富山テレビ放送
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富山テレビ放送株式会社(とやまテレビほうそう)は、富山県を放送対象地域とする放送局である。略称はBBT。英名はTOYAMA TELEVISION BROADCASTING Co.,ltd.。
目次
概要[編集]
- 開局当時の略称は基幹局のチャンネル番号(34ch)を用いたT34であった。現在の略称は"Best Being Toyama television"から来ている。(さらにその後、Best Being からBest Broadcastに変更)
- 局キャラクターは"ビーちゃん"。BBT星B国B県T市出身の1994年1月1日生まれという設定。
- かつて、BBT(当時はT34)の社屋横に、大きな電波塔があったが、現社屋増改築で6階の屋上に電波塔が設置されたため、役割を終えて取り壊された。開局からCI導入までは「T34(後に当時の後述するマークに変更) 富山テレビ」という赤いネオンサインが縦に取り付けられていた。
- 「富山テレビ」のロゴはCI導入時のロゴ(つまりは現行のもの)で3代目。初代は開局時から用いられた物で、2代目は現行のロゴより若干太めにデザインされている。県内に設置されている中継局の表札に用いられている「富山テレビ」のロゴの大半は2代目の物である。
- CI導入まで太陽と山(立山かと思われる)をそれぞれ赤い円と緑色の扇形で表わしたマークが存在した。ちなみに、CI導入までのオープニング映像はBBT局舎(旧社屋)をバックにそれが画面中央から飛び出してくるものと初代ロゴで締めくくられていた。
- サービスエリアは、富山県内全域と新潟県および石川県の各一部。とくに、FNS系列局の人気長寿音楽番組である「ミュージックフェア21」がスポンサー(塩野義製薬)の関係上で放送できない新潟県[1]と石川県[2]の各一部地域においては、この富山テレビ放送が受信できていれば、新潟県、石川県の各一部地域でも「ミュージックフェア21」を視聴できるようである。
沿革[編集]
- 1967年11月 テレビ予備免許を取得。
- 1968年3月12日 設立。
- 1969年4月1日 富山県2番目の民放テレビ局として開局。
- 1981年10月6日 社屋増改築(スタジオ新装および小ホールの設置)。
- 1985年12月6日 音声多重放送開始。
- 1989年5月 富山テレビ20年の歩みを発行(富山テレビ放送 編、151ページ)。
- 1994年1月1日 CIの一環として、略称をT34からBBTに変更。
- 1999年1月29日 新社屋完成。
- 2005年11月1日 地上デジタル放送対応のマスター更新(東芝製)。
- 2006年4月1日 地上デジタル放送試験放送開始。
- 2006年10月1日 地上デジタル放送開始。
ネットワークの移り変わり[編集]
- 1969年4月1日 フジテレビ系列局として開局したため、FNNマストバイと定める。NETテレビの番組・東京放送の番組の一部も北日本放送から移行されていた。また、フジテレビの番組の中には北日本放送でのネットを継続したものもあったが、数ヶ月~数年後に全ての番組の移行が完了する。ニュース系列は一貫してFNN。
- 1969年10月1日 この日発足したFNSに加盟。
- 1990年10月1日 テレビユー富山(現:チューリップテレビ)の開局により東京放送の番組が姿を消す。現在はフジテレビ系列だが番組販売でテレビ朝日系列、テレビ東京系列ともネットを結んでいる。
主な番組[編集]
現在放送中の番組[編集]
- BBTスーパーニュース(月~金17:54~18:55、土17:30~18:00)※HD
- BBTニュース・BBTニュースフラッシュ
- 朝日フラッシュニュース・お天気情報(月~金11:25~11:30 関東独立UHFでかつて放映された5社ニュースと同名だが、内容が全く異なる)
- 北陸中日新聞ニュース・天気情報(月~金14:05~14:10)
- 北陸中日日曜夕刊(日17:30~18:00)
- Youドキッ!たいむ(月~金16:30~16:53)
- BBTスペシャル(月19:00~19:54)※HD
- 元気とやま情報チャンネル(日9:00~9:25)
- 富山の自然(日14:55~15:00)
- bbt music selection(金25:05~25:35)
- いい生活。(土10:55~11:30)
- 週末ほっトたいむ(土11:30~11:45)
- すきすき!ビーちゃん(月~金5:15~5:20、土4:55~5:00)
- 月刊富山市民ニュース(第4土曜日11:30~11:45)
- 赤丸チェック(月~木24:35~24:40、金25:35~25:40、土25:15~25:20)
過去に放送された番組[編集]
- T34ニュース
- 富山テレビニュース
- 中日ニュース テレポートとやま
- こんばんは!とやま6:30
- FNN イブニングワイド とやま6:00
- FNNスーパータイムとやま
- FNNスーパータイムとやま530
- BBTザ・ヒューマン
- 110万人の広場 クイズフォーカスイン!→とやま超発見! フォーカス・イン2→とやまDASH!! フォーカス・イン→週刊!とやま元気家族(日9:00~)
- 5時ってうきうき
- 5時うきフライデー
- 愛と罪のマンゴスチン
- あっ!富山だっ!
- うの目たかの目
- 土曜HOTスタジオ 志の輔のハイお昼です
- 土曜HOTパスタ
- ぐっどもーにんぐ富山
- 朝いち!とやま
- とやまニューアングル
アナウンサー[編集]
男性[編集]
女性[編集]
- 谷優子(たに ゆうこ)
- 加藤美由紀(かとう みゆき)
- 三都井美衣(みつい よしえ)
- 閑田未央(かんだ みお)
- 毛利未央(もうり みお)
- 井上真帆(いのうえ まほ)
- 後藤真弥(ごとう まさみ)
- 松葉沙矢佳(まつば さやか)
かつて在籍したアナウンサー[編集]
- 荒川れん子(練子)(1994年~1996年、フリーアナウンサー:ソニー・ミュージックアーティスツ所属)
- 佐野由希子(フリーアナウンサー)
- 北川千晶
- 松岡みゆき(2000年~2003年)
- 宮崎紀子(体育教師から転身。契約リポーターだったが、結婚・出産を機に引退)
- 淵澤由樹(フリーアナウンサー)
- 早川真代(フリーアナウンサー:名古屋タレントビューロー所属)
- 森幸恵(1996年~2004年、日本航空グループ国際線スチュワーデスに復帰。現在は「プラチナ・コンシェルジュ」代表)
- 深津麻弓(1999年~2005年、現メ~テレアナウンサー)
- 中村理恵(2001年~2005年、現tvk契約アナウンサー:タレントユニオン所属)
- 岩原靖美(1986年~1990年、フリーアナウンサー、タイムリーオフィス所属)
- 須田真理(フリーアナウンサー:アナウンスハウス所属)
- 五十嵐智子(フリーアナウンサー:タレントユニオン所属)
- 櫻井直子
- 高瀬有紀子
- 手塚多美(フリーアナウンサー)
- 市井啓子(フリーアナウンサー、I.S.K.代表)
- 土屋愛子(2004年~2005年、結婚のため退職)
- 竹内真理(2003年~2006年)
- 神谷斉子(2005年~2006年3月、結婚のため退職)
- 榊原泰明(事業グループを経て現在は制作部勤務。ディレクター業務の傍らナレーターも担当)
- 小山憲一(現在報道部記者。不定期でBBTスーパーニュースを担当)
- 森和彦(2006年3月、異動により編成部勤務。2007年3月1日付けで編成部副部長)
- 波多江良一(2007年3月退社。現在、群馬テレビアナウンサー)
- 秋保由実(2008年1月退社。ライトハウス所属)
- 高橋翔(新潟総合テレビから移籍、2007年4月~2008年3月)
その他
オープニング/クロージング ステーションID紹介[編集]
アナログ[編集]
- オープニング
- 立山からの日の出→富山湾から見た立山連峰→雷鳥や雪融けなど、富山の春の風景→呉羽山から見た富山市街→旧局舎をバックにロゴマークがズームアップし、マークの下に「富山テレビ」(初代のロゴ)の表記が左から右へ表示される。
- クロージング
- 富山市街の大通りの夜景→県庁前公園の噴水(赤く見える噴水をバックに甲高いバイオリンの音が流れる)→T34の送信塔からコールサインがズームアップの後、映像出力などがテロップで表示→ブルーバックとなり「T34」のマークと親局のチャンネル、各中継局のチャンネルのテロップが表示。
- オープニング
- 朝焼け(?)の背景に旧ロゴがズームアップ→旧ロゴの部分に雷鳥や雪解けなどの春の風景→海岸の空撮→羽ばたく鳥→2人の早朝ランニング風景→日の出とそれを見つめる2人→走り去る2人を背景にコールサインと「富山テレビ放送」のロゴが表示され、男性アナ(小山憲一アナ)の声で『JOTH-TV 富山テレビ放送です。』のアナウンスが流れる。使用されていた曲は、当初は初代と同じBGMであったが、後にヴィヴァルディ作曲の「四季」より「春」のアレンジ版になった。
- クロージング
- オープニング変更後もしばらくはクロージングは開局当時の映像を引き続き使用していたが、1991年頃に下記のものに変わっている。
- 映像は夜景と宇宙(3代目のイメージに近い)、BGMはジュール・マスネ作曲の「タイスの瞑想曲(この曲自体は、とちぎてれびの一世代前のオープニングでも使用された)のアレンジ版で、電子音楽を使用。最後は旧ロゴがフェードアウトして締めくくる。
CIロゴ変更と同時に使用開始されたため、富山テレビのロゴを前面に押し出したものである。
- オープニング
- ホワイトバックに富山テレビロゴのムーブメント→ロゴが右上に移動→立山の雪渓に差す朝日→雪解け水が流れる川→木漏れ日→青空をバックにロゴが中央にズームアップ→コールサイン、局名の表示とアナウンスがある。なお、文章は前回と同じだが、女性アナ(須田真理アナ)に変更されている。
- クロージング
- 城址大通りの夜景に月の合成映像(これをバックにコールサイン、局名の表示とアナウンス)→銀河系に富山テレビのロゴ入り宇宙船が向かうCG映像に映像/音声出力のテロップ→宇宙船が画面右上方向に飛んだ後中継局チャンネルのロールテロップ→テロップが流れ終わるころ3つの流星が手前に流れる→富山テレビロゴがムーブメントし銀河に吸い込まれる
デジタル[編集]
- オープニング
- 日の出 → 雨晴海岸に弁慶岩 → ヤドカリ → 水草→花畑 → 呉羽山から見る富山市街
- クロージング
- 水面に水滴 → 桜 → 富山湾から見る立山連峰(画面下にコールサイン・局名表示) → 虹がかかった黒部湖 → 夕日
アナログ/デジタル共通[編集]
- 2008年5月以降
- オープニング
- 雨晴海岸と弁慶岩の向こうに立山連峰(おはようございますのテロップ) → の出をクローズアップ→を局キャラクターのビーちゃんが神通川の堤防でジョギング(コールサインと局名のテロップ) → 呉羽山から見る富山市街 → 富山テレビ本社送信塔 → 局舎
- クロージング
- 局舎からビーちゃんが出てくる(アナログのみ右側に中継局が縦スクロールで表示されていた)→夕日に染まる立山(コールサイン、局名テロップ) → ビーちゃんが神通川の堤防で散歩→川の対岸に夕日 → それを見つめるビーちゃん → カモメ → 歩き出すビーちゃん(おやすみなさいのテロップ)
- アナログのみオープニング前のカラーバー時に地上アナログ放送終了告知画面(30秒、無音)が表示される。また、カラーバーが新デザインになったことにより、デジタルでもオープニング・クロージング後にカラーバーが表示されるようになった。
- 放送終了後はカラーバーとロゴ(右上にアニメーションとして表示される)が表示され約3分後に停波し、開始10分前にカラーバー(時計表示あり)とクラシックが流れる。稀に停波せずカラーバーを表示し続ける場合もある。
時刻出し[編集]
- (月~金)放送開始~とくダネ終了まで、Youドキッ!たいむ放送中に表示。
- (土)放送開始~めざましどようび終了まで表示。
- (日)放送開始~報道2001終了まで表示。
- 切り替え方は、アナログ:クロスカット、デジタル:フェードイン/フェードアウト(切り替え部分だけでなく時刻全体が1分毎に消えるタイプ)。
- 天気ループは朝のみ、CM中、天気予報中および買物番組、とくダネを除く全ての時間に表示。
- カスタムフォント表示は、めざましテレビ・めざましどようびの時のみ全放送局共通のものを使用する。
- 時刻出しは、平日と土曜日、日曜日で表示する位置が違っている。これはめざましテレビなどのカスタムフォントに配慮したものと思われる。
- マスター更新以前は、興和フォントを使用していた。
事件・事故[編集]
放送事故[編集]
BBTは富山県内の放送局でも放送事故の多い局である。
- 報道特番が放送された時はマスター室が混乱するためかよく分からないが、フジテレビのスポットCMがそのまま放送されたりしていた。この頃はそのような放送事故を起こさないように報道特番の場合、マイクロ回線の本回線(スポットCMなどそのまま放送されている回線)を使わず別回線(CMなどは流れていないがスタジオの映像などが流れている)を使っていた。
- 2004年10月27日に発生した新潟県中越地震での土砂崩れ現場からの子供救出を特番で放送した際にも放送事故を恐れて別回線を使い放送したために東京でスポットCMが流れている時間にBBTではこの特番を担当したフジテレビの山中秀樹アナ(ちなみに第1報は境鶴丸アナ)がスタッフと打ち合わせしているスタジオの様子がそのまま流れてしまい、視聴者から苦情が出た。
- 2005年7月2日、前日からの大雨による増水で軽トラックが川に転落、立山町の男性が行方不明になった。同日昼のFNNスピークで現場からの生中継が行われたが、波多江良一アナのリポート中に音声や映像が乱れるなど混乱。最終的には「このあと富山からお伝えします」と言うスーパーの入ったローカル向けの映像を全国に向けて数秒ほど放送。そのまま映像は回復せず中継は打ち切られた。
- 2006年11月11日に放送されたたけしの日本教育白書の20時54分頃のFNNレインボー発(BBTはOPを差し替え)が終了後天気予報を放送する予定が21時台に控えていた提供CM(NTT西日本のCM)を先に放送してしまい30秒CM終了後フジテレビのスポットCMを放送。その後に東京から天気予報を放送する。(通常は富山から天気予報を放送する予定だった)次のスポットCMは富山市内の夜景を放送。そして提供枠ではNTT東日本のCMが流れてしまった。(富山県はNTT西日本エリアの為前途に記述した理由で放送した)なお今回の放送事故は地上Dマスターに変わってから初めての事故である。
その他の出来事[編集]
- 2007年1月20日に富山市内で行われたBBT主催のイベント「全国ラーメンまつりと日本海の味」の会場で、ユニセフへの募金を行った来場者を対象にしたキャンデーのつかみ取りコーナーで使用されたキャンデーが2006年12月31日に賞味期限が切れていたことが当日夕方、参加者からの連絡で明らかになった。BBTがメーカーへ問い合わせた結果「健康には問題ない」との回答を得たが、参加者からは「不安だ」などの電話があったという。キャンデーは、約30名に約800個配布された。BBTでは、1月23日に、自社ニュース及びwebサイトで事実を公表、回収を呼びかけている。BBTwebの「お詫び」を見ると、1月29日現在、16名から連絡があり、382個を回収していると記載されている。
その他の関連会社[編集]
- 富山ページングサービス(現存しない)テレメッセージグループ
脚注[編集]
- ↑ 放送開始当初は、おそらく新潟総合テレビでも放送されていたが、1970年代にテレビ朝日(当時の日本教育テレビ)の時代劇の同時ネットによって打ち切り。現在は、「スマイルスタジアムNST」を放送中。
- ↑ 1981年9月までは、石川テレビでも放送されていたが、スポンサー(塩野義製薬)の事情により同年9月で打ち切られ、同年10月以降同番組は、放送されなくなった。現在は、「カフェ・ド・シネマ」、「チョナン・カン」を放送中。
その他の富山県の放送局[編集]
外部リンク[編集]
- BBT WEB 富山テレビ放送公式サイト
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