快楽の罠

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快楽の罠』(かいらくのわな)は「薔薇族1984年1月号(1983年発行)に掲載された山川純一の一話完結の漫画である。なお本作品は単行本に収録されていない。


注意以降に核心部分が記述されています。

あらすじ[編集]

とある会社に勤める高杉は上司より取引先の社長の売春相手になることを命じられる。会社の利益のためにという理由で一度だけ引き受けた売春も今では恒久的に扱われ不満に思う高杉は、自分を利用する会社と上司を見返す事を決意する。取引先の社長宅にて、社長の昔話を聞く高杉はその中で、社長が高血圧であること、そして三千万円程あろうかという大金を所持していることを知る。シャワーを浴びる高杉は高血圧の社長を興奮させて死亡させた後、現金を奪おうと企む。その時社長も風呂に入りに現れ、高杉は今すぐにでもホモ・セックスをしようと社長を誘い、ベッドに移り二人はホモ・セックスを始める。興奮していく社長の姿を見て、もっと興奮して死んでしまえと不敵な笑みを見せるが、その瞬間、一瞬の苦しみと痙攣が起き、意識を失ってしまう。その後絶頂に達した社長が高杉に声をかけると、既に高杉は死亡していた。高杉は社長を腹上死させるどころか、自分が体力負けして死んでしまうこと、そして奪おうとしていた三千万円がおもちゃの紙幣で合ったことを情けなく、そして無様な死に方が自分の運命だったのかと嘆いた。

登場人物[編集]

高杉
架空の会社「芸通企画」に勤務する男性でこの作品の主人公。山川純一の作品では珍しい同性愛者では無い主人公。一度だけという約束の上で、男相手の売春をするが、それ以降何度も売春をさせられることに嫌気がさしている。社長の売春の相手をする際に腹上死させ三千万円を奪おうとしたが、逆に腹上死してしまい、死亡した後に自分の運命を嘆く。
有名おもちゃメーカーの社長
高杉の売春相手。かつて恋人の男性が一夜を過ごした後に、特攻隊に出撃したことで失っている。高血圧で薬を服用している。

関連項目[編集]