苗村神社西本殿(なむらじんじゃにしほんでん)は、滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸の国宝建造物である。
安和2年(969年)に大和国の吉野金峯山から国狭槌命を勧請して東本殿の西に造営された。現在の社殿は鎌倉時代後期の徳治3年(1308年)に造営された、三間社流造、向拝一間、檜皮葺で、滋賀県最古級のものであり国宝に指定されている。内部に社殿と同時期に作られた厨子が納められ附けたり指定されている。左右には十禅師社本殿と、八幡社本殿が鎮座している。