アフタヌーンドレス
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アフタヌーンドレス(英:Afternoon dress)は、女性の昼間の礼装。日中の集会、式典、食事会などで着用される、
概要[編集]
女性の昼間の正装とされ、男性のモーニングコートやフロックコートと対をなす。
アフタヌーン(午後)のドレスといっても、現代では午前中の行事から着られる。アフタヌーン(午後)ドレスと呼ばれるのは、19世紀の欧米の上流白人婦人が、午前中に家事(実質的な家事は雇い人が行うので、その指示)を行い、午後から社交行事のため外出に着たドレスからきた言葉だからである。
ワンピース型の衣服で、スカート丈はくるぶしまでの総丈か、それ以上の長さである。装飾性が高いドレスの場合は裾を床に長く引くこともある。夜間に着られるイブニングドレスとは対照的に、七部袖以上の長い袖を持ち、襟ぐりも浅く、肌が露出しないようになっている。
襟元が詰まって立ち襟になったものは「ローブ・モンタント」と呼ばれ(ローブ・デコルテに対する言葉)、現在の日本では皇居での行事(新年一般参賀、講書始の儀、歌会始の儀、皇室慶事(成年式・結婚式)の昼の宴)で見られる。形が似ている襟が詰まり長袖のイブニングドレスとの違いは、招待された側が帽子有りならローブ・モンタント、帽子無しなら長袖のイブニングドレス、同伴の男性がモーニングコートなどの昼用ならローブ・モンタント、タキシードなどの夜用ならイブニングドレスと区別できる。
素材は無地の淡い色で光沢の無いもの、透けないものが用いられ、装飾品も真珠などあまり光沢の無いものを用いる。帽子が着用されることも多い。
略式ではスカート丈を膝丈程度にしたり、ツーピース型の衣服やレディーススーツが着用されることもある。またイブニングドレスの上にボレロなどの上着をはおって代替とすることもある。
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