死神の谷
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死神の谷(しにがみのたに、原題: Der mude Tod)は、1923年に製作・公開されたドイツの映画である。上映時間:114分
原作及び監督はフリッツ・ラングである。当初の公開時は『死滅の谷』のタイトルであったが、DVD発売時に『死神の谷』に変更された。「疲れ切った死神」のう原題に、より近づけるための措置であった。
概要[編集]
とある時代のとある場所で・・・ 「美しい村に相思相愛の若い男女がいて、彼らが死神に出会う」 乗り合い馬車に若いカップルが乗っている。同乗者はガチョウをつれた老婆。 ガチョウに目隠しをしてキスするカップル。 途中で馬車を止める男がいた、死神である。 死神が乗る時に老婆は降りた。 男女は酒場の女将から振舞われた婚約者用のカップで葡萄酒を飲むと、 女は見知らぬ男の飲むカップが砂時計を「内包」していたことに気づく。 恋人(ワルター・ヤンセン)を置き去りにして店の奥へ入り、ひとしきり 子猫たちと戯れたあと酒場に戻る。すると恋人がいない。周囲の客に訊くと、 相席になった男と消えた、という。外に出て探し回る女性。男はいない。 亡霊が大勢出現し壁の中へと消えていく、その中に消えた彼がいる。 薬草を採取している老人、帰りがけに壁の前に倒れてる女を見つけて 介抱する。 薬草採取に長けた薬屋の老人が女を見つけ、自分の店に連れ帰り、滋養あ ふれる薬草茶で、彼女を賦活させようとする。薬屋が薬草茶を淹れる合間に、 若い女はソロモン書の一節を夢うつつで読む。
ソロモンの詩。8章6節 愛は死のように強く、 愛は炎を上げて燃える。
死神はそこでいう、運命の従うままにとはいえ、自分は人を死に導く のに疲れきっている、と。
配役[編集]
- The Caliph エドゥアルト・フォン・ヴィンターシュタイン
- Zobeide his sister リル・ダゴファー
- The Vicar Carl Ruckert
- The Notary マックス・アダルベルト
- The Doctor ヴィルヘルム・ディーゲルマン
- The Apothecary カール・プラーテン
- The Beggar ゲオルク・ヨーン
- The Mother グレーテ・ベルガー
- The Mayor Hans Sternberg
- The Tailor ヘルマン・ピヒャ
- The Grave Digger パウル・レーコッフ
- The Night Watchman マックス・フェイファー
- The Landlady リディア・ポテキナ
- Aisha his confidant Erika Unruh
- The Frank ワルター・ヤンセン
- The Dervisk ルドルフ・クライン・ロッゲ
- El Mot the Gardner ベルンハルト・ゲツケ
- Messer Girolamo ルドルフ・クライン・ロッゲ
- Monna Fiametta his fiance リル・ダゴファー
- Messer Giooanfrancesca ワルター・ヤンセン
- The Moor Lewis Brody
- The Governor Tshu Shuan Wang Earl Hussen
- Ahi a conjuror パウル・ビーンスフェルト
- Tiao Tsien リル・ダゴファー
- Liang ワルター・ヤンセン
- His Lordship's Archer ベルンハルト・ゲツケ
スタッフ =[編集]
- 監督:フリッツ・ラング
- 脚本:フリッツ・ラング、テア・フォン・ハルボウ
- 撮影:エリッヒ・ニチマン 、 ヘルマン・ザールフランク 、 フリッツ・アルノ・ワグナー
- 美術:ワルター・レーリッヒ 、 ヘルマン・ワルム 、 ロベルト・ヘルルト
- 照明:Robert Hegewald