ジャニーヌ・アンドラード

ジャニーヌ・アンドラード（Janine Andrade, 1918年11月13日 - 1997年10月24日）は、フランスのヴァイオリン奏者。本名はジャニーヌ・マリー・ルイーゼ・アンドラード(Janine Marie Louise Andrade)。

ブザンソン出身。幼少期からヴァイオリンを始め、1926年の８歳になる前にピアノ奏者であった母親の伴奏で慈善コンサートに出演している。その後、ヴァイオリンの腕を急速に上げ、1931年にはパリ音楽院のジュール・ブーシュリのクラスをプルミエ・プリの取得で卒業している。1935年にルーベーでジャック・ティボーとヨハン・ゼバスティアン・バッハの２挺のヴァイオリンのための協奏曲を演奏した縁で、1936年にサン＝ジャン＝ド＝リュズに行き、ティボーの薫陶を受けた。第二次世界大戦中は、占領下のフランスで活動。戦後は文化交流プログラムに参加してドイツとオーストリアの各地を演奏して回って名声を得、ヨーロッパ各地に留まらず、中東、南北アメリカ大陸やアフリカ大陸にも演奏旅行に出るようになった。1954年には初来日。1972年に脳卒中の発作を起こして右半身の麻痺と失語症になった為、活動が出来なくなり、ヌイイのガリニャーニ財団の養老施設で余生を送った。

ルヴァロワ＝ペレの病院にて死去。