十刹

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十刹(じっせつ、じっさつ)とは、五山制度に基づく寺格の一つである。五山の下・諸山の上。

概要[編集]

元来は南宋寧宗インドの5精舎10塔所の故事に倣って「五山」とともに「十刹」を定めて保護を与えたのが由来と言われている。

日本では、建武の新政の段階で既に南禅寺浄妙寺(両寺は後に五山に昇格)・万寿寺が「十刹」に指定されていたことが明らかとされており、「十刹」成立を鎌倉時代末期とするのが通説とされている。

室町幕府によって「天下十刹」が定められたものの、その時々に応じて入る寺院や順位などが変動した。そこで至徳3年7月10日1386年)に五山制度の改革にあわせて十刹制度の改革を行って、「京都十刹」と「関東十刹(鎌倉十刹)」に分けられて京都関東鎌倉以外の寺院も含む)がそれぞれ10ヶ寺ずつ定められた。だが、地方の寺院は「天下十刹」に入っていたものでも結果的にその資格を取り上げられたためにこれに強く反発し、後に枠外として「十刹」に追加される寺院も現れた。そのため、明応元年(1490年)には46、更に後には60ヶ寺まで増加することになった。

天下十刹[編集]

暦応年間[編集]

その後に追加された寺[編集]

京都十刹[編集]

関東十刹[編集]

トイレで女性の体触る、25歳修行僧を逮捕。修行僧から破戒僧への大脱線[編集]

繁華街で知り合った女性(20)の体を触ったとして、京都府警中京署は2012年7月6日、強制わいせつの疑いで、京都市北区の臨済宗大徳寺竜翔寺の修行僧、渡辺俊邦(25)を逮捕した。

逮捕容疑は5月31日午前4時15分ごろ、京都市中京区の公衆トイレで、大津市の女性の胸や尻を触った疑い。渡辺は「酒に酔っていた」と容疑を認めている。

中京署によると、渡辺は同じ修行僧仲間と2人で市内の路上で声をかけて、知り合った女性2人と飲食店で酒を飲んだ。帰宅途中、女性の1人が公衆トイレに入ったところ、後を追うように渡辺もトイレに侵入。中に入るなり、女性の胸や尻を服の上からまさぐった。

女性が抵抗すると渡辺は現場から逃走。女性はそのまま近くの交番に行き、被害にあったことを届け出た。携帯電話の番号を交換していたことなどから渡辺容疑者が浮上した。

竜翔寺によると、同寺は大徳寺の修行専門道場で、修行は365日、24時間にわたって行われている。渡辺らは、寺を抜け出して酒を飲みに行ったとみられている。

参考文献[編集]

玉村竹二 『扶桑五山記』- 鎌倉市教育委員会(1963)