時刻出し
時刻出し(じこくだし)とは、テレビ局が現在の時刻を画面上に出すいわゆるテロップ表示のことを指す。「時刻表示」とも呼ばれることも多く、NHKでは「時報スーパー」と呼ばれる[1][2]。ほとんどの場合、デジタル時計のように数字(と「:」(コロン))で表示される。視聴者などが時計の代わりに使うことがある。
目次
表示時間帯
朝帯
- 日本国内では一般的に早朝の放送開始時から9時台にかけて表示されている局がほとんどである。いわゆるカスタム表示や天気予報テロップ(天気ループ)を表示する局が多い。
- 平日においては、編成の都合から、9:30頃までしか表示されない局がある一方で、10時を跨いで表示されている局もある。
- 近年では、土曜日でも10時跨ぎで表示を行う局もある(IBC(TBS系、~11:27)・ABS(日本テレビ系、~10:29)・AAB(テレビ朝日系~10:57)・「めざましどようびメガ」(CX制作)のネット局(フジテレビ系、~10:42:30:放送延長時は番組終了時まで延長表示される。))
- OX[3]・THK・KTV・OHK(フジテレビ系)・CBC・RBC[3](TBS系)など朝にしか時刻出しを行っていない放送局もある。
- 岩手県では土曜午前でTVIのローカル番組がスペシャルになる場合のみ、NHKを除く民放4局で10時台の表示が行われる。(普段はTVIを除いた3局が表示している。)
昼帯
- 12時台の番組で表示されている。かつては地方局での表示が中心だったが、近年では在京キー局での表示も増えている。昼をまたぐ番組では11時台から表示する局もあればこれまで同様12時台での表示と分かれている。TBSは2007年4月20日まで「12:XX」と表示していたが同年4月23日以降「0:XX」と表示するようになった。ここでは天気ループを表示する局は少ない(昼前のニュース枠で表示する局はある)。尚、MXでも「12:XX」と表示(一時期TBSと同じフォント)していた。尚、BS11では東芝製マスターを使用している放送局で、唯一「12:XX」と表示している。また、朝日ニュースター「ニュースの深層」で、深夜0時の再放送でも「12:XX」と表示している。
- 岩手県の民放局では月~金は昼の時刻出しをIAT以外の全局が実施しているが(IAT岩手朝日テレビは朝と夕方のみ時刻出しをし、昼の時刻出しは月~金を含め開局当初から非実施)、土日は昼の時刻出しを全く行っていない(NHK盛岡総合テレビだけは月~金12:20~13:00まで、土日・祝日は12:15~13:00まで昼の時刻出しを実施)。
- 中京広域圏の民放局では昼の時刻出しを全く行っていない。福岡の民放局はRKBが2009年4月13日に昼の表示を開始したので9年ぶりに表示が見られる(KBCは1990年代に時刻出ししていた、RKBは2000年3月まで表示していた)。広島の民放局もRCCが「ひるおび!」内で時刻出しを開始したため、約19年ぶりに表示が見られるようになった。北海道の民放局では、HTBでは日曜日を除き時刻出しを行っていた時期があったが、HBCが2009年6月から11:30.00-11:52.40まで表示している(CM中は表示オフ)。ちなみに岡山県・香川県では2000年時点でRNC以外の民放4局が昼の時刻表示を実施していた。しかし、当時在京キー局では日本テレビしか昼の時刻表示を実施していなかったのでキー局とのねじれ現象が発生していた。その後TSCとRSK、OHKが廃止したが、2009年4月末にRSKは昼の表示を再開している。
- 通常13時前後を目処にオフとなる局が大半であるが、『ひるおび!』(TBS系・2009年3月30日~)は、放送開始直後は表示すらしていなかったが、3週目で12時台のみ表示し、2009年6月からはプレ番組『もうすぐひるおび!』および第1部(10:50.00 - 11:53.30)・第2部(12:00.00 - 13:53.00[4])(いずれもCM中は表示オフ。)の全編に延長表示されるようになった。2009年度後期は11:00.00 - 13:49:00(金曜のみ12:50.00まで)・2010年度からは金曜も13:49.00までの表示となった。『DON!』(日テレ系・2009年3月30日~2011年3月25日)では、『おもいッきり』の冠のあった番組開始当初は13:52.45まで表示を実施している放送局もあったが、キー局の日テレが画面左上にテロップを表示するようになったため、多くの放送局が、開始当初より表示時間を短縮して表示していた(日テレはテロップを表示していない時のみ表示していた)。なお、RABでも番組開始から約半月の期間は、13:52.45まで表示[5]していた。
- 日曜日については、TBS系列局のTUF・KUTVでは日曜日に放送している「アッコにおまかせ!」内で時刻表示を行っている。SBS[6]など一部局ではかつて、該当枠で表示を実施していた。また、テレビ朝日系列のKFBでは「新婚さんいらっしゃい!」内で時刻表示を行なっている。
- 尚、日テレ系列でNNNストレイトニュースで表示を行っているNTV・ABS・TeNY、フジ系列局のFTV、テレ朝系列のYTSでは、全曜日表示している。
2015年1月12日からバイキングでも表示されるようになった
夕方帯
- 17~18時台のニュース番組、報道番組、夕方ワイド番組枠を中心に表示されるが、時刻出しは本編のみで、コマーシャル中はそれを中断する局がある。ここではカスタム表示を使う局は少ないが日本テレビでの『news every.』はカスタム表示をしている。TBSも2008年3月31日より『イブニング・ファイブ』(現在は『Nスタ』)でのカスタム表示を開始した。在京キー局ではテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』・フジテレビの『スーパーニュース』がコーナーによって天気ループを単体で表示したり、左上にテロップを出すため、時刻を消している。
- NHK札幌では「まるごとニュース北海道」放送時、デジタル放送では時刻表示(18:10〜18:59)を行うが、アナログ放送では表示テロップと被ることが多いためか時刻表示を行っていない(アナログ放送は冒頭の10秒間(18:10、18:45、18:50、18:55、18:58)のみ表示していたが2009年10月からまるごと天気から(18:50.00-18:58.52)は表示するようになった(但し、一部の局では表示時間が異なる場合がある)。そのあとの「ネットワークニュース北海道」も18:10と18:45の各10秒間と18:50.00-18:58.52の表示をしている(「まるごとニュース北海道」同様、一部の局によっては表示時間が異なる場合もある)。ただし、過去に「ほくほくテレビ」を放送していた時は番組開始時〜18:53までアナログ・デジタルとも表示をしていた。ワンセグは元から表示なし。)。これは道内各局別の放送でも同様である。
- 岩手県の民放では、夕方に全局表示しており、CM中の表示オフもない(ワンセグでも時刻出しを実施)が、秋田県の民放では、夕方に全局表示しているが、CM中は表示オフとなっている。
- 早いところではRKB、HTB、TSB(カスタム表示)などが13時台や14時台から実施している(いずれの局も13・14・15時台から夕方ワイド番組を放送しているため)。
- FBSはTHEワイドの終了によりめんたいワイドが14:55 - 19:00の放送になったため14:55:00 - 18:57:30の間表示している[7]。また、同じ福岡のRKBも今日感テレビ内の13:55:00 - 18:59の間表示している。
- NTVも2008年3月31日〜7月31日まで月 - 木曜に限り、14:55:00 - 16:53:00の時刻表示もあった。この時間帯にはアナ☆パラを放送していた。
- 土曜に表示している地域は少なく、現在はTVI・TeNY・SBSの3局が実施している。日曜はNTVが18時に3秒間のみ表示している。また、ABS・UXは土日とも表示している(UXは全国ニュース、ABSはローカルニュースのみ)。EXは年末年始に限って、土日であってもスーパーJチャンネル内での表示がある(「天気予報」のコーナーまで)。CXも年末のFNNニュース内での表示がある(OP・提供スーパー全面表示時・CM中・EDを除く)。
- 表示する局は年々増加傾向にあるものの地域によってはほとんど表示しないなどの温度差もある。
- 岡山県・香川県の民放では1990年代半ばまではOHKが18時まで表示していたがこれは早朝から一部区間を除いてずっと表示していたためである(2004年に昼以降の表示を廃止)。その後、1997年にRSKで17時台の情報ワイド番組にのみ表示を開始。2002年2月になり、RNCが「ニュースプラス1」及び「RNCワイドニュースプラス1」での表示を開始した(CM中は時刻表示オフ)。しかし、1クールもたず4月改編時には廃止し、以来同局では表示を行なっていない(18時台のローカルワイドニュース枠ではこれ以降時刻表示のある左上に項目スーパーを配置している)。翌2003年4月にこれまで17時台のみだったRSKは「JNNニュースの森」及び「山陽TVイブニングニュース(2005年4月以降RSKイブニングニュース、以下イブニングニュース)」を内包した2時間ワイド「イブニングワイド21」を立ち上げたのと同時に18時台にも表示区間を拡大した。2004年1月~2010年5月までは「イブニングニュース」のみ再び非表示になるも「ニュースの森」と「イブニング・ファイブ」及び「JNNイブニング・ニュース」内においては表示を継続した。2010年5月、「イブニングニュース」での表示を再開した。
- 秋田県では、2008年まで、民放での18時台及びローカルニュース枠の時刻出しは行われていなかったが、AABが「スーパーJチャンネル」(現在はローカルニュース枠でも表示しているが、当時は全国ニュース枠まで)、18時台の表示を開始し、その後1ヶ月足らずで、ABSでも18時台の表示を開始(現在はローカルニュース枠でも表示しているが、当時は全国ニュース枠まで)したが、AKTでは現在でも17時台の表示は行っているが、18時台の表示は行っていない。
- 宮崎県のNHK・民放2局では夕方の時刻出しは行われていなかったが、MRTが2008年9月29日より「総力報道!THE NEWS」及び「MRT THE NEWS」で時刻出しを開始した(但しCM中は時刻表示オフ)。
- 現在4・5局体制の地域で半分以上表示がない地域は前述の岡山県・香川県(RSKのみ表示)と宮城県(TBCのみ表示=CM中は非表示。OXは2010年5月より17時台のみ表示。)と中京広域圏(CTV[8]、TVA。CBCやメ~テレでは代わりに天気ループを表示)、近畿広域圏(ABC、ytv[9]。先陣を切って表示を開始していたMBSは2010年9月末で非表示となった)である。
- 在京キー局や在名局をはじめとする一部の局では、前述の通り、夕方に天気ループを表示することがあるが、この場合の天気ループは明日の天気予報のもの(あるいは今夜の天気予報)を表示させる(例:RABの場合、「news every.」放送中は時刻と天気ループ=明日の天気を表示するのに対し「RABニュースレーダー」放送中は時刻のみ表示)。
年明けの瞬間(毎年1月1日00:00)
- NHK総合:例年、「ゆく年くる年」の放送中に年明けを迎えるが、その際時刻出しが行われる。(画面上に「0:00」と時刻が表示されるもので、通常番組と同一形式)
- TXおよびTXN加盟局・BSジャパンでは例年、「東急ジルベスターコンサート」の放送中に年明けを迎えるが、12月31日の23:58頃よりテレビ画面上に時計の文字盤(CG表示)が表示される。1月1日0:00になるとその文字盤は消え(時刻出し無しで)、「A HAPPY NEW YEAR」の文字が表示される。
- 他局およびNHK総合以外のNHKのチャンネル;12月31日23:57辺りからカウントダウンを開始し、1月1日0:00になると「謹賀新年」「A HAPPY NEW YEAR」などといったCGやテロップを表示する。ただし、近年のNTV[10]やGYTなどでは時刻出しそのものは行っていない。
その他の表示
- なお、スポーツ競技大会が日本時間の早朝や12時台、平日夕方に行われる場合には時刻出し表示を行わないケースもある。近年ではテレビ朝日(ANN)系でゴルフ中継の時には左上の何番ホールなどの表示と重ならないように右上に表示することもある(2009年はESPNでの表示は重なっているが、テレ朝での表示は時刻の表示に対応している。)。
- また、ニュース速報・地震速報・気象情報(地方局中心)など各種速報テロップが表示される場合も時刻出し表示を一時的に消去することがある。NHKは2005年より速報テロップを時刻の右に表示するようになり、時刻表示消去はしなくなった。
- ステーションブレイク(SB枠)で一時表示オフになる放送局もあり、テレビ埼玉(TVS)・テレビ宮崎(UMK)では全てのSB枠でこの対応を取っている。なお、秋田放送(ABS)でも同様の対応を採っていたが、日曜を除く朝の全国番組内と平日昼に放送の「DON!」内のみステーションブレイク枠での表示を開始している。
- 通常は一部を除き、番組終了と同時に表示オフになる放送局が多いが、NHK・秋田テレビ(AKT)・テレビ信州(TSB)・信越放送(SBC)・テレビ大分(TOS)などは番組終了直前に表示オフをしている(これ以外にもNHKの番組宣伝・民放局のCM入りでも対応されている)。
- 札幌を除く北海道内のNHK各放送局では番組によっては数字が切り替わってから1秒後に表示オフになることもある。
- SmaSTATION!!などでは異例のアナログ時計表示を行っている。録画時は無し
- 更に、かつてはフジテレビで土曜深夜に放送された深夜戦隊ガリンペロでも独自フォントによる時刻表示(CM中は表示消去)がされていた。
- NHK松山放送局では、夕方枠(17・18時台)以外にも愛媛県域ローカルニュース(平日12:15~20・20:45~21:00/土日祝日12:10~12:15・18:45~19:00)・四国ブロックニュース(平日15:07~12・23:45~23:50・月~金の祝日20:45~21:00・土日20:55~21:00)において時刻出しを行なっている。後者では他の四国3局でも松山局出しで表示されている。
- 徳島県・佐賀県内各局のワンセグでは2009年3月まではNHK教育のみで表示を行っていたが、現在は全局表示されていない。
- 2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震発生直後から、日本テレビは全時間帯での時刻表示を行っているほか、青森朝日放送でも3月15日のスーパーモーニング終了まで連続表示を行った。追って3月13日よりテレビ朝日でも全時間帯での時刻表示を行っている。また、岩手朝日テレビでも地震発生時こそ表示させてなかったものの14日早朝から15日にかけて全時間帯で表示させていた。
- 東北地方のNHKデジタル総合では3月18日ごろから、NHK仙台放送局で挿入しているL字型画面(逆L字)のちょうど普段時刻表示しているところが余白にあたるためか、普段表示されてない時間帯を含めほぼ全時間帯で表示されており、5月中旬まで表示されていたが、5月下旬から表示する時間が縮小されていき、6月に入り普段表示されている時間帯以外での表示はなくなった。
一服では2014年3月31日から9月26日までは木目調の表示だったが29日から普通の表示になった Eテレビの2355ではラストで表示されている
表示位置
時刻表示の位置は通常左上であるが、右上に表示したり[11]、また1970年代ごろまで[12]は通常左下表示だった。[13]CS放送のスカイ・A sports+は2007年2月まで左下に表示して以降、表示を行わなくなった。 現在はPONが左下表示になっている 現在、地上波民放テレビ放送局は全て左上表示である。これは、テレビ番組にテロップが多用されるようになったためである。ニュース・情報番組では画面の下側にテロップを表示することが圧倒的に多く、時刻表示を画面下で行っていた場合、番組側で表示したテロップと時刻表示が重なってしまう。このため画面下の時刻表示は忌避されることとなった。
さらに、全国ネット番組においては、時刻表示の位置を統一しておかないと、局によってはやはり重なりが発生する。そのため、ほとんどの放送局が左上に時刻表示を行うようになった。
現在では独自性のアピールのためにあえて右上に表示する放送局も、衛星放送においてごく少数だが見られる[14]。
地上デジタル放送では、主に、4:3の映像の時は黒い部分と映像部分に跨って時刻が表示されるが、中には「アナログ」マークと同じく、黒い部分には表示しないように少し右にずらしている局もある(OABなど)。詳しくは#SD(従来型)画面への対応参照。
歴史
創成期〜1980年代
日本における時刻出しは、日本テレビが1956年8月に早朝放送を開始した際に、アメリカNBCテレビの報道番組『トゥデイ』を真似て『NTVニュース』で行った(当然左下表示)ことに始まる。
普通は分単位までしか表示しないが、1987年ごろから2006年7月31日までのびわ湖放送や、かつてのJNN系列の早朝ワイド番組, 岐阜放送や群馬テレビなどの局の早朝のオープニング前の試験電波(テストパターン)時は秒単位まで表示することもあった(読売テレビではカラーバーに日付・曜日・時分秒を表示していた)。また、テレビ朝日で放送されていた『おはようテレビ朝日』や名古屋テレビで放送されていた朝の番組『コケコッコー』では、番組開始から終了までCMも含めて秒単位で時刻を表示していた(前者はCM中は非表示)ほか、NHKでも1970年代末と1980年代後半に10秒間の時刻表示の際に“秒”の表示を実施していた。
1990年代
かつては岡山放送のように朝から夕方まで12時間連続で表示していた局もあった[15]
- カスタム表示の開始
- 通常の時刻表示と別に朝の時間帯に、より目立つ文字で表示する「カスタム表示」(”カスタムフォント”)に見られる時刻表示のデザイン多様化は、1990年にフジテレビが、早朝の情報番組『グッドモーニングジャパン』※1の時間帯で採用したのが始まりで、番組は3ヶ月の打ち切りと共に一旦消滅する。さらに3ヶ月後の1990年10月には、TBSの『ビッグモーニング』で関東ローカルながらカスタム表示が登場し、同じく関東ローカルで『やじうまワイド』にも広がった。そして本家フジテレビも1994年放送開始の『めざましテレビ』で、大型フォントで全国ネットワーク共通時刻表示が復活し、それからは全国に広がっている(なお、「グッドモーニングジャパン」はCM中は時刻非表示だったが、「ビッグモーニング」以降、CM中は通常表示になった)。
- 夕方ニュース枠での表示
- 1991年10月、『NNNニュースプラス1』のリニューアルに合わせ日本テレビで夕方18時台の時刻表示が始まり、夕方のニュースで初めての時刻表示となる(ただし、過去にもフジテレビの『お天気チャンネル』で夕方16時台の表示が存在した。)。しばらくは他局に影響が波及することはなかったものの、その後も日本テレビは時刻表示を続け、プラス1の放送時間拡大に合わせ表示時間も拡大した。
- そんな中で1997年、大きな変化が現れた。3月31日、この日から開始したフジテレビの『FNNニュース555 ザ・ヒューマン』でCM中を除く全編で時刻表示が始まった。
- そうするとNHKの『首都圏ネットワーク』、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』でも次々に始まり、9月1日にTBSの『JNNニュースの森』でも開始され、半年もしないうちに関東地方の夕方18時台のニュース番組全てで時刻表示が始まったことになる。1998年4月13日にテレビ東京でも表示を開始した(当時は『夕方いちばん』だった。2003年10月から2005年3月までは天気表示があったため、時刻表示は中断したが、2005年4月より時刻表示を再開)。
- 地方局での夕方の時刻出しは2000年代に入ってから急速に普及することになるが、関東で夕方の表示が本格化するきっかけとなったフジテレビ系列は一歩、出遅れている。2016年からみんなの報道のCM 中も表示されるようになった
2000年代・地上デジタル放送開始
通常の時刻表示は、2004年頃までは「興和フォント」と呼ばれる独特のフォントが全国的に主流だったが、地上デジタル放送開始に伴い放送設備を更新する放送局が相次ぎ、現在はNHKのBSデジタル放送はセグメント文字で統一[16]、民放は丸みを帯びたゴシック文字を中心に、様々なデザインが存在する。(ちなみに、テレビ埼玉のデジタル放送はデザインこそNHKのいずれのデジタル放送波とも異なるものの、NHKと同じくセグメント文字を採用している。)
2010年1月11日より、大分朝日放送ではアナログ放送の時刻出しを一切行わなくなっていたが(国内の放送局を通じて初)、2010年4月5日より、朝区間限定で表示を再開した(現在は昼・夕方も再開)。その後、10月4日より瀬戸内海放送・テレビせとうちでアナログ放送の時刻出しを一切行なわなくなっていたがこのうち瀬戸内海放送は11月9日より天気ループと共に表示を再開した[17]。
天気予報テロップ(天気ループ)
- 一般には放送エリア内の各地域の天気予報、降水確率、気温予報などを出すことが多い(時刻出し表示位置の右、もしくは下に表示するが、主に前者の方が多い。)。番組内の天気予報のコーナーでは一時的に非表示にされる局もある。また、地方局でも出張・修学旅行などに出かける視聴者への配慮から放送エリア内に限らず全国主要都市の天気予報を掲載する場合がある(讀賣テレビ放送・朝日放送など。主に、基幹都市[18]を掲載)。
- テレビ朝日『やじうまプラス』では2007年3月30日まで、番組終盤に天気予報テロップを一時消去し、時刻表示右に全国送出で「今日の占い」の表示をしていた。
- 過去には『おはスタ』第2部内でも同様にTXN系列が存在する地域のエリア内と「おはスタ」をネットする独立UHF局が存在する地域のエリア内のみの天気予報を天気ループとしてネット局すべてに送出していた時期があった。
- NHK宮崎放送局では、1985年以降の「NHKニュースワイド」からお天気テロップを開始した。テロップは宮崎南部と宮崎北部のそれぞれの天気予報であり、画面右上で表示した。また1994年頃、地元の天気表示に全国放送用のテロップが重なったときに自動的に天気表示を消すシステムを開発した。
時刻出しの分類(フォントの種類)
時刻出しはアナログ放送とデジタル放送では、フォントや種類が異なる。なおローカルニュースを動画配信している局の場合、時刻もそのまま表示される(IBC・TVI・YTS・MXTV・MBS・BSS・HTV・TYS・TOS・NBCは左上の時刻表示部を各局ロゴで隠して配信)。さらにHD(16:9)地デジ画面で動画配信している局では(時刻表示に加え)各局ウォーターマークロゴもそのまま表示(HD画面配信局:IBC・YTS・TYS)。またRAB・FCT・SBC・ABC・RCC・RKB・RKK・MBCは画面右下に[19]、RSK・ITVは画面右上に各局ロゴをそれぞれ表示して動画配信している(時刻は隠さずそのまま表示。ITV・MBCは16:9HDで、それ以外の局は4:3SDで各々動画配信)。またFBCは月~木「おじゃまっテレ ワイド&ニュース」、金曜「イケてる福井 ワイド&ニュース」16・17時台で時刻出し&天気ループ表示を行っており、その時間帯に放送されたローカルニュースを動画配信する際は左上の時刻表示部を番組ロゴで隠している(天気ループ部はそのまま表示、18時台は時刻出し非実施)。
通常表示
- 興和フォント
- アナログ放送時代は、NHK・民放各局のほとんどのテレビ局が使用しており、主流でおなじみであったフォント(NHKは2000年10月からオリジナルの丸型フォント、通称「協会フォント」に変更している)。数字にしっかり特徴がある(現在主流の「東芝ゴシック」などに比べて字形が角張っている、「8」の字が上下対称、等)ので見分けやすい。「7」の字体が違う2種類のものが確認されている。(右側の斜線部が直線か曲線かという違い。)
- しかし地上デジタル放送移行によるデジタルマスター更新により姿を消しつつある。ただし、既存マスターをデジタル対応に改修しただけの静岡朝日テレビ(SATV デジタルは東芝ゴシック)、アナログ放送マスターとは別の場所にデジタル放送単独の送出マスターを導入したテレビ大阪(TVO デジタルは非写植マール)、デジタル・アナログ統合マスターに交換した三重テレビ放送(MTV デジタルは後期丸フォント)とテレビ和歌山(WTV デジタルは別フォント)のようにアナログ放送のみ興和フォントを使い続けている局がある。
- また、新たなマスターに切り替えた局の中でも日本テレビ(NTV)では興和フォントに似た独自のフォント(興和角取り)を使っている。興和フォント使用局でもそれぞれの局によって縁の太さ等はそれぞれ違う。なお中国放送(RCC)は2000年ごろからデジタル放送によるマスター更新までは興和フォントだが文字の色はオレンジ色であった。
- また、独立UHF局では13局(GTV・GYT・TVS・ctc・MX・tvk・GBS・MTV・KBS・BBC・TVN・WTV・SUN)中、三重テレビ・テレビ和歌山の2局が依然興和を使用している。なお、かつては北海道テレビ(HTB)でも既存マスターをデジタル対応に改修した後も引き続きアナログ放送で興和フォント(デジタルは後期丸サークルエッジ)を使用していたが、2007年5月下旬に別のフォントに変わった。
- 現在民放では東海3県の一部・関西地方の一部・静岡県のみでしか見ることが出来ないが、2011年7月のアナログテレビ放送終了をもって興和フォントは完全に姿を消すことになる。CS放送のグリーンチャンネルでも、興和を使用していたが、HD化に伴いマスター改修を行った後に「後期丸フォント」に変更した。地方別での消滅は東北地方(最終使用日はIBCの2006年6月30日)を始め、北陸地方・甲信越地方・九州・沖縄地方・中国・四国地方(TSCの2006年11月19日)・北海道(HTBの2007年5月23日)・関東地方(GYTの2010年3月31日)の順になっている。
- 後期丸フォント
- 後述の「後期丸サークルエッジ」と比べ、少し文字の太さが細いのが特徴的。
- テレビ朝日(EX)、札幌テレビ(STV)、東北放送(TBC)、ミヤギテレビ(MMT アナログのみ)、仙台放送(OX アナログのみ)、秋田放送(ABS)、テレビユー福島(TUF アナログのみ)、信越放送(SBC)、とちぎテレビ(GYT)、チバテレビ(CTC)、テレビ神奈川(tvk)、TOKYO MX(MXTV)、北日本放送(KNB)、東海テレビ(THK 通常表示)、テレビ愛知(TVA 通常表示だが、CM中でしか表示しない)、三重テレビ放送(MTV デジタルのみ)、テレビせとうち(TSC デジタルのみ)、大分放送(OBS)、宮崎放送(MRT デジタルのみ)、琉球放送(RBC)等が使用。
- 東芝・NEC製ともに2004年頃運用開始のマスターで多用されている。
- また、このフォントはよく見ると2種類存在し、少し丸みを帯びたのと帯びていないものがあり(特に「5」で区別できる)、前者ではデジタル放送、後者はアナログ放送といった区別をする局もあったりするが、主に後者のほうが一般的である。
- 後期丸サークルエッジ
- 丸みを帯びた形のもので、地上デジタル放送移行により、使用する局はアナログ・デジタル共に増えつつある。大きさは局による違いがほとんど無く、ほぼ一定である。
- 使用している代表的な局は中京テレビ(CTV 通常表示だが、実質CM中や提供クレジットの表示中でしか表示されない)、北海道テレビ(HTB デジタルのみ)、青森朝日放送(ABA)、岩手朝日テレビ(IAT)、秋田朝日放送(AAB)、テレビユー山形(TUY)、山梨放送(YBS デジタルのみ)、テレビ山梨(UTY)、静岡第一テレビ(SDT)、テレビ信州(TSB)、長野朝日放送(abn)、新潟総合テレビ(NST)、テレビ金沢(KTK)、北陸朝日放送(HAB アナログのみ)、福井放送(FBC)、岐阜放送(GBS)、瀬戸内海放送(KSB)、南海放送(RNB アナログのみ)、テレビくまもと (TKU デジタルのみ) 、テレビ宮崎(UMK)、鹿児島讀賣テレビ(KYT デジタルのみ)が使用。NEC・パナソニック(旧松下)製デジタルマスターを導入している局で多く使われ、東芝製デジタルマスターを導入している局でも少数ながら使われている。
- 比較的多くの県で見られるフォントである。
- 非写植マール
- 丸文字のフォントである。大きさは少し小さめで、細い。文字も特徴的である。
- テレビ東京(TX)、毎日放送(MBS)、朝日放送(ABC)、テレビ大阪(TVO デジタルのみ)、山陰放送(BSS)、テレビせとうち(TSC アナログのみ)、福岡放送(FBS)、宮崎放送(MRT アナログのみ)が使用。NEC製2004年頃運用開始のマスターで多用されている。
- 東芝製ゴシックフォント各種(ゴシックアレンジ・東芝ゴシック・東芝デジ丸)
- ゴシックの種類のものである。東芝製デジタルマスターを導入している局で使われる。最近では、ゴシックアレンジ使用局が減り、少し変更を加えた東芝製のゴシックのフォント(通称:東芝ゴシック)がよく使われている傾向がある。
- 地方局のデジタルマスター更新で2005年頃から増え、関西テレビ(KTV[20])、北海道放送(HBC)、北海道文化放送(uhb)、テレビ北海道(TVh)、青森放送(RAB)、IBC岩手放送(IBC)、テレビ岩手(TVI、通常書体はCM中のみで本編はアナログ・デジタル共に全てカスタム表示)、岩手めんこいテレビ(mit)、秋田テレビ(AKT)、さくらんぼテレビジョン(SAY)、山形テレビ(YTS)、福島テレビ(FTV)、福島放送(KFB)、長野放送(NBS)、テレビ新潟(TeNY)、新潟テレビ21(UX)、放送大学、富山テレビ(BBT)、福井テレビ(FTB)、テレビ静岡(SUT デジタルのみ)、静岡朝日テレビ(SATV デジタルのみ)、びわ湖放送、KBS京都、奈良テレビ放送(TVN)、日本海テレビ(NKT)、山陰中央テレビ(TSK)、山口朝日放送(yab)、四国放送(JRT)、西日本放送(RNC)、テレビ愛媛(EBC)、あいテレビ、テレビ西日本(TNC)、TVQ九州放送(TVQ)、テレビ長崎(KTN デジタルは透過性あり)、長崎文化放送(NCC)、長崎国際テレビ(NIB)、熊本放送(RKK)、熊本朝日放送(KAB)、テレビ大分(TOS)、大分朝日放送(OAB)(TOSとOABの違いは文字の縁取りの太さ)、鹿児島放送(KKB)、沖縄テレビ(OTV)、広島・高知両県の民放各局などほぼ全国で見られる。またBSデジタル放送ではBSフジや2007年12月に開局したBS11デジタルでも使用されている。
- デジタル放送はアナログ放送と異なり丸みを帯びた独特なフォント(通称:東芝デジ丸ゴシック)で表示していることが多かったが、2006年に入ると同フォントを使用していた局のほとんどがアナログ放送と同様、東芝ゴシックに変更した。東芝ゴシックには、アナログ専用の物とデジタル専用の物がある(アナログ専用の物はやや縦長で、特に5の数字で見分けられる)。但し、KBS京都・サンテレビ・HBC(丸ゴシック)のようにアナログ放送でもデジタル専用フォントを使用している局もある。また、角ゴシックのものと丸ゴシックのものもある(例えば7の数字が、角ゴシックは曲線、丸ゴシックが直線)。
- 角ゴシック使用局…RAB・IBC・TVI・mit・放送大学・BS11
- 丸ゴシック使用局…AKT・HOME・TVA(太文字・カスタムフォント)・HBC(アナログ・デジタル共通だが、他局に比べてフォントが多少違う)・BSフジ
その他のフォント
- その他、様々なフォントを各テレビ局が独自として使用する場合もある。縁の太さに変化をつけたり、ゴシック風にしたり、丸文字風にしたり、パソコンで使われるものとまったく同じフォント(テレビ静岡(SUT)のアナログ放送はMSゴシックの半角(デジタルは東芝ゴシック)、TBSテレビは創英角ゴシック、フジテレビは「平成角ゴシック」)、東日本放送(KHB)はデジタル・アナログともTimes New Roman、山形放送(YBC)はローマンのイタリック体にしたりと多種多様である。
- テレビ埼玉(TVS)の地上デジタルでは、7セグメント表示(デジタル時計の一部で見られるものと同じ)を使用している。
- 中京テレビでは、2006年4月から同年8月まで、「中京テレビNewsリアルタイム」の番組内でアナログ時計による時刻表示を行っていたことがある。
- 南海放送のデジタルではヘルベチカの斜体を通常フォントとして使用している。
- 愛媛朝日テレビデジタルでは、NTC中丸ゴシックという、非写植マールや後期丸サークルエッジ(後者はアナログで2010年6月第3週まで使用していた。現在アナログでは、イワタUDボールド使用)に類似したフォントを使用している。
カスタム表示
早朝(カラーバー時)や午前中の情報番組でよく見られるもの。(一部の局では夕方のニュース番組でも実施。局によってはCMを除く時刻出しをする番組全てにおいてカスタム表示という場合がある)民放各局によって、時刻に様々なデザインや色などが施されており、そのデザインは多種多様である。サイズは一般的には通常表示より大きめとなっている。天気テロップとセットで表示される場合が多い。
また、テレビ局によって、カスタム表示がないところもある。(存在しない局は朝の時間帯も通常表示)
カスタム表示の代表としては時刻出しとしては異例の全国に送出している『めざましテレビ』の時刻出しが代表的である。『SmaSTATION』もアナログ時計で全国送出している。さらにテレビ岩手(TVI)・チューリップテレビ(TUT)は時刻出しをしている生放送番組でカスタム表示を行っている(CM中は通常書体。なお、テレビ岩手は2010年7月5日より完全レターボックス放送化したが、天気テロップの関係で同日より、カスタムフォントでの表示は行われていない。)。また新潟放送(BSN)、テレビ高知(KUTV)、南日本放送(MBC)も時刻出しをしている全ての時間帯が青色カスタム表示である(CM中は通常書体)。秋田放送(ABS)は『ズームイン!!SUPER』の時刻出しでカスタムフォント(MS 明朝の水色、CM中は通常書体)を使用している。東京メトロポリタンテレビジョンは開局後数年間、早朝に生の天気カメラ映像に文字ニュースを乗せていた「おはようMX」(後に「モーニングヘッドラインニュース」と改題)において、通常は興和フォントの時刻表示をしていたが、ごくたまにアナログ時計のCGを表示していた日もあった(映像がVTRになってからはなくなった)。
また、通常フォントと大きな変更点がないカスタムフォントを使用している放送局もあり、代表的なものは青森テレビ(ATV・デジタルのみ)・東北放送 (TBC) が縁の色を変更しているものをカスタムフォントとして使用している例がある。また、テレビ金沢 (KTK) は一部各局が通常フォントとして使用している後期丸サークルエッジをカスタムフォントとして使用している。通常フォントは同フォントで大きさは北陸放送 (MRO) の通常フォント並みに小さい。
また局のキャラクターも表示している局もあり、現在はテレビ山口(tys テレオン)のアナログのみが行っている。過去には北海道テレビ(HTB onちゃん)も行っていたが、現在は表示されていない。
NHKではおはよう日本などでのカスタム表示を一切行っていない。
地上デジタル放送への対応
地上デジタルテレビジョン放送では、放送局が電波を送信してから各受像機に画面が表示されるまでの間に、若干の遅延(約2秒間)が発生する。さらにワンセグ放送では、3秒以上遅延することも多い。このため、従来からの時刻出しの方法では正確な時刻の伝達が難しくなっており、ほとんどの民放では時刻表示の変化をフェード、文字の回転、せり上がりなどにして、遅延による影響を最小限にとどめている。NHKではアナログと同じく従来どおりの切り替わり方(クロスカット)である。クロスカット実施局では放送局側でタイムラグ発生分の秒数を早くずらしてアナログ放送と同じタイミングの切り替わりに合わせている。これはBSデジタル放送でも同様。岐阜放送の地上デジタル放送では2007年11月までシステムの都合上表示されなかったが、2007年12月1日の新マスター移行を期に表示を開始した。またサンテレビも2008年9月30日から地上デジタル放送でも時刻表示をした(それと同時にフォントも変更されている)
ちなみに、カスタムフォント使用+切り替わり方がせり上がりの放送局においては、せり上がっている最中にカスタムフォントと通常フォントが入れ替わる(CM入りやCM開け)と瞬間的に切り替わり方がクロスカットになる。
デジタル放送における時刻表示の切り替わり
※マークのついている局はアナログ放送でも実施されている。
- クロスフェード(入れ替わる数字のフェードアウトとフェードインが同時に起きる)
- ショップチャンネル・日本テレビ(NTV、日テレNEWS24も含む)・※TBSテレビ(王様のブランチ用カスタム・TBSニュースバードは文字の横回転)・フジテレビ(CX・BSフジも含む)・中京テレビ(CTV 通常表示)・中部日本放送(CBC)[21]・札幌テレビ(STV)・北海道文化放送(UHB)・青森テレビ(ATV)・ミヤギテレビ(MMT)・仙台放送(OX)・※秋田朝日放送(AAB カスタムフォント)・テレビユー福島(TUF)・群馬テレビ(GTV)・信越放送(SBC)・福岡放送(FBS)・くまもと県民テレビ(KKT)・南日本放送(MBC)・鹿児島テレビ放送(KTS)・琉球放送(RBC)
- クロスカット(アナログは大半の局が実施しており数字が瞬間的に変わる)
- NHK(地上波・BS全チャンネル 全国・ローカルを問わず・テレビ朝日(EX)・東北放送(TBC)・福島中央テレビ(FCT)・テレビ新潟(TeNY)・福井放送(FBC、デジタル放送のカスタム表示)・山陰中央テレビ(TSK)・愛媛朝日テレビ(eat)(かつてはせり上がり式だった)・長崎放送(NBC)・大分放送(OBS)・宮崎放送(MRT)
- フェードイン・フェードアウト(フェードアウトで消去後、フェードインで再点灯する)
- 時計全体をフェードアウト
- 青森放送(RAB)・テレビ岩手(TVI)・岩手めんこいテレビ(mit)・長野放送(NBS)・富山テレビ(BBT)・福井テレビ(FTB)・テレビ静岡(SUT)・西日本放送(RNC)・四国放送(JRT)・TVQ九州放送・長崎文化放送(NCC)・長崎国際テレビ(NIB)・熊本放送(RKK)
- 数字切り替え部分のみフェードアウト
- ※TOKYO MX・北海道テレビ(HTB)・※青森朝日放送(ABA)・※岩手朝日テレビ(IAT)・東日本放送(KHB)・※秋田朝日放送(通常フォント)・※テレビユー山形(TUY 通常フォント)・新潟総合テレビ(NST)・※だいいちテレビ(SDT)・※テレビ信州(TSB)・長野朝日放送(abn)・※テレビ金沢(KTK、アナログのみ)・※北陸朝日放送(HAB、アナログのみ)・※福井放送(FBC 通常フォント)・瀬戸内海放送(KSB 通常フォント)・※テレビ宮崎(UMK)・鹿児島読売テレビ(KYT 通常フォント)・琉球朝日放送(QAB)
- カットイン・フェードアウト(数字がフェードアウトで消去された後、瞬間的に再点灯する)
- 東海テレビ(THK)・中京テレビ(CTV カスタムフォント)
- カットイン・カットアウト(時計全体が瞬間的に消去された後、瞬間的に再点灯する)
- 現在は無し(2009年9月30日まで、BSフジが行っていた)
- 文字の回転
- 縦(垂直方向)
- 横(水平方向)
- テレビ東京(TX)・テレビ神奈川(tvk)・メ〜テレ・読売テレビ(ytv)・毎日放送(MBS)・朝日放送(ABC)・テレビ大阪(TVO)・秋田放送(ABS)・山形放送(YBC)・テレビ神奈川(tvk)・新潟放送(BSN カスタムは※)・北日本放送(KNB)・北陸放送(MRO)・石川テレビ(ITC)・三重テレビ放送(MTV)・山陽放送(RSK)・RKB毎日放送・サガテレビ(sts)・テレビ熊本(TKU)・グリーンチャンネル
- 文字のせり上がり(数字が徐々に上に上がっていくと同時に、下から次の数字が徐々に現れる)
- BS11デジタル・関西テレビ(KTV[20])・北海道放送(HBC)・テレビ北海道(TVh)・IBC岩手放送(IBC)・秋田テレビ(AKT)・山形テレビ(YTS)・※テレビユー山形(TUY カスタムフォント)・さくらんぼテレビ(SAY)・福島テレビ(FTV)・福島放送(KFB)・新潟テレビ21(UX)・山梨放送(YBS)・※テレビ山梨(UTY)・静岡放送(SBS)・あさひテレビ(SATV)・チューリップテレビ(TUT)・テレビ金沢(KTK)・北陸朝日放送(HAB)・福井放送(FBC、アナログ放送のカスタム表示)・びわ湖放送(BBC)・KBS京都・サンテレビ(SUN)・テレビ和歌山(WTV)・奈良テレビ(TVN)・岡山放送(OHK)・日本海テレビ(NKT)・中国放送(RCC)・広島テレビ(HTV)・広島ホームテレビ(HOME)・テレビ新広島(TSS)・山口放送(KRY)・テレビ山口(tys)・山口朝日放送(yab)・南海放送(RNB)・テレビ愛媛(EBC)・あいテレビ(iTV)・高知放送(RKC)・テレビ高知(KUTV)・高知さんさんテレビ(KSS)・テレビ西日本(TNC)・九州朝日放送(KBC)・テレビ長崎(KTN)・熊本朝日放送(KAB)・テレビ大分(TOS)・大分朝日放送(OAB)・鹿児島放送(KKB)・鹿児島読売テレビ(KYT カスタム)・沖縄テレビ(OTV)
- 文字のせり下がり(せり上がりとは逆で、数字が徐々に下に下がっていくと同時に、上から次の数字が徐々に現れる)
- 瀬戸内海放送(KSB カスタムフォント)
ワンセグ放送では、特に地上デジタルでクロスカットの切り替えをしている放送局を中心にNHK総合[22]の全放送局、NHK教育、青森放送、東北放送、テレビユー福島、福島テレビ、福島放送、テレ玉、信越放送、テレビせとうち、四国放送、高知放送、サガテレビ、長崎放送、長崎国際テレビ、テレビくまもと、テレビ大分は終日非表示(ただし「めざましテレビ」「SmaSTATION」「日テレNEWS24」など東京送出の時刻は表示)。過去にはテレビ北海道、山形放送、福島中央テレビ、岐阜放送、サンテレビジョン(GBS・SUNは開始当初デジタル放送自体表示なし)も終日非表示だった。逆にNHK教育、テレビ大分(「ハロー大分」のみ)は過去に表示を行っていた。それ以外はハイビジョン放送に準じて表示されている。
切り替わり方がせり上がりの局では、せり上がるスピードが局毎に異なり、TNCやKBCのように2秒で切り替わる局から、TOSや大分朝日放送(OAB)のように7秒かけて切り替わる局がある。
また、NHKで地上デジタル放送を実施している放送局では番組切り替え(または終了)の3秒前に表示が消える。しかし、「おはよう日本」では(朝と夜の)7時直前の時計の秒針が少しずつ進み、7時ちょうどにポーンという効果音が鳴る演出(いわば時報としての役目)があったが、これは7時ちょうどに7時を差す時計が出てくるだけの演出に変更になっている(正午のニュース〔12時〕の場合も同様)。これはもちろん、遅延が発生するためである。現在「NHKニュース7」は7時なったと同時に7時を示すアナログ時計方式を現行のものは2009年3月30日より使用しているが、地上デジタル、NHKワールドでは映像配信が若干遅れる(0.5~2秒 ワンセグは3~4秒)ため、7時を過ぎてからになる(地上アナログ放送でもデジタル中継回線を使用している関係から地域にもよるが、0.5~1秒の遅延が発生する)。また、通常時刻出しを行っていないワンセグでも遅れはあるが、この時のみ3番組いずれも時刻出しが行われる。
NHK総合、NHK教育のデジタル放送では7セグメント文字を使用していたが、視聴者から小さくて見づらいという声があり2007年10月1日から(一部地域ではこれより数日前から)ロダン文字(アナログ放送のような丸数字)に変更され[23]、さらに2009年5月11日より首都圏に限りアナログ放送と同じ大きさで「協会フォント」に変更となり、2009年9月28日より、全国に拡大となった。
なお、BSデジタル放送は7セグメント文字のまま変更されていないが、従来の地上デジタルよりも大きい文字となっている。
SD(従来型)画面への対応
両端に黒或いは灰色の縦帯(サイドパネル)が入るSD(4対3)画面の場合、(16対9のHD画面に合わせて)サイドパネルに「時」をかぶせる局と、中央側へ寄せて表示させる(従来のSD画面に合わせる形でサイドパネルに表示させない)局がある。前者では地デジTVでSD画面時に「サイドカット・セルフワイド」にした場合、時刻表示の「時」部分が切れて表示される。
ハイビジョン映像をアナログ放送にダウンコンバートした結果、レターボックス形式の放送になった場合、時刻表示の位置が16:9の画面におけるSD位置に移動する場合もある(例 北陸朝日放送や青森朝日放送などにおける、16対9で製作された「歴史街道」などの番組や日本民間放送連盟(民放連)などのCM。)。
時刻出しを実施しているBS民放やNHKの全放送波では当初からHD位置で表示しているが、地上アナログ放送強制レターボックス化によりテレビ番組のテロップも16対9のHD位置に表示され始めたことから、これまでSD位置に表示していた多くの民放テレビ局でHD位置に移動した。
現在、4対3のSD位置に表示する局{サイドパネルに「時」表示をかぶせず(従来のSD画面に合わせて)中央側に寄せて表示する}は、北陸朝日放送、KBS京都、中国放送[24]、広島テレビ[25]、広島ホームテレビ、テレビ愛媛となっており、他のテレビ局はほぼ全てHD位置に表示している。
海外での表示
この項目は「スカパー!」及び国内テレビ局に於いて海外ニュース映像の視聴による記述をしております。さらに詳細をご存知の方の加筆・修正をお願いします。 |
- アメリカでは、国内で東西間での時差がある関係で、ABCなどで、各時間(大西洋・東部・中部・太平洋の各標準時を東から順に表示。以後は日本国内の天気ループ形式で表示。)の表示を行っている。尚、時刻表示は12時間制で、午前は「X:XX AM(地域)」、午後は「X:XX PM(地域)」と表示している。又、日本で0時に相当する表示は、「12:XX AM(地域)」(深夜)・「12:XX PM(地域)」(昼)となっている。ただし、同じ米国内でも、アラスカ州とハワイ州の時刻表示は、3大ネットワークでは表示されない。
- イギリスBBCでは、左下部に「XX:XX」(例:8時30分なら0をつけて「08:30」)と表示している。なお、朝の放送において、日本国内向けの放送では、日本のテレビ局と同様に画面左上部に表示を行っている(但し表示は「0X:XX」)。
- 中国の国営テレビ局CCTVのニュース専門チャンネルは画面の左下に表示。時刻以外にも日付、曜日も表示される。また、中国国内のほとんどのテレビ局では毎時00分と30分の前後30秒ずつを、画面右上にデジタル数字で表示している。
- 韓国KBSでは、朝帯で日付・曜日の下に時刻を表示している。なお、KBSでもイギリスBBCと同様に「0X:XX」と表示する。
- 一部の発展途上国のテレビ局などでは、24時間式の表示を実施している。
脚注
- ↑ 日本放送協会 理事会議事録(平成21年6月16日)
- ↑ 日本放送協会第1097回経営委員会議事録(平成21年6月23日)
- ↑ 3.0 3.1 過去には昼帯・夜帯の表示を実施していた期間もある。
- ↑ 2009年7月中旬までは - 14:54.00<2009年度の金曜は - 12:55.00>
- ↑ 現在は13:20頃まで表示
- ↑ SBSでは1990年中頃過ぎまで表示
- ↑ (2007年10月1〜5日は13:56:00、同10月8日〜2008年3月28日までは14:52:00の表示開始だった)
- ↑ 2010年3月29日より。金曜16時台の「ラッキー!!」は2010年1月8日放送より。
- ↑ 17:50-18:16の『news every.』(全国ニュース枠)のみ
- ↑ 2007年からは大晦日の夜にダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!「笑ってはいけないシリーズ」を年またぎで放送の為、NNS系列局でも同様の対応を採る。
- ↑ 右上表示:1980年代後半ごろまでの札幌テレビや1980年代半ばから後半頃のTBSなどのJNN系列局や北海道文化放送、岡山放送や1990年代前半頃の北海道テレビ、並びに2006年7月31日までのびわ湖放送、現在の放送大学(実際に放送を行っているのは放送大学学園)テレビジョン放送やウェザーニュース(2007年5月31日まで。これ以降は時刻表示自体を中止。また、同局は珍しい24時制での時刻出しの常時表示を実施していた。さらにTBSニュースバードも24時制である。)
- ↑ (NHKで1978年4月2日まで、JNN系列局などは1980年代まで。また福井テレビは1997年8月まで)
- ↑ JNN系のRKB毎日放送は1980年代半ばから左上表示。
- ↑ ショップチャンネルなど。
- ↑ (2004年4月以降は11時台まで。ただしニュース番組は90年代以降緊急時や番組内コーナー(『土曜一番!花やしき』『ハピふる!』)を除いて全く表示されていない。)
- ↑ デジタルBS1・BS2、デジタルBShiでそれぞれ異なる。地上デジタル放送も開始当初はセグメント文字だったが、2007年10月1日からフォントワークス社「ロダン」の太いゴシック数字に変更し、2009年(首都圏では5月11日、地方では9月28日)に文字を大きくし、アナログ放送と同じ協会フォントへ変更した。なお、海外向けテレビ国際放送のNHKワールドTV、NHKワールド・プレミアムでは現地時刻との混同を避けるため、時報スーパーの表示は一切行われていない。ただし、NHKワールド・プレミアムでも選挙開票速報放送時と東日本大震災の特設ニュース放送時は東京送出のデジタル総合テレビの放送映像をそのまま使用したため、時報スーパーもそのまま表示された。
- ↑ 表示位置は4:3位置のまま。その代わりにアナログ終了告知文章がやや短くなり、左上を空けるようにした。『やじうまテレビ』の一部時間帯(6:50頃~7:40頃)において天気ループ表示時のみアナログ終了告知と"アナログ"ウォーターマークを消去する措置をとっている。
- ↑ 札幌市・東京都心・名古屋市・福岡市が多い
- ↑ 全国ニュース「JNN News i」はJNNのシンボルマーク「ジーン」を画面右下に表示し、且つ時刻出し時間帯のニュースは時刻表示を消去した上で動画配信している。
- ↑ 20.0 20.1 2009年7月14日から。それ以前はアナログが興和、地デジが後期丸フォント(切り替わりは縦回転)で表示位置は4:3。
- ↑ 2010年7月5日から。それ以前の切り替わりはフェードイン・フェードアウトの数字切り替え部分のみのフェードアウトであった。
- ↑ 但し、2011年3月12日と13日の2日間のみ「東北地方太平洋沖地震」関連報道では、ワンセグでも時刻表示を行った。
- ↑ みなさまの声にお答えします | ご要望にお応えしました,NHKオンライン
- ↑ カスタム表示時や時表示が2桁の時はサイドパネルにかぶさる
- ↑ 2010年9月6日より若干左寄りに変更し、平日朝実施のカスタム表示ではサイドパネルに被さっている
関連項目
- 時報
- 興和(同社がテレビ局の時刻表示発生装置〔商品名:タイムビデオコーダー〕を開発し「興和フォント」という別称が付くようになった)
- 地上デジタルテレビジョン放送
- ニュース系列
- ローカルニュース動画配信実施局一覧
外部リンク
- :ksq ave.1 とけリス(全国のテレビ局の時刻表示を収集した個人サイト)