マリア・キアーラ

マリア・キアーラ（Maria Chiara, 1939年11月24日 - ）は、イタリアのソプラノ歌手。

オデルツォにてマリア＝リタ・キアーラ(Maria-Rita Chiara)として生まれる。1960年から1965年までヴェネツィア音楽院でアントニオ・カッシネッリに声楽を師事。またトリノでマリア・カルボーンにも声楽を学んだ。1965年にドゥカーレ宮殿に於いてジュゼッペ・ヴェルディの《オテロ》が上演された際にデスデモナ役で参加して初舞台を踏み、その年のうちにローマ歌劇場に登場するようになった。1967年にジャコモ・プッチーニの《ラ・ボエーム》のミミ役でナポリのサン・カルロ劇場に初登場。1968年にはコヴェントガーデン王立歌劇場でのヴェルディの《椿姫》の上演でヴィオレッタ役として参加。1969年にはアレーナ・ディ・ヴェローナでプッチーニの《トゥーランドット》のリュー役を歌って好評を博した。1972年にミラノ・スカラ座、1974年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場に登場してオペラ歌手としての名声を確立した。