そごう横浜店
そごう横浜店(そごうよこはまてん、通称「横浜そごう」)は、神奈川県横浜市西区にある日本の百貨店。オープン時のキャッチフレーズは「横浜が生んだ、世界最大級の百貨店」。
概説
横浜新都市センターが運営する横浜新都市ビルのキーテナントとして、1985年9月30日に開業。開業当時は東洋一の売場面積を誇った。横浜駅東口(海側・出島地区)に位置し、みなとみらい21計画における68街区に該当する。また、横浜スカイビルや横浜ポルタと直結している。
2001年から2005年にかけて、そごうの本社機能が店舗周辺に置かれていた(東京都港区→横浜→大阪市中央区心斎橋→兵庫県神戸市で変移)。
地下2階入口に、東京ディズニーランドのアトラクションの1つ「イッツ・ア・スモールワールド」を模した、からくり仕掛けのセイコー製の時計(世界の人形時計)がある。2008年4月15日を以って、人形運用は終了。大型模型も撤去された。以降は、時計と鐘のみ稼動している。開業当初の開店時刻が10時30分だったため、からくり時計も10時30分に稼働していた。
1989年の横浜博覧会開催時には、2階の外にある公開空地と会場のあったみなとみらい地区がゴンドラリフトによって結ばれていた。このリフトは博覧会閉幕と共に廃止・撤去されたが、2009年にはこの公開空地よりみなとみらい地区(新高島)方面へ向けてペデストリアンデッキ「はまみらいウォーク」が設置されている。この他、公開空地に面して前述の横浜スカイビルが1996年に完成しており、さらに2006年完成の横浜ベイクォーター方面にもペデストリアンデッキ「かもめ歩道橋」で接続されている。
また2002年のリニューアルまで、テレビ神奈川のサテライトスタジオが館内2か所(地下1階:オープン形式の「みなとみらい21スタジオ」、4階:「キャプテンロコスタジオ」)に設置されていたほか、建物屋上には同じくテレビ神奈川の情報カメラも設置されていた。
現在は元日も含め年中無休で営業しているが、かつては火曜日に定休日を設けていた。
旧運営会社の株式会社横浜そごうは、法人としては現在の株式会社そごう・西武である。
沿革
- 1969年 - 株式会社横浜そごうが設立。後に店舗出店用の土地(現在地)を百貨店としては安価で取得。
- 1985年9月30日 - 横浜新都市センターによって新都市ビルが竣工し、横浜そごう開店。
- 2000年7月 - 株式会社横浜そごうが、そごうグループの一社として民事再生法の適用を申請。
- 2001年 - 資本が複雑に入り混ざっていた「そごうグループ13社」が全額減資の上、事業会社である「(株)十合」(現そごう・西武)傘下となり、店舗名をそごう横浜店に改称。「十合」本社(2003年に千代田区へ移転)および「そごう」統括オフィスを東京都心から横浜新都市ビルとスカイビルに移転。
- 2002年
- 2006年 - ダイニングパーク横浜が開店。
- 2008年4月15日 - 22年間運用を続けたからくり時計「世界の人形時計」の運用を終了。
主な店舗・施設
- 横浜駅東口バスターミナル (1F)
- そごう美術館 (6F)
- ロフト (7F)
- 無印良品 (7F)
- 紀伊国屋書店 (7F)
- 山野楽器 (7F)
- 新都市ホール (9F)
- ドコモショップ (9F)
- 読売・日本テレビ文化センター (9F)
フロア案内
9Fの管理は新都市センターが行っており、正確にはそごうではない。
階 | フロア概要 | 備考 |
---|---|---|
RF | 太陽の広場 | 「シュンスケパーク」フットサル |
10F | ダイニングパーク横浜 | 横浜スカイビル連絡口 |
9F | 市民フロア | 横浜スカイビル連絡口 |
8F | こども服・玩具・スポーツ・メガネ・催会場 | マルイシティ横浜・(横浜スカイビル)連絡口 |
7F | ロフト・紀伊国屋書店・無印良品・山野楽器 | なし |
6F | インテリア雑貨「オーマイダイニング」・美術工芸品・そごう美術館 | なし |
5F | 紳士服・ゴルフ | なし |
4F | 婦人服(ミッシー・ミセス) | なし |
3F | 婦人服(キャリア)「ア・ラ・モード」(ヤング)「アップルシティ」 | なし |
2F | インポートブティック・ジュエリー(宝飾・時計)「グロリアスII」 | マルイシティ横浜・横浜ベイクォーター/はまみらいウォーク連絡口 |
1F | 化粧品「コスメディア」・アクセサリー | バスターミナル連絡口 |
B1F | 婦人靴「シューズモール ビーワン」・ハンドバッグ・洋品小物・ランジェリー/ファンデーション「インナースタイル エブリシング」 | マルイシティ横浜連絡口 |
B2F | 大食品館「エブリデイ」 | 横浜駅・横浜ポルタ・マルイシティ横浜連絡口 |
B3F | 東口地下駐車場 | なし |
関連項目
- 横浜新都市センター - そごう横浜店が入居しているビルの管理主体。
- 横浜エフエム放送(Fm yokohama) - 横浜そごう時代、長い間時報のスポンサーだった。
- テレビ神奈川(tvk) - 概説にあるように、かつて店内にサテライトスタジオ、屋上に情報カメラを設置していた。