ロッセン・ミラノフ

ロッセン・イヴァノフ・ミラノフ（ブルガリア語：Росен Иванов Мила̀нов；ラテン文字転写例: Rossen Ivanov Milanov, 1965年1月13日 - ）は、ブルガリア出身の指揮者。

ソフィアの出身。ブルガリア国営放送の少年合唱団に参加して音楽の素養を身に着け、義務教育終了後はリュボミール・ピプコフ音楽学校でオーボエを専攻し、ゲオルギ・ジェリャゾフに師事。その後、パンチョ・ヴラディゲロフ音楽院に進学してヴァシル・カザンジェフに指揮法を学び、アメリカに留学した。アメリカではデュケイン大学でオーボエの腕を磨き、1992年にオーボエ演奏の修士号を取得。さらにカーティス音楽院やジュリアード音楽院に行き、オットー＝ヴェルナー・ミュラーやロビン・フンテンに指揮法を師事した。1994年から1997年までジュリアード音楽院のオーケストラを指揮し、1997年から2001年まではシカゴ青少年交響楽団を指揮した。また、1997年にはソフィア新交響楽団の創設者に名を連ね、2013年まで同楽団の音楽監督を務めた。2000年からフィラデルフィア管弦楽団の補助指揮者を兼任し、2004年から2011年まで同団の副指揮者であった。さらに、2003年から2008年までブルガリア国立放送交響楽団の首席指揮者も兼務。2012年から2019年までアストゥリアス交響楽団の首席指揮者。2015年からシャトークア交響楽団の音楽監督とコロンバス交響楽団の首席指揮者を兼任。