機動戦士ガンダム00の登場人物

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登場人物・組織[編集]

この節では以降、アニメ版のファーストシーズンを『1st』、セカンドシーズンを『2nd』と記述する。劇中では物語の進行に伴い年単位の月日(1st終了時で約1年、2nd開始時でそれより4年)が経過しているが、特に断り書きがない場合は初登場時の年齢を記載する。

ソレスタルビーイング[編集]

西暦2100年頃に科学者イオリア・シュヘンベルグによって創設された私設武装組織。英字表記で”Celestal Being”すなわち「天上人」の名を持つ。世界に存在する全ての戦争を根絶することを目的としており、革新的な技術で作られた機動兵器ガンダムであらゆる紛争に武力介入することを宣言する。

構成員は守秘義務により互いの素性を秘匿しており、互いをコードネームで呼び合う(一般的にキャラクターの名称として扱われるのはこのコードネームのほうである)。また、構成員の中でも特にガンダムのパイロットは「ガンダムマイスター」と称される。この呼称は本作独自のもので他のガンダムシリーズにはない設定である。

2ndでは、プトレマイオスのクルーやマイスターは、色違いや多少の形の違いはあれど、統一されたデザインの制服を着用している。

プトレマイオスのガンダムマイスター[編集]

刹那・F・セイエイ(せつな・エフ・セイエイ、Setsuna F. Seiei)
- 宮野真守西墻由香(幼年期)
本作の主人公で、ガンダムエクシア及びダブルオーガンダムのマイスター。
本名はソラン・イブラヒム。内戦の続く中東の小国クルジス共和国で生まれ、幼年期を少年兵として過ごした。西暦2301年(作品開始時より6年前)、戦闘中に敵MSに追い詰められたところを飛来したOガンダムに救われ、これがCB参加のきっかけとなる。この時の経験からガンダムに対して信仰に近い感情を持ち、戦争根絶を体現する存在=ガンダムそのものになろうとしている。
非常に寡黙な性格で、当初は他者の干渉を拒み常に一定の距離を置いていた[1]。しかし、少年兵として自分を利用したサーシェスとの再会、母国を滅ぼした国の皇女マリナとの出会いを経て少しずつ変わっていき、また自分が理想とするガンダム像とは程遠いトリニティとの決別を機に仲間との絆を深めていく。国連軍との最終決戦ではアレハンドロと対決し勝利するも、グラハムと相討ちになり、エクシアと共に消息不明となる。
その後4年間は一人で世界を放浪し、国連の作る歪んだ平和に憤りを感じていたが、2ndでは再びCBに合流しダブルオーガンダムと共に戦う。
1st 年齢:16歳 身長:162cm 体重:49kg
2nd 年齢:21歳
ロックオン・ストラトス(Lockon Stratos)
声 - 三木眞一郎
ガンダムデュナメスのマイスター。本名ニール・ディランディ。その優れた狙撃能力を買われCBにスカウトされた。明るく陽気な青年だが、テロにより両親と妹を失った過去から、テロ行為に対して激しい憎悪を抱く。CBとして人を裁く代償に、世界の変革に成功した暁には自らも裁きを受ける覚悟を持つ。
年齢不詳のティエリアを除くガンダムマイスターの中では最年長で、リーダー的存在。暴走の多い刹那の制止やフォロー(貧乏くじ)を引き受けたり、ティエリアが精神的に脆いことに唯一気付くなど、苦労しつつも常に仲間を気にかけ、協調性に欠けるメンバー達をまとめ上げていった。
国連軍との戦闘の最中にティエリアを庇い利き目を負傷するも、周囲の制止を振り切って出撃。サーシェスとの死闘の末死亡。
ライルという名前の双子の弟がおり、2ndでは弟が「ロックオン・ストラトス」のコードネームを引き継ぎ、ケルディムガンダムのマイスターとなる。
1st 年齢:24歳 身長:185cm 体重:67kg
アレルヤ・ハプティズム(Allelujah Haptism)
声 - 吉野裕行城雅子(幼年期)
ガンダムキュリオス及びアリオスガンダムのマイスター。
戦災孤児。幼少期に人革連の「超人機関」で人体実験を受けていた過去を持ち、被検体E-57と呼ばれていた。その時に出逢った少女マリー・パーファシーから「神に感謝する言葉」を意味する「アレルヤ」という名前を授かる。その後、廃棄処分が決定した他の仲間と共に脱走した後、紆余曲折を経てCBに参加する。温厚で礼儀正しく、人命を奪うことには抵抗を感じている一方で、心の奥には人体実験の影響で誕生した「ハレルヤ」と呼ばれる粗野で好戦的なもう1つの人格が存在する[2]
超兵ソーマ・ピーリスの存在から、「超人機関」が存続していることを知り、自分のような存在をこれ以上生み出させないため、苦悩の末に同胞の子供達がいる研究施設を破壊するが、このことは超兵としての自分に肯定的な感情を持つピーリスとの確執を生む。
CBと国連軍の最終決戦では死闘の末、ハレルヤとの連携でピーリスとセルゲイを翻弄し死の淵まで追い詰めるが、セルゲイの身を呈した行動により僅かな隙を突かれてキュリオスは大破しハレルヤも消滅した。その際にピーリスが成長したマリーであることに気づく。その後キュリオスと共に国連軍に鹵獲され捕虜の身となり、尋問と拷問の繰り返しだった1年[3]を含めた4年間、不穏分子として収監施設に監禁されていたが、2ndで活動を再開した刹那たちによって救出されアリオスガンダムを受領。戦争を根絶すると共にマリーを奪還するための戦いに身を投じる。
左右の瞳の色が異なる。1stでは前髪で片目が隠れているが、どちらの人格が現われているかによって露出する瞳が異なるよう演出され、アレルヤは黒灰色の左目が、ハレルヤは金色の右目が露出し、同時に表出する最終決戦では前髪をかき上げたオールバックとなった。2ndでは両目が出る髪型に変更されている。
1st 年齢:19歳(後に20歳) 身長:186cm 体重:65kg
2nd 年齢:24歳
ティエリア・アーデ(Tieria Erde)
声 - 神谷浩史
ガンダムヴァーチェ、ガンダムナドレ、セラヴィーガンダムのマイスター。
中性的な美貌を持つ人物で、互いに経歴を秘匿しているCBメンバーの中でも際立って謎が多い。
当初はCBの理念よりも、CBを統轄するスーパーコンピュータ「ヴェーダ」の意思を至上のものとして行動しており、その意に反するものは、たとえ味方であっても一切容赦をしなかった。特に刹那とは当初険悪だったが、ヴェーダの意思がハッキングによって歪められていることを悟ってからは、共通の敵の出現や、マイスターらの過去を知る機会を通して、それらの悪感情は氷解していく。
精神的に脆い面があり、ヴェーダをアレハンドロとリボンズによって完全に掌握された際には激しく動揺した。その際に生じた自身のミスによってロックオン(ニール)が負傷した事を負い目に感じ、国連軍との最終決戦では彼の仇を討とうと奮戦する。他のマイスター同様機体は大破するが、搭載されているGNドライヴをCBに持ち帰った。
その後は半壊状態の組織再建に乗り出し、2ndではセラヴィーガンダムのマイスターとなる。ヴェーダの判断ではなく「自らの意思で戦う意味を模索する[1]」ようになり、仲間の意思を尊重し、時にはぎこちないながらも冗談を言うようになるなど、精神的には大きな変化を遂げた。
1st 年齢:不明(外見は16歳を想定して作成されている[4]) 身長:177cm 体重:59kg
2nd 年齢:不明

プトレマイオスクルー[編集]

スメラギ・李・ノリエガ( - リ - )
声 - 本名陽子
CBの戦闘母艦プトレマイオスの戦術予報士。艦長の肩書きは持たないが、実質上の艦のトップに立つ人物。
元はAEU軍の戦術予報士だったが、過去に参加した作戦で味方部隊と競合、同士討ちとなる戦術ミスを犯した際に恋人のエミリオ・リビシ[5]を失っている。この予報ミスによって恋人を失ったトラウマから逃れたいために飲酒を繰り返すようになる一方、二度とミスはしないという決意も固めている。プトレマイオスにおける作戦立案をほぼ一手に手掛ける有能なコマンダーだが、作戦中にも平気で飲酒しているところをクルーに注意されることも少なくない。
CBと国連軍との最終決戦を生き延びるものの、その後4年間は変わらない世界に失望し、旧友であるビリーの許で酒浸りの日々を送っていた。しかし刹那によって強引に連れ戻された際、仲間達からの懇願を受けて決意を新たにし、新母艦プトレマイオスIIに乗り再び戦いに身を投じる。
ビリーやマネキンら、彼女を昔から知るCB以外の人間からは「クジョウ」という名で呼ばれる。
1st 年齢:26歳
2nd 年齢:30歳
クリスティナ・シエラ
声 - 佐藤有世
プトレマイオス戦況オペレーター。愛称は「クリス」。その高度なプログラミング能力を買われ、CBにスカウトされた。気さくな性格で他のクルー達からの信頼も厚い。CBと国連軍との最終決戦で致命傷を負い死亡。
1st 年齢:22歳
フェルト・グレイス
声 - 高垣彩陽
プトレマイオス戦況オペレーター。クルーの中では最年少だが、豊富なメカ知識を持つ。外伝『00P』に登場する第2世代マイスターのルイードとマレーネの娘だが、2人がプルトーネの事故で死亡した事に関する詳細事項は知らされていない。
他者とのコミュニケーションを苦手とし、普段はあまり感情を表に出さないが、芯は強い。ロックオンの相棒であるハロがお気に入りで仲が良く、ロックオン(ニール)から本名や素性を明かされた事をきっかけに、彼に対しても淡い恋心を寄せていた。
1st 年齢:14歳
2nd 年齢:18歳
リヒテンダール・ツエーリ
声 - 我妻正崇
プトレマイオスの操舵士。愛称は「リヒティ」。陽気で調子のいい性格。クリスに好意を持つ。
技術者だった両親は太陽光発電紛争に巻き込まれなくなっており、彼自身も重傷を負い、失った体の大半を機械化する事で生命を補っている。CBと国連軍との最終決戦でクリスと共に死亡。
1st 年齢:21歳
ラッセ・アイオン
声 - 東地宏樹
プトレマイオスの砲撃士。がっしりした体格でやや皮肉屋な性格。GNアームズのロールアウト後はそのパイロットとして刹那とコンビを組むようになる。「CBは存在する事に意義がある」と考え、その言葉は刹那の心にも深く刻まれた。CBと国連軍との最終決戦にて負傷するも生還した。
イアン・ヴァスティ
声 - 梅津秀行
プトレマイオスのチーフメカニック。ガンダムの整備や新装備の開発を手掛ける。かつてはAEU軍所属の技術者であった過去を持つ。第2世代ガンダムマイスターとも知り合いであり、彼女達が現役だった15年前にスカウトされてCBの一員となった。
ガンダムの地球での任務の際は共に地上に降りることも多い。ロックオンからは「おやっさん」と呼ばれ親しまれている。
CBと国連軍との最終決戦で生き延び、2ndでは最古参のメンバーとして、ダブルオーガンダム等の新世代機の開発に携わっている。
ミレイナ・ヴァスティ
声 - 戸松遥
14歳。イアンの娘で、2ndからプトレマイオスIIの戦況オペレーターを務める。会話の時は「~です」や「~ですぅ」といった独特の語尾が特徴。
J・B・モレノ
声 - 四宮豪
プトレマイオスの軍医。かつては国境なき医師団に所属しており、イアンとは旧知の仲。第2世代機ガンダムプルトーネの事故を知る数少ない生き証人だったが、CBと国連軍との最終決戦で戦死。
『00P』ではプルトーネの事故で心身共に深い傷を負ったシャルの治療を担当していた。
ハロ(Haro[6]
声 - 小笠原亜里沙
CBに配備されている独立AIで、MSの操縦やハロ専用の整備機械によるメンテナンスのサポートを担当。機密保持のために人員を最小限に抑えているCBにとっては必要不可欠の存在となっている。
プトレマイオスには色違いの個体が複数おり、全機が「キョウダイ」として認識している。デュナメスにはオレンジのものが相棒として積み込まれており、精密射撃モード時の機動制御を代行している。

トリニティ[編集]

ガンダムスローネシリーズを擁するマイスター達。プトレマイオス及び前述するマイスター達とは行動を共にしておらず、チームトリニティとして独自の動きを見せる。ガンダムマイスターを幼少期より育て上げるために生まれて来た[7]子供達で、血は繋がっていないがお互いのことを兄弟と認識しており強い絆で結ばれている。

プトレマイオスのマイスター達による武力介入を手緩いものと批判しており、非戦闘員に対しても容赦のない武力介入を行うが、彼らはCBの計画に介入し悪用しようとする監視者、アレハンドロにより捨て駒として利用されているに過ぎなかった。そのことに気がつかないまま、過剰な武力介入を繰り返したためにプトレマイオスのマイスター達から決別され、その後国連軍結成を成功させたアレハンドロからも用済みと見なされ刺客を差し向けられる。

ヨハン・トリニティ
声 - 小西克幸
ガンダムスローネアインのガンダムマイスター、長男。冷静沈着な性格で、ミハエル、ネーナと共にに与えられた任務を忠実にこなしてゆく。
アレハンドロに利用されていることを知らず、戦争根絶のためと信じて過激な武力行使を続けるが、アレハンドロから抹殺指令を受けたサーシェスに撃たれ、負傷した身で戦うも撃墜される。
ミハエル・トリニティ
声 - 浪川大輔
ガンダムスローネツヴァイのガンダムマイスター、次男。短気かつ好戦的な性格。ネーナを溺愛している。
国連軍の追撃から逃れる途中、協力者と偽って現れたサーシェスに射殺された。 
ネーナ・トリニティ
声 - 釘宮理恵
ガンダムスローネドライのガンダムマイスター、末っ子。無邪気で明るい性格だが、本性は自分勝手かつ残虐で、気晴らしに民間人を攻撃、殺戮すると言う行動を平気で行う。プトレマイオス内にて単独行動を取りティエリアから不審がられる。
兄達と共にサーシェスに殺されかけるが、刹那とラッセに助けられスローネドライで離脱。その後王留美の元に保護され、2ndでは彼女に仕えている。
HARO(Haro[8]
声 - 小笠原亜里沙
トリニティに配備されている紫色のハロ[9]。全ハロ達の「オニイチャン」と言われている。デュナメスやケルディムに積み込まれているオレンジカラーのハロ同様、パイロットに代わってMSの操縦や専用の整備機械によるメンテナンスのサポートを担当する。プトレマイオスよりも人数が制限されたトリニティではエージェントからの連絡を取るなど、通信連絡員としての面を併せ持つ。
常にネーナと共に行動しており、後述のガンダムスローネドライを専属でサポートにあたっている。ニーナと共にサーシェスの手から逃れ、ソレスタルビーイング本体に合流・保護された。その後は他の兄弟と共にイアンの新型ガンダム開発のサポートに携わり、2ndではネーナのパートナーを再び担当する。

シークレットエージェント[編集]

王 留美(ワン・リューミン)
声 - 真堂圭
17歳。世界中の社交界で名を馳せるセレブ。各界の人脈を駆使した諜報活動や活動資金の調達、ガンダムマイスターへの任務伝達など、プトレマイオスの活動を影からサポートする。世界が変わりさえすれば良いと手段を厭わない面を持ち、トリニティとも接触を持った。ボディーガードとして常に紅龍(ホンロン、声 - 高橋研二)を同行させている。

創設者、監視者[編集]

イオリア・シュヘンベルグ
声 - 大塚周夫
CBの創設者。全世界のメディア当てに送られたビデオメッセージを通じ、CBの存在と、世界中の全戦争行為に対する武力介入を宣言する。太陽光エネルギー発電システムの基礎理論を提唱した稀代の天才科学者でもあるが、彼本人が活躍したのはメッセージの放送から200年以上も前の21世紀末期で、既にこの世の人物ではない。当時も公にその姿を見せたことはなかったという。
月面に隠されたヴェーダの中枢施設にてコールドスリープで眠り続けていたが、ヴェーダ本体を発見したアレハンドロにより身体を銃撃される。しかしイオリアはこのような事態になる可能性も予期していたため、システムにトラップを仕掛け、自身の計画が失敗した時のために用意していたビデオメッセージを通じて、CBのガンダムマイスター達に未来を託す。
アレハンドロ・コーナー
声 - 松本保典
ユニオンに属する国連大使。CBの監視者だが、イオリアの理念や刹那のガンダム信仰に対しては否定的な見解を持つ。人類を導くのはイオリアのような過去の人間ではなく、今を生きる人間であるという信念を持ち、自分こそがその役割に相応しいと考えている。
トリニティの黒幕であり、同じ監視者のラグナと共にガンダムスローネを開発。コーナー家の悲願でもある己の目的を実行に移すため、トリニティに過剰な武力介入を行わせて三大陣営の結束を促す一方、疲弊しきった三大陣営に対しては協力者を装い、ガンダムと同等の性能を持つ量産機GN-Xを譲渡。この自作自演によって三大陣営を国連軍結成へと導く。
用済みとなったラグナとトリニティにサーシェスを差し向けた後、月面施設にてリボンズと共にヴェーダを掌握するが、イオリアが仕掛けていたシステムトラップにより、ガンダムに搭載されていた秘密能力「トランザム」を起動させてしまう。CBと国連軍との最終決戦では自ら出撃し刹那を追い詰めるが、トランザムを起動したエクシアに敗北し死亡。最期の瞬間には、他者を欺き利用し続けた自分もまた、リボンズの捨て駒でしかなかったことを知る。
リボンズ・アルマーク
声 - 蒼月昇
アレハンドロと行動を共にしている謎の少年[10]。偶然出会ったと見せかけてCBとの接触を目論んでいたアレハンドロに協力し、自分の計画のために彼とトリニティを利用していた。
ラグナ・ハーヴェイ
声 - ふくまつ進紗
アレハンドロと同じCBの監視者。表向きはAEUにて、リニアトレイン事業の総裁を務めている。スローネ開発の協力やトリニティに直接指示をする事でCBの全権を手に入れようとしていたようだが、結局はアレハンドロに利用されていただけで、最後はアレハンドロの命令を受けたサーシェスに殺された。

ユニオン[編集]

アメリカを中心とした世界経済連合。正式名称は「太陽エネルギーと自由国家連合軍 (Union of Solar Energy and Free Nations)」。大統領を元首とする共和制。主にアメリカ州オセアニアの国々で構成されており、日本も「経済特区」(中国に実在するものとは別)としてこの傘下にある。

三大勢力では最も早く軌道エレベーター[11]の実用化に成功し、以後急速な発展を遂げる。また、世界の警察的な役割を担っていると自負している。

ユニオン軍[編集]

MS部隊MSWAD(エムスワッド)の精鋭により、対ガンダム調査隊(後に「オーバーフラッグス(第8独立航空戦術飛行隊)」として改編)が編成された。

グラハム・エーカー
声 - 中村悠一
MSWADに所属する中尉で最新鋭MSフラッグを操るトップファイターで、空中変形を伴う空戦機動(マニューバ)に「グラハム・スペシャル(正式名称「グラハム・マニューバ」)」と名前を残すほどの腕前。フラッグの機体性能テストに参加した際、誤って上官の乗った機体を破壊した事故から一部から『上官殺し』と噂されている。MS操縦技量は高く、オーバーフラッグでデュナメスやスローネアインを圧倒した。
AEUの新型機イナクトの公開演習を見学した際、突如上空より現れたエクシアを目撃し、その圧倒的戦闘力に強い興味を抱く。その後、エクシアとの交戦を果たした経験を買われ、新設された対ガンダム調査隊へと転属する。転属後は自身のフラッグを改造し、ガンダムとの戦いに挑み続ける。調査隊がオーバーフラッグスとして改編された後は、同部隊の隊長として上級大尉に昇進する。
トリニティとの戦闘でハワードが戦死した後、彼の墓前でフラッグでガンダムを倒す事を誓い、GNドライヴ[T]を積んだGNフラッグでエクシアと交戦した末相打ちとなる。
ビリー・カタギリ
声 - うえだゆうじ
茶髪のポニーテールに、眼鏡を掛けている長身の男。MSWADの技術顧問でフラッグの開発にも携わっている。グラハムとは公私共に親しい旧友同士で、共にAEU軍の公開演習でエクシアの性能を目の当たりにした後、対ガンダム調査隊に転属する。技術者としての能力は高くフラッグに短期間でGNドライヴ[T]を搭載させる快挙を成し遂げた。
しかし一方でエイフマンに一緒に師事したスメラギに好意を寄せており、三軍合同演習の作戦計画を「軍のシミュレートプラン」として情報を漏洩し、意見を聞かせてほしいとスメラギに迫るなど、知らなかったとは言え軍属としてあるまじき行動を見せることもあった。
2ndではスメラギを自分の部屋に居候させていたが、彼女を連れ戻しに来た刹那によって、スメラギがCBのメンバーであることを知り失望、MS開発主任としてアロウズへ転属する。
レイフ・エイフマン
声 - 土師孝也
世界に名を知られたユニオンの技術者。機械工学、材料工学など、あらゆる工業分野に精通しており、その見識の深さを見込まれて、対ガンダム調査隊に技術主任として招聘される。グラハムの依頼を受けてフラッグの強化改修を行った。ビリーとスメラギの恩師でもある。
GNドライヴの本質に迫ることで、イオリアの真の目的を突き止めようとした矢先、トリニティによるMSWAD本部襲撃を受け死亡。
ハワード・メイスン
声 - 高橋研二
グラハムの要請を受け対ガンダム調査隊に配属されたフラッグファイターで階級は准尉。オールバックヘアーに眼鏡姿が特徴。フラッグに強い愛着を持ち、フラッグファイターとしての誇りも高く、フラッグとガンダムの性能差を嘆くダリルに対して、フラッグファイターとしての矜恃を見せろと反発する一面もあった。トリニティによるMSWAD本部襲撃時の戦闘でミハエルのスローネツヴァイと交戦し戦死。誰よりもフラッグを愛していた彼の死が、グラハムが「フラッグで戦い続ける」事を決定付ける事となった。
ダリル・ダッジ
声 - 西凜太朗
ハワードと共に対ガンダム調査隊に配属されたフラッグファイターで階級は曹長(後に中尉)。赤いドレッドヘアーが特徴の黒人男性。フラッグの性能ではガンダムに太刀打ちできないと痛感しGN-Xに乗り換えるが、GN-Xに乗り換えた後もフラッグファイターとしての誇りを持ち続けていた。また、忠義に篤い一面もあり、上官であるグラハムを侮辱したジョシュアやパトリックに対して怒りをぶつけることもあった。国連軍に参加し、グラハム不在間の実質的な隊長代理として戦い続けるが、デュナメスに特攻し戦死。
ジョシュア・エドワーズ
声 - 金野潤
オーバーフラッグス編成時にアラスカから転属してきたフラッグファイターの一人で、階級は少尉。高度な空戦機動である空中変形をこなせる程の腕前だが、プライドが高く、着任当初から隊長であるグラハムに対して反抗的な態度を見せており、グラハムがフラッグのテストパイロットを務めていた当時の事故を掘り起こして「上官殺し」と嘲っていた。三軍合同演習時に功を焦って作戦計画を無視、デュナメスに対して単身特攻し肉薄するが、デュナメスの反撃により戦死。
ホーマー・カタギリ
声 - 大友龍三郎
ユニオン軍の高官で、ビリーの叔父。ビリーからの要請により、ユニオンに提供されたGN-Xに使用されるGNドライヴ[T]1機をグラハムのフラッグカスタムに転用するのを承知しつつ、「量産化に向けた調査・研究」の名目でビリーらに提供する[12]
2ndでは独立治安維持部隊「アロウズ」の司令を務めている。

アメリカ合衆国政府[編集]

大統領官邸はワシントンD.C.にある旧ホワイトハウスの敷地内にあり、同時にユニオン最高議会の議事堂としても機能している。

ブライアン・ステッグマイヤー
声 - 小室正幸
西暦2307年時点のアメリカ合衆国大統領。自国が他国の紛争介入を行うのは国民の安全と国益を確保するためで、決して慈善事業ではないと考えている。
デビット・カーネギー
声 - 麻生智久
大統領補佐官。CBに強い不信感と紛争介入への疑問を抱き、CBの正体が暴かれた時に彼らを裁くのは自分達の使命だと考えている。

経済特区・日本[編集]

ユニオンの傘下にある経済特区として発展し、また、人革連領にも近いことや「経済特区」としての地域特性もあり、人革連やAEUとの人的交流や企業誘致なども盛んに行われている。また、国内には在日ユニオン軍が駐留しているが、それとは別に日本国としての「国防軍」も編成されている。

沙慈・クロスロード(さじ - )
声 - 入野自由
本作のもうひとりの主人公[13]。日本の経済特区東京に在住する高校生。専攻は宇宙工学。CBの理念や行動に対しては懐疑的。両親は既に故人で、現在は絹江とマンションで2人暮らしをしている。偶然にも日本に潜入していた刹那と隣同士になるが、当時は彼がガンダムマイスターである事に気づくことは無かった。しばらくは平和な生活を送っていたが、ルイスがガンダムスローネによって親族と左腕を失った後に別れを切り出され、更に追い打ちをかけるように絹江を失ってしまった事で、全ての元凶であるガンダムとCBを憎む。
2ndでは夢を叶えて宇宙で働き始めるが、カタロンの構成員である同僚を庇ったために治安維持局に連行され、強制労働施設での虐殺の最中刹那と再会、その際に彼がマイスターであることを知る。その後CBに保護され、ルイスを傷つけたのがトリニティであることを知った後も、CBに対する辛辣な批判を続けるが、自分の態度が原因でカタロンの人々の生命を奪ってしまうという重い失敗を経験したことから、今後の決断を迫られることになる。
ルイス・ハレヴィ
声 - 斎藤千和
スペイン(AEU)からの海外留学生で沙慈のガールフレンド。専攻も同じ。家が金持ちで、その影響かわがままな性格をしており、度々沙慈を振り回している。また、沙慈に紹介される形で、刹那とも知り合う。
従兄弟の結婚式のために一時帰国するが、たまたま結婚式場上空を飛行していたネーナの気まぐれによる攻撃で親族を皆殺しにされ、自身も左手を失う。その後、見舞いに来た沙慈に「夢を叶えて欲しい」と告げ、プロポーズを断る。しばらくは彼とメールを続けていたようだが、2年後以降はメールの返事をしていない。
2ndでは髪を短くしアロウズのMSパイロット(階級は准尉)として登場。両親の命を奪ったガンダムに対して憎悪を燃やす。CBに関わることとなった沙慈とは、互いの存在に気がつかないままニアミスを繰り返す。
絹江・クロスロード(きぬえ - )
声 - 遠藤綾
沙慈の姉。報道機関JNNに勤務するジャーナリスト。彼女がJNNに入ったのはフリーのジャーナリストであった父の影響らしく、父は報道関係者の間ではその名を知らぬ者がいないほどの有名人だったらしい。沙慈がルイスと付き合っている事には、あまり好感を持てないでいた。
CBに強い興味を持ち、イオリアの経歴を追う事でCBの真相に迫ろうとする。その行動は非常に危ない橋渡りで、同僚からも心配されていたが、その忠告を聞き入れなかった。
新型のガンダムであるスローネに「ラグナ」が関わっているという情報を聞き独自に調査を重ねた結果、リニアトレイン公社総裁であるラグナを指すことを突き止めるも、門前払いを受けた為、ラグナと面会を終えたサーシェスに接触。しかし、最後はサーシェスに邪魔者と見なされ殺される。

AEU[編集]

EUを前身とする、ヨーロッパ中心の連合国家群。正式名称は「新ヨーロッパ共同体(Advanced European Union)」。軌道エレベーターの建設は遅れており、まだ本格稼働には至っていない[14]。元首は存在せず、各国代表による協議制のため意見が一致しないことが多く、他の超大国の中では政策などが遅れている。

パトリック・コーラサワー
声 - 浜田賢二
フランス軍のエースパイロット(自称、「AEUのエース」と名乗る)で、階級は少尉。腕は確かなのだが、自信過剰で喧嘩っ早い性格のため、軍上層部も手を焼く問題児でもある。2000回以上のスクランブルをこなし、模擬戦全勝の実績を買われて最新鋭MSイナクトのテストパイロットに抜擢されたが、イナクトのお披露目を兼ねた公開演習に突如乱入して来たエクシアに惨敗。プライドを粉々に砕かれ、「ガンダムによる最初の犠牲者」という不名誉な肩書きを得てからは、ガンダムに対して強いライバル意識を持つようになる。
何度戦ってもガンダムに撃墜されているが常に生還している。三国合同演習の際にはマネキンに一目惚れし、マネキンの指揮下に入ってからは、彼女の気を引こうとガンダムに戦いを挑むようになる。後にGN-Xのパイロットに選ばれた際には、ロックオン(ニール)の右目を負傷させるなど、ガンダムマイスターを幾度と無く追い詰める活躍をした。CBと国連軍との最終決戦ではナドレと相討ちになるも生還する。この対ガンダム戦でしぶとく生還したことがきっかけとなり、「不死身のコーラサワー」[15]と呼ばれるようになる。
カティ・マネキン
声 - 高山みなみ
AEU軍大佐でフィンランド人。パトリック直属の上司にあたる。過去にスメラギが恋人を失うきっかけになった同士討ち事件における、競合相手でもある。
1stでは戦術予報士出身のエリート士官として、AEU軍のMS隊作戦指揮官を務める。三国合同演習の集合時間に遅刻してきたパトリックを初対面で殴りつけた際、一目惚れされ、たびたびアプローチを掛けられることになる。
2ndにて、4年前の対ガンダム及びCB戦の経験を買われアロウズへ転属する。ガンダムに対する数度の交戦を通じて、CBの戦術とクジョウ(=スメラギ)の戦術が酷似していることに気づき始める。

人類革新連盟[編集]

中国ロシア[16]の旧共産圏インドなどを中心に国家主席を元首とした連合国家群。通称「人革連」。ユーラシア大陸の国々から形成される。

ユニオンに次いで軌道エレベーター[17]の実用化に成功したものの、技術面ではユニオン、AEUにやや遅れを取っている。そのため、超大国の中でもガンダムの鹵獲に力を注いでいる。

人革連軍の軍人は他国軍と異なり、敬礼時に掌を正面に向けるのが特徴。

セルゲイ・スミルノフ
声 - 石塚運昇
43歳。「ロシアの荒熊」の異名を持つ人革連軍MS部隊の指揮官兼パイロットで階級は中佐。左目に大きな傷跡を持つ歴戦の兵士で、対ガンダム専任の特務部隊「頂武(ちょうぶ)」の隊長を務める。風聞を信じず、自分で見聞きしたものしか信用しない主義。後にピーリスの保護役を受け持つこととなったが、彼女が戦闘に参加することや、超兵の存在についてはやや懐疑的。亡き妻との間にアンドレイという名の息子がいる。
実力は高く、ティエレンでエクシアを圧倒するほど。高い部隊指揮能力と戦術予報能力も持ち、ガンダムに比べはるかに性能に劣るティエレンのみの部隊でキュリオスを一時鹵獲してみせた。
2ndでは連邦軍大佐に昇進。身寄りのないピーリスを養女に迎えようとしており、アロウズに転属する彼女の身を案じている。
ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
声 - 小笠原亜里沙
18歳。人革連軍のMSパイロットで階級は少尉。「超人機関技術研究所」で遺伝子工学により生み出されたデザインベビーで、ナノマシンによって身体機能の強化・改造を施された超兵1号。研究所にいた頃はマリー・パーファシーという名前を持ち、記憶と名前を失っていたアレルヤに名前を授けたが、ソーマ・ピーリスを名乗っている現在は、当時の記憶を失っている。超兵である自分に誇りを持っており、超兵に対して異なる見解を持つアレルヤとは戦場で何度も対決する。沈着冷静で感情表現に乏しいが、CBと国連軍との最終決戦では戦う事よりもセルゲイの身を案じていた。
2ndでは連邦軍中尉となっていたが、CBの活動再開と同時期にアロウズへ転属する。非人道的な作戦を厭わぬアロウズの手口には嫌悪感を覚えつつも、超兵としての自覚から任務に従っている。

アザディスタン王国[編集]

中東にある新興国の1つ。化石燃料に依存して軌道エレベーター建設に参加しなかったため太陽光エネルギーの恩恵を受けることができず、また、国連決議によって化石燃料の輸出規制が課せられたため経済的に窮乏している(これはアザディスタンに限らず、中東産油国諸国全般が同じような状態にある)。また、国内では改革派と保守派が対立しており、王宮の近辺でもテロが日常的に起きている。6年前に隣国のクルジス共和国へ侵攻、併合している。2ndでは当初地球連邦非加盟国であり、連邦からの恩恵を受けられないために内情はさらに悪化していたが、更に皇女マリナが連邦保安局に逮捕され、彼女が不在の間、リボンズの意を受けたサーシェスの手によって国土を焦土化される。

マリナ・イスマイール
声 - 恒松あゆみ
24歳、中東の新興国アザディスタン王国の第1皇女。太陽光エネルギーを得られないだけでなく、化石燃料の輸出規制なども重なって困窮する祖国を立て直すために皇女となり、各国に援助を求め世界を飛び回っている。CBに対しては「戦争を戦争で解決させる」ものと否定的な見解を示している。
刹那とは数回の邂逅をしており、合同軍事演習の知らせを聞いたときや国連の掃討作戦でも刹那の身を案じている。CBと国連軍との最終決戦前に刹那は彼女に自分の想いを綴ったメールを送っており、刹那の想いを知り涙を流した。
2ndでは、かつて刹那に関わったことから連邦保安局に逮捕されるが、同じ施設に収容されていたアレルヤと共にCBに保護され、行動を共にすることとなる。
シーリン・バフティヤール
声 - 根谷美智子
27歳。マリナの側近でお目付け役も務める女性。政治的手腕は優れているが、アザディスタンでは女性が政治に関わることが許されていないため[1]、公に姿を見せることはない。
連邦設立後はマリナの元を離れ、2ndではカタロンの一員として登場する。
マスード・ラフマディ
声 - ふくまつ進紗
アザディスタンの宗教指導者で、「ラサー」、「カダフ師」とも呼ばれている。マリナが皇女に即位する前から知己の関係だが、国を復興させるために外国からの支援を望む改革派のマリナに対し「争いを起こさないためにも、変化を嫌う者達(保守派)の思いを受け止める存在が必要」だとして、マリナとは政治的に対立する立場にある。
サーシェスに拉致されたことで内戦誘発の危機を招いたが、刹那達によって救出された後、エクシアで王宮に送り届けられる。その後CBと国連軍の決戦から2312年までの間に死去した。

アロウズ[編集]

地球連邦が連邦平和維持軍とは別枠に編成した独立治安維持部隊。超法規的機関であり、反連邦分子と見なした者に対しては裁判所等の司法当局の許可を得ずに身柄拘束や取調べ、果ては射殺といった事を許可されるほど強大な権限を有する。アロウズの所属将兵はライトブルーを基調とする地球連邦軍の軍人達とは異なり、グリーンを基調とする制服を着用している。

ミスター・ブシドー
声 - 中村悠一
仮面で素顔を隠している謎のパイロット。単独行動を許可する特別な免許を与えられており、彼の制服は通常の制服と違い陣羽織をつけている。過去に刹那のガンダムと交戦した経験を持ち、刹那をライバル視している。
アーサー・グッドマン
声 - 江川央生
アロウズの高級幕僚で階級は准将。金髪で肥満体の中年男性。カティやリントに対し、再び介入行為を開始したCBに対する掃討作戦を命ずる。
アンドレイ・スミルノフ
声 - 白鳥哲
セルゲイ・スミルノフの息子でアロウズの将校。階級は少尉。父セルゲイに対し「母親を見殺しにした」と反目している。ルイスに一目惚れし好意を寄せる。
バラック・ジニン
声 - 稲田徹
MS部隊の小隊長(ルイスの上官)で階級は大尉。ルイスと共に活動を再開したCBのガンダムと交戦後、ルイスを含めた部下共々地上へと転属となる。過去に反連邦組織との戦闘で家族を失っており、アロウズには「統一世界発展の礎」となるために志願、非人道的な作戦も躊躇せずに遂行する覚悟を持っている。
アーバ・リント
声 - 矢尾一樹
アロウズの将校で階級は少佐。掃討作戦を得意としており、反連邦分子抹殺という目的のためには非人道的な手段も厭わない、冷酷かつ残忍な性格の持ち主。頭脳は優秀だが自分の作戦や才能に酔っている部分があり、予想外の事態には対処できない弱さも持つ。

カタロン[編集]

地球連邦やアロウズによる、連邦非加盟国や反連邦分子と見なされたものに対する苛烈な弾圧に対抗するべく設立された反連邦組織。各地に多くの構成員や支部を有しているが、保有している戦力は今や旧式機となった非太陽炉搭載型MSであるティエレンやユニオンリアルドといったものであり、2312年現在では決して潤沢な戦力とは言い難い。

クラウス・グラード
声 - 川島得愛
カタロン幹部で、中東支部のリーダーを務める。CBを連邦と戦う同志であると考えており、CBとリントとカティ率いるアロウズとの戦闘に介入し、CBの面々を自らの拠点である中等支部の基地へと招く。カタロン構成員の「ジーン1」ことライル・ディランディがCBに参加する事についても賛成していた。

その他[編集]

アリー・アル・サーシェス
声 - 藤原啓治
35歳。モラリア共和国[18]民間軍事会社(PMC)に所属する傭兵。豪放だが金に煩い男で、ボサボサに伸ばした髪と髭面と紺色の刺青と言うワイルドな外見が特徴[19]。根っからの戦争屋で、信念や理想にはまるで興味を持たず、自身の事を「戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に殉じて生きる、最低最悪の人間」と表現している。MS操縦技量及び対人戦闘能力は高い。
6年前のクルジス紛争では、テロ組織「KPSA」のリーダーを務め、「神」の名の下に刹那達クルジスの少年兵を糾合し戦闘技術を叩き込んだ。また、ロックオン(ニール、ライル)の家族を奪ったテロの首謀者でもある。
「ゲイリー・ビアッジ」の別名でAEUの外人部隊に少尉待遇の軍籍を持っており、ラグナを始末した後、軍籍を利用して鹵獲したスローネツヴァイと共に国連軍に参加。ロックオン(ニール)との戦いでデュナメスを撃墜するも、GNアームズからのニールの射撃に巻き込まれ機体は大破。しかし何とか生還する。
2ndではリボンズ配下の私兵となっており、彼から「人間の域を越えている」と評されている。リボンズの作戦を受けアルケーガンダムを駆り、マリナ不在のアザディスタンを焼き払った。
リジェネ・レジェッタ
声 - 朴路美
ティエリアと同じ顔[1]を持つ人物でイノベイター。
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  2. プラモデル「HGガンダムキュリオス」の組立説明書より。
  3. 小説版第3巻より。
  4. プラモデル「HGガンダムヴァーチェ」の組立説明書。
  5. エミリオのフルネームは小説版より。
  6. BANDAI HOBBY SITE バンダイホビーサイト マスコットロボハロより。2008年8月10日閲覧。
  7. 公式ファイルより。
  8. BANDAI HOBBY SITE バンダイホビーサイト マスコットロボハロより。2008年8月10日閲覧。
  9. 『機動戦士ガンダム00F』(著・ときた洸一)、『機動戦士ガンダム00ワールドレポート』(ともに角川書店)など、公式ではトリニティの「ハロ」はアルファベット表記。
  10. 公式HPより。
  11. 「タワー」という名称で南アメリカアマゾン川上流域に設置されている。
  12. 小説版3巻「フォーリンエンジェルス」より
  13. ニュータイプ9月号の監督のインタビューより
  14. 「ラ・トゥール」という名称でアフリカヴィクトリア湖西方に建設中。一応エネルギー供給は開始されているものの、リニアトレインなどの周辺施設はまだ完成していない。また、条約に反して規定以上の軍(ヘリオン部隊)を秘密裏に駐留させていたことがエクシアによって暴露された。
  15. 初出は外伝「00V」より。
  16. ヨーロッパ部分は「モスクワ」として独立し、AEUに加盟している。
  17. 「天柱」という名称でソロモン諸島北方の海上に設置されている。
  18. 南ヨーロッパの1国家。首都はリベール。傭兵を含む多種多様な軍需産業により経済が成り立っている。
  19. 外人部隊に潜り込む為、ある時期を境に顎鬚を剃り頭髪を整え正装した姿で登場している