溝口大樹
溝口 大樹(みぞぐち だいき、1984年4月4日 - )は、福岡県北九州市出身の元プロ野球選手(投手)。
来歴・人物[編集]
北九州市立戸畑商業高では2年の夏からエースとして背番号1を付け、球速は140km/hを超えて県内屈指の速球投手と呼ばれた。同年の県大会ではベスト4まで進んだものの、本塁突入の際に捕手と激突して直後に降板し、チームも敗れている。その後1年間は毎日10kmの走り込みと筋力トレーニングを続けたが、3年の5月に過剰なアイシングで肩を痛めた。同年夏の県大会では他校に警戒され、5回戦で柳川高校にセーフティースクイズなどで揺さぶられ敗れている。故障の影響で4試合で27四死球を出したものの30奪三振を記録し、最速146km/hの速球も投げていた。
宇都格とともに同年のドラフト前には九州屈指の投手として注目され、腕の振りが柔らかく高橋尚成のようなタイプとして高い評価を得ていた。ドラフト会議でダイエーから4位指名を受け、契約金と年俸それぞれ4,000万円、600万円(いずれも推定)で入団している。
入団直後の2003年2月26日に田中直樹とともに門限を破って外出し、交通事故に巻き込まれて右足を負傷して2月28日に手術を受け、10日間入院している。これにともない、謹慎1週間と罰金10万円の処分を球団から受けた。この処分については精神的に応えたようで胃潰瘍を患ってしまった。さらに同年6月13日には寮から抜け出そうして2階から飛び降りて右足を骨折し、再び手術を受けている。この飛び降り事件については当人によればなぜ飛び降りたかが、記憶が定かでないという。背番号を変更された2005年は二軍戦でも防御率40.50と成績が低迷し、同年オフに戦力外通告を受けた。
元ホークス選手逮捕 銃刀法違反の疑い(2014年1月)[編集]
福岡県警直方署は23日、銃刀法違反の疑いで、元福岡ソフトバンクホークス選手の住所不定、無職、溝口大樹(29)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は23日午前9時15分ごろ、北九州市八幡西区のコインランドリー駐車場で、軽乗用車に積んだバッグの中に刃渡り16センチの包丁を入れていた疑い。直方署によると「自殺するために持っていた」と供述している。
福岡ソフトバンクホークスによると、溝口は2002年に同球団の前身のダイエーホークスに投手として入団。成績が振るわず、2005年に戦力外通告を受けて引退した。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
- 一軍公式戦出場なし
背番号[編集]
- 30 (2003年 - 2004年)
- 46 (2005年)