撃」の順番で進行し、エスカレイヤーのシールドか敵のHPが0になることで終了する。プレイヤーは必殺技習得済みの場合に、通常攻撃と特殊攻撃のどちらをエスカレイヤーに行わせるのかを選択するのみとなる。
敵のHPが0になると勝利になり、敵の種類に応じてピースポイントが回復。シールドの残量の半分(ゲームモードがハードの場合は0、ベリーイージーの場合は全部)がD2エナジーに還元される。敵が怪人で、その怪人に犯されることなく勝利した場合は純愛度が1プラスされる。
エスカレイヤーのシールドが0になると敗北になる。敵が怪人であった場合は「敗北Hイベント」が発生、エスカレイヤーが怪人に犯され、鬼畜度が1上昇、D2エナジーを100得る事になる。なお、敗北Hイベントはそれぞれの怪人につき、最初に敗北した場合の「レベル1」、2回目に敗北した場合の、よりハードに凌辱される「レベル2」の2種類ずつ存在する。
一日の被害報告[編集]
街中で生存している敵の種類や数に応じてピースポイントが減少する。
ゲームオーバー[編集]
ゲーム終了となる9月1日までに以下の状況に陥ると、ゲームオーバーとなる。なお、ゲームオーバー後は難易度が低下している「イージーモード」、イージーモードでゲームオーバーになるとさらに難易度が低い「ベリーイージーモード」が起動メニューに追加される。
- 敗北Hイベントが規定回数以上発生した(バッドエンド)。
- ピースポイントがゼロになった(バッドエンド)。
- 2回目のイガロとの戦闘に敗北した(バッドエンド)。
- 特定のイベントバトルで敗北した。
なお「バッドエンド」となっているものは、特別なイベントが発生する特殊なゲームオーバーである。
エンディング[編集]
物語途中で発生する選択肢の選択次第で、ゲームは「純愛ルート」と「鬼畜ルート」の2つのルートに分岐する。そして、それぞれのルートにおいて特定の条件を満たした状態でゲーム最終日の9月1日を終了すれば「純愛トゥルーエンド」、「鬼畜トゥルーエンド」に、満たしていない場合は「純愛ノーマルエンド」、「鬼畜ノーマルエンド」になる。上記のエンディング4つの内どれか1つでも見た後は、難易度が高い「ハードモード」が起動メニューに追加され、ゲームの進め方次第でマドカや遼子をヒロインとする特殊ルートへの突入も可能になる。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
スタッフ[編集]
- プロデューサー・ゲームシステムサポート:TADA
- ディレクター・シナリオ補助:とり
- シナリオ:HIRO
- メインプログラム:かずし
- 原画・キャラクターデザイン:おにぎりくん
- システムCG・怪人デザイン・原画:桐島千夜
- 音楽:DRAGON ATTACK
- 主題歌:『Over Beat ~明日へのエスカレーション~』
- 作詞:アリスソフト
- 作曲:坂本昌之
- 歌:E-mi
- 主題歌:『Over Beat ~明日へのエスカレーション~』
OVA[編集]
概要[編集]
ピンクパイナップルより発売。VHS版とDVD版が存在。主題歌、オープニングアニメーションはPCゲーム版と同一。1話当たり30分で全3巻。
ちなみに、#1の冒頭では同じピンクパイナップル作品の『Hi・Me・Go・To』に登場するヒロインの一人・ミサキに酷似した女性が恭平とのセックスに耽っているが、同一人物か否かは不明。アニメーション制作を担当したカオスプロジェクトが本作の前に手掛けた作品でもある為、お遊びで登場させたという可能性もある。
スタッフ[編集]
- 脚本:村松二郎
- キャラクターデザイン:林雷助
- 作画監督:林雷助(#1、#3)、桂枝毛(#2)
- オープニングアニメーション原画:林雷助、桂枝毛、柳沢まさひで、もりやまゆうじ
- アニメーション制作:カオスプロジェクト
盗難[編集]
本作アニメのオープニング、第1巻、第2巻の原画については、制作会社が盗難の被害を受けた為、所在不明となっている。
備考[編集]
- 本作にはディスクチェックプログラムが組み込まれているにも関わらず、CD版ではそれが正常に働かず、完全にディスクレスで遊ぶことが可能なバグが発見された。これについて、CD版の購入者とDVD版の購入者の間で不公平が生じてはならないという観点から、DVD版もディスクレスで遊ぶことが可能になるパッチがアリスソフトから公式にリリースされた。
- 「正義のヒロインが悪役にHな目に遭わされる」というシチュエーションのゲームは、一つの定番化したジャンルとなっている。全年齢向けの一般作品においては、ヒロインが監禁されるなどしてピンチに陥るシーンは珍しくないものの、Hな目に遭うことはないまま仲間に救出されるのが普通である(アダルト向けではないゆえ当然であるが)。そこに「もしヒロインが最後まで救出されなかったら…」という空想が生じるわけであり、その空想を具体化したものが正義のヒロインもののアダルトゲームである。しかし本作においては、悪役によるHイベントは全イベント中の半分程度であり、残りの半数は主人公とヒロインによるもの。この点について、悪役が絡まないシーンは不要であるという主張がある反面、ヒロインと主人公の純愛ものとヒロインが犯される鬼畜な内容の両方が楽しめて良いという意見も多く、アリスソフトによるアンケートでも比率はこれで良かったという結果が出たとしている。
関連書籍[編集]
- 超昂天使エスカレイヤー ビジュアルファンブック
- [ISBN 4-7577-1235-9] (2002年12月20日初版第1刷発行)
- エンターブレインより発売。設定資料、ゲームに使用されたCG、攻略情報等を掲載。
- 超昂天使エスカレイヤー(小説版)
- 上巻[ISBN 4-89490-177-3] (2003年3月25日初版発行)
- 中巻[ISBN 4-89490-185-4] (2003年5月25日初版発行)
- 下巻[ISBN 4-89490-191-9] (2003年7月20日初版発行)
外部リンク[編集]
- アリスソフト公式サイト(年齢確認あり)
- アリスソフト内『超昂天使エスカレイヤー』公式サイト
- ピンクパイナップル公式サイト(年齢確認あり)