構造と力とは浅田彰が中央公論や現代思想等に連載した論考をまとめた本。1983年に勁草書房から刊行された。デリダやフーコーのテクストを参照した難解な内容にも拘らず、ベストセラーとなる。
プレモダン、モダン、ポストモダンを、チャート式と呼ばれる手法で鮮やかに図解している。
近代のモデルとして、クラインの壺モデルを導入している。クラインの壷モデルについては、山形浩生からの批判がある。
ソシュールの構造主義を踏まえ、王やゼロ記号、国家の分析も含んでおり、「二つの教室」という独自のメタファーを紹介。
AA現象と呼ばれるブームが起きた。