アースレッド

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アースレッドとは、アース製薬が製造販売しているゴキブリダニ燻蒸燻煙式殺虫剤。

概要[編集]

アースノーマットゴキブリホイホイと並びアース製薬を代表する製品となっている。競合製品の『バルサン』(ライオン)と共にゴキブリ・ダニなどの害虫を退治する医薬品の燻蒸・燻煙式殺虫剤としては一般的な商品である。また、ボタンを押して起動する『アースレッドノンスモーク』なども存在する。加熱蒸散に使用する水は、アースレッド本体(外容器)に水位線が印刷されているので、その線まで水を入れて計量する方式であるが、この方式はアースレッドのみの方式で、同じ加熱蒸散システムを使う「虫コロリ一撃必殺」や「ネズミ一発退場」では、あらかじめ計量された水が袋に入った状態で販売される。

概略[編集]

  • 1978年 - 販売開始。
  • 1988年 - 『アースレッド』から『アースレッドW(ダブル)』へ改良。メトキサジアゾンとベルメトリンを採用。
  • 1994年 - 『ダニアースレッド』発売。
  • 1999年 - 水を使わずに全量噴射式エアゾールを採用された『アースレッドノンスモーク』発売。
  • 2007年 - 『アースレッドプロ』発売。
  • 2008年 - 『アースレッドSW』発売。

製品ラインナップ[編集]

加熱蒸散燻煙式殺虫剤(水を使うもの)
  • アースレッドW - 水を使うタイプの基本。容器の色は赤で、文字は白。
  • アースレッドSW - 使用後の刺激感が、アースレッドWより少ないタイプ。容器の色は赤で、文字は水色。
  • アースレッドプロ - アースレッドの中で、最も効き目が強いタイプ。アースレッドの有効成分に加え、プロポクスル(カーバメイト系)を配合。容器の色は赤と金。
  • ゴキアースレッド - ゴキブリ駆除に特化したタイプで、刺激は少なめ。薬剤抵抗性のゴキブリや、チャバネゴキブリにも有効。容器の色は緑。
  • ダニアースレッド - ダニやノミの駆除に特化したタイプ。アミドフルメト・フェノトリン・メトキサジアゾンのトリプル処方で、あらゆる室内に生息するダニに効果的。容器の色は黄色。
全量噴射式エアゾール(ペダルを踏んで始動するもの)
  • アースレッドノンスモーク霧タイプ - ゴキブリをはじめ、ダニやノミなどに有効な、総合害虫駆除剤。有効成分の残効性に優れ、隣からのゴキブリの侵入を防ぐ。缶の色は青。
  • アースレッドノンスモーク霧タイプ ダニ・ノミ用 - ダニアースレッドと同じトリプル処方を採用。噴射口を複数設けた三方広角ノズルを採用し、部屋の隅々まで薬剤が行き渡る。缶の色は黄色。

適用畳数による製品ラインナップ[編集]

  • 6~8畳 - 全てのアースレッドシリーズ
  • 9~12畳 - 全てのアースレッドノンスモーク霧タイプ
  • 12~16畳 - 全てのアースレッドシリーズ
  • 18~24畳 - アースレッドW、ゴキアースレッド、ダニアースレッド
  • 30~40畳 - アースレッドW、ゴキアースレッド、ダニアースレッド

注意点[編集]

  • 発生する煙から、火事と誤認されることがあるので、説明書には「近所に伝言しておくこと」とある。
  • かつて、サッカー観戦時に発煙(炎)筒代わりに利用したサポーターがいたが、発煙筒同様、競技場内への持ち込みは原則禁止されている。
  • 用法として、特に効果的なのはゴキブリ等が活動的になる夜間に使用することである。また、卵状態のゴキブリへの効きが弱いため、2~3週間ほど経ってから再度使用すると一層の駆除効果がある。マンション等の集合住宅の場合、『アースレッド』を焚いていない隣室に逃げてしまって効果が薄まることも多い。
  • 燻蒸・燻煙式であるため、クモゲジなど、生きた害虫を積極的に捕食する肉食性の益虫までも駆除してしまい、結果的に将来の害虫繁殖を促進してしまうケースがある(リサージェンス)。
  • アースレッドと名の付く全ての商品は、第2類医薬品として厚生労働省より承認されているため、コンビニやスーパーでは販売できない。
  • アースレッドプロの場合、使用直後にかなり強烈な刺激があるため、喚起時に特に注意すべきである

CM出演[編集]

関連項目[編集]

  • バルサン - ライオンが製造・販売している燻蒸燻煙式殺虫剤。
  • 虫コロリ一撃必殺 - アースレッドと同じ加熱蒸散システムを使用した、不快害虫向けの殺虫剤。
  • 虫コロリアースノンスモーク霧タイプ - アースレッドノンスモーク霧タイプと同じシステムの、不快害虫向けの殺虫剤。
  • ネズミ一発退場 - アースレッドと同じ加熱蒸散システムを使用した、ネズミ忌避剤。

外部リンク[編集]