リヤ・ペトロヴァ

リヤ・ペトロヴァ（ブルガリア語：Лия Петрова；ラテン文字転写例: Liya Petrova, 1990年6月4日 - ）は、ブルガリアのヴァイオリン奏者。

ソフィアの出身。４歳からヴァイオリンを始め、５歳までスネジカ・パンチェヴァにヴァイオリンの手解きを受けた。その後は、ピプコフ国立音楽学校でエヴェリナ・アラバジエヴァにヴァイオリンを師事。６歳でソフィア・ゾリスデンと共演。８歳でモーツァルト・メダルを授与され、ユネスコ最年少アーティストとなった。1998年にドブリチで開催されたヤング・アーティスト国際フェスティヴァルのコンクールで優勝している。1999年にはヤロスラフ・コチアン国際ヴァイオリン・コンクールに出場して２位入賞。2000年にはブルガリア政府主催の若き音楽的才能のためのコンクールで優勝。2001年にはクロスター・シェーンタール国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、同年よりロストック音楽・演劇大学でペトル・ムンテアヌの薫陶を受けた。2002年にはタリンで開催された国際ヴァイオリン・コンクールで優勝している。2004年にはパンチョ・ヴラディゲロフの名前を冠したブルガリア国内のコンクールで特別賞を獲得し、ルイ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールで２位入賞、ブルガリアのルセで開催されたEUの文化委員会主催のコンクールで優勝している。2011年から2015年までエリザベート王妃音楽大学でオーギュスタン・デュメイに師事してアーティスト・ディプロマを取得。並行して2014年から2016年までベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に通ってアンティエ・ヴァイトハースの指導を受け、学士号を取得。ヴァイトハースとの関係は2018年まで続いた。また、2015年から2018年までルノー・カピュソンの指導も受けている。さらに2016年から2018年までローザンヌ高等音楽院に通い、修士号も取得している。2012年と2019年にエリザベート王妃国際音楽コンクールに挑戦したものの、どちらでもファイナリストに残ることは出来なかったが、2013年のティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで２位入賞、2016年のカール・ニールセン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝している。2014年に初来日。