オフロードダンプトラック

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オフロードダンプトラック(off-road dump truck)は、超大型のダンプトラックの総称である。

概要[編集]

「マンモスダンプ」とも。一般公道を走行せず、専らダム建設等の大規模土木工事現場内や鉱山などの作業用として用いる。積載量は20トンから300トンを超えるものもある。ホイールベースが短く、タイヤ径も非常に大きい。

なお、「ダンプトラック」という用語はマイニング業界およびメーカーの間では一般的ではない。この種のオフロード車両は米国では「ホウルトラック」(haul truck)、また欧州では「ダンパー」(dumper)と呼び、一般道路を走行する「ダンプトラック」とは明確に区別している。

業界最大のオフロードダンプトラックとしては、「リープヘルT282B」(ドイツ)や「ビサイラスMT6300AC」および「キャタピラー797F」(アメリカ)があり、それらの最大積載量は400米トン(363トン)である。これらの鉱山用超大型ダンプトラックの多くは、内蔵するディーゼルエンジンで発電し、車軸に内蔵した直流モータあるいは交流モータを駆動させるディーゼル・エレクトリック駆動方式を採用している。「キャタピラー・797」は例外で、一般車両と同じメカニカルトランスミッションを採用している。

上記以外にオフロードダンプトラックを製作するメーカーとしては、日本の小松製作所日立建機ボルボ建設機械、ベラーズ(BeLAZ:Belarusian Autoworks、ベラルーシ)、DACRomanグループ、ルーマニア)などがある。

関連項目[編集]