谷保駅
谷保駅(やほえき)は、東京都国立市谷保にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。
歴史[編集]
- 1929年(昭和4年)12月11日 - 南武鉄道線分倍河原駅 - 立川駅間の開通時に開業。駅舎は現在の南口側にあった。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 南武鉄道線が国有化、国鉄南武線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月10日 - 貨物取扱廃止。
- 1966年(昭和41年)3月25日 - 谷保 - 西国立間複線化。このころに橋上駅舎化。
- 1966年(昭和41年)9月30日 - 稲城長沼 - 谷保間複線化。南武線(川崎 - 立川)全線の複線化が完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2010年(平成22年)2月28日 - みどりの窓口閉鎖。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。改札口は1か所あり、北口と南口は自由通路で結ばれている。
府中本町駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。みどりの窓口は2010年(平成22年)2月28日に営業を終了した。自動券売機、指定席券売機、自動改札機設置。売店等はない。両ホームとコンコースには飲料の自動販売機がある。
上りホームの横に大寒桜が並んで植わっている。見ごろは3月上旬、北口ロータリーの一見桜に見えるのはハナミズキであり、こちらの見ごろは4月下旬である(一部は一般的な桜のソメイヨシノ)。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■南武線 | 下り | 西国立・立川方面 |
2 | ■南武線 | 上り | 府中本町・登戸・川崎方面 |
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗車人員は9,914人である。近年の推移は下記の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
(注) |
---|---|---|
1992年 | 8,000 | [1] |
1993年 | 8,504 | [2] |
1994年 | 8,674 | [3] |
1995年 | 8,902 | [4] |
1996年 | 8,929 | [5] |
1997年 | 8,885 | [6] |
1998年 | 8,926 | [7] |
1999年 | 8,926 | [8] |
2000年 | 8,873 | [1] |
2001年 | 8,928 | [2] |
2002年 | 9,106 | [3] |
2003年 | 9,183 | [4] |
2004年 | 9,189 | [5] |
2005年 | 9,150 | [6] |
2006年 | 9,307 | [7] |
2007年 | 9,553 | [8] |
2008年 | 9,791 | [9] |
2009年 | 9,675 | [10] |
2010年 | 9,648 | [11] |
2011年 | 9,608 | [12] |
2012年 | 9,914 | [13] |
駅周辺[編集]
北口[編集]
駅北口はロータリーになっている。以前はタクシー乗り場と、国立駅行きのバス停のみがあったが、2007年(平成19年)10月16日より府中駅・聖蹟桜ヶ丘駅行バスが、2008年(平成20年)1月16日より夜行高速バスが乗り入れるようになった。
駅開設当時は谷保村(現:国立市)の中心をなす地域であった。大学通りの終点になっていて、ここから北に進むと起点である、JR東日本中央線国立駅の南口に出る。2008年現在では駅周辺や大学通り周辺には商店やマンションが目立つが、少し離れると戸建て中心の住宅地である。
駅周辺
- 東京都道146号国立停車場谷保線(大学通り・(俗称)天神道)
- JA東京みどり富士見台支店
- 都市再生機構富士見台第一団地
- 国立富士見台郵便局
- むっさ21(商店街)
- 谷保北口商店会
- ダイヤ街商店街
- グルメシティ国立店
- エコール辻 東京(辻調グループ校)
大学通り国立駅方面
- さくら通り
- 心身障害者福祉センター
- 東京都多摩障害者スポーツセンター - 北口から送迎バスが運行されている。
- 都立国立高校
- 都立第五商業高校(国立駅の方が近い)
- 一橋大学(国立駅の方が近い)
- 桐朋学園小学校(国立駅の方が近い)
- 桐朋中学校・高等学校(国立駅の方が近い)
矢川駅方面
南口[編集]
住宅地の中であり、かろうじて四輪車通行可能な道が通じているだけである。
- 谷保天満宮
- 東京都道256号八王子国立線(甲州街道)
- 国道20号(日野バイパス)
- 東京多摩青果市場(通常バス等利用)
- 中央自動車道国立府中インターチェンジ(通常バス等利用・西府駅の方が近い)
- 城山公園(通常バス等利用・西府駅の方が近い)
- 都立府中西高校(通常バス等利用・西府駅の方が近い)
バス路線[編集]
谷保駅 北口ロータリー西側階段付近
- 障害者スポーツセンター送迎(特定輸送・無料)
- [国12] 国立駅南口 行 (立川バス)
- 谷保駅 - 富士見台第一団地 - 桐朋 - 一橋大学 - 国立駅南口(平日・月曜 - 金曜の朝のみ運行)
- 夜行高速バス(JRバス関東・西日本JRバス)
- 青春中央エコドリーム、プレミアム中央ドリーム号、プレミアム中央エコドリーム号など(京都、大阪方面行)
- ※下り(関西方面)は乗車、上り(新宿行、東京行)は降車のみ。
- ※谷保駅では、乗車券の発売をしていない。
谷保駅
- 南行(ロータリーの関係で停車時のバスの向きは北である) - 北口ロータリー内西(矢川駅)側
- 北行 - 駅の西側を通る都道146号(天神道)上。踏切より北側に約80m。踏切の南側約100mには「谷保天神」バス停がある。バスを降車して谷保駅に向う場合はこちらが便利(通るバスは同じである)。
- [国17] [国18]国立駅 行
- 谷保 - 第一団地 - 桐朋学園 - 一橋大学 - 国立駅南口
- [国17] [国18]国立駅 行
(富士見台)第一団地 駅から大学通りを北に徒歩約3分。谷保駅・矢川駅方面行はバスベイに設置。国立駅行はその向い側少し先のファミレスの前。こちらの方が国立駅方面のバスの本数が多い。
- 国立駅方面
- [国10] [国11] [国12] [国41] 国立駅南口 行 (立川バス)
- 富士見台第一団地 - 桐朋 - 一橋大学 - 国立駅南口
- [国17] [国18]国立駅 行 (上記参照)
- [国10] [国11] [国12] [国41] 国立駅南口 行 (立川バス)
- 矢川駅方面
- [国10] 国立操車場 行 (立川バス)
- 富士見台第一団地 - 国立市役所入口 - 矢川駅 - 国立操車場
- [国11] 矢川駅 行 (立川バス)
- 富士見台第一団地 - 国立市役所入口 - 矢川駅
- [国41] 国立泉団地 行 (立川バス)
- 富士見台第一団地 - 国立市役所入口 - 矢川駅 - 国立泉団地
- [国10] 国立操車場 行 (立川バス)
- 谷保駅方面
- [国12][国17][国18] 上記停留所行、または経由につき省略。
駅名の由来[編集]
開業当時の地名(谷保村、現国立市)から。谷保とは「湿地帯の多い台地」を意味する言葉で、この近辺では稲作が盛んであった。鎌倉時代後期には既に「谷保郷」という地名があった事が判明している。
元々は「やぼ」と読まれていたが、南武鉄道が当駅を作る際に「やぼ」が「野暮」に聞こえるのを嫌って「やほ」と名付けたと言われ、その名が定着して今に至っている。