裸エプロン

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テンプレート:性的 裸エプロン(はだかエプロン)とは、一般的には全裸にエプロンのみを着用した状態を指す。これに過度に執着する場合、性的倒錯の一種に分類される性的嗜好に含まれる。

概要[編集]

全裸よりも、衣服または小さな布切れを一部着用している状態が興奮するという、性的嗜好の一つとして認識されている。日本では青年漫画や視聴年齢が高めのアニメーション作品において、「新婚・熱愛中のカップル」を示す記号的な要素として演出手法に取り入れられている。この為「男性の夢・憧れ」の一種として認識される傾向にある。1970年代青春映画ポルノ映画においては、ヌードよりも検閲が少なくエロティシズムを演出できる苦肉の策であったという側面もあった。近年では「男性が好むから」という理由が一般的な着用動機であるが、かつては下着を洗濯してしまって替えがない貧乏同棲カップルや、着替えも持たず貧乏学生のもとにやってきた押しかけ女房などがやむを得ず行なっていた。また、陵辱相手が人妻であることを手軽に示す記号としても用いられる。弓月光の漫画『みんなあげちゃう』では、ヒロインが初体験と同時に過剰な性行為をされた結果、痛くてパンツが履けないとして行っていた。

実際に行った場合、夏は快適かもしれないが、冬は台所の寒さに耐えられないのは明白である。また揚げ物などをした場合の油はねは非常に危険であるし、人の口に入るものを調理する場所で雑菌の繁殖しやすい部位を晒すことは、衛生面で問題がある。現在ではコスチュームプレイの一種と認識されることが多い。ヌーディストビーチバーベキューをする場合は、一時的に裸エプロン状態になることもあるが、その場合は性的嗜好とは言わない。

女性解放運動の象徴として、光文社女性週刊誌女性自身1973年5月5日号に紹介されているのは有名な話である。

コスチュームプレイ的な裸エプロン[編集]

メディアに用いられる裸エプロンは、視聴率稼ぎの演出という側面が強く、フェティッシュな嗜好とは齟齬が見られる。

フェティシズムとの関連[編集]

裸やむき出しのお尻が性行為を連想させるのは当然であるし、台所で調理をしている無防備な背中になんらかの欲求を感じるのはごく一般的な嗜好である。そのため裸エプロンを好む嗜好がそのままフェティシズム性的倒錯(パラフィリア)とはならない。裸にエプロンという格好には欲情するが、それを脱がせたとたんに性欲が減退する、通常の性行為には無関心、というくらいの性的逸脱があって初めて、性的倒錯であるフェティシズム、パラフィリアに分類可能といえる。

類似する嗜好[編集]

これらは全てフェティシズム的服装倒錯症に包括される。衣服の部位でフェティシズムが分けられるわけではなく、裸に一部衣類を残すという嗜好であることに変わりは無いからである。

関連項目[編集]