オノノクス
オノノクスは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種のポケモン(架空の生物)のうちの一種である。
特徴[編集]
2足歩行の怪獣型のポケモン。キバゴが2段階進化したポケモンで、オノンドの進化形。緑がかった黄色と灰色の体色ででウルトラ怪獣のレッドキングによく似たシルエットを持つ。オノンドの頃から顔の側面にある斧状の牙は更に大型化し、頭部自体が巨大な両刃斧のような形となり、牙は鋼鉄も切断するほどの強度と鋭さがある。巨大な体格と威圧的なフォルムとは裏腹に、普段は心優しいポケモンであるが、仲間を傷つける敵に対しては容赦はしない面も持つ。
『ブラック・ホワイト』の開発最初期にデザインされたポケモンの一体で、「かっこよくて恐竜のようなポケモン」というオーダーでデザインされた。キバゴとオノンドはオノノクスから逆算される形でデザインされた。なお、デザインの担当者はダルマッカやプルリル、マッギョなどと同一である[1]。
ゲームでのオノノクス[編集]
オノンドをレベル48まで育て進化させる事で入手できる、シリーズ初のドラゴンタイプのみの最終進化形である。『ブラック・ホワイト』では野生としては出現しない。
「こうげき」が非常に高く、伝説のポケモンであるゼクロムやグラードンに匹敵するほどである。「ぼうぎょ」や「すばやさ」も高めだが、他の能力は平均かやや低めとなっている。
レベルアップでドラゴンタイプの技を多数覚え、『ブラック・ホワイト』から登場する技の「ダブルチョップ」や「ドラゴンテール」も自力で習得できる。わざマシンでは、「シザークロス」や「どくづき」など他のドラゴンタイプが使えない技をいくつか覚えれられる反面、「かえんほうしゃ」など他のドラゴンの多くが覚えるものが使えない。
ストーリー中においては、ソウリュウシティのジムリーダー(『ブラック』ではシャガ、『ホワイト』ではアイリス)が切り札として使用し(本来の進化レベルに達していないレベル43)、エンディング後においてはライバルのチェレンも使用する。またバトルサブウェイにおいては、サブウェイマスターのノボリとクダリがスーパートレインで使用してくる。
『ブラック2・ホワイト2』ではチャンピオンになったアイリスが切り札として使用。自然保護区では野生で出現し、奥では色違いの黒いオノノクスがレベル60で出現する。自然保護区には、イッシュ図鑑(bw2)のポケモンを全て見つけて、アララギ博士から許可証をもらう必要がある。
アニメでのオノノクス[編集]
『ベストウイッシュ』のOPに登場。本編では6話でアイリスのキバゴの夢の中で初登場。キバゴがムシャーナが放つピンク色の光を浴びたことで眠ってしまい、マコモ博士のムンナに助けられる際に夢がサトシたちに見えるように顕現した。このときキバゴは自分が進化する夢を見ていたようで、夢の中でオノンド、オノノクスへと進化している。
BW33話ではシャガの手持ちとして登場。圧倒的なレベルの差を見せつけ、アイリスのドリュウズに勝利している。
脚注[編集]
- ↑ 『ニンテンドードリーム』2011年4月号(NO.204)掲載のインタビュー記事より。