竹林七賢

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竹林七賢(ちくりんしちけん)は文学を愛し、酒や囲碁や琴・琵琶を好み、世を白眼視して竹林の下に集まり、清談を楽しんだ7人の文人である。

概要

の政権交替期の権謀術数に満ちた政治や社会、形式的に陥った儒教を批判し、偽善的な規則の外に身を置き、老荘思想を重視した。国難を避け、竹林に集まり、清談を事とした七人の隠士である。『世説新語』に奇行が記録される。中国人の生き方の理想像となった。

康所与交者、惟陳留阮籍、河内山涛、河東向秀、沛国劉伶、籍兄子咸、瑯琊王戎、遂為竹林之遊、世所謂竹林之七賢也。(晋書稽康伝)

メンバー

阮籍

山濤

山濤はのちに出仕し、能吏の評判を高めた。山涛は後に竹林を出で、後晋の武帝に仕へて吏部尚書となり、選挙の事に与り、所謂山公啓事を遺した。

画題

竹林七賢を画いた作品

  • 狩野元信筆  商山四皓竹林七賢図屏風 東京国立博物館[1]
  • 同      京都片山儀兵衛氏蔵
  • 同      京都聚光院所蔵
  • 雪舟筆    紙本墨画竹林七賢図[2]
  • 雪村筆    原富太郎氏蔵
  • 同      牧野子爵家蔵
  • 狩野松栄筆  小笠原伯爵家蔵
  • 狩野探幽筆  鍋倉直氏蔵
  • 円山応挙筆  讃岐金比羅宮蔵

  1. 商山四皓竹林七賢図屏風文化財オンライン
  2. 紙本墨画竹林七賢図<文化財オンライン